JPS623642Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この案は風呂の水位・温度・入浴時間を管理し
最適水量・最適温度、最適入浴時間を報知制御し
て入浴準備を合理化すると共に適宜な入浴時間を
報知させて入浴を管理できるようにしたものであ
る。

以下実施例について説明すると、１は浴槽、２
は壁、３は検知装置で比重の軽い材質により水に
浮くように形成された浮子４と該浮子４に内蔵し
たサーミスタ等の温度検知器５と、浮子４に内蔵
され浮子４の傾斜に応じて開、或いは閉路するス
イツチ６と浮子４をスイツチ６が動作するように
水面に浮かせる重心位置を与える重鍾７とを内蔵
している。８は検知装置３を懸吊する紐で浴槽１
の周縁部９に取付けられるホルダー１０に連結さ
れ、紐８の長さを調節することにより検知装置３
の水面位置を設定させる。１１はホルダー１０の
支持片で弾性を有しており、浴槽１の周縁部９と
摩擦係止される。１２は処理装置で機筐１３内に
収納されて浴室の壁面に取付けられたり、或いは
浴室外の壁面に備えられる。又この処理装置１２
は検知装置３からの温度検知器５の温度信号と、
スイツチ６からの水位信号と別に出力される時間
信号とを与えて、それぞれ機筐１３面に設けられ
たキーボード１４によりインターフエイスを介し
て予かじめ加えられた条件と比較し、それぞれ一
致信号を出力させるものであり、この出力により
時間を表示する表示器１５、温度を表示する表示
器１６、ブザ、ランプ等の警報器１７を制御させ
る。

次に使用について説明すると、第１図の使用例
の如く取付けておき、キーボード１４により希望
温度をデーターとして入力させ、これを表示器１
６により表示させると共に、次に入浴時間を希望
入浴時間だけデーターとして入力させ、この時間
を表示器１５により表示させる。そしてこれらの
作業の前にはすでに浴槽水位を設定させる為の検
知装置３の位置が決定されているのが望ましい。
又この表示器１５・１６は設定された時間或いは
温度の表示を行なうが、この表示とは別に設定値
に達した場合、ランプ１７、ブザー１８によつて
も報知される。そして浴槽１に給水し水位が検知
装置３にまで達すると検知装置３が回動してスイ
ツチ６が動作し、水位の信号を処理装置１２に与
えて警報器１７を作動させ水位が規定に達したこ
とを警知する。そして浴槽１の水温を温度検知器
５によつて検知して、表示器１６により表示し温
度が設定値以外の時は同時にランプ、ブザー等の
警報器１７を作用させて注意を促すものである。
又入浴設定時間はスタート時間から加算され順次
表示すると共に設定時間のカウントに達すること
によりこれを警報器１７により報知して注意を促
すことができる。

この考案は以上のように構成され、浴槽内に浮
かべられる浮子体に温度検知器と傾斜に応じて
ON・OFF動作するスイツチと浮子体を一定方向
に指向させる重鍾を備えて検知装置を形成し、検
知装置よりの信号は、浴室の壁面等に取付けら
れ、すくなくとも温度・水位・時間の条件を予か
じめ任意に設定される処理装置に与えて処理結果
を出力させ、浴槽の水温の表示器・時間の表示
器・水位警報器などの制御機器を制御させたの
で、入浴に際して水位を何度も確認することなく
最適水位を報知して便利なものであり、風呂の温
度と入浴時間をセツトしておけば風呂の沸かす場
合などに沸き上がりを自動的に報知して無駄な燃
料の使用をなくして経済的なものであり、又給湯
時に給湯温度を知り得たり、水温の低下を知るこ
とができて都合が良く、更に入浴時間を予かじめ
セツトしておけば最良の浴時間を知ることができ
て健康管理の上で効果のあるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の構成図、第２図は要部の説
明図、第３図は電気構成図である。 １は浴槽、３は検知装置、５は温度検知器、６
はスイツチ、１２は処理装置、１５，１６は表示
器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴槽内に浮かべられる浮子体に温度検知器と傾
   斜に応じてON・OFF動作するスイツチと浮子体
   を一定方向に指向させる重鍾を備えて検知装置を
   形成し、検知装置よりの信号は浴室の壁面等に取
   付けられすくなくとも温度・水位・時間の条件を
   予かじめ任意に設定される処理装置に与えて処理
   結果を出力させ、浴槽の水温の表示器、時間の表
   示器、水位警報器などの制御機器を制御させて成
   る風呂の管理装置。