JPS6232735B2 - - Google Patents

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JPS6232735B2
JPS6232735B2 JP57094951A JP9495182A JPS6232735B2 JP S6232735 B2 JPS6232735 B2 JP S6232735B2 JP 57094951 A JP57094951 A JP 57094951A JP 9495182 A JP9495182 A JP 9495182A JP S6232735 B2 JPS6232735 B2 JP S6232735B2
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copper
reaction
carbonate
catalyst
dialkyl
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Taizo Uda
Akira Satake
Kenji Sonoyama
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • C07C29/136Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH
    • C07C29/147Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of carboxylic acids or derivatives thereof
    • C07C29/149Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of carboxylic acids or derivatives thereof with hydrogen or hydrogen-containing gases
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、炭酸ジアルキルエステルからアルコ
ール類を製造する方法に関するものである。 炭酸ジアルキルエステルは、たとえば、各種化
合物の原料として有用なシユウ酸エステルなどの
二塩基酸エステルを製造する反応プロセスにおい
て副生するが、この炭酸ジアルキルエステルにつ
いては現時点では、工業上の用途が殆ど知られて
いない。従つて、現在では、そのようにして副生
した炭酸ジアルキルエステルは、加水分解するこ
とにより該アルキル基に対応するアルコールに変
えるか、あるいは焼却廃棄処理されている。しか
しながら、加水分解によりアルコールを回収する
方法では、炭酸ジアルキルエステルのアルキル基
に含まれる炭素成分については回収アルコールと
して有効に利用されるが、これに対して、炭酸基
に含まれる炭素成分は二酸化炭素となるため、有
効に利用されない。また、焼却処分は、産業資源
の有効利用に反し、さらに焼却により発生する燃
焼ガスの処理なども問題となる。 本発明は、上記のように従来において充分に利
用されることのなかつた炭酸ジアルキルエステル
の炭素成分の全てをアルコール類に変換すること
により、炭酸ジアルキルエステルの有効利用を図
ることを主な目的とするものである。 また、本発明は、二塩基酸エステルを製造する
反応プロセスなどにおいて副生する炭酸ジアルキ
ルエステルを、該アルキル基に対応するアルコー
ルおよびメタノールに変換することを可能にする
方法を提供することにより、それらの各種の反応
プロセスの全体としての効率を向上させることも
その目的とするものである。 上記のような目的は、本発明、すなわち、水素
雰囲気中、銅含有触媒の存在下にて炭酸ジアルキ
ルエステルを加熱して、該アルキル基に対応する
アルコールとメタノールとを製造することからな
るアルコール類の製造法により達成することがで
きる。 次に本発明を詳しく説明する。 本発明が利用する反応は新規な反応であり、本
発明は、その反応が銅含有触媒の存在下において
実用的に充分な速度で進行するとの知見に基づい
て完成されたものである。 本発明で使用する銅含有触媒には特に制限はな
い。また、本発明で用いる銅含有触媒は銅以外に
も、一種もしくは二種以上の他の金属成分を含ん
でいてもよく、そのような金属成分の例として
は、クロム、アルミニウム、バリウム、亜鉛、ニ
ツケル、パラジウム、銀、チタンなどを挙げるこ
とができる。 そして、本発明で用いることのできる銅含有触
媒の具体的な例としては、いわゆる銅触媒、銅・
クロム触媒、銅・亜鉛触媒、銅・クロム・亜鉛触
媒、銅・クロム・バリウム触媒、銅・アルミナ触
媒、銅・銀触媒、銅・パラジウム触媒などを挙げ
ることができる。 銅含有触媒の担体としては各種のものを任意に
使用することができる。そのような担体の例とし
ては、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化ランタ
ン、酸化ジルコニウム、種々の形態のアルミナ、
酸化亜鉛、活性炭などを挙げることができる。 触媒の大きさ、および形状についても特に制限
はなく、使用条件に応じて柱状(ペレツト状)、
粒状などの任意の形態、大きさに適宜成形、整粒
して使用することができる。 本発明において使用することが好ましい銅含有
触媒の内、銅触媒は、たとえば次に記載するよう
な方法により調製することができる。 水溶性の銅塩(たとえば、硝酸第二銅)を水に
溶解し、これに濃アンモニア水を水溶液のPHが約
10以上になるまで添加する。ここで水溶液は青色
を呈する。この青色の水溶液にコロイド状のシリ
カゾルを加え、室温もしくは加温下で撹拌して、
そこで形成されたシリカゲル上に銅イオンを担持
させる。この溶液を蒸発乾固したのち、充分に水
洗を行ない、再び乾燥したのち、得られた触媒担
持物の還元処理を行なう。この還元処理は、触媒
担持物を、水素流通下、たとえば、約150〜約500
℃の温度に保持するなどの方法により実施するこ
とができる。このような方法によりシリカに高分
散に担持された銅触媒を調製することができ、こ
の銅触媒は、通常の触媒反応と同様な方法によ
り、本発明の反応の触媒として使用することがで
きる。 上記の操作において、銅イオンを担持したシリ
カゲルを含む溶液を蒸発乾固する方法の代りに、
濃縮処理による方法も利用することができる。す
なわち、該溶液を蒸発操作にかけ、その溶液の量
がほぼ半量となるように濃縮し、この濃縮液から
固体を濾取などの方法により取り出し、以後は上
記の操作と同様にして処理し、目的の銅触媒とす
ることもできる。 また、上記のコロイド上シリカゾルに代えて、
平均粒子径がたとえば約1mμ〜約200μのシリ
カゲルを用いることによつても、同様な銅触媒を
得ることができる。 なお、上記の蒸発乾固処理や濃縮処理は、大気
圧条件下でも、あるいは減圧条件下でも行なうこ
とができる。そして、その処理は室温でも加熱条
件下のいずれの条件においても行なうことができ
るが、加熱条件下において実施することが望まし
い。そのような加熱条件としては約60〜90℃のよ
うな加熱条件が一般に利用される。 また、上記の還元処理を行なう前に、たとえ
ば、空気中にて約300〜800℃の温度で数時間焼成
するなどの処理を行なつてもよい。 あるいは、次のようにして銅・クロム・亜鉛触
媒を調製して、本発明の反応に使用することもで
きる。 水溶性銅塩(たとえば、硝酸第二銅)、および
水溶性亜鉛塩(たとえば、硝酸亜鉛)を水に溶解
し、これにクロム酸アンモニウムのようなクロム
酸塩を加えて、銅・クロム・亜鉛からなる化合物
あるいは混合物の沈澱を得て、これを濾別し、充
分に洗浄する。次に、これを空気中において約
100〜約200℃で乾燥し、この乾燥物を約300〜約
500℃の温度で徐々に分解して目的の銅・クロ
ム・亜鉛触媒を得る。そして、これを水素流通下
にて約150〜約500℃の温度に数時間保持して還元
処理したのち、本発明の反応の触媒として使用す
る。 なお、上記の各触媒調製反応においては銅成分
の出発原料として硝酸第二銅を例示しているが、
銅成分の出発原料は、これに限定されるものでは
なく、たとえば、金属銅、または、酢酸銅、シユ
ウ酸銅、ギ酸銅、塩化第一銅、塩化第二銅あるい
は銅の錯化合物などの各種の銅化合物(水溶性で
あることが好ましい)を用いることができる。 また、本発明で使用される銅含有触媒に他の金
属成分を含有させる場合には、それらの金属成分
も、たとえば、金属単体、または、硝酸塩、酢酸
塩、シユウ酸塩、ギ酸塩、塩化物あるいは金属の
錯化合物などの各種の金属化合物(水溶性である
ことが好ましい)の形態にて触媒に導入すること
ができる。 本発明の反応は、炭酸ジアルキルエステルを銅
含有触媒の存在下にて水素と反応させることによ
り実施する。 本発明の出発原料としては各種の炭酸ジアルキ
ルエステルを用いることができる。本発明で使用
する炭酸のアルキルエステルは式: (R1O)CO(OR2) により表わされる化合物である。ここで、R1
よびR2のそれぞれはアルキル基を表わし、R1
R2とは互いに同一でも、あるいは異なつていて
もよい。 上記の式中のR1およびR2が意味するアルキル
基としては特に制限はないが、脂肪族アルキル基
が好ましく、またさらに、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシルなどのような炭
素数6以下の脂肪族アルキル基が好ましい。 従つて、本発明において出発原料として用いる
炭酸ジアルキルエステルの例としては、炭酸ジメ
チル、炭酸ジエチル、炭酸ジ−n−プロピル、炭
酸ジイソプロピル、炭酸ジ−n−ブチル、炭酸ジ
イソブチル、炭酸ジ−tert−ブチル、炭酸ジ−n
−ペンチル、炭酸ジイソペンチル、炭酸ジ−n−
ヘキシル、炭酸ジイソヘキシルなどのようなR1
とR2とが互いに同一の炭素数6以下のアルキル
基である炭酸ジアルキルエステル、および、炭酸
メチルエチル、炭酸メチルイソプロピルなどのよ
うなR1とR2とが互いに異なつた炭素数6以下の
アルキル基である炭酸ジアルキルエステルなどを
挙げることができる。 本発明の反応は、通常は、常法に従い銅含有触
媒を充填した反応容器内に原料の炭酸ジアルキル
エステルと水素ガスとを通過させることにより実
施する。反応温度は、約100〜約300℃の範囲にあ
ることが好ましい。特に好ましい反応温度は、約
160〜約220℃の範囲の温度である。反応圧力は、
約0.5〜約100気圧の範囲にあることが好ましい。
特に好ましい反応圧力は、約1〜約30気圧の範囲
の圧力である。上記の反応原料の供給のための空
間速度は、約500〜約100000/時の範囲にあるこ
とが好ましい。特に好ましい空間速度は、約1000
〜約20000/時の範囲の空間速度である。 また、水素と炭酸ジアルキルエステルとの供給
比(モル比:水素/炭酸ジアルキルエステル)
は、約3〜約300の範囲にあることが好ましい。
特に好ましい水素/炭酸ジアルキルエステル供給
モル比は、約10〜約100の範囲のモル比である。 本発明の反応は、以上に述べたよう条件下で実
施することにより、特に高い反応率で目的のアル
コール類が生成する。 本発明の反応により生成するアルコールは、基
本的にはメタノールと炭酸ジアルキルエステルの
アルキル基に起因するアルコールである。従つ
て、原料の炭酸ジアルキルエステルとして炭酸ジ
メチルを用いた場合には、生成するアルコールは
実質的にメタノールのみとなる。また、原料の炭
酸ジアルキルエステルとして炭酸ジエチルを用い
た場合には、生成するアルコールは実質的にエタ
ノールとメタノールとの混合物となる。 以上述べたような本発明によれば、たとえば、
シユウ酸エステルなどの二塩基酸エステルを製造
する反応プロセスにおいて副生し、従来において
有効に利用されていなかつた炭酸ジアルキルエス
テルを工業上容易な方法により原料のアルコール
およびメタノールに変換することができる。そし
て、この変換により製造されたアルコールは、た
とえば、二塩基酸エステルの製造プロセスに循環
使用することも可能であり、また別の用途に利用
することもできる。従つて、原料の再利用、廃棄
物の減少などの面からも本発明は非常に有利とな
る。 次に本発明の実施例および比較例を示す。なお
各例において、炭酸ジアルキルエステルの転化率
(反応率)は次のようにして算出した値を意味す
る。 炭酸ジアルキルエステルの転化率(%)=[(消費
した炭酸ジアルキルエステルのモル数)/(供
給した炭酸ジアルキルエステルのモル数)]×
100 また、アルコールへの選択率は次のようにして
算出した値を意味する。 原料として炭酸ジメチルを用いた場合 メタノール選択率(%)=[(生成したメタノール
のモル数÷3)/(消費した炭酸ジメチルのモ
ル数)]×100 原料として炭酸ジエチルを用いた場合 メタノール選択率(%)=[(生成したメタノール
のモル数)/(消費した炭酸ジエチルのモル
数)]×100 エタノール選択率(%)=[(生成したエタノール
のモル数÷2)/(消費した炭酸ジエチルのモ
ル数)]×100 実施例 1 硝酸第二銅・3水和物[Cu(NO32・3H2O]
506gを1500mlの水に溶解し、これにさらに濃ア
ンモニア水1500mlを加えて、溶液のPHを約11〜12
に調整し、銅アンミン錯体を含む深青色の溶液を
得た。この深青色の溶液にコロイド状シリカゾル
(シリカ含有量:30重量%)666gを混合し、室温
で数時間撹拌した。次に、この混合液の温度を80
〜100℃に上げて大部分の水を蒸発させることに
よりシリカ上に銅イオンが担持された固体を得
て、次いでこの固体を120℃で16時間乾燥した。
ついで、この乾燥物を充分に水洗したのち、再び
120℃で24時間乾燥した。この乾燥物を5mm×5
mm径のペレツト状に成形し、空気中750℃で5時
間焼成したのち、9〜16メツシユに破砕した。こ
の破砕物を次に水素気流中200℃で5時間還元処
理し、銅担持触媒を調製した。触媒中の銅の含有
率は約40重量%であつた。 還元処理後の触媒を10ml採取して、これを内径
8mm、長さ20cmのステンレス鋼製反応管に充填し
た。この反応管に、約200℃に保たれたオーブン
内で気化した炭酸ジメチルを水素ガスとともに、
液空間速度(LHSV)0.56g/ml・時、空間速度
(SV)3000/時、H2/炭酸ジメチル供給比(モル
比)21.5の条件で供給し、炭酸ジメチルの水素化
分解反応を反応温度200℃、反応圧力3.0Kg/cm2
の条件にて実施した。 反応管から出た生成ガスを、約150℃に加温さ
れている減圧バルブを通過させたのち、常圧下に
て、ドライアイス・メタノールによる冷却下にあ
る二段に接続された蛇管型トラツプ内に捕集し
た。そして、この捕集液をガスクロマトグラフイ
ー(カラム温度:40℃、充填剤:DEGS、2m)
で分析することにより、生成ガスに含有されてい
る成分を定量した。 得られ結果は次の通りである。 炭酸ジメチル転化率=97.7% メタノール選択率=90.4% 実施例 2 実施例1で調製し、還元した触媒を同様に反応
管に充填し、炭酸ジメチルの水素化分解反応を、
反応条件を次のように変えた以外は実施例1に記
載の方法に従つて実施した。 反応温度:190℃ 反応圧力:3.0Kg/cm2G 液空間速度:0.64g/ml・時 空間速度:6000/時 H2/炭酸ジメチル(モル比):37.5 得られた結果は次の通りである。 炭酸ジメチル転化率=82.6% メタノール選択率=92.3% 実施例 3 実施例1で調製し、還元した触媒を同様に反応
管に充填し、炭酸ジエチルの水素化分解反応を、
反応条件を次のように変えた以外は実施例1に記
載の方法に従つて実施した。 反応温度:200℃ 反応圧力:3.0Kg/cm2G 液空間速度:0.72g/ml・時 空間速度:6000/時 H2/炭酸ジエチル(モル比):43 得られた結果は次の通りである。 炭酸ジエチル転化率=98.7% エタノール選択率=100% メタノール選択率=75.3% 実施例 4 実施例1で調製し、還元した触媒を同様に反応
管に充填し、炭酸ジエチルの水素化分解反応を、
反応条件を次のように変えた以外は実施例1に記
載の方法に従つて実施した。 反応温度:180℃ 反応圧力:3.0Kg/cm2G 液空間速度:0.35g/ml・時 空間速度:6000/時 H2/炭酸ジエチル(モル比):90 得られた結果は次の通りである。 炭酸ジエチル転化率=88.2% エタノール選択率=106% メタノール選択率=62.1% 上記の結果においてエタノール選択率が100%
を越えているが、これは原料の炭酸ジエチルの炭
酸基部分を形成していた炭素原子が、たとえば、
二量化し、還元される等の反応によりエタノール
となり、このエタノールもまた炭酸ジエチルのエ
チル基から導かれたエタノールとともに取り出さ
れるためと考えられる。以下に示す他の実施例に
おいても同様な結果が現われている例があるが、
それらについても同様と考えられる。 実施例 5 硝酸第二銅・3水和物[Cu(NO32・3H2O]
33gを300mlの水に溶解し、これにさらに濃アン
モニア水385mlを加えて、溶液のPHを約11に調整
し、銅アンミン錯体を含む深青色の溶液を得た。
この深青色の溶液にコロイド状シリカゾル(シリ
カ含有量:30重量%)170gを混合し、室温で数
時間撹拌した。次に、この混合液の温度を80〜
100℃に上げて大部分の水を蒸発させることによ
りシリカ上に銅イオンが担持された固体を得て、
次いでこの固体を120℃で16時間乾燥した。次
に、この乾燥物を充分に水洗した後、再び120℃
で24時間乾燥した。この乾燥物を次に水素気流中
300℃で2.5時間還元処理し、銅担持触媒を調製し
た。触媒中の銅の含有率は約10重量%であつた。 還元処理後の触媒を10ml採取して、これを内径
8mm、長さ20cmのステンレス鋼製反応管に充填
し、炭酸ジエチルの水素化分解反応を、反応条件
を次のように変えた以外は実施例1に記載の方法
に従つて実施した。 反応温度:200℃ 反応圧力:3.0Kg/cm2G 液空間速度:0.76g/ml・時 空間速度:6000/時 H2/炭酸ジエチル(モル比):40 得られた結果は次の通りである。 炭酸ジエチル転化率=39.0% エタノール選択率=104% メタノール選択率=35.0% 実施例 6 硝酸第二銅・3水和物[Cu(NO32・3H2O]
3.8gを100mlの水に溶解し、これにさらに濃アン
モニア水12mlを加えて、溶液のPHを約11に調整
し、銅アンミン錯体を含む深青色の溶液を得た。
この深青色の溶液にシリカゲル(富士デビソン社
製:A型)20gを加えて、得られた分散液を室温
で一夜撹拌した。この操作により銅アンミン錯体
は、シリカゲル表面の水酸基とカチオン交換反応
を起し、その結果、銅成分がシリカゲル上に担持
された。この分散液から青色の銅担持シリカゲル
を取り出し、充分に水洗したのち、140℃で14時
間乾燥した。この乾燥物を次に水素気流中300℃
で2.5時間還元処理し、銅担持触媒を調製した。
触媒中の銅の含有率は約5重量%であつた。 還元処理後の触媒を10ml採取して、これを内径
8mm、長さ20cmのステンレス鋼製反応管に充填
し、炭酸ジエチルの水素化分解反応を、反応条件
を次のように変えた以外は実施例1に記載の方法
に従つて実施した。 反応温度:200℃ 反応圧力:3.0Kg/cm2G 液空間速度:0.38g/ml・時 空間速度:6000/時 H2/炭酸ジエチル(モル比):77 得られた結果は次の通りである。 炭酸ジエチル転化率=16.2% エタノール選択率=67.9% メタノール選択率=〜5.0% 実施例 7〜9 硝酸第二銅・3水和物[Cu(NO32・3H2O]
24.2gを220mlの水に溶解し、また別に、硝酸亜
鉛[Zn(NO32・6H2O]29.7gを270mlの水に溶
解した。さらに別に、クロム酸アンモニウム
[(NH42CrO4]15.2gを140mlの水に溶解した。 まず、硝酸第二銅溶液と硝酸亜鉛溶液とを混合
し、これに次にクロム酸アンモニウム溶液を加え
て茶褐色の沈澱を得た。そして、この沈澱溶液に
濃アンモニア水を加えて、そのPHを約7に調整し
た。この沈澱溶液を室温で1.5時間撹拌したの
ち、濾過して沈澱を取り出した。次に、この分離
した沈澱を120℃で15時間の乾燥を行なつた。 ついで、上記の乾燥物を、約400℃の温度に維
持されている容器内に少しずつ投入し、熱分解を
行なつた。この熱分解により、乾燥物は茶褐色か
ら黒色に変化した。この黒色の熱分解物を、次に
水素気流中200℃で5時間の還元処理にかけ、
銅・クロム・亜鉛触媒を調製した。触媒中の銅、
クロムおよび亜鉛銅の含有率はそれぞれ、Cu:
22.3重量%、Cr:54.8重量%、Zn:22.9重量%で
あつた。 還元処理後の触媒を5ml採取して、これを内径
8mm、長さ20cmのステンレス鋼製反応管に充填
し、炭酸ジエチルの水素化分解反応を、反応条件
を次のように変えた以外は実施例1に記載の方法
に従つて実施した。 反応温度:180℃(実施例7) 190℃(実施例8) 200℃(実施例9) 反応圧力:6.0Kg/cm2G 液空間速度:0.4g/ml・時 空間速度:10000/時 H2/炭酸ジエチル(モル比):130 得られた結果を第1表に示す。
【表】 実施例 10〜12 CuO−ZnO触媒(日揮化学(株)製、商品名:
N211、Cu:Zn原子比=1:0.905)を9メツシユ
に破砕して、水素15容量%含有気流中、200℃に
て6時間還元処理した。 還元処理後の触媒を5ml採取して、これを内径
8mm、長さ20cmのステンレス鋼製反応管に充填
し、炭酸ジエチルの水素化分解反応を、反応条件
を次のように変えた以外は実施例1に記載の方法
に従つて実施した。 反応温度:200℃(実施例10) 210℃(実施例11) 220℃(実施例12) 反応圧力:3.0Kg/cm2G 液空間速度:0.4g/ml・時 空間速度:10000/時 H2/炭酸ジエチル(モル比):130 得られた結果を第2表に示す。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水素雰囲気中、銅含有触媒の存在下にて炭酸
    ジアルキルエステルを加熱して、該アルキル基に
    対応するアルコールとメタノールとを製造するこ
    とからなるアルコール類の製造法。
JP57094951A 1982-06-04 1982-06-04 アルコ−ル類の製造法 Granted JPS58213727A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57094951A JPS58213727A (ja) 1982-06-04 1982-06-04 アルコ−ル類の製造法
DE19833319977 DE3319977A1 (de) 1982-06-04 1983-06-01 Verfahren zur herstellung von alkoholen
ZA834054A ZA834054B (en) 1982-06-04 1983-06-03 Process for preparing alcohols
NZ204467A NZ204467A (en) 1982-06-04 1983-06-03 Process for preparing alcohols
GB08315358A GB2121412B (en) 1982-06-04 1983-06-03 Process for preparing alcohols

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