JPS6233188B2 - - Google Patents

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JPS6233188B2
JPS6233188B2 JP18558380A JP18558380A JPS6233188B2 JP S6233188 B2 JPS6233188 B2 JP S6233188B2 JP 18558380 A JP18558380 A JP 18558380A JP 18558380 A JP18558380 A JP 18558380A JP S6233188 B2 JPS6233188 B2 JP S6233188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
pattern
pirn
tension
cam
Prior art date
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Expired
Application number
JP18558380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57112272A (en
Inventor
Mineo Uozumi
Yoichi Hoshi
Takumi Shimazu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP18558380A priority Critical patent/JPS57112272A/ja
Publication of JPS57112272A publication Critical patent/JPS57112272A/ja
Publication of JPS6233188B2 publication Critical patent/JPS6233188B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性合成繊維をリング撚糸機を用
いてパーン状に巻取る方法に関するものであり、
その目的は低張力巻取してもループや巻崩れが発
生し難い巻取方法を提供するにある。 従来、熱可塑性合成繊維をリング撚糸機を用い
てパーン状に巻取る方式としてワープワインド方
式、ワンダリングワインド方式、RTRワインド
方式等種々の方式が知られている。 しかしながら、これらの方式によつて捲上げた
熱可塑性合成繊維を織物の緯糸に用いた場合、
屡々ひけを生じる欠点があつた。この欠点を解消
するために特開昭54−125737号や特開昭54−
147237号にて最終巻巾を最大となした巻糸体が提
案されている。このような最終巻巾を最大となし
た巻糸体は、織物の緯ひけに対しては大きな効果
があるが、紙管ボビンの如き表面硬度が小さいボ
ビンに巻取ると、屡々巻崩れが発生する欠点があ
る。 表面硬度が小さいボビンに、織物にした場合に
も緯ひけが起らず、且つ巻崩れも起さないように
巻取るには、最終巻巾を最大となるような巻方式
を採用し、且つ巻始めがら巻終りまで、低い巻取
張力で、巻取張力変動も小さく押えて巻取る必要
がある。一方巻取り張力が小さくなり過ぎるとル
ープが発生するので、巻取張力の絶対値は極端に
小さくすることはできない。この両者を満足させ
るには巻取張力を0.07〜0.20g/deの範囲内にす
る必要がある。ところが、巻終りの巻巾が最大と
なるように巻上げるには、巻終りの−トラバース
内の巻径の変化は最大となり、巻終りの巻取張力
を上記の範囲内にすることは不可能となる。 本発明は、前述のような−トラバース内の巻径
の変化が大きい場合でも巻取張力の変動が、ほと
んどないような巻取方法を提供することにある。
即ち本発明は、熱可塑性合成繊維をリング撚糸機
を用いてパーン状に巻取る場合において、該パー
ンの巻径の異る個所をトラバースして巻取る際、
該撚糸機のスピンドル回転を巻径の太い個所から
細い個所への移行時には増速し、巻径の細い個所
から太い個所への移行時には減速させることによ
つて、トラバース中の巻取張力を略一定に制御す
ることを特徴とする熱可塑性合成繊維の巻取方法
である。 本発明で言う熱可塑性合成繊維とはポリエステ
ル、ポリアミドやポリアクリロニトリル系の繊維
を対象とするが、特にポリエチレンテレフタレー
トの如きポリエステルについて有効である。 次に本発明を図面を用いて詳細に説明する。第
1図の1a図は巻巾を巻時間とともに漸次増大さ
せて糸条を巻取つたパーンの断面図であり、1b
図はそのトラバース運動を示す図である。第2図
の2a図は一定ストロークのトラバース運動をす
るリングを巻時間とともに漸次パーンの上方へ移
動させて糸条を巻取つたパーンの断面図であり、
2b図はそのトラバース運動を示す図である。第
3図の3a図は第1図の巻方式において従来法で
巻取つた場合のスピンドル回転数を示す図であ
り、3b図はその巻取張力を示す図である。第4
図の4a図は第1図の巻方式において本発明の方
法で巻取つた場合のスピンドル図転数を示す図で
あり、4b図はその巻取張力を示す図である。 まず第1図の如き巻巾を巻時間と共に漸次増大
させて糸条を巻取る方式において、従来では巻取
張力の平均値がほぼ一定になるようにスピンドル
回転数を3a図の如く制御していた。この場合の
巻取張力は3b図の様に、平均値は巻始めも巻終
りも同じであるが、張力変動は巻終り程大きくな
つて、A,D部特にD部でループが発生する。そ
こでループが発生しない程度まで張力を上げる
と、今度はB,C部で毛羽が発生したり巻崩れが
発生したりする。 これに対し本発明は、パーンの巻径の異る個所
をトラバースして巻取る際に、スピンドル回転を
巻径の太い個所から細い個所への移行時、例えば
1a図のBからAに移行するときは、4a図のB
−Aのようにスピンドル回転を増速し、逆に1a
図のAからBに移行するときは4a図のA−Bの
ようにスピンドル回転を減速する。次に1a図の
BからCへ移行するときは4a図B−Cのように
スピンドル回転をほぼ同一若しくは微増させる。
1a図のCからD、更にDからCへ移行するとき
は、前述のBからA、更にAからBへ移行すると
きと同じ要領で、スピンドル回転数を増速し、減
速する。かくして、パーン部位間の張力変動は4
b図の様に無視し得る程小さくなつて、ループや
毛羽のないパーンが得られる。 第5図は第1図のような巻方式に本発明を実施
する場合の糸巻上げトラバース装置の一例を示す
概略図である。ポンプ1により導管から供給され
る圧力流体は、電磁弁3により導管4,5を通つ
てシリンダー6のピストン7の両側どちらへでも
供給することができるようになつている。ソレノ
イド8が励磁したときは、導管2の圧力流体は、
シリンダー6の左側へ供給され、ピストン7を右
方向へ動かす。逆にソレノイド9が励磁したとき
は、導管2の圧力流体は、シリンダー6の右側へ
供給され、ピストン7を左方向へ動かす。リング
レール10はピストンロツド11によつて、ピス
トン7と連結されており、ピストン7の往復運動
によつて上下にトラバースされる。 ピストンロツド11に連結されたロツド12に
は、パターン取付ブラケツト13が固定されて居
りパターン取付ブラケツト13は架台14に取付
けられた摺動軸15,16にスライド軸受17,
18を介して左右方向に摺動自在に保持されてい
る。パターン取付ブラケツト13にはネジ軸19
が垂直に取付けられて居り、これにかみ合うネジ
を有するパターンホルダー20がネジ軸19に沿
つて上下方向に移動するよう取付けられている。
このパターンホルダー20にはパターン21が固
定されて居り、このパターン21と接触する位置
にマイクロスイツチ22が設けられている。ネジ
軸19の下端にはウオームホイール23があり、
摺動軸16に取付けたウオーム24により施回力
を受け回転する。ウオーム24はスプライン溝に
より摺動軸16の回転力は伝えるが摺動軸16の
軸方向には、パターン取付ブラケツト13と共に
摺動可能となつて居り、常にウオームホイール2
3とかみ合つて運動する。摺動軸16はモーター
25によつてギヤー26,27を介して回転させ
られる。 パターン取付ブラケツト13の上部にはカムホ
ルダー28が固定されて居り、このカムホルダー
28には中央部が低く両端部が高くなつたカム2
9が摺動自在に取付けられている。このカム29
の両端には、カム29を適当な間隔を置いてスト
ツパー30,31が設けられている。 パターン21にマイクロスイツチ22が接触し
ている間はスイツチが押された状態にあるがマイ
クロスイツチ22がパターン21から外れるとス
イツチが解放されそれと同時に信号を発してソレ
ノイド8又は9を励磁するようにしてある。今ピ
ストン7が左から右へ移動してパターン21も左
から右へ移動すると、パターン21の左側のエツ
ヂライン34のところでマイクロスイツチ22は
パターン21との接触をたたれ信号を発して、ソ
レノイド9が励磁して、ピストン7は逆に右から
左へ移動し、同時にパターン21も右から左へ移
動する。その間マイクロスイツチ22はパターン
21と接触していて信号を出さない。パターン2
1が左へ移動してパターン21の右側のエツヂラ
イン35がマイクロスイツチ22のところまで来
ると、マイクロスイツチ22が再び解放されて信
号を発しソレノイド8が励磁されてピストン7と
共にパターン21が左から右へ移行する。このよ
うな運動をくりかえし行わせることによつてリン
グレール10にトラバース運動を行わせることが
できるのである。 一方、パターン21はこれ等トラバース運動と
は独立してモーター25によつてギヤー26,2
7摺動軸16ウオーム24、ウオームホイール2
3を介して回転させらせるネヂ軸29により、上
下方向に移動する。従つて、トラバース幅はこの
パターン21のエツヂライン34,35の形状に
従つて変化していくのである。 更にパターン取付ブラケツト13に固定された
カムホルダー28もピストン7の運動、即ちトラ
バース運動と共に左右に摺動する。カムホルダー
28に摺動自在に取付けられたカム29は中央部
が低く両端部が高くなつている。カム29の中央
から両端方向にかけて高くなり初めの位置は、パ
ターン21の上部のスタート位置の両端の位置に
一致している。 パターン48が挿着されたスピンドル46はプ
ーリー44、ベルト45を介してスピンドル駆動
用モーター43によつて駆動される。ここにスピ
ンドル駆動用モーター43の回転数は制御装置3
8により設定値になるごとくコントロールするよ
うになつているが、本発明では制御装置38の設
定値は差動トランス32,40の出力電圧によつ
て変わるようになつている。差動トランス40の
出力電圧は特定形状の偏心カム41によつてプロ
グラムされた値になるようになつている。このプ
ログラムされた値とは、巻取中のパーンの巻径が
太い個所を巻く時の巻取張力がほぼ一定になるよ
うに試行誤差法によつて決められた値である。偏
心カム41は、カム回転用モーター42によつて
駆動されることにより差動トランス40のレバー
39を下降せしめて出力電圧を変化させて制御装
置38の設定値を変えている。制御装置38の設
定値は、もう一つの差動トランス32の出力電圧
によつても変えられる。もう一つの差動トランス
32の出力電圧は、ピストンロツド11に連結さ
れて左右に往復運動しているカムホルダー28に
取付けられたカム29によつてレバー33を介し
て変えられる。カム29の両端の傾斜36,37
は、パターン21の両端のエツヂライン34,3
5がマイクロスイツチ22の位置に移動したとき
のスピンドル回転数が常にほぼ同一になるように
決められている。 以上のようにスピンドル回転数は偏心カム4
1、偏心トランス40によつて巻径の増大とも漸
次減少するが、カム29、差動トランス32によ
つてリング47のトラバース運動周期で補正され
て、巻径が同一のときは、ほぼ同一回転になるよ
うにコントロールされる。 第5図のカム29は中央部を水平となした左右
対称形でもよいが、一般にリング撚糸機の巻取張
力は、パーン上部が低く、下部が高くなるので、
カム29は右を高く左を低くなるように少しだけ
傾斜するのが、巻取張力をより均一にするので好
ましい。 次に第2図のような巻方式に本発明の方法を適
用する場合は、第5図のパターン21を台形から
菱形に変えて、カム29の両端の傾斜を右側だけ
の片側にすればよい。 第5図の糸巻上げトラバース装置は、本発明の
装置を実施するための装置の一例であり、本発明
は第5図の装置を用いることに限定されるもので
はない。本発明はスピンドル回転数を巻径の太い
個所から細い個所への移行時には増速し、巻径の
細い個所から太い個所への移行時には減速させる
装置であれば、どのような装置でも用いることが
できる。例えばその時々の巻取中のパーン径を光
電管で測定し、スピンドル回転数を変えるように
してもよい。 以上のように本発明は、パーンの巻径の異る個
所をトラバースして巻取る際にも、巻取張力がほ
ぼ一定となるので、巻取張力を小さい範囲に設定
でき、毛羽、ループ、巻崩れの発生を防止するこ
とができる。 実施例 通常の溶融紡糸方法によつて得られたポリエチ
レンテレフタレート未延伸糸を通常の延伸条件で
延伸熱処理した75de/36filを第1図の巻方式、
1300m/分の巻取速度、下表の如き巻取条件にて
各条件当り2.5Kg巻100本巻取つた。その結果を下
表に示す。尚、巻取つたパーンの外径と、ボビン
径は127mmと51mmであつた。
【表】 上記の如く、本発明が、巻取張力の変化が小さ
く、パーン品位が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図の1a図は巻巾を巻時間とともに漸次増
大させて、糸条を巻取つたパーンの断面図であ
り、1b図はそのトラバース運動を示す図であ
る。第2図の2a図は一定ストロークのトラバー
ス運動をするリングを巻時間とともに漸次パーン
の上方へ移動させて糸条を巻取つたパーンの断面
図であり、2b図はそのトラバース運動を示す図
である。第3図の3a図は第1図の巻方式におい
て従来法で巻取つた場合のスピンドル回転数を示
す図であり、3b図はその巻取張力を示す図であ
る。第4図の4a図は第1図の巻方式において本
発明の方法で巻取つた場合のスピンドル回転数を
示す図であり、4b図はその巻取張力を示す図で
ある。第5図は本発明の方法を実施する糸巻上げ
トラバース装置の一例を示す概略図である。 29,41はカム、32,40は差動トラン
ス、38は制御装置、43はスピンドル駆動用モ
ーター、46はスピンドル、47はリング、48
はパーンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性合成繊維をリング撚糸機を用いてパ
    ーン状に巻取る場合において、該パーンの巻径の
    異る個所をトラバースして巻取る際、該撚糸機の
    スピンドル回転を巻径の太い個所から細い個所へ
    の移行時には増速し、巻径の細い個所から太い個
    所への移行時には減速させることによつて、トラ
    バース中の巻取張力を略一定に制御することを特
    徴とする熱可塑性合成繊維の巻取方法。
JP18558380A 1980-12-30 1980-12-30 Method of taking up thermoplastic synthetic fiber Granted JPS57112272A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18558380A JPS57112272A (en) 1980-12-30 1980-12-30 Method of taking up thermoplastic synthetic fiber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18558380A JPS57112272A (en) 1980-12-30 1980-12-30 Method of taking up thermoplastic synthetic fiber

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57112272A JPS57112272A (en) 1982-07-13
JPS6233188B2 true JPS6233188B2 (ja) 1987-07-20

Family

ID=16173339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18558380A Granted JPS57112272A (en) 1980-12-30 1980-12-30 Method of taking up thermoplastic synthetic fiber

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62215475A (ja) * 1986-03-14 1987-09-22 Japan Steel Works Ltd:The 液圧ウインチ等におけるケ−ブル速度制御装置
KR100352021B1 (ko) * 2000-07-12 2002-09-11 김성웅 자동장력제어장치의 브레이크전압 설정방법

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JPS57112272A (en) 1982-07-13

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