JPS6234989Y2 - - Google Patents

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JPS6234989Y2
JPS6234989Y2 JP894482U JP894482U JPS6234989Y2 JP S6234989 Y2 JPS6234989 Y2 JP S6234989Y2 JP 894482 U JP894482 U JP 894482U JP 894482 U JP894482 U JP 894482U JP S6234989 Y2 JPS6234989 Y2 JP S6234989Y2
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JP
Japan
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dryer
transfer
cylinder
rotating cylinder
drying
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JP894482U
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JPS58113750U (ja
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  • Coke Industry (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転筒内に多数の加熱管を軸心と平
行的に内蔵させた搬送機構を有するコークス炉原
料粉炭用間接加熱管付回転乾燥機に関し、その目
的は回転筒における被乾燥物の滞留を防止し、所
期の移動速度で大量な乾燥処理を達成できる乾燥
機を提供することにある。
通常スチームチユーブドライヤーと呼ばれるこ
の種の乾燥機は、容積当りの加熱面積が大きく、
乾燥能力が大きく、しかも伝熱速度が高く、排気
ガスの処理設備を必要としない、さらに運転操作
が容易であるなどの利点がある。
またこの乾燥機は通常10〜30mの長さとされ、
回転筒内において熱媒により加熱された加熱管と
湿潤粉体または粒状体とを接触させて乾燥させ、
回転筒の回転および傾斜により順次排出口に移動
させながら連続的に乾燥させる装置である。周知
のように、あらゆる粉体はその湿潤度合により安
息角などの数値によつて代表される流動特性が異
なり、一般的に水分が高ければ流動性が悪く、乾
燥すれば流動性が良くなる。しかるに、前記乾燥
機はその本来の特性からして、入口部分にはウエ
ツトな粉体が、出口部分にはドライな粉体が存在
するものであるから、たとえ回転数や傾斜度を実
用的範囲内で変えたとしても、粉体の流動性の差
により移動速度差が生じ、円筒内の長手方向につ
いて滞留量の偏分布が生じる。
これを第1図〜第3図によつて説明すると、1
は回転筒、2は加熱管で、回転筒1の一端に被乾
燥物投入口3を有し内部にスクリユーコンベア4
が内装された投入部5が配され、ここから供給さ
れた被乾燥物Aは多数の加熱管2と接触しながら
乾燥操作を受け、乾燥物出口6から排出される。
このとき、前述の理由によつて、図面に示すよ
うに、回転筒1の入口部では被乾燥物C′が高い
山となつて滞留し、投入部5の高さ位置が決まつ
ているためそれ以上高い山は生ぜず、それが出口
側へ円滑に移動せず、入口側で山を生じたままそ
こに滞留することとなる。
他方、この種の乾燥機では、伝熱係数によつて
伝熱面積を決め、大きさを決めている。もし入口
の水分が高ければ、同じ処理量を達成するために
は、伝熱面積を大きくし、結局回転筒の径を大き
くする必要がある。ところが、コークス炉石炭の
予備乾燥を行うような場合のように、流動性が悪
く水分が比較的少い粉体を扱う場合がある。水分
量が少なければ、それだけ伝熱面積が少くて足
り、回転筒の径が小さくてよい。にもかかわら
ず、これを大量に処理しようとする場合には、前
述の滞留がある故に、所要の回転筒径以上の大型
の乾燥機をもつて処理せねばならず、経済的でな
い。
本考案は、前記従来の問題点を一挙に解決した
もので、その概要は回転筒内の供給側に移送羽根
を設け、装入された被乾燥物を順次出口に向つて
移送させ、その入口部での滞留を防止して本来持
つている乾燥機の大きさを変えることなく乾燥処
理の増大を図らんとするものである。
以下本考案を第4図以降に示す具体例によつて
説明すると、第4図に示すように、回転筒1内の
入口部すなわち供給側に、被乾燥品たとえば前述
のコークス炉装入前において予備乾燥を行うため
のコークス炉用石炭(粉炭)Cをスクリユーコン
ベア4から受けて出口6へ向けて移送させる移送
羽根7が回転筒1に対して一体的に設けられてい
る。
移送羽根7は、第7図および第8図のように、
加熱管サポート板10において支えられた最内方
の加熱管2に、その長手方向と所定角度傾斜した
円弧板状の単位移送羽根7をたとえば平行状配置
をもつて複数溶接等により一体化させ、回転筒1
の回転に伴つてこれら移送羽根も一体的に回転す
るようになし、スクリユーコンベアと同様な移送
原理によつて、コークス炉用石炭Cを順次移送す
るよう構成されている。
移送羽根7を回転筒1に対して一体化させるに
当つては、第9図のように回転筒1に固定された
サポート板10に固定したり、第10図のように
別の支持片11により支えるようにしたり、第1
1図のように最内の加熱管2にアングル材12を
介して固定するなど、適宜の態様が選択される。
また移送羽根7の下端は、回転筒1内面まで達し
ていてもよい。
一方、加熱管2内には熱媒体として、有機熱媒
油(たとえば「サーモS」)を通すのが、大量の
乾燥処理等の点で有効である。
このように構成された乾燥機では、回転筒1の
供給側に移送羽根7を設けたので、その供給側部
位に滞留しようとする被乾燥品を回転筒1の回転
に伴う移送力によつて順次出口へ押し進めること
ができる。
また具体例に示す移送羽根によれば、撹拌効果
も期待でき、その分加熱管との接触頻度が高ま
り、乾燥効率が向上する効果も期待できる。さら
に、移送を促進する方法として、回転筒1の回転
数を上げ、勾配を急にするなどの手段に比較すれ
ば、動力費を軽減することができる。
以上の通り、本考案は、処理能力の向上および
経済性などの点でその実用的価値に大なるものが
ある。
次に実施例を示す。
実施例 第7図および第8図に示す移送羽根を設けた乾
燥装置においてコークス炉用石炭(水分13%)を
常温で処理した場合、乾燥機の円筒直径450φ、
傾斜5/100、回転数20RPM、移送羽根のピツチ
350m/m、羽根高さ50m/mの時、処理量は
3.6T/Hであり、移送羽根をとりつけない場合
に比較して約2倍の処理量が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の乾燥機の概要断面図、第2図お
よび第3図は被乾燥品の滞留状況の−線およ
び−線矢視横断面図、第4図は本考案に係る
乾燥機の概要断面図、第5図および第6図は同乾
燥機による場合の被乾燥品の滞留状況の−線
および−線矢視横断面図、第7図は移送羽根
の取付構造の一例を示す要部斜視図、第8図はそ
の平面図、第9図〜第11図は態様を異にする移
送羽根の取付構造例を示す横断面図である。 1……回転筒、2……加熱管、6……乾燥品出
口、7……移送羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転筒内にその軸心と平行的に多数の加熱管を
    内蔵し、かつ回転筒の一端部に被乾燥物供給部
    を、他端部に乾燥品排出部を備えた乾燥機におい
    て、前記回転筒内の供給側に、供給された被乾燥
    物を受けて排出部へ向つて移送させる移送羽根を
    回転筒に対して一体的に設けたことを特徴とする
    搬送機構を有するコークス炉原料粉炭用間接加熱
    管付乾燥機。
JP894482U 1982-01-26 1982-01-26 搬送機構を有するコ−クス炉原料粉炭用間接加熱管付乾燥機 Granted JPS58113750U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP894482U JPS58113750U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 搬送機構を有するコ−クス炉原料粉炭用間接加熱管付乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP894482U JPS58113750U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 搬送機構を有するコ−クス炉原料粉炭用間接加熱管付乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58113750U JPS58113750U (ja) 1983-08-03
JPS6234989Y2 true JPS6234989Y2 (ja) 1987-09-05

Family

ID=30021615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP894482U Granted JPS58113750U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 搬送機構を有するコ−クス炉原料粉炭用間接加熱管付乾燥機

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JP (1) JPS58113750U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58113750U (ja) 1983-08-03

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