JPS6234143Y2 - - Google Patents

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JPS6234143Y2
JPS6234143Y2 JP9493482U JP9493482U JPS6234143Y2 JP S6234143 Y2 JPS6234143 Y2 JP S6234143Y2 JP 9493482 U JP9493482 U JP 9493482U JP 9493482 U JP9493482 U JP 9493482U JP S6234143 Y2 JPS6234143 Y2 JP S6234143Y2
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JP
Japan
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passage
air
heat exchange
intake
exhaust
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JP9493482U
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JPS593176U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は同時吸排形空調換気扇の熱交換器に関
する。
〔考案の技術的背景〕
同時吸排形空調換気扇にあつては、室内から屋
外に排出される排気と屋外から室内に吸引される
吸気との間で熱交換を行なうべく熱交換器が設け
られている。この熱交換器は、隔板にスペーサと
しての波状板を付設して構成した熱交換素子を備
え、該熱交換素子をその波状方向が互いに九十度
異なるようにして複数段に積層されている。そし
て、熱交換素子の相互間に形成された空間をその
指向方向によつて排気用の第一の通路及び吸気用
の第二の通路とし、もつて第一の通気路と第二の
通気路とが直交する、いわゆる直交流形の熱交換
器としている。
〔背景技術の問題点〕
ところが、上記従来の構成では、組立て時に複
数枚の熱交換素子を一枚毎に波状方向が九十度異
なるようにして積層しなければならないので、製
作が面倒であり、高価になる不具合がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、製作が容易で安価になし得る同時吸排
形空調換気扇の熱交換器を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、内部を第一の通路とするように波状
板を隔板に取付けてなる隔壁体と、この隔壁体に
開口形成された通気部とから熱交換素子を構成
し、該熱交換素子を相互間に通気空間が存するよ
うに端板を交互に介して積層して各通気部を連通
させて第二の通路を形成し、第一の通路に吸気を
第二の通路に排気を夫々流通させるようにしたも
のである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
まず同時吸排形空調換気扇の全体構成を示す第
1図において、1は前面に着脱可能なカバー2を
装着した外箱であり、カバー2に室内側吸入口3
及び室内側吐気口4を形成すると共に、外箱1の
背面部5に屋外側吸入口(図示せず)及び屋外側
吐気口6を形成している。7及び8は外箱1内の
左方に上下に配設した吸気側のフアンケーシング
及び排気側のフアンケーシングで、両フアンケー
シング7及び8間に設けた隔壁9に両軸形のモー
タ10を配設固定して、このモータ10により両
フアンケーシング7及び8内のフアン11及び1
2を回転駆動するようにしている。13は外箱1
内の図示右方に配置した熱交換器で、これは前記
室内側吸入口3と屋外側吐気口6とを排気側のフ
アンケーシング8を介して連通させる第二の通路
15及び屋外側吸入口と室内側吐気口4とを吸気
側のフアンケーシング7を介して連通させる第一
の通路14を有する直方体状のものであり、その
各陵角部のうち、左右の陵角部を前記隔壁9及び
外箱1の右側面に、上下の陵角部を外箱1内の上
下両側に設けた隔壁16及び17に夫々保持して
いる。上記構成において、モータ10に通電して
両フアン11及び12を回転駆動すると、室内の
空気が室内側吸入口3、熱交換器13の第二の通
路15、フアンケーシング8及び屋外側吐気口6
を順に介して屋外に排出されると共に、屋外の空
気が屋外側吸入口、熱交換器13の第一の通路1
4、フアンケーシング7及び室内側吐気口4を順
に介して室内に取入れられる。そして、室内空気
及び屋外空気が熱交換器13を流通する過程で両
者間に熱及び湿気の交換が行なわれるものであ
る。
つぎに前記熱交換器13の構成を第2図乃至第
4図を参照して詳細に説明する。即ち、18は伝
熱性及び透湿性をともに有する材料により形成さ
れた隔板、19は上述と同様の材料により例えば
正弦波状に形成された波状板で、この波状板19
は隔板18上に固着され、これら三者間の空間の
一つ置きを前述の第一の通路14とする隔壁体2
0が構成されている。斯かる隔壁体20には、矩
形の通気部21が波状板19の山部に位置してひ
と山おきに貫通状態に開口形成され、熱交換素子
22が構成されている。そして、前記通気部21
の開口内周縁は気密に封止されている。23は細
長に形成された角柱状の端板で、これの一側面は
前記波状板19に合致する正弦波形状に形成され
ている。斯かる端板23は正弦波状側面とは反対
側の側面を介して隔板18に、これの第一の通路
14方向に位置する両端部に接着剤により固着さ
れている。
さて、前記熱交換素子22はその凹凸条方向を
合致させ且つ前記端板23を交互に介して複数段
に積層され、後述する外装ケース24と共に熱交
換器13を構成している。この状態では、端板2
3は第一の通路14方向の両端部に位置し、隔板
18及び波状板19に接着剤により気密に固着さ
れている一方、熱交換素子22の相互間には通気
空間25が第4図に示す如く形成されている。そ
して、熱交換素子22の通気部21どうしが前記
通気空間25を交互に介して連通され、前述した
第二の通路15(第4図に便宜上矢印で示す)を
形成している。斯くして複数段に積層された熱交
換素子22は第3図に示すように外装ケース24
内に収納されている。この外装ケース24は熱交
換素子22の第一の通路14に沿う両端部に添設
された側板26と、これら側板26の対向する隅
角部間に橋架状態に取付けられた取付桟27とか
ら成るものである。
しかして、前記第二の通路15には前述した如
く室内空気(排気)が第3図にも矢印Bで示す如
く流通する一方、前記第一の通路14には屋外空
気(吸気)が同図にも矢印Aで示す如く流通す
る。
このような本実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。即ち、組立て時に熱交換素
子22をその凹凸条方向を合致させて積層するだ
けで構成できるので、凹凸条方向が交互に直交す
るように積層する必要のある従来に比し組立て性
が向上して製作が容易になり、安価に製作でき
る。又、第二の通路15を流通する室内空気と第
一の通路14を通過する屋外空気との熱交換は熱
交換素子22の隔板18は勿論、比較的表面積の
大きい波状板19を介して行なわれるので、熱交
換面積が増大して熱交換効率が向上する。従つ
て、所定の熱交換性能を得るのに少ない段数の熱
交換素子22で済み熱交換器13の製造コストを
低減させることができる。
ところで、同時吸排形空調換気扇においては、
熱交換器13の第二の通路15を流通する排気B
の室内側吸入口3及び第一の通路14を流通する
吸気Aの室内側吐気口4は室内側に位置し、前記
第一の通路14を流通する吸気Aの屋外側吸入口
(図示せず)及び第二の通路15を流通する排気
Bの屋外側吐気口6は屋外側に位置して形成され
のは当然のことである。この場合、吸気Aの屋外
側吸入口(図示せず)及び排気Bの屋外側吐気口
6は建物の壁に孔明け形成された吸気A用流入口
部及び排気B用流出口部を介して屋外に連通され
るようになつているので、これらの吸気A用流入
口部及び排気B用流出口部の開口面積を大とする
には著しく制約を受けるものであるが、排気Bの
室内側吸入口3及び吸気Aの室内側吐気口4は室
内側に面するカバー2に形成されてこれらがその
まま排気B用流入口部及び吸気A用流出口部とな
るので、これらの開口面積を大に設定するにはそ
れほど制約を受けることはない。この結果、屋外
側に位置する吸気A用流入口部の開口面積が室内
側に位置する排気B用流入口部の開口面積より小
になつてしまうのが一般的であり、従つて、吸気
A用流入口部部分の空気流通抵抗が排気B用流入
口部部分の空気流通抵抗より大になり、これで
は、吸気Aと排気Bとの空気流通抵抗のバランス
がとれなくなつて空気流通量のバランスがとれな
くなる。このような問題点を解決するために、従
来では、形状の異なる即ち空気流通抵抗の異なる
2種類の波状板を用意してこれらを組合せるよう
にしているが、これでは、部品点数が増加し、一
層製作が面倒になる。
しかるに、本実施例によれば、熱交換器13に
おいて、熱交換素子22の積層数を増加させれ
ば、第一の通路14の個数(開口面積)が増大し
て空気流通抵抗が減少するのに対し第二の通路1
5の開口面積は変化せずにその長さが大となつて
空気流通抵抗が大となるものであり、従つて、熱
交換素子22の積層数を変化調節するだけで吸気
Aと排気Bとの空気流通抵抗のバランスをとるこ
とができ、結果として、簡単な構成で熱交換器1
3における第一の通路14を流通する吸気Aと第
二の通路15を流通する排気Bとの空気流通量の
バランスをとることができる。
一方、熱交換素子の構成に関しては従来、嵌合
孔を有する一対の端板を離間状態に配列し、内部
を第一の通路とするパイプを端板間に橋架して構
成したものがある。ところが、パイプの橋架時、
これの両端部を逐一嵌合孔に嵌込んでいるので、
パイプの一端部を一方の端板の嵌合孔に嵌込み、
他端部を他方の端板の嵌合孔に嵌込む場合、パイ
プの端部が嵌合孔から外れないよう配慮せねばな
らず、製造性に劣る難がある。
しかるに、本実施例では、熱交換素子22を構
成するのに隔板18と波状板19とから成る隔壁
体20に通気部21を形成するだけで済むので、
その製造性が向上する。
尚、本実施例では通気部21を隔壁体20にこ
れの山部に交互に位置させて形成したが、形成位
置はこれに限られないなど、具体的な実施にあた
つては本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
できる。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、製作が容易になり
コスト的に有利であるとともに吸気,排気の流通
抵抗のバランス即ち流通量のバランスを図り得る
同時吸排形空調換気扇の熱交換器を提供し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す、第1図は同時
吸排形空調換気扇の斜視図、第2図は熱交換器の
拡大分解斜視図、第3図は熱交換器の拡大斜視
図、第4図は第3図中−線に沿う横断面図で
ある。 図中、14は第一の通路、15は第二の通路、
18は隔板、19は波状板、20は隔壁体、21
は通気部、22は熱交換素子、23は端板、25
は通気空間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部を第一の通路とするように波状板を隔板に
    取付けて成る隔壁体と、この隔壁体に貫通状態に
    開口形成され内周縁部が気密に封止された通気部
    とから熱交換素子を構成し、該熱交換素子を相互
    間に通気空間が存するように端板を交互に介して
    積層することにより各通気部を連通させて第二の
    通路を形成し、前記第一の通路に吸気を流通させ
    且つ前記第二の通路に排気を流通させるようにし
    たことを特徴とする同時吸排形空調換気扇の熱交
    換器。
JP9493482U 1982-06-24 1982-06-24 同時吸排形空調換気扇の熱交換器 Granted JPS593176U (ja)

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JPS593176U JPS593176U (ja) 1984-01-10
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ID=30226968

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EP2469208A3 (de) * 2004-12-22 2014-08-27 STIEBEL ELTRON GmbH & Co. KG Wärmeübertrager und Wärmepumpenkreis

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JPS593176U (ja) 1984-01-10

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