JPS623440B2 - - Google Patents

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JPS623440B2
JPS623440B2 JP51121553A JP12155376A JPS623440B2 JP S623440 B2 JPS623440 B2 JP S623440B2 JP 51121553 A JP51121553 A JP 51121553A JP 12155376 A JP12155376 A JP 12155376A JP S623440 B2 JPS623440 B2 JP S623440B2
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JP
Japan
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signal
quantization
interval
predetermined coefficient
Prior art date
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JP51121553A
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English (en)
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JPS5346210A (en
Inventor
Yasuhiko Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はたとえば音声信号を数ミリ秒あるいは
数十ミリ秒の一定区間に分割し、各区間ごとに
DPCM符号化(あるいは復号化)を行なう方式
(以下区間DPCM方式と呼ぶ)に関するもので、
信号対量子化雑音の改善を図ることを目的とした
ものである。
このような区間DPCM方式は既に出願されてい
る特願昭49−105385号による「音声処理方式」の
原理に基ずくものである。
第1図は区間DPCM音声符号化方式の構成図で
ある。第r番目(r=0、1、2、………、R)
の区間における離散的音声信号Sri(i=0、
1、2、………、n−1)と予測値S^riとの差、
すなわち予測誤差信号eriを量子化器Qで量子化
し、その出力信号e riを符号器CODで符号化
し、さらに符号化信号Driと第r区間の予測係数
rj(j=1、2、………、J)とを混合器MIX
で混合して出力信号Mriを出力するようにしてい
る。
riは量子化出力信号e riと予測信号S^ri
との
和信号で、量子化による誤差を含んでいるが概略
音声信号Sriに等しいものである。
第2図は音声信号を復元する時の構成である。
まず分離器SEPで信号Mriから符号化信号Dri
予測係数Arjを分離する。次に復号器DECでDri
を復号し、量子化信号e riを導出し、予測値S^ri
との和信号S riを出力する。S riには量子化誤

が含まれているが概略Sriに等しいものである。
第3図は第1図および第2図で用いる予測器P
の構成を示したものである。Dは遅延素子で、予
測値S^riは過去の値S r(i−1)、S r(i−
2)
、………、
r(i−J)から次式のように算出される。
区間DPCM方式は入力信号を一定の長さに分割
し、各区間ごとに予測係数Arjを更新させるよう
にしているため、音声信号のように長時間に亘つ
て定常的な確率過程とは見なし得ないような入力
信号に対しても従来のDPCM方式(予測係数Arj
が全ての区間に対して一定)に比較して、極めて
近似度の高い信号S riが復元される。日本音響学
会講演論文集(昭和50年10月)、1−1−
6PDPCM音声符号化方式にて記載されたものに
よれば、音場での信号対周囲騒音比が、30dB程
度以下の場所であれば、8ビツト線形PCM方式
とほぼ同程度の音声品質が得られ、しかも音声情
報が1/2に圧縮できる利点がある。
しかしながら、音場でのS/Nが30dB程度以
下の場所は、駅や空港など、比較的騒音レベルの
高い場所であり、実用範囲がこのような場所に限
定される欠点があつた。
本発明はこのような欠点を除去し、ホテルや病
院等、比較的騒音レベルの低い場所への案内放送
を自動化したり、公衆回線を利用した電話自動応
答装置の音声メモリの削減を図ることができるよ
うにするものである。
以下に本発明の詳細を図面を用いて説明する。
第4図は本発明を用いた音声符号化装置の構成図
である。γrは入力信号レベルの低い分割区間に
おける信号対量子化雑音比を改善するために入力
信号Sriに乗じる一定の係数(スケールフアクタ
と呼ぶ)で、各区間ごとに最大レベルがスケール
オーバしない程度に決定されるものである。
rj(j=1、2、3、………、J)は第r区
間の予測係数、Pは予測器で、第3図に示したも
のと同一の構成である。
S^riは第r区間のγr・Sriに対する予測値で、
riは予測誤差信号である。S riはS^riとe

の和信号で概略γr・Sriに等しいものである。Q
Pは選択適応型の量子化器で、予測誤差信号eri
の実効値σerに応じて各区間ごとに最適量子化特
性を選択するようにしている。pは各区間ごと
に、量子化歪が最小となる最適量子化特性を選択
するための選択コードである。CODは符号器
で、前記選択コードpと量子化信号e riとから符
号化信号Driを出力する。MIXは混合器で、符号
化信号Driに先行して予測係数Arj、スケールフ
アクタγr、コードpを挿入し、混合出力Mriを出
力するようにしている。
第5図は、Mri(r=0、1、2、………、
R;i=0、1、2、………、n−1)からもと
の音声信号を復元する場合の構成図である。SEP
は分離器で、MriからDri、Arj、γr、Pを分離
する。DECは復元器で符号化信号Driと選択コー
ドpから量子化信号e riを出力する。S riはe
ri
と予測値S^ri(予測器Pの構成は第3図と同一)
との和信号で、量子化誤差を含んでいるが、概略
γr・Sri)に等しい値が得られる。従つて、S ri
をγrで除算すれば、もとの信号とほとんど同じ
信号Sriが得られる。
以上のように本発明では入力信号レベルの低い
区間では入力信号を増巾した後に予測符号化を行
ない、かつ、予測誤差信号の実効値に応じて、量
子化歪が最小となるように、量子化特性を選択的
に適応させるようにしているため、極めて近似度
の高い復元信号が得られるものである。
次に実施例について説明する。今、音声信号を
12ビツト線形PCM符号化したものをSriとし、分
割区間はおよそ25msとする。また各区間ごと
に、まず、予測係数Arj、スケールフアクタγr
選択コードpを決定し、これらのパラメータを用
いて音声信号を符号化し、さらに次の区間の処理
へと、順次移行してゆくものとする。この場合、
予測値S^riは過去の値から第(1)式のように算出さ
れるから、第r区間の最初の予測値は第(r−
1)区間の終りのJ個の標本値から予測すること
になる。従つて第(r−1)区間の終りのJ個
(実施例ではJ=2)および第r区間の全ての標
本値(n=256)のうちで、最大の絶対値|Sri
naxから次のようにγrを決定した。
1/2FS<γr・|Srinax≦FS …………(2) ただしFSはフルスケールレベルである。実施
例では、γr=2kとし、(2)式を満足するようにk
の値を0、1、2、3、4の5種類とした。量子
化器QPは予測誤差信号eriの実効値σreによつて
3種類の特性Q0、Q1、Q2が選択できるように構
成した。量子化歪が最小となる量子化特性は、周
知のように次式によつて算出される。
n=(yn+yn-1)/2 ……………(3) yn=∫xm+1 xnxPp(x)dx/∫xm+1 xnp
(x)dx
……………(4) (m=1、2、………、7) ここで、xnは閾値、ynは代表値、Pp(x)
は予測誤差信号の確率密度関数である。
実施例では音声信号を1標本値当り4ビツトに
圧縮するために、15段階とし、予測誤差信号全体
の実効値σe、すなわち を基準に、各区間ごとの実効値σre、すなわち を評価し、量子化特性QPを決定した。なお(5)(6)
式におけるnは区間内のデータ数(標本数)、R
は充分長い有限長の既知信号に対する全区間数で
ある。
本実施例の場合、充分長い有限長の既知信号
(例えば10秒程度の音声信号)に対して、 σe<σre(P=0の場合) となる全ての区間の予測誤差信号の分布から確率
密度関数P0(X)を推定する。同様に、 1/2σe<σre≦σe(P=1の場合) となる全ての区間の予測誤差信号の分布から確率
密度関数P1(X)を推定する。また、 σre≦1/2σe(P=2の場合) となる全ての区間の予測誤差信号の分布から確率
密度関数P2(X)を推定する。周知のように、信
号がガウス分布、指数分布あるいはガンマ分布と
みなせる場合には、それぞれの密度関数を用いれ
ばよい。例えば音声信号では指数関数で近似でき
る(ただし、Pによつて分散は異なる)。
上記P0(X)、P1(X)、P2(X)に対して、(3)
(4)式は量子化歪が最小となる量子化特性Q0
Q1、Q2を与える。関数形が同じでも分散が異な
れば、量子化歪を最小とする量子化特性は異なつ
たものとなる。従つて全体の量子化歪を最小とす
るために、個々の確率密度関数に対応した歪最小
量子化を行なわなければならない。本発明では、
上記P0(X)、P1(X)、P2(X)が相異なること
を前提としている。
このように区間毎にσreとσeの関係からその
区間の量子化特性を決定し、 χm≦eri<χn+1のとき e ri=ym のように、信号範囲ごとに代表値(ym)に置き
かえていくものである。
一般に信号対量子化雑音比SNRは SNR=10 logE〔(Sri〕/E〔(Sri−sr
i)〕(dB)…………… (7) ただし、sri=S ri/γr で表わされる。なおE〔 〕は期待値を示してい
る。
第6図の実線は上記実施例におけるSNRを示
し、また点線はスケールフアクタを1に固定し、
かつ量子化特性も1種類に固定した場合のSNR
を示しており、本実施例によれば、SNRが著し
く改善されるものである。
次に、本発明の具体的な処理過程について説明
する。
まず、既知の信号、例えば10秒程度の音声信号
を10KHzで標本化し、12ビツトに量子化する
(Sri)。このSriにスケールフアクターγrを乗じ
た後、線形予測法をいて25msの区間毎に予測係
数Arj(rは区間番号)を求める。
次に、量子化を行なわない時の予測誤差信号を
求める。これは(1)式において、S (i−j)の
代りにSr(i−j)を用いて求められる。な
お、Sr(i−j)は、Sriよりもjサンプル遅れ
た信号である。すなわち、 音声信号の場合、JはJ=4が良い。上式のe
riを、全てのγ(r=0、1、………R−1)に
対して求め、σreとσeとの大小関係から、例え
ば3つの母集団(P=0、1、2)に分類する。
母集団ごとにPP(X)を推定し、(3)(4)式を用い
て、3つの量子化特性QP(P=0、1、2)を
決定する。第7図にこの量子化特性を示す。以
降、未知の信号入力に対しては、σreのみしか存
在しないので、σeとQP(P=0、1、2)は10
秒の音声信号(信号母集団)から推定した上記の
値を用いる。
なお、再生専用の自動案内放送装置等に応用す
る場合は、1名の話者についてσeおよびQPを推
定しておけば充分である。
未知信号を符号化する時は、(1)′式を用いて、
量子化をしない時のeri、i=0、1、2………
n−1を求め、σreとσeの大小関係からどの量
子化特性を用いるかを決定する。即ちPの値を決
定する。
次に量子化を行ないながら再び予測誤差信号e
riを求める操作を繰返してe riを求めるものであ
る。
以上のように、本発明では、区間ごとに歪が最
小となる量子化を行つているため、量子化誤差が
小さくなり、信号対量子化雑音比が著しく改善さ
れ、従来、駅や空港等比較的騒音レベルの高い場
所に限定されていた区間DPCM方式の応用範囲が
拡大され、ホテルや病院等比較的静かな場所、あ
るいは公衆回線などへの適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は区間DPCM音声符号化方式を用いた装
置の構成図、第2図は音声を復元する装置の構成
図、第3図は予測器の構成図、第4図は本発明の
一実施例による区間DPCM音声符号化方式を適用
した装置の構成図、第5図は音声復元装置の構成
図、第6図はその信号対量子化雑音比の特性図、
第7図は本発明における量子化特性Q0、Q1、Q2
を示す図である。 QP……量子化器、P……予測器、COD……符
号器、MIX……混合器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 音声信号を一定時間の区分に分割し、各区分
    における離散的音声信号に所定の係数を乗じる乗
    算手段と、この乗算手段の出力値と予測値とから
    予測誤差信号を得る減算手段と、上記予測誤差信
    号を量子化する量子化手段と、この量子化手段の
    出力値と予測値とを加算する加算手段と、この加
    算手段の出力から予測値を得る予測手段と、上記
    量子化手段の出力値を符号化する符号化手段とを
    有し、上記所定の係数は各区分の最大レベルがス
    ケールオーバーしない値に設定し、上記予測誤差
    信号の全体の実効値に対する区間実効値の大小関
    係に応じて区間毎に確率密度関数を選定し、この
    選定された確率密度関数によつて各区間での最小
    量子化歪条件を与える量子化特性を選定すること
    を特徴とする区間DPCM方式。
JP12155376A 1976-10-08 1976-10-08 Sectional dpcm system Granted JPS5346210A (en)

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JPH0776873B2 (ja) * 1986-04-15 1995-08-16 ヤマハ株式会社 楽音信号発生装置
JP2523549B2 (ja) * 1986-12-12 1996-08-14 株式会社日立製作所 Adpcm符号化器およびadpcm符号化方法

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