JPS62297580A - 自動閉鎖弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ６　発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、ピストンを備えた自動閉鎖弁であって、前記
ピストンが流入口と流出口との間に位置する弁座と協働
し、前記ピストンが前記弁座とは反対側の端部で前記流
入口と前記流出口とに流体技術的に連絡されている放圧
室を制限しておシ、該放圧室に対して前記ピストンが、
前記室壁に沿って案内される摩擦の小さいピストンシー
ル部材によってシールされている形式のものに関する。

従来の技術 たとえば、トイレの水洗装置、風呂の装備品等に、すな
わち特に衛生施設の装備品の分野で使用される前記形式
の自動閉鎖弁は、ピストンができるだけスムーズに移動
するように、ピストンは通常はピストンに嵌め込まれる
林状シール部材の形をした摩擦の小さいシール部材を備
えている。この林状シール部材のシールリップのシール
縁は比較的小さいプレロードをかげられて弁ケーシング
の壁の、ざストンによって制限される放圧室の壁を形成
する区分に弾性的に接触し、この壁区分で案内されてい
る。ごみ粒子、たとえば未熟な作業による取シ付けが原
因で生じる真ちゅうのくず及びそれと同様なものが放圧
室に達することを確実に回避することはできない。特に
弁が水平式に取り付けられている場合には、このごみ粒
子が放圧室の下側の壁区分上に落ちる。ピストンが相対
運動することによって、ごみ粒子はシール部材のシール
範囲に達し、シール範囲で液体が漏れる原因を成す。

この漏れによる液体は、放圧室の液体の流入出量の均衡
を乱すので、通常は作動パルスの発生した後で比較的長
い稼働時間が与えられる自動閉鎖弁では稼働時間の誤差
が生じたり、又は機能的な欠陥が生じる。弁が垂直式に
取り付けられる場合、たとえばピストン弁の閉鎖方向が
下向きである場合にも同様な問題が生じる。シール方向
が前述のピストンシール部材のシール方向と反対である
ような第２のピストンシール部材を設けることによって
前述問題全排除しようと試みたとしても、その試みは目
的に適っていない。費用が付加的にかかることやスペー
スを必要とすることの他にも第２のピストンシール部材
は摩擦を高めるという理由から極めて不利である。いず
れにしてもごみ粒子は放圧室に残υ、時間が経過すると
頻繁なピストン運動が原因で溝を形成してしまう。

発明の課題 本発明の課題は、前記形式の自動閉鎖弁を、ピストンシ
ール部材の摩擦をできる限り小さく保ちながら、シール
部材がこみ粒子によって不都合に影響を及ぼされて前述
のような支障が生じることがないように改良することで
ある。

課題を解決するだめの手段 前述の課題を解決するために本発明によれば、ピストン
が閉鎖位置に移動する際に前記ざストンシール部材によ
って運ばれるごみ粒子のだめに、前記ピストンシール部
材と室壁との間で働くかき取り兼通過阻止装置が設けら
れているようにした。

発明の効果 本発明によって得られる効果は、ピストンが閉鎖位置に
移動する際に前記ピストンシール部材によって運ばれる
ごみ粒子のために、ピストンシール部材と室壁との間で
働くかき取り兼通過阻止装置を設げたことによって、ピ
ストンが閉鎖位置へ移動する際にピストンのシール部材
とごみ粒子との間で比較的高い摩擦力が生じるために場
合によってはピストンシール部材によって連行されるご
み粒子が確実にかき取られるのに対して、ピストンが開
放運動する際には、ごみ粒子の通過を阻止する機能が働
くことによってごみ粒子がピストンシール部材によって
再び放圧室内奥へと運ばれないことが保証されるという
ことである。つまシ、かき取り兼通過阻止装置によって
、ごみ粒子は弁に対して不都合に働く範囲から排除され
る。かき取られて通過阻止されたごみ粒子は通過阻止範
囲て収容しておいてもよい。しかしながら、ピストンが
開放運動する際に液体の流れが接近できる区域に、かき
取り兼通過阻止装置が設けられていると、特に有利であ
る。この構成によれば、ごみ粒子を液体の流れによって
流し去ることができる。

さらに本発明のかき取り兼通過阻止装置においては、前
記自動閉鎖弁においてピストンの開放−開銀行程中に流
入口と放圧室との間で生じる比較的大きな圧力差が付加
的に利用される。

つまりこの圧力差はピストンシール部材のシールリップ
ヲ宜壁、ひいてはかき取り部により強く押圧するので、
ごみ粒子が確実に除去される。

実施態様 特許請求の範囲第２項以下の記載により本発明の自動閉
鎖弁の有利な実施態様が可能である。

実施例 本発明の自動閉鎖弁は水平に組込まれた状態では流過媒
体、つまり衛生設備の領域においては水のだめの流入口
２及び流出口３′ｊｔ備えた水平に位置するケーシング
１を有している。ケーシング１は流入口２と流出口３と
の間に弁座４を形成し、この弁座４とピストン５の一方
の端部が協働する。ピストン５は弁座４とは反対側の端
部で放圧室６を制限している。放圧室６は流過通路を介
して流入口２及び流出口３と通じている。図示の実施例
では流過通路はピストン５の周壁に設けられた制御ノズ
ル７と、放圧室６と流出口３との間に設けられた連絡通
路８とによって形成されている。連絡通路８には補助弁
９が配設されている。

ピストン５は林状シール部材として形成されるピストン
シール部材１０によって放圧室６に対してシールされる
。ピストンノール部材１０のシールリツプ１１の７−ル
縁は、第２図から明らかなように比較的小さいプレロー
ドをかけられて弁のケー／ング１の、室壁１ａ’（ｉ＝
影形成る部分Ｏｃ接触しており、ピストン５が移動する
と室壁１ａに沿って案内される。

補助弁９が閉じているとピストン５は放圧室６内の圧力
によって第１図に示すシール位置に保持される。補助弁
９が開くと放圧室６内の圧力が群成されるため、ピスト
ン５；はピストンシール部材１０の内側に作用する圧力
によって開放位置へ移動し、従って几人口２を通って導
びかれる水は流出口３に達する。図示の実施例ではピス
トン５の、流出口３内に突入するシャフト１２上には絞
シ機構として働くゴム弾性的なシール部材１３が配置さ
れており、弁が静止位置にある時に流出口３の内壁に面
している、前記シール部材１３の縁は下流に向いている
。流入口２から流入する水はこのシール部材１３の半径
方向のプレロードに相当する液圧力をシール部材１３に
対して及ぼすので、この液圧力によってピストン５が確
実な閉鎖運動を行なうことが保証される。

放圧室６の周壁にごみ粒子１４が着くと、ピストン５が
相対運動することによってこのごみ粒子１４はｔストン
シール部材ｉｎ、ｉｔの範囲に達し、このピストンシー
ル部材１０，１１が比較的高い摩擦係数を有している（
２ストンのシール部材は多くの場合ゴム弾性材料から成
る）ことからこのシール部材１０に付着して運ばれる。

ピストン５が閉鎖位置へ移動する際にピストンのシール
部材１０のシールリツ７’１１に付着して運ばれる前記
のごみ粒子のだめのかき取り兼通過阻止装置が設けられ
ている。このかき取り兼通過阻止装置はピストンのシー
ル部材１０と室壁１ａとの間で働く。かき取り無通過装
置は第２図に示した第１実施例においては室壁１ａの部
分に設けられたのこ歯状部分１５によって形成されてお
り、ピストン５が適当に運動すると、のこ歯状部分１５
の尖端上をシール部材１０のシールリップ１１が走行す
る。有利な１実施例によれば、のこ歯状部分１５の緩傾
斜の側面１５ａはピストン５の閉鎖運動方向に向けられ
て配置されているのに対して、のこ歯状部分１５の急な
勾配を有する側面、５ｂはピストン５の開放運動方向に
反する方向に向けられて配置されている。この構成から
シール部材１０のシールリップ１１に付着して運ばれる
ごみ粒子は緩傾斜の側面１５ａＫ達するまで側面１５ａ
によって制動されることなしに移動させられる。これに
対してピストン弁５が開放方向に移動する際には、ごみ
粒子は急な勾配を有する側面１５ｂに付着したままであ
シ、第２図に示すように歯と歯の間の溝内にとどまる。

本発明の有利な１実施例によれば、室壁１ａの、ピスト
ン５が閉鎖位置を占める時にピストンシール部材１０の
シールリップ１１が位置しておりかつピストン併５が開
放方向に移動する際に液体の流れに対して接近性を有す
るような区域にかき取り兼通過阻止装置は設けられてい
る。この構成に基づいてこみ粒子はピストン５の開放行
程において液体の流れによって自動閉鎖弁から流れ去ら
れる。第２図に点線で示されているように流入口２と放
圧室６との間の圧力差が比較的大きい場合には、ピスト
ン５の開放行程及び閉鎖行程においてピストンシール部
材１０のシールリップ１１が室壁１ａ、ひいては室壁１
ａののこ歯状部分１５に強く押圧されるので、ごみ粒子
１４は特に確実にのこ歯状部分１５によってかき取られ
る。

室壁１ａの、弁座４に面した端部範囲にのこ歯状部分１
５が設けられていると、ごみ粒子１４が液体の流れによ
ってより確実に取り除かれるようになる。ピストンシー
ル部材１００ンールリツプ１１のシール縁を有する端部
はのこ歯状部分１５に対し、かつのこ歯状部分１５は室
壁１ａの、流入口２に向いた開口端部に対して次のよう
な関係で配置されていると有利である。すなわち、ピス
トン５が閉鎖位置ある場合には、シールリップ１１の／
−ル縁を有する端部は流入口に最も近いのこ歯状部分か
ら突出するように配置されていると有利である。この構
成では流入口２から流入する水の流れが付着するこみ粒
子全容易にとらえ、流し去ることが可能となる。ピスト
ン５が閉鎖位置にある場合の、前述の構成部分の相対位
置は、第２図ではピストンシール部材１０の・／−ルリ
ップ１１の前記端部に関し、一点鎖線で示されている。

先に述べた構成は本発明のかき取り兼通過阻止装同の別
の１実流例にも応用することもでさる。つ１す、通常は
のこ歯状部分を設けないで室壁１ａの端、穀を流入口２
に対し尖鋭て形成してピストンが閉鎖位置にある時に７
一ル部材１０のシールリップ１１の、シール縁を備えた
端部が尖鋭に形成された縁を越えて第２図に示すように
突出するように構成すると、極めて簡単な構成でこのよ
うな弁に対するごみ粒子の影響を排除することができる
。それというのは、室壁の尖鋭て形成されだ端縁は実地
においては前述ののこ歯状部分と同様な働きをし、ごみ
の通過を阻止するからである。

【図面の簡単な説明】

第１図は前記形式の自動閉鎖弁の縦断面、第２図はピス
トンノール部材と室壁との間で動く、第１図の自動閉鎖
弁のかき取り兼通過阻止装置の部分を拡大して示す部分
断面図である。 １・・ケー７ング、２・・流入口、３・・・流出口、４
・・・弁座、５・・・ピストン、６・・・放圧室、７・
・・制御ノズル、８・・・連絡通路、９・・・補助弁、
１０・・・ｔストン／−ル部ｓ、ｉｉ・・・シールリッ
プ、１２・・・ンヤフト、１３・・・／一段部材、１４
・・ごみ粒子、１５・・・のこ歯状部分、１５ａ、１５
ｂ・・・側面 派 区 へ 妊

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ピストン（５）を備えた自動閉鎖弁であつて、前記
   ピストン（５）が流入口（２）と流出口（３）との間に
   位置する弁座（４）と協働し、前記ピストン（５）が前
   記弁座（４）とは反対側の端部で前記流入口（２）と前
   記流出口（３）とに流体技術的に連絡されている放圧室
   （６）を制限しており、前記ピストン（５）が、前記放
   圧室（６）の室壁（１ａ）に沿つて案内される摩擦の小
   さいピストンシール部材（１０、１１）によつて前記放
   圧室（６）に対してシールされている形式のものにおい
   て、前記ピストン（５）が閉鎖位置に移動する際に前記
   ピストンシール部材（１０、１１）によつて運ばれるご
   み粒子（１４）のために、前記ピストンシール部材（１
   ０、 １１）と前記室壁（１ａ）との間で働くかき取り兼通過
   阻止装置（１５、１５ａ、１５ｂ）が設けられているこ
   とを特徴とする、自動閉鎖弁。 ２、前記ピストン（５）が開放位置に移動したときに液
   体の流れが接近できる区域に、前記かき取り兼通過阻止
   装置（１５、１５ａ、 １５ｂ）が設けられている、特許請求の範囲第１項記載
   の自動閉鎖弁。 ３、前記かき取り兼通過阻止装置（１５、１５ａ、１５
   ｂ）が、前記室壁（１ａ）の所定の区分に設けられたの
   こ歯状部分（１５）を有しており、該のこ歯状部分の尖
   端上を前記ピストンシール部材（１０、１１）のシール
   リツプ（１１）が移動する、特許請求の範囲第１項又は
   第２項記載の自動閉鎖弁。 ４、前記のこ歯状部分（１５）の緩傾斜の側面（１５ａ
   ）が前記ピストン（５）の閉鎖移動方向に向けて配置さ
   れているのに対して、前記のこ歯状部分（１５）の急な
   勾配を有する側面（１５ｂ）が前記ピストン（５）の開
   放移動方向とは反対の方向に向けられて配置されている
   、特許請求の範囲第３項記載の自動閉鎖弁。 ５、前記のこ歯状部分（１５）が前記室壁（１ａ）の、
   前記弁座（４）に向いた端部区域に設けられている、特
   許請求の範囲第４項記載の自動閉鎖弁。 ６、前記室壁（１ａ）の、前記弁座（４）に向けられ、
   かつ前記流入口（２）に連続する端部が尖鋭に形成され
   た縁を有しており、前記ピストン（５）が閉鎖位置にあ
   るときに、前記シールリップ（１１）の、シール縁を有
   する端部が室壁（１ａ）の前記縁を越えて突出するよう
   に、前記ピストンシール部材（１０、１１）が室壁（１
   ａ）の前記縁に対して配置されている、特許請求の範囲
   第１項又は第３項記載の自動閉鎖弁。