JPS6234297Y2 - - Google Patents

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JPS6234297Y2
JPS6234297Y2 JP3025786U JP3025786U JPS6234297Y2 JP S6234297 Y2 JPS6234297 Y2 JP S6234297Y2 JP 3025786 U JP3025786 U JP 3025786U JP 3025786 U JP3025786 U JP 3025786U JP S6234297 Y2 JPS6234297 Y2 JP S6234297Y2
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JP
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water
operation control
dilution
measurement
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は検水に硫酸銀を注入して塩素イオンを
塩化銀として除き、次に過マンガン酸カリウムと
硫酸を注入し、沸騰浴液中にて約30分間加熱する
と共に、然る後修酸ナトリウムを加え、過マンガ
ン酸カリウムにて逆滴定する所謂COD(化学的
酸素消費量)自動測定装置に関し、特に測定結果
より最良の検水量を判断し、その判断に基づいて
自動的に最適の検水量を秤量することにより適正
な測定結果が得られるようにしたCOD自動測定
装置に関するものである。
〈従来技術〉 一般にCODの分析は検水に過マンガン酸カリ
ウム等を添加し、その酸化力を利用して検水中の
有機物質等を分解したときに消費する過マンガン
酸カリウムの量(消費量)をもつて検水中の汚濁
量の総体指標としてとらえている。
ところでこの方法では過マンガン酸カリウムの
酸化力の特性により分析値が異なる場合がある。
即ち、1/40規定、10mlの過マンガン酸カリウムの
酸化能力は理論的にはCOD20ppmに相当する。
しかし実際の手分析においては検体の種類によつ
てCOD0〜20ppmの範囲で直線的にその酸化力は
示さない。つまり低濃度範囲(約0〜2ppm)で
は高い酸化力を示し、高濃度範囲(約10〜
20ppm)になる程低い酸化力を示す傾向にあ
る。従つて例えばJIS−K−0102等では理論酸化
力の1/2以下つまり10ppm以下の値を採用するこ
とになつている。
然るに従来のCOD測定装置にあつては、理論
酸化力を基準に測定範囲が設定されている。即ち
1/40規定、10mlの過マンガン酸カリウムを使用し
た場合、その測定範囲はCOD0〜20ppmとなつて
いる。したがつて検体の種類によつては実際より
も高い測定結果が得られたり、或いは低い測定結
果が得られるという欠点があつた。
〈考案の目的〉 本考案は上記従来の欠点に鑑み、測定結果より
最良の検水量を判断し、その判断に基づいて自動
的に最適の検水量を秤量することにより適正な測
定結果が得られるようにしたCOD自動測定装置
を提供するものである。
〈実施例〉 以下本考案を図に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係るCOD自動測定装置のフ
ローシート図、第2図は同要部詳細図、第3図は
同測定値出力と過マンガン酸カリウムの滴定量と
の関係図である。第1図において、検水はピンチ
バルブ1の開成により検水供給管2を介して秤量
槽3に導入される。一方検水を希釈する希釈水は
ピンチバルブ4の開成により希釈水槽5から希釈
水供給管6を介して秤量槽3に導入される。ピン
チバルブ1,4及び後述するピンチバルブ8は演
算部13或いは他の制御部(図示せず)からの信
号によりその動作が制御される。今、秤量槽3に
よる1回の操作にて秤量できる容量は20mlとなつ
ており、それ以上はオーバーフロー管7を介して
排水される。秤量槽3に導入された検水或いは希
釈水はピンチバルブ8の開成により導管9を介し
て測定槽10に導入され、更に該測定槽10には
所定の試薬の導入によつて検水のCOD値が測定
される。検出電極11にて測定槽10内の酸化還
元電位を検出すると、その検出値は検出部12に
送られ増幅されたのち演算部13に転送される。
演算部13では転送されてきた検出値にもとづい
てピンチバルブ1,4及び8の動作制御信号を導
出する。ここで第2,3図にもとづいて検出部1
2、演算部13を詳細に説明すると、まず第3図
に示す様に測定値出力と過マンガン酸カリウムの
滴定量の関係において、測定値として採用できる
範囲は先のJISとの関連から図中A点とB点の範
囲内(測定範囲が0〜50ppm〈理論値〉の場合
A点は5ppm、B点は25ppmに相当する。)であ
る。そこで第2図において、20は検出電極11
からの測定値を増幅する指示増幅部であり、この
増幅部は第1図に示す検出部12に含まれる。2
1は第3図において説明したように、JISとの関
連により測定値として採用できる範囲A点〜B点
を設定すると共に、指示増幅部20からの測定値
出力がA点以下のものであれば希釈率を小さくす
るような希釈率切替信号を、またB点以上であれ
ば希釈率を大きくするような希釈率切換信号を導
出する希釈率判定部、22はA点以下とB点以上
のときのピンチバルブ1,4,8の動作制御プロ
グラムを予め記憶し、判定部21からの希釈率切
換信号に応答してバルブ動作の制御信号を導出す
るバルブ動作制御部を示し、上記希釈率判定部2
1と共に第1図の演算部13に含まれる。
尚、第1図の14〜17はCOD分析に必要な
各種試薬を測液する貯液槽を示し、貯液槽16,
17の試薬はポンプP1,P2にてそれぞれ試薬秤量
槽18に送られ秤量されたのち補助秤量槽19を
介して測定槽10に送られる。またこの補助秤量
槽19には必要に応じてピンチバルブの開成によ
り希釈水槽5から希釈水が供給される。一方貯液
槽14,15の試薬はポンプP3,P4にて直接測定
槽10に送られる。
以上の構成において、今最初に設定された測定
範囲が0〜50ppm(理論値)の場合、検水を40
ml、希釈水を60mlを測定槽10に導入する必要が
ある。そこでまずピンチバルブ1の開成により20
mlの検水が秤量槽3にて秤量されると、次に該バ
ルブ1の閉成と同時にピンチバルブ8が開成し、
上記20mlの検水は導管9を通つて測定槽10に導
入される。以上の操作を2回行つて計40mlの検水
を測定槽10に供給し終ると、次にピンチバルブ
4の開成により20mlの希釈水が秤量槽3にて秤量
され、上記同様ピンチバルブ4の閉成と同時にピ
ンチバルブ8が開成し20mlの希釈水が測定槽10
に導入される。以上の操作を3回行つて計60mlの
希釈水が測定槽10に供給される。
以上の様に測定槽10に検水40mlと希釈水60ml
の供給が完了すると次にポンプP1〜P4の作動によ
り貯液槽14〜17内の試薬、過マンガン酸カリ
ウム等が上記測定槽10に添加され、沸騰溶液中
にて約30分間加熱した後、シユウ酸ナトリウムを
加え、過マンガン酸カリウムにて逆滴定し、この
時の酸化還元電位を検出電極によつて検出する。
そこで、いま検出電極にて検出した値が0.5V
以上即ち第3図B点(25ppm)以上の場合、こ
の値が希釈率判定部21に転送されると、該判定
部21では転送されてきた値が0.5V以上と判定
し、過マンガン酸カリウムの消費量が添加量(10
ml)の1/2以上であると判断する。そして結局判
定部21は判定結果にもとづいて検水量を少なく
するための信号、即ち希釈率を大きくするような
希釈率切換信号を導出する。この信号を受けたバ
ルブ動作制御部22からは導入した信号に対応す
る動作制御プログラムに基づくバルブ動作制御信
号、この場合検水秤量操作を1回(20ml)行つて
測定槽10に供給し、次に希釈水秤量操作を4回
(80ml)行つて測定槽10に供給するようなバル
ブ動作制御信号がピンチバルブ1,4,8に送ら
れ、該各バルブはその制御信号に基づいて開閉成
動作する。そして再度測定を行う。なお、上述か
ら検出電極にて検出した値が0.1V以下即ち第3
図A点以下の場合は判定部21では希釈率を小さ
くするような希釈率切換信号を導出する。また該
値が測定範囲内であれば判定部21からは切換信
号が導出しない。
以上のように酸化還元電位が測定範囲内で求め
られると、該逆滴定で使用した過マンガン酸カリ
ウム溶液の規定度および使用量等より検水の
COD値が自動的に計算され、表示される。
尚、JISにより測定値として採用できる範囲A
点〜B点(第3図)は検体の種類によつて異なる
が、判定部21ではこの範囲を任意に設定できる
のは勿論である。
〈考案の効果〉 以上の様に本考案に係るCOD自動測定装置に
よれば、測定時に酸化還元電位にもとずいて、検
水の希釈量を変項して最終的に測定値として採用
できるCOD値を算出できる。したがつて常に正
確なCOD値を自動的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るCOD自動測定装置のフ
ローシート図、第2図は同要部詳細図、第3図は
同測定値出力と過マンガン酸カリウムの滴定量と
の関係図を示す。 1,4,8はピンチバルブ、3は秤量槽、5は
希釈水槽、10は測定槽、11は検出電極、12
は検出部、13は演算部、20は指示増幅器、2
1は希釈率判定部、22はバルブ動作制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 検水を導く検水供給管と、該検水を希釈するた
    めの希釈水を導く希釈水供給管と、秤量した検水
    或いは希釈水を測定槽に導く導管とをそれぞれ開
    閉弁を介して接続して成り且つ供給した検水或い
    は希釈水の容量を秤量する秤量槽と、上記測定槽
    内における酸化還元電位を検出する検出部と、予
    め測定値として採用できる範囲に対応した酸化還
    元電位の幅データを記憶保持し、該幅データと前
    記検出部からの信号情報を比較判定してその判定
    結果に基づいて希釈率の切替信号を導出する希釈
    率判定部と、上記各開閉弁について複数通りの動
    作制御プログラムを記憶すると共に、上記判定部
    からの信号情報に対応する動作制御プログラムに
    基づいて上記各開閉弁の動作制御信号を導出する
    開閉弁動作制御部とを備え、上記検出部からの酸
    化還元電位が判定部に保持された範囲以下の場合
    は前記開閉弁動作制御部をして希釈率を下げるよ
    う各開閉弁を制御し、範囲以上の場合は前記開閉
    弁動作制御部をして希釈率を上げるよう各開閉弁
    を制御して、再度測定を繰り返し、最終的に測定
    値として採用できる範囲内で検水のCOD値が求
    められることを特徴とするCOD自動測定装置。
JP3025786U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPS6234297Y2 (ja)

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JP3025786U JPS6234297Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

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JP3025786U JPS6234297Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

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JPS61146761U JPS61146761U (ja) 1986-09-10
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JP2587282Y2 (ja) * 1992-05-16 1998-12-16 株式会社堀場製作所 Cod測定装置

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JPS61146761U (ja) 1986-09-10

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