JPS6236794Y2 - - Google Patents

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JPS6236794Y2
JPS6236794Y2 JP5551483U JP5551483U JPS6236794Y2 JP S6236794 Y2 JPS6236794 Y2 JP S6236794Y2 JP 5551483 U JP5551483 U JP 5551483U JP 5551483 U JP5551483 U JP 5551483U JP S6236794 Y2 JPS6236794 Y2 JP S6236794Y2
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JP
Japan
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water
compressed air
tank
pipe
freezing
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JP5551483U
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JPS59162489U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船舶における清水タンクや海水バラス
トタンクのような水タンクの凍結を防止する装置
に関する。
船舶における水タンクには低温地域での凍結を
防止することが必要である。このために従来は次
のような方法を採用している。
(1) タンク内に加熱装置を設けてタンク水を加熱
する。
(2) タンク底部に多数の圧縮空気放出ノズルを配
置し、エアーバブル作用によつてタンク水を撹
拌して凍結を防止する。
(3) 水中ポンプもしくは外部ポンプによりタンク
水の一部を循環させて凍結を防止する。
しかしながらこれらの方法ではそれぞれ次のよ
うな問題点がある。
(1) タンク全体を加熱するにはかなりの熱量が必
要で不経済である。電気的加熱手段では電力消
費量が、また蒸気との熱交換を利用するには蒸
気消費量が非常に大きくなる。後者ではさらに
蒸気配管が長大となつて装備が面倒となる。
(2) エアーバブル作用によつて凍結を防止するに
は大量の圧縮空気が必要となるうえ、ノズルや
配管等の装備が面倒である。
(3) 水中ポンプの場合は信頼性の点およびメイン
テナンスの点で問題がある。外部ポンプの場合
は配管が長大となり、ポンプ、給停装置、バル
ブ類を配設する上で問題を生じる。
これらの何れの方法においても装備コストが大
きくなり、好ましくない。
本考案の目的は上述した従来技術における欠点
を排除し、簡単な構造で且つ経済的な凍結防止装
置を提供することである。
このために本考案は、水タンク内に底部付近か
ら頂部付近まで揚水管を延在させて配設し、揚水
管の下部を底部付近にて開口させるとともにタン
ク水上面から突出せる上部にはタンク水上面へ向
けて放水する放水口を備え、さらに揚水管の下部
付近にて揚水管内へ圧縮空気を供給するための圧
縮空気供給装置を配備して構成し、揚水管内に供
給される圧縮空気の上昇によつてタンク水が揚水
管を通して上方向へ流れる(揚水する)ように循
環させ、この上方向へ流れるタンク水をタンク水
表面上へ放出することで表面での凍結を防止する
ようにしたことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して実施例につき説明す
る。
第1図において符号1はタンク本体を示し、符
号2はタンク水を示す。揚水管3は下端部が底部
付近にて開口され、上端部がタンク水表面から突
出するように上下に延在させて配設されている。
揚水管3の上端部にはタンク水表面上に向けて放
水口4が形成されている。放水口4を別途製作し
て揚水管3に取付けることが勿論可能である。
揚水管3の下端開口3Aを通して揚水管3内部
に圧縮空気(気泡10で示す)を供給するため
に、圧縮空気供給装置が備えられる。圧縮空気供
給装置はここでは圧縮空気供給源(図示せず)
と、揚水管3の下端内部へ圧縮空気を導びく供給
管5と、供給管5で導びかれた圧縮空気を好まし
い気泡10として放出するためのノズル6と、バ
ルブ装置7とを有して構成されている。
このように配備した揚水管3、放水口4、圧縮
空気供給装置から構成される凍結防止装置の作動
を以下に説明する。
圧縮空気供給源から圧縮空気を供給管5を通し
て供給し、ノズル6から揚水管3内へ放出する。
この作動は適当な制御装置によつて凍結防止作動
を必要とする時に行われる。ノズル6から適当な
気泡10として放出された圧縮空気は揚水管3内
を上昇する。この気泡10の上昇により、揚水管
3内のタンク水も上昇すなわち揚水され、放出口
4から水面上に放出される。揚水管3にはタンク
水が開口3Aを通して流入し、揚水および放出が
連続して行われることになる。水面上に放出され
たタンク水は水面付近のタンク水を撹乱し、凍結
を防止する。
上述した如き本考案による凍結防止装置は構造
が簡単で安価にでき、装備コストも低減できる。
水面付近の撹乱で効率良く凍結防止できる。作動
制御も例えばバルブ7の如きバルブ制御だけで行
え、簡単且つ確実となる。また運動部分が全くな
いので、信頼性が高く保守点検も格段に簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体的な概略
構成図。 1……タンク、2……タンク水、3……揚水
管、4……放水口、5……供給管、6……ノズ
ル、7……バルブ、10……気泡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水タンク内にて底部付近から頂部付近まで延在
    され、下端が底部付近で開口するとともに上端に
    は水面上に放水するための放水口を設けられた揚
    水管と、揚水管の下部にて揚水管内に圧縮空気を
    導入するための圧縮空気供給装置とを有して構成
    されたことを特徴とする水タンク凍結防止装置。
JP5551483U 1983-04-15 1983-04-15 水タンク凍結防止装置 Granted JPS59162489U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5551483U JPS59162489U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 水タンク凍結防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5551483U JPS59162489U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 水タンク凍結防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59162489U JPS59162489U (ja) 1984-10-31
JPS6236794Y2 true JPS6236794Y2 (ja) 1987-09-18

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ID=30185841

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5551483U Granted JPS59162489U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 水タンク凍結防止装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4634056B2 (ja) * 2004-03-10 2011-02-16 三菱重工業株式会社 Lng気化装置及び方法

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Publication number Publication date
JPS59162489U (ja) 1984-10-31

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