JPS62367A - 不燃建造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は不燃構造の倉庫、工場コンピューター室、金庫
等の建造物に係るものである。

（従来の技術） 最近センサー、コンピューター、ロボット等の発達に伴
ない、倉庫、工場等の無人化が進んでいる。

しかしながらこのような無人建造物においても、建物自
体は従来の有人倉庫、工場と何等異なるところがないの
が現状である。例えば火災対策についてみると、従前通
電自動火災報知器やスプリンクラ−を設置し、建築構造
も耐火、不燃構造とする対策がとられている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら前記の対策は、火災発生後の事後対策であ
って、完全に火災をなくすことはできない。しかも人間
による防火、消火ができない無人倉庫、工場にあっては
抜本的な火災対策が望まれる。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような問題点を解決する几めに提案され友
もので、建造物内部の酸素濃度を検知する酸素濃度セン
サー、同センサーの検知信号を受けて作動する制御装置
、同制御装置の制御信号を受けて建造物内に不燃性ガス
を供給する不燃性ガス供給装置、及び／ｌたは前記制御
装置め制御信号を受けて建造物内の酸素量を低減乃至除
去する酸素除去装置よりなることを特徴とする不燃建造
物に係るものである。

（作用） 本発明は前記したように構成されているので、建造物内
の酸素濃度を前記酸素濃度センサーで検知し、指定濃度
を超えている場合はこの検知信号を前記制御装置で受け
、同装置から前記不燃性ガス供給装置に制御信号を発し
て同装置よシ窒素。

二酸化炭素、アルゴン等の不燃性ガスｔ−建造物内に送
るか、或いは前記酸素除去装置に制御信号金発して建造
物内の空気中の酸素を除去するか、或いはこのように酸
素の除去された空気と前記不燃性ガスを建造物内に供給
し、火災の発生を未然に防止するものである。

抑々火災は可燃性と酸素とがあって始めて発生するもの
であって、２つのうちどちらが欠けても発生し得ない。

従って防火のために可燃物の周囲から酸素を除去すれば
よいが、人間は呼吸のために２０チ、最低でも１８−程
度の酸素が必要であるため、大気中の２１％の酸素を除
くことは通常不可能である。

しかし無人倉庫、無人工場等では人間がいなくなるので
、本発明が可能となるものである。

（発明の効果） このように本発明によれば建造物内の酸素濃度を検知し
、この検知信号を受けて制御装置によル不燃性ガス供給
装置及び／または酸素除去装！１−制御して、前記建造
物内の酸素濃度を低減することによって無人の前記建造
物の不燃化を図ることができるものである。

（実施例） 以−下本発明を図示の実施例について説明する。

第１図において（１）は無人倉庫で、庫内に酸素濃度セ
ンサー（２）が配設されている。更に庫内及び庫外に夫
々圧力センサー（３）（４）が配設され、同各センサー
（３１（４）及び前記酸素濃度センサー（２）の検知信
号を受けた制御装置（５）が後述の制御信号を発生する
ようになっている。

庫内の排気口（６）には排気ファン（７）に通ずる管路
が接続され、同管路は外気排出口（８Ｊ及び外気導入口
（９１に通ずる管路が岐出され、更に不燃性ガス供給装
置（ｌα、酸素除去装置′１ｌ（ｉｌｌ並に給気ファン
α４に接続され庫内に設けた給気口（１３に接続きれて
いる。

図中ａ４Ｊ（１５１・・・（至）は前記各管路に介装さ
れたダンパーである。

更に前記倉庫（１）には差圧ダンパＱυが配設されてい
る。

図示の実施例は前記したように構成されているので、庫
内の酸素濃度を酸素濃度センサー（２）で検知し５、指
定濃度を超えている場合には、制御装置（５）から給気
７アン０ｚ排気フアン（７）及びこれに附属するダンパ
に゛制御指令が発せられ、庫内の酸素濃度が調整される
。

この際、給気側は、不燃性ガス供給装置ａαより供給さ
れる窒素、二酸化炭素、アルゴン等の不燃性ガス、外気
、及び回収空気から酸素除去装置Ｃ１）ｌによって酸素
を除去されたものを単独、若しくは混合して給気ファン
ａりによって庫内に送シ込む。

一方、排気側では排気ファン（７）によって酸素濃度条
件の会わない内部空気を外部へ排除、または再使用のた
めに酸素除去装置ａυに回収し、かくして庫内の酸素濃
度を低減することによって、前記倉庫の不燃化を図るも
のである。

なお通常の可燃物は酸素濃度が１０％以下では発火しな
いため、庫内の酸素濃度の上限ｔ−１０％とするが、保
管物の可燃性や重要性に応じて酸素の不燃性ガスへの代
替、を高めるもので、例えば貴重な昔のフィルムの保管
等に際しては、自然発火の惧れもあるので、酸素濃度全
０とすることもある。

また外部酸素の庫内への流入を防止するため、前記倉庫
の天井、壁、床の気密性を高め、出入口は図示の如く気
密性の二重群（ハ）等によるインタロックシステムとす
る。

更に倉庫内圧が外気圧よりも正圧である場合の方が外部
酸素の庫内への流入を防止し易いので、圧力センサー（
３）（４）によって倉庫の内部圧と外部圧とを検知し、
制御装置（５）からの指令で給気側、排気側、差圧ダン
、＜（２υを調整し、庫内を所定の正圧状態に保持する
。

なお機械の保守、点検等で人間が庫内に入る必要がある
場合、外気または酸素を庫内に送り、酸素濃度を一時的
に１８．１以上に上げる。また人間が入らなければなら
ない空間を内部区劃して、酸素濃度を変更する空間を少
なくして省エネルギを図ることもできる。更にまた、酸
素濃度を変えられない場合には、酸素マスクを着用した
人間またはロボットによる内部作業となる。

第２図及び第３図は本発明の適用される倉庫の構造上水
し、商品の入出庫は無人スタッカークレーン０１）、無
人台車０）、移載ロボット等で行なわれ、出入口は２重
扉（ハ）によるインターロックシステムとして、内部の
不燃ガスの流出と酸素の流入を防止している。図中ＧＯ
はラックを示す。

第４図は無人倉庫、無人工場の建屋を空気膜（４１）よ
り構成した場合を示し、出入口は２重扉（６）によるイ
ンターロックシステムとしている。図中＠東は無人台車
である。

図示の実施例においては、送風機（４荀によって不燃性
ガスを供給すると、空気膜構造の不燃倉庫、工場が構成
される。

空気膜構造の場合、内部を正圧にコントロールしている
ため、自然に外気中の酸素の流入を防止することができ
る。

更に萬−１外部からの火災等によって空気膜（４１）に
穴があいた場合、同大から不燃性ガスが噴出して消火す
ることができる。

以上本発明ｆ、実施例について説明したが、本発明は勿
論このような実施例にだけ局限されるものではなく１本
発明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施
しうるものである。

【図面の簡単な説明】

第４図は本発明に係る不燃建造物の一実施例を示す縦断
面図、第２図は本発明の適用された倉庫の平面図、第３
図はその縦断側面図、第４図は本発明の他の実施例を示
す縦断面図である。 （１）・・・無人倉庫、（２）・・・酸素濃度センサー
、（５）・・・制御装置、（７）・・・排気ファン、α
α・・・不燃性ガス供給装置、ａＤ・・・酸素除去装置
、　（１２＋・・・給気７アン。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）建造物内部の酸素濃度を検知する酸素濃度センサ
   ー、同センサーの検知信号を受けて作動する制御装置、
   同制御装置の制御信号を受けて建造物内に不燃性ガスを
   供給する不燃性ガス供給装置、及び／または前記制御装
   置の制御信号を受けて建造物内の酸素量を低減乃至除去
   する酸素除去装置よりなることを特徴とする不燃建造物
   。
2. （２）建造物の内圧及び外圧を検知する各圧力センサー
   、及び差圧ダンパーを有し、前記各圧力センサーの検知
   信号を受けた前記制御装置によつて前記差圧ダンパー及
   び給気、並に排気装置を制御して建造物内部を所定の正
   圧状態に信持するように構成された特許請求の範囲第（
   １）項に記載の不燃建造物。
3. （３）建屋構造を空気膜構造とした特許請求の範囲第（
   １）項及び第（２）項に記載の不燃建造物。