JPS6232379A - レ−ダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、レーダ装置に関し、特に送信機及び受信機
の高周波部の出力電力及び透過位相を検出する必要のあ
る場合においてその検出方式を簡単にした増幅方式のレ
ーダ装置に関するものである。

〔従来の技術〕

この種のレーダ装置における送信機及び受信機の高周波
部の出力検出方式の一例を第２図に示す。

第２図において、１は送信用種信号Ｐｔを位相検波用に
取出すための方向性結合器、２は送信機の高周波部、３
は送信出力を電力検出用に取出すための方向性結合器、
４は送受切換器、５は空中線、６は送信機の位相検出回
路、７は送信出力を位相検出と電力検出とに分配するた
めの方向性結合器、８は送信器の出力電力検出回路であ
る。

また９は受信基準信号Ｐｒを位相検出用基準信号として
取出すための方向性結合器、１０は受信機への信号注入
用方向性結合器、１１は受信時のみ閉となるスイッチ、
１２は受信機の高周波部、１３は受信出力を取出すため
の方向性結合器、１４は受信出力を位相検出と電力検出
とに分配するための方向性結合器、１５は受信機の出力
電力検出回路、１６は受信機の位相ネ★出回路を示す。

次に動作について説明する。

送信用種信号ｐｔは送信機の高周波部２により所定のレ
ベルに増幅され、送受切換器４を経て空中線５に印加さ
れる。同時に送信出力検出回路を構成する上述の方向性
結合器３．７２位相検出回路６．及び電力検出回路８で
送信出力の位相特性と電力特性とが検出される。またス
イッチ１１は送受切換器４の漏洩電力による受信機の高
周波部１２の特性劣化を防止するために、送信時刻は開
となっている。

同様に受信基準信号Ｐｒは受信機の高周波部１２で所定
のレベルに増幅され、受信出力検出回路を構成する上述
の方向性結合器９．１０，１３゜１４、位相検出回路１
５．及び電力検出回路１６で受信出力の位相特性と電力
特性とが検出される。

受信時刻においては、空中線５に入射した受信波は送受
切換器４及びスイッチ１１を経て受信機の高周波部１２
で増幅され、受信信号どして処理される。この時刻には
受信基準信号Ｐｒは断となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のレーダ装置の送信機及び受信機の高周波部の出力
検出回路は以上のように構成され、送信機及び受信機ぞ
れぞれが検出回路を必要とし、このため多数の方向性結
合器が必要どなり、装置が複雑かつ大型化してしま・う
欠点があった。

この発明は、上記のような従来の欠点を除去するために
なされたもので、方向性結合器の数を低減するようにし
たレーダ装置を提イ共することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るレーダ装置は、送信用種信号を時分割で
送信及び受信出力の両方の検出に使うようにし、送信出
力及び受信出力をハイブリッドを用いて電力及び位相検
出回路に分配して検出回路を共通化するようにしたもの
である。

〔作用〕

この発明においては、送信用種信号を時分割で送信及び
受信出力の雨検出に使うようにしたことから、受信出力
検出用基準信号が不要となり、又検出回路をハイブリッ
ドで共通化したことから、検出回路が一系統で済み、方
向性結合器の数も少なくなる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるレーダ装置を示す。図
において、第２図と同一符号は同一部分を示し、１７は
送信用種信号の一部を取出すための方向性結合器、１８
は送信出力及び受信出力を位相及び電力の検出用に分配
するためのハイブリッドである。

次に動作について説明する。

送信時刻においては、送信種信号ｐｔは送信機の高周波
部２により増幅されたのち、方向性結合器３及び送受切
換器４を経て空中線５に供給される。

同時に方向性結合器１で取出された送信種信号の一部Ｐ
ｔ、は送信出力の位相検出用基準信号Ｐ１、として用い
られる。

さらに方向性結合器３で取出された送信出力の一部Ｐ□
はハイブリッド１８で分配され、一方は送信出力の位相
検出用信号ＰＴＺとして位相検出回路６に印加され、前
述の基準信号Ｐｔｒと混合して送信機の位相検出信号Ｖ
ｔ＋が得られる。

もう一方は、送信出力の電力検出用信号ＰＴ３として電
力検出回路８に印加され、送信機の電力検出信号Ｖ。が
得られる。

なお、送信時刻においては、スイッチ１１は開となり、
受信機の高周波部１２へ送信出力が漏洩して受信機の高
周波部１２が過入力時により特性劣化しないように動作
する。

次に受信機の高周波部１２の受信出力検出方法について
述べる。受信機の高周波部１２は通常は空中線５に入射
した受信波を増幅する機能を有するが、受信出力の検出
のために送信種信号ｐｔの一部ｐｔ、を受けて増幅させ
る。

このために送信時刻と受信時刻の間隙又は任意の時間帯
においては、送信機の高周波部２を非動作状態とし、受
信機の高周波部１２のみを動作状態とさせるようにする
。

送信種信号Ｐｔの一部ｐｔ、は方向性結合器１７で取出
されて受信出力の位相検出用基準信号Ｐｔ、及び受信機
の高周波部１２の注入信号Ｐ「として扱われる。方向性
結合器１０に注入された送信用種信号Ｐｒ＋　は閉とな
っているスイッチ１１を経て受信機の高周波部１２で増
幅される。この増幅された信号の一部Ｐ□は方向性結合
器１３で取出され、ハイブリッド１８で分配され、前述
の送信出力の検出回路に印加され、受信出力の位相検出
信号Ｖｌｌ及び電力検出信号Ｖｊｌが得られる。

なお、送信出力と受信出力はハイブリッド１８ニ入力す
れる段階で同一レベルとなるように方向性結合器３と１
３の結合量を調整しである。

以上のような本実施例の装置では、送信出力又は受信出
力をハイブリッドにより位相検出回路及び電力検出回路
に分配し、又送信用種信号から受信出力検出用基準信号
及び位相検出基準信号を取出すようにしたので、検出回
路が１系統で済み、方向性結合器の数も削減でき、その
結実装置の小型化及び簡素化を達成でき、又低コスト化
をも実現できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、ハイブリッドを用い
て送信出力と受信出力の検出回路を共通化し、時分割で
使用するようにしたので、検出回路が簡単になり、安価
に構成できる効果があるつ

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるレーダ装置の構成図
、第２図は従来のレーダ装置の構成図である。 １．１０．１７・・・方向性結合器、２・・・送信機高
周波部、６・・・位相検出回路、８・・・電力検出回路
、１２・・・受信高周波部、１８・・・ハイブリッド。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）送信用種信号を増幅する送信機高周波部と、受信
   信号を増幅する受信機高周波部と、 送信用種信号を受信出力検出用基準信号又は位相検出基
   準信号として取出す方向性結合器と、上記受信出力検出
   用基準信号を上記受信機高周波部に入力する方向性結合
   器と、 上記位相検出基準信号を用いて送信出力又は受信出力の
   透過位相を検出する位相検出回路と、送信出力又は受信
   出力の出力電力を検出する電力検出回路と、 送信機高周波部からの送信出力又は受信機高周波部から
   の受信出力を上記位相検出回路と電力検出回路とに分配
   して与えるハイブリッドとを備えたことを特徴とするレ
   ーダ装置。