JPS6235167Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデイスケツトを所定位置まで挿入する
とハブとコレツトとでそれをクランプし、排出ス
イツチを押すとデイスケツトを釈放して自動的に
排出させる装置に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

従来公知のフレキシブル・デイスクを使用する
磁気記録装置では、フレキシブル・デイスクを収
容したデイスケツトを挿入口から入れて前蓋を閉
じると、ハブとコレツトとでデイスケツトを挾持
してクランプし、前蓋を開くと、ハブとコレツト
が離れ、手で取り出すことができるように構成さ
れたものであるが、操作性が悪かつた。

そこで、本考案は、操作性がよく、しかも確実
にデイスケツトをクランプし、且つ外部からのコ
ントロールが簡単に行えるものを提供しようとす
るものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は前記の問題点を解決するため次のよう
に構成したものである。

即ち、本考案はシフトレバーによつて開閉する
ハブとコレツト、前記シフトレバーにクランク部
を係合させたクランクシヤフト、このクランクシ
ヤフトを駆動するギヤードモータ、前記クランク
シヤフトの軸部に摺動自在に装着しデイスケツト
の受部を有するコ字状のスライダー、このスライ
ダーの前後のアーム間の前記クランクシヤフトの
軸部に固定し後面に段部と突部を設けたストツパ
ー、前記スライダーに取付けられ且つ側面が常に
前記クランクシヤフトの方向に弾圧され、デイス
ケツトの挿入時は前端が前記ストツパーの後面と
係合し、次いでクランクシヤフトの回動により前
記段部に前端が係合し、また取出し時クランクシ
ヤフトの回動により前記前端が段部から離脱する
ラツチ板バネ、前記スライダーの前部アームとス
トツパー間に設けたデイスケツト排出用コイルス
プリング、デイスケツトが所定位置に挿入された
ことを検知して前記ギヤーゴモータを正転起動さ
せる検知スイツチ、前記ハブとコレツトとが合体
した時前記ギヤードモータを停止させる検知スイ
ツチ及び前記ギヤードモータを逆転させる排出ス
イツチを具備して成る磁気記録装置におけるデイ
スケツトの自動クランプ及び排出装置である。

〔実施例〕

以下本考案の実施例を図面に基づき説明すれば
次の通りである。

第１図は実施例の斜視図で、１はデイスケツト
挿入口、２は使用中表示ランプ、３は排出スイツ
チである。

第２図はデイスケツトＤを挿入した時の要部構
造を示す拡大斜視図で、４は記録読出時に図示し
ないベルトを介してモータにより駆動されるハ
ブ、５は上端を器枠に固定したガイドピン６に昇
降自在に取付けられたコレツト、７は左側を器枠
に取付け、右側に設けた２又部８をコレツトのボ
スに設けた溝９に係合させた板バネ製シフトレバ
ー、１０はクランク部１１をシフトレバー上面に
設けた〓状の係止片１２とシフトレバーの上面間
に挿入させたクランクシヤフトである。

このクランクシヤフト１０は正逆転ギヤードモ
ータ１３によつて駆動され、軸部１０ａには後端
に段部１４ａと突部１４ｂを設けたストツパー１
４と、ヘツドロードカム１５が固定されている。

１６は前後のアーム１６ａ，１６ｂを前記スト
ツパー１４を挾むようにクランクシヤフト１０の
軸部１０ａに摺動自在に取付けたスライダーで、
先端が前記ストツパー１４の後面と係合するラツ
チ板バネ１７と、下方に突出させたデイスケツト
受部１８と、前記ラツチ板バネ１７により動作
し、図示のようにラツチ板バネ１７の先端がスト
ツパー１４の後面と係合した時、オンとなるデイ
スケツト・セツト検出スイツチ１９が設けられて
いる。

２０はストツパー１４の前部とスライダー１６
の前部アーム１６ａ間のクランクシヤフト１０の
軸部１０ａに装入されたデイスケツト排出用コイ
ルスプリング、２１はシフトレバー７の上面に設
けた検知スイツチで、クランク部１１によつて作
動し、作動するとオフとなつて、前記ギヤードモ
ータ１３を停止させる。

２２は板バネ２３を介して器枠に固定され、前
記カム１５によつて擺動されるデイスケツト抑止
板、２４は下面に磁気ヘツドを設けたヘツドアー
ムである。

次にその動作について第３図の動作説明図を参
照し乍ら説明すれば、デイスケツトＤを挿入する
前はスライダー１６は第３図のの位置にある。
そしてデイスケツトＤを挿入口１に挿入すると、
その前縁がスライダー１６に設けた受部１８に当
り、デイスケツト排出用コイルスプリング２０に
抗して更に挿入すると、ラツチ板バネ１７の前端
（自由端）が第２図及び第３図に示すように、
ストツパー１４の後面と係合し、ストツパー１４
とスライダー１６から成るホツプアツプ装置がセ
ツトされ、同時にラツチ板バネ１７が右方に移動
するため、検知スイツチ１９がオンとなり、ギヤ
ードモータ１３が正転起動する。

このギヤードモータ１３の起動により、クラン
クシヤフト１０が時計方向に回動し、そのクラン
ク部１１により、シフトレバー７を介してコレツ
ト５を降下させ、ハブ４とデイスケツトＤを挾
む。

そして、このデイスケツトのクランプ完了時
に、クランク部１１が検知スイツチ２１を作動さ
せてオフとし、ギヤードモータ１３を停止させ使
用状態となる。

一方、クランクシヤフト１０の回動によりスト
ツパー１４が回動し、その後面に設けた段部１４
ａに第３図に示すようにラツチ板バネ１７の先
端が係合してラツチ状態となる。

デイスケツトＤの排出時に、排出スイツチ３を
押すと、ギヤードモータ１３は逆回転を始め、コ
レツト５はシフトレバー７を介して上昇する。一
方ストツパー１４の突部１４ｂが逆回転と共に段
部１４ａと係合しているラツチ板バネ１７を擺動
して離脱させるので、デイスケツト排出用コイル
スプリング２０の反撥力によりデイスケツト受部
１８と係合しているデイスケツトＤはスライダー
１６により押し出される。またラツチ板バネ１７
が擺動された時、ラツチ板バネ１７が検知スイツ
チ１９を押してオフにするため（第３図の状
態）、ギヤードモータ１３は停止する。

〔考案の効果〕

以上のように、この装置によれば、デイスケツ
トＤを所定位置まで挿入すると、確実にハブ４と
コレツト５でクランプして使用状態にし、排出ス
イツチ３を押すと、デイスケツトＤが飛び出して
来るもので、操作性は従来装置に比し非常に優れ
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案実施例の斜視図、第２図は要部の
拡大斜視図、第３図はスライダーの動作説明図で
ある。 １……デイスケツト挿入口、３……排出スイツ
チ、４……ハブ、５……コレツト、７……シフト
レバー、１０……クランクシヤフト、１３……ギ
ヤードモータ、１４……ストツパー、１６……ス
ライダー、１７……ラツチ板バネ、１９及び２１
……検出スイツチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シフトレバー７によつて開閉するハブ４とコレ
   ツト５、前記シフトレバー７にクランク部１１を
   係合させたクランクシヤフト１０、このクランク
   シヤフト１０を駆動するギヤードモータ１３、前
   記クランクシヤフト１０の軸部１０ａに摺動自在
   に装着しデイスケツトＤの受部１８を有するコ字
   状のスライダー１６、このスライダー１６の前後
   のアーム１６ａ，１６ｂ間の前記クランクシヤフ
   トの軸部に固定し後面に段部１４ａと突部１４ｂ
   を設けたストツパー１４、前記スライダー１６に
   取付けられ、且つ側面が常に前記クランクシヤフ
   ト１０の方向に弾圧され、デイスケツトＤの挿入
   時は前端が前記ストツパー１４の後面と係合し、
   次いでクランクシヤフト１０の回動により前記段
   部１４ａに前端が係合し、また取出し時クランク
   シヤフト１０の回動により前記前端が段部１４ａ
   から離脱するラツチ板バネ１７、前記スライダー
   １６の前部アーム１６ａとストツパー１４間に設
   けたデイスケツト排出用コイルスプリング２０、
   デイスケツトＤが所定位置に挿入されたことを検
   知して前記ギヤードモータ１３を正転起動させる
   検知スイツチ１９、前記ハブ４とコレツト５とが
   合体した時前記ギヤードモータ１３を停止させる
   検知スイツチ２１及び前記ギヤードモータ１３を
   逆転させる排出スイツチ３を具備して成る磁気記
   録装置におけるデイスケツトの自動クランプ及び
   排出装装置。