JPS62296141A - シアン色素形成カプラ− - Google Patents

シアン色素形成カプラ−

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JPS62296141A
JPS62296141A JP14106086A JP14106086A JPS62296141A JP S62296141 A JPS62296141 A JP S62296141A JP 14106086 A JP14106086 A JP 14106086A JP 14106086 A JP14106086 A JP 14106086A JP S62296141 A JPS62296141 A JP S62296141A
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直樹 斎藤
Kozo Aoki
幸三 青木
Michio Ono
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられ
る新規なシアン色素形成カプラーに関するものである。
(従来の技術) ハロゲン化銀感光材料に露光を与えたあと、発色現像処
理することによりハロゲン化銀により酸化された芳香族
第一級アミンなど現像主薬と色素形成カプラーとか反応
し、色画像が形成される。
一般にこの方法において、減色法による色再現法がよく
使われ、青、緑および赤色を再現するために、それぞれ
補色の関係にあるイエロー、マゼンタおよびシアンの色
画像が形成される。
(発明が解決しようとする問題点) シアン色画像形成カプラーとしては、フェノール類ある
いはナフトール類が多く用いられている。ところが、従
来用いられているフェノール類およびナフトール類から
得られる色画像の保存性にはいくつかの問題が残されて
いた0例えば、米国特許第2,367.531号、第2
,369゜929号、第2,423,730号および第
2゜801.171号明細書などに記載の2−アシルア
ミノフェノールシアンカプラーより得られる色画像は、
一般に熱堅牢性か劣り、米国特許第2゜772.162
号および第2,895,826号に記載の2.5−ジア
シルアミノフェノールシアンカプラーより得られる色画
像は、一般に光堅牢性か劣り、l−ヒドロキシ−2−ナ
ツタミドシアンカブラ−は、一般に、光および熱(特に
湿熱)堅牢性の両面で不十分である。
このようなシアン色素形成カプラーの欠点を改良するも
のとして例えば米国特許第4,327゜173号、同4
,564,586号に記載の5−ヒドロキシ−6−アシ
ルアミノカルボスチリルシアンカプラーおよび米国特許
第4,430,423号に記載の4−ヒドロキシ−5−
アシルアミノオキシインドールカプラー、4−ヒドロキ
シ−5−アシルアミノ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベ
ンズイミダゾール−2−オンカプラーなどか開発されて
いる。これらのカプラーは耐光性および熱堅牢性の面で
はすぐれたものである。しかし写真画像を光にあてると
未露光部である白地部に黄色汚れが生じやすく、この点
でまだ満足できるものとはいえなかった。またこれらの
カプラーは高沸点有機溶媒に対する溶解度が低く、写真
用乳剤中に導入する時に析出しやすいという難点があっ
た。
本発明の目的は、これら従来のシアン色素形成カプラー
の問題点を克服し、写真用乳剤中で析出しにくく、色像
が光、熱、湿度などに対して堅牢で1色再現性にすぐれ
、なおかつ白地部の黄色汚染が生じにくいシアン色素形
成カプラーを提供することにある。
また本発明の他の目的は、発色現像液中での色素形成速
度および最大発色濃度が高く、特にペンシルアルコール
を除いた発色現像液中でもそれらが十分に高いカプラー
を提供することであり、一方では酸化力の弱い漂白液(
例えばEDTA鉄(III) Nafl又はEDTA鉄
(III) NH4塩を含む漂白液)あるいは疲労した
漂白液で処理した場合の濃度低下がほとんどないカプラ
ーを提供することにある。
本発明の目的は次の一般式[I]により示されるシアン
色素形成カプラー(以下単にシアンカプラーという)に
より達成できた。
一般式[I] H 式中、RおよびR2はそれぞれ置換基を有していてもよ
い脂肪族基、芳香族基、複素環基を表わし、Wは環を形
成するに必要な原子又は原子団を表わし、Xは水素原子
又は現像主薬酸化体との語基を表わし、Y2は二価の連
結基又は単なる結合手を表わし、式中のR,、R2,W
、Xのいずれかで2量体又はそれ以上の多量体カプラー
を形成していてもよい。
以下に一般式[I]におけるR1.R2,W、x、Y 
、Y2について詳述する。
! 一般式CI]においてRおよびR2は、それぞれ好まし
くは炭素数1〜36の脂肪族基、好ましくは炭素数6〜
36の芳香族基(例えば、フェニル基、ナフチル基など
)、複素環基(例えば、3−ピリジル基、2−フリル基
など)を表わし、これらの基は、さらにアルキル基、ア
リール基、複素環基、アルコキシ基(例えば、メトキシ
基、2−メトキシエトキシ基など)、アリールオキシ基
(例えば、2,4−ジーtert−アミルフェノキシ基
、2−クロロフェノキシ基、4−シアノフェノキシ基な
ど)、アルケニルオキシ基(例えば、2−プロペニルオ
キシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、ベンゾ
イル基など)、エステル基(例えば、ブトキシカルボニ
ル基、フェノキシカルボニル基、アセトキシ基、ベンゾ
イルオキシ基、ブトキシスルホニル基、トルエンスルホ
ニルオキシ基など)、アミド基(例えば、アセチルアミ
ノ基、エチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基
、メタンスルホンアミド基、ブチルスルファモイル基な
ど)、スルファミド基(例えば、ジプロピルスルファモ
イルアミノ基など)、イミド基(例えば、サクシンイミ
ド基、ヒダントイニル基など)、ウレイド基(例えばフ
ェニルウレイド基、ジメチルウレイド基など)、脂肪族
もしくは芳香族スルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル基、フェニルスルホニル基など)、脂肪族もしくは芳
香族チオ基(例えば、エチルチオ基、フェニルチオ基な
ど)、ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ
基、スルホ基、ハロゲン原子などから選ばれた基で置換
していてもよい。
本明細書中“脂肪族基”とは直鎖状、分岐状もしくは環
状の脂肪族炭化水素基を表わし、アルキル、アルケニル
、アルキニル基など飽和および不飽和のものを包含する
意味である。その代表例を挙げるとメチル基、エチル基
、ブチル基、ドデシル基、オクタデシル基、アルキニル
基、is。
−プロピル基、tert−ブチル基、tert−オクチ
ル基、tert−ドデシル基、シクロヘキシル基、シク
ロペンチル基、アリル基、ビニル基、2−へキサデセニ
ル基、プロパギル基などがある。
一般式[1]においてWは結合する炭素原子とともに5
員環以上の環を形成するに必要な原子又は原子団を表わ
し、環を形成する二価の基としては二価のアミノ基、エ
ーテル結合、チオエーテル結合、アルキレン基、エチレ
ン結合、イミノ結合、スルホニル基、カルボニル基およ
び一般式[1]のWを除く基などを示し、これらのうち
複数を組み合わせてもよく、これらはざらに置換基を有
していてもよい。一般式[I]においてXは水素原子、
ハロゲン原子以外にXがカップリング離脱基(以下、離
脱基と呼ぶ)を表わすとき、該離脱基は酩素、窒素、イ
才つもしくは炭素原子を介してカラプリング活性炭素と
、脂肪族基、芳香族基、複素環基、脂肪族・芳香族もし
くは複素環スルホニル基、脂肪族・芳香族もしくは複素
環カルボニル基とを結合するような基、ハロゲン原子、
芳香族アゾ基などであり、これらの離脱基に含まれ之脂
肪族、芳香族もしくは複素環基は、R3て許容される置
換基で置換されていてもよく、これらの置換基が2つ以
上のときは同一でも異っていてもよく、これらの置換基
かさらにR。
に許容される置換基な有していてもよい。
カップリング離脱基の具体例を挙げると、ハロゲン原子
(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子など)、アル
コキシ基(例えばエトキシ基、ドデシルオキシ基、メト
キシエチルカルバモイルメトキシ基、カルボキシプロピ
ルオキシ基、メチルスルホニルエトキシ基など)、アリ
ールオキシ基(例えば4−クロロフェノキシ基、4−メ
トキシフェノキシフ文、4−カルボキシフェノキシ基な
ど)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基、テトラゾ
カッイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、脂肪族
もしくは芳香族スルホニルオキシ基(例えばメタンスル
ホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基など)、
アシルアミノ基(例えばジクロルアセチルアミノ基、ヘ
プタフルオロブチリルアミノ基など)、脂肪族もしくは
芳香族スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミノ
基、p−トルエンスルホニルアミノ基など)、アルコキ
シカルボニルオキシ基(例えばエトキシカルボニルオキ
シ基、ベンジルオキシカルボニルオキシ基など)、アリ
ールオキシカルボニルオキシ基(例えばフェノキシカル
ボニルオキシ基など)、脂肪族・芳香族もしくは複素環
チオ基(例えばエチルチオ基、フェニルチオ基、テトラ
ゾリルチオ基など)、カルバモイルアミノ基(例えばN
−メチルカルバモイルアミノ基、N−フェニルカルバモ
イルアミノ基など)、5員もしくは6員の含窒素へテロ
環基(例えばイミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾ
リル基、テトラゾリル基、1.2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−1−ピリジル基など)、イミド基(例えばスクシン
イミド基、ヒダントイニル基など)、芳香族アゾ基(例
えばフェニルアゾ基など)などがあり、これらの基はさ
らにR1の着換基として許容された基で置換されていて
もよい。また、炭素原子を介して結合した離脱基として
、アルデヒド類又はケトン類で回当量カプラーを縮合し
て得られるビス型カプラーがある0本発明の離脱基は、
現像抑制剤、現像促進剤など写真的有用基を含んでいて
もよい。
一般式[I]においてYlは少なくともアミド結合また
はエステル結合を含む二価の連結基で一5U2−IN−
1tC7J)Qkl’)nる。c−コT k’−3bよ
びR4は水素原子、脂肪族基、芳香族基もしくは複素環
基を表わす。
一般式[I]においてY2は単なる結合手もしくは二価
の連結基を表わし、二価の連結基としては、二価のアミ
ノ基、エーテル結合、チオエーテル結合、アルキレン基
、エチレン結合、イミノ結合、スルホニル基、スルホキ
シ基、カルボニル基などを示し、これらのうちの複数を
組み合わせてもよく、これらはさらに置換基を有してい
てもよい。
一般式[I]においてWは5から8員環、さらに好まし
くは5から7員環を形成する非金属原子又は原子団であ
ることか好ましい。
一般式[I]においてXは水素原子、ハロゲン原子、ア
ルコキシ基、アリールオキシ基が好ましく、さらに塩素
原子が特に好ましい。
一般式[I]においてYlは−NHCO−基が好ましい
以下に本発明のシアンカプラーの具体的な例を示すが本
発明はこれらに限定されるものではない。
n冒 H R filc3H70cONH H3 T−T H3 H3 C4H9S02 H CH35O2NH H 次に合成例を示す。
合成例1) カプラー(1)の合成 (1)5.8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−1,4,
4−トリメチルカルボスチリルの合成5.8−ジクロロ
−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチルカルボスチリル
10.Og、水素化ナトリウム1.oagをジメチルア
セトアミド80m1中に分散させ、水蒸気浴上で20分
間加熱攪拌後、氷水浴中で冷却した。ヨウ化メチル5.
82gを20分間かけて滴下し、水蒸気浴上で60分間
加熱攪拌した。反応混合物を水中にあけ、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水洗、乾燥の後、溶媒を蒸発させ、
得られた粗生成物にn−ヘキサンを加え再結晶を行った
。析出した結晶をろ取し、冷n−ヘキサンで洗浄後、乾
燥して標記化合物(淡黄色結晶)9.23gを得た。
(2)5.8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−1,4,
4−トリメチル−6−ニドロカルボスチリルの合成 y、B−シクロロー3.4−ジヒドロ−1゜4.4−)
−ジメチルカルボスチリル9.23gを濃硫酸50m1
に溶解し、これに濃硝酸(65%)3.82gを滴下後
、室温で30分間攪拌した。
反応混合物を氷水上にあけ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水洗、乾燥の後溶媒を蒸発させ、得られた粗生成
物にアセトニトリルを加え、再結晶を行った。析出した
結晶をろ取し、冷アセトニトリルで洗浄後乾燥して標記
化合物(黄色結晶)9.60gを得た。
(3)8−りUロー3,4−ジヒドロ−5−ヒドロキシ
−1,4,4−トリメチル−6−ニドロカルボスチリル
の合成 5.8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−1゜4.4−)
−ジメチルカルボスチリル9.60g、酢酸カリウム9
.33g、臭化テトラブチルアンモニウム5.11gを
ジメチルアセトアミド40m1中に分散させ、油浴中1
50°Cで8時間攪拌した。放冷後、水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水洗、乾燥の後、溶媒を蒸発さ
せ、得られた粗生成物に酢酸エチルを加え再結晶を行っ
た。
析出した結晶をろ取し、冷酢酸エチルで洗浄後乾燥して
標記化合物(黄色結晶)4.25gを得た。
(4)6−アミノ−8−クロロ−3,4−ジヒドロ−5
−ヒドロキシ−1,4,4−トリメチルカルボスチリル
の合成 8−クロロ−3,4−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−1,
4,4−)ジメチル−6−ニトロカルボスチリル5.8
5gをメタノール30稽と水50m1の混合溶媒中に分
散させ、水蒸気浴上で還流した。ハイドロサルファイド
ナトリウム15.0gを30分間かけて添加し、さらに
10分間還流した。氷水浴中で冷却後、析出した結晶を
ろ取し、水で洗浄後乾燥し、標記化合物(無色結晶)3
.56gを得た。
(5)カプラー(1)の合成 6−アミノ−8−クロロ−3,4−ジヒドロ−5−ヒド
ロキシ−1,4,4−トリメチルカルボスチリル3.5
6gをアセトニトリル40m1とジノ手ルアセトアミト
8mlの泪^浣bW山に分針水せ、水蒸気浴上て還流し
た。3− [2−(2,5−ジ−t−アミルフェノキシ
)ブタノイルコアミノベンゾイルクロリド6.73gの
アセトニトリル10d溶液を20分間かけて滴下し、さ
らに30分間還流した。反応溶液を水中にあけ、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を蒸発さ
せて得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル/n−ヘキサン=1/3で流出)で精製し
、カプラー(1)7.57gを白色粉末として得た。
次に元素分析値を示す。
HCNC又 計算値(X)   7.45  69.26 6.21
 5.24測定値(X)   7.31  68.72
 6.22 5.20合成例(2)カプラー(7)の合
成 (1)5.8−ジクロロ−1−ヘキサデシル−3,4−
ジヒドロ−4,4−ジメチル−6−ニドロカルボスチリ
ルの合成 5.8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチ
ル−6−ニドロカルボスチリル15.0g、炭酸カリウ
ム8.60gをジメチルアセトアミド801i中に分散
させ、室温て攪拌しながらヨウ化ヘキサデシル19.2
gを5分間かけて滴下した。さらに水蒸気浴上で2時間
加熱攪拌を行った後、反応溶液を水中にあけ、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層は水洗、乾燥後溶媒を蒸発させ、
得られた粗生成物にアセトニトリルを加え、再結晶を行
った。析出した結晶をろ取し、冷アセトニトリルで洗浄
後乾燥して標記化合物(黄色結晶)25.3gを得た。
(2)8−クロロ−1−ヘキサデシル−3,4−ジヒド
ロ−5−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−6−ニトロカ
ルボスチリルの合成 5.8−ジクロロ−1−ヘキサデシル−3,4−ジヒド
ロ−4,4−ジメチル−6−ニドロカルボスチリル25
.3g、酢酸カリウム14.5gをジメチルアセトアミ
ド100m1中に分散させ油浴中150°Cで5時間攪
拌した。放冷後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機
層を水洗、乾燥後溶媒を蒸発させ、得られた粗生成物に
アセトニトリル、酢酸エチル混合溶媒を加え、再結晶を
行った。析出した結晶をろ取し、アセトニトリルて洗浄
後乾燥して標記化合物(橙色結晶)19.5gを得た。
(3)6−アミノ−8−クロロ−1−ヘキサデシル−3
,4−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルカ
ルボスチリルの合成 8−クロロ−1−ヘキサデシル−3,4−ジヒドロ−5
−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−6−ニドロカルボス
チリル25.3gをメタノール130d、水200m1
の混合溶媒中に分散させ、水蒸気浴上で還流した。ハイ
ドロサルファイドナトリウム30.0gを30分間かけ
て添加し、さらに20分間還流した。氷水浴中で冷却後
、析出した結晶をろ取し、水で洗浄後乾燥し、標記化合
物(無色結晶)15.6gを得た。
(4)カプラー(7)の合成 6−アミノ−8−クロロ−1−ヘキサデシル−3,4−
ジヒドロ−5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルカルボス
チリル15.6gをアセトニトリル80招とジメチルホ
ルムアミド16dの混合溶媒中に分散させ、水蒸気浴上
で還流した。ペンタフルオロベンゾイルクロリド8.0
4gを15分間かけて滴下し、さらに30分間還流した
。反応混合物を氷水上にあけ析出した結晶をろ取し、冷
アセトニトリルで洗浄した。得られた粗生成物にアセト
ニトリル−酢酸エチル混合溶媒を加え再結晶を行い、カ
プラー(7)18.6gを融点158−160’Cの無
色結晶として得た。
次に元素分析値を示す。
HCNC文  F 計算値(X) 6.73 61.95 4.25 5.
38 14.41測定値(%) 6.69 61.77
 4.27 5.:13 14.3:1上記以外の本発
明のシアンカプラーも上記合成例の方法に準じて合成す
ることかできる。
本発明のシアンカプラーと同一層もしくは別の層でほぼ
同じ光に感する層には他の公知のシアンカプラーを用い
ることができる。特に好ましく用いることのできるシア
ンカプラーは下記一般式%式% 一般式(II)においてR11は置換もしくは無置換の
脂肪族、アリールまたは、複素環基を表わし、R12は
6検もしくは無置換の脂肪族基、アリール基または、ア
シルアミノ基を表わし、R13は水素原子、ハロゲン原
子、は換もしくは無置換の脂肪族基、アリール基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基を表わし
、R1□とR13とで含窒素の5員環以上の環を形成し
ていてもよく、Zlは水素原子もしくは現像主薬との酸
化カップリング反応において離脱しうる基を表わし、n
は0又は1を表わす。
次に一般式(n)で表わされるシアンカプラーの代表例
を示す。
(n−1) しL (n−2) (J (n−3) (n−4) (II−5) しt (II−6) I (n−7) nμ (n−s) H (II−9) 1’NLJ (II−11) 1−I (n−12) IJ (If−13) (U−14) (n−15) (ll−16) (II−17) (ll−18) (n−19) 2H5 CH3 (n−21) 本発明のシアンカプラーは公知の方法てハロゲン化銀乳
剤層に導入できる。そのとき、本発明のシアンカプラー
と共に導入できるカプラー溶剤、紫外線吸収剤、保護コ
ロイド、結合剤、カブリ防止剤、混合防止剤、退色防止
剤、増感色素、染料、i=白剤なと、ならびにハロゲン
化銀感光材料の形成法(写真乳剤の形成法、カプラー等
の導入法、支持体、各感光層の層構成など)ならびに写
真処理などについては、リサーチ、ディスクロージャー
 (Research Disclosure)、19
78年12月、項目17643 (Industria
l 0pportuniesLtd、、 UK)特開昭
56−65134号ならびに特開昭56−104,33
3号に記載または引用の文献等に記載された物質ならび
に方法を用いることがてきる。
本発明のカプラーの添加量は、感光層を構成するハロゲ
ン化銀乳剤層中に通常0.1〜1.0モル、好ましくは
O11〜0.5モル含有される。
本発明では、公知のマゼンタおよびイエローカプラーを
一般式(I)て表わされる少くとも1つのシアンカプラ
ーと組合せてカラー写真感光材料とする。
ここて、カプラーのうちイエローカプラーの代表的な例
は、米国特許2,875,057号、同2.407,2
10号、同3,265,506号、同2,298,44
3号、同3,048,194号、同3,447,928
号等に記載されている。それらのイエローカプラーのう
ち、ベンゾイルアセトアニリドやピバロイルアセトアニ
リド等のアシルアセトアミド誘導体が好ましい。
したがって、イエローカプラー残基(Cp)としては次
の一般式(m)および(rV)で表わされるものが好適
である。
R1つ なお、Xは水素原子又はカップリング離脱基を表わす、
以下一般式〔■〕まで同義とする。
ここで、R1□は総炭素数8〜32の耐拡散性を表わし
、R1□は水素原子、1またはそれ以上のハロゲン原子
、低級アルキル基、低級アルコキシ基または総炭素数8
〜32の耐拡散性を表わす。
R1□か2以上ある場合、それらは同一でも異なってい
てもよい。
マゼンタカプラーの代表的な例は、米国特許2.600
,788号、同2,369,489号、同2,343,
703号、同2,311,082号、同3,152,8
96号、同3,519.429号、同3,062,65
3号、同2゜908.573号等に記載されている。そ
れらのマゼンタカプラーのうち、ピラゾロンあるいはピ
ラゾロアゾール類(ピラゾロピラゾール、ピラゾロイミ
ダゾール、ピラゾロトリアゾール、ピラゾロテトラゾー
ル等)が好ましい。
したがって、マゼンタカプラー残基(Cp)としては、
次の一般式(V)、(■)3よび(■)で表わされるも
のが好適である。
こごて、R1□は総炭素数が8〜32の耐拡散性基を表
わし、R1□は、lまたはそれ以上のハロゲン原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、または
置換フェニル基を表わす。Zは、窒素原子を2〜4個含
むS負のアゾール環を形成するのに必要な非金属原子群
を表わし、該アゾール環は置換基(縮合環を含む)を有
していてもよい。
本発明のシアンカプラーあるいは併用するマゼンタ及び
シアンカプラーを乳剤層に導入するには、たとえばフタ
ル酸アルキルエステル(ジブチルフタレート、ジオクチ
ルフタレートなど)、リン酸エステJしくジフェニルフ
ォスフェート、トリフェニルフォスフェート、トリクレ
ジルフォスフェート、ジオクチルブチルフォスフェート
クエン酸エステル(たとえばアセチルクエン酸トリブチ
ル)、安息香酸エステル(たとえば安息香酸オクチル)
、アルキルアミド(たとえばジエチルラウリルアミド)
、脂肪酸エステル類(たとえばジブトキシエチルサクシ
ネート、ジオクチルアゼレート)、フェノール類(例え
ば2.4−ジ(1)アミルフェノール)などの沸点16
0°C以上の高佛点有機溶媒やたとえば酢酸エチル、酢
酸ブチルのごとき低級アルキルアセテート、プロピオン
酸エチル、2級ブチルアルコール、メチルイソブチルケ
トン、β−エトキシエチルアセテート、メチルセロソル
ブアセテートなどの沸点30℃〜150°Cの低沸点有
機溶媒を必要に応じ単独でまたは混合して使用し溶解し
てから、親木性コロイド水溶液にあらかじめ乳化分散す
ることが好ましい。
本発明のシアンカプラーを用いた感材には、必要に応じ
て、前記一般式で表わされる本発明のカプラー以外の特
殊カプラーを含有せしめることかてきる。たとえば、緑
感性乳剤層中には、カラードマゼンタカプラーを含有せ
しめて、マスキング効果をもたせることかできる.また
各感色性の乳剤層中あるいはその隣接層には現像抑制剤
放出カプラー(DIRカプラー)現像抑制剤放出ハイド
ロキノンなどを併用することもできる。これらの化合物
から、現像に伴って放出される現像抑制剤は、画像の鮮
乾度の向上、画像の微粒子化あるいは単色彩度の向上な
どの層間重層効果をもたらす。
感材の写真乳剤層あるいはその隣接層中には、銀現像に
伴って現像促進剤もしくは造核剤を放出するカプラーを
添加して、写真感度の向上、カラー画像の粒状性改良、
階調の硬調化などの効果を得ることもできる。
本発明のシアンカプラーは、カラーネガフィルム、カラ
ーペーパー、カラーポジフィルム、スライド用カラーリ
バーサルフィルム、映画用カラーリハーサルフィルム、
TV用カラーリバーサルフィルム等の一般のハロゲン化
銀カラー感光材料に用いることかてきる。
通常のカラーベーパーの感材層構成ては、シアンカプラ
ー含有赤感性乳剤層に隣接する両側のいずれか一層、好
ましくは両側の層に、紫外線吸収剤を含有せしめる。緑
感層と赤感層の間の中間層に紫外線吸収剤を添加すると
きは、混色防止剤と共乳化してもよい、紫外線吸収剤が
保護層に添加されるときは、最外層としてもう一層別の
保護層が設塗されてもよい、この保護層には、任意の粒
径のマット剤などを含有せしめることができる。
前記の紫外線吸収剤はカプラーと同様に高沸点有機溶媒
及び低沸点有機溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解され
親木性コロイド中に分散される。
高沸点有機溶媒と紫外線吸収剤の量には特別な限定はな
いが、通常紫外線吸収剤の重量に対し高沸点有機溶媒を
0%〜300%の範囲で使用する。
常温で液体の化合物の単独又は併用は好ましい。
本発明のカプラーの組合せに、前記のベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤を併用すると1発色々素画像特にシア
ン画像の保存性、特に耐光堅牢性を改良することができ
る。この紫外線吸収剤とシアンカプラーを共乳化しても
よい。
紫外線吸収剤の塗布量はシアン色素画像に光安定性を付
与するに足る量であればよいが、あまりに多量用いると
カラー写真感光材料の未露光部(白地部)に黄変をもた
らすことがあるので、通常好ましくは1xlO−4モル
/ml〜2X10−3モル/ゴ、特に5xlO−’モル
/ば〜1.5×10−3モル/ゴの範囲に設定される。
発色々素画像、特にイエローおよびマゼンタ画像の保存
性を向上させるために、各種の有機系および金属錯体系
の退色防止剤を併用することができる。有機系の退色防
止剤としてはハイドロキノン類、没食子酸誘導体、p−
アルコキシフェノール類、p−オキシフェノール類など
があり、色素像安定剤、スティン防止剤もしくは酸化防
止剤は、リサーチ・ディスクロージャー17643の第
■のIないしは5項に特許が引用されている。
また金属錯体系の退色防止剤は、リサーチ・ディスクロ
ージャー15162などに記載されている。
黄色画像の熱および光に対する堅牢性を改良するために
、フェノール類、ハイドロキノン類、ヒドロキシクロマ
ン類、ヒドロキシクマラン類、ヒンダードアミン類及び
これらのアルキルエーテル、シリルエーテルもしくは加
水分解性前駆体誘導体に属する多くの化合物を使用でき
る。
本発明に係るカラー写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層
には各種のハロゲン化銀を使用することができる0例え
ば塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、ヨウ臭化銀あるいは塩ヨ
ウ臭化銀などである。2ないし20モル%のヨウ化銀を
含むヨウ臭化銀、IOないし50モル%の臭化銀を含む
塩臭化銀は好ましい。ハロゲン化銀粒子の結晶形、結晶
構造、粒径、粒径分布等には限定はない。ハロゲン化銀
の結晶は、正常晶でも双晶でもよく、六面体、八面体、
14面体のいずれてあってもよい。
リサーチ・ディスクロージャー22534に記載された
ような、厚味が0.5ミクロン以下、径は少なくとも0
.6ミクロンで、平均アスペクト比が5以上の平板粒子
てあってもよい。
結晶構造は一様なものでも、内部と外部が異質な組成て
あってもよく、層状構造をなしていても、またエピタキ
シャル接合によって組成の異なるハロゲン化銀が接合さ
れていてもよく、種々の結晶形の粒子の混合から成って
いてもよい、また潜像を主として粒子表面に形成するも
のでも、内部に形成するものでもよい。
ハロゲン化銀の粒径は0.1ミクロン以下の微粒子でも
投影面積直径が3ミクロンに至る迄の大サイズ粒子ても
よく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは広い
分布を有する多分散乳剤でもよい。
これらのハロゲン化銀粒子は、当業界において慣用され
ている公知の方法によって製造することかできる。
前記ハロゲン化銀乳剤は、通常行なわれる化学増感即ち
、硫黄増感法、貴金属増感法、あるいはこれらの併用に
より増感できる。さらに本発明に係るハロゲン化銀乳剤
は増感色素を用いて所望の感光液長城に感色性を付与す
ることができる。本発明に有利に用いられる色素類とし
ては、後に詳述するシアニン、ヘミシアニン、ロダシア
ニン。
メロシアニン、オキソノール、ヘミオキソノールなどの
メチン色素及びスチリル色素があり、1種あるいは2種
以上を組合わせて用いることができる。
感材に使用する支持体としては、ポリエチレンテレフタ
レートや三酢酸セルロースなどの透明支持体や以下に述
べる反射支持体の・いずれを用いてもよい。反射支持体
の方がより好ましく、例えば、バライタ紙、ポリ°エチ
レン被覆紙、ポリプロピレン系合成紙、反射層を併設し
た、あるいは反射体を併用する透明支持体、例えばガラ
ス板、ポリエチレンテレフタレート、三酢醸セルロース
あるいは硝酸セルロースなどのポリエステルフィルム、
ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ
スチレンフィルム等があり、これらの支持体は使用目的
によって適宜選択できる。
本発明に係る感材の青感性、緑感性及び赤感性各乳剤は
メチン色素その他によって各々感色性を有するように分
光増感されたものである。用いられる色素には、シアニ
ン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メ
ロシアニン色素、ホロポーラ−シアニン色素、ヘミシア
ニン色素、スチリル色素、およびヘミオキソノール色素
か包含される。
4¥に有用な色素はシアニン色素、メロシアニン色票お
よび複合メロシアニン色素に居する色素である。
本発明のシアンカプラーを用いたカラー写真感光材料に
は上記の構成層の他に下塗層、中間層、保護層などの補
助層を設けることかできる。また必要に応じて赤感性ハ
ロゲン化銀乳剤層と緑感性ハロゲン化銀乳剤層の間に第
2の紫外線吸収層を設けてもよい。この紫外線吸収層に
は前述した紫外線吸収剤を用いるのか好ましいが、他の
公知の紫外線吸収剤を用いてもよい。
写真乳剤の結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチ
ンを用いるのか有利であるが、それ以外の親木性コロイ
ドも用いることがてきる。
例えば、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグ
ラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、セルローズ硫酸エステル類等の如きセルロース誘導
体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体:ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分アセタ
ール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイ
ミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一あるいは共
重合体の如き多種の合成親木性高分子物質を用いること
かできる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、醜処理ゼラ
チンや Bull、 Soc、 Sci、Phot J
apan。
No、16.30頁(1966)に記載されたような酵
素処理ゼラチンを用いてもよく、また、ゼラチンの加水
分解や酵素分解物も用いることかできる。
本発明のシアンカプラーを用いる感光材料において、写
真乳剤層その他の親木性コロイド層にはスチルベン系、
トリアジン系、オキサゾール系、あるいはクマリン系な
どの増白剤を含んでもよい。これらは水溶性のものでも
よく、また水不溶性の増白剤を分散物の形て用いてもよ
い。
蛍光増白剤の具体例は米国特許2,632,701号、
同3,269,840号、同3,359.102号、英
国特許852,075号、同1.319,763号、リ
サーチ・ディスクロージャー(llesearch D
isclosure)  176巻17643 (19
78年12月発行)の24頁左欄9〜36行目のブライ
トナーズ(Brighteners)の記述などに記載
されている。
本発明のシアンカプラーを用いる感光材料において、親
木性コロイド層に染料や紫外線吸収剤などが含有される
場合に、それらは、カチオン性ポリマーなどによって媒
染されてもよい。例えば、英国特許685,475号、
米国特許2,675.316号、同2,839,401
号、同2゜882.156号、同3,048,487号
、同3.184,309号、同3,445,231号、
***特許出願(OLS)1,914,362号、特開昭
50−47624号、同50−71332号等に記載さ
れているポリマーを用いることかできる。
本発明に係る感光材料は、色カブリ防止剤として、ハイ
ドロキノン銹導体、アミノフェノール訪導体、没食子酸
誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有してもよく、
その具体例は、米国特許2.360,290号、同2,
336,327号、同2,403,721号、同2,4
18,613号、同2,675,314号、同2,70
1.197号、同2,704,713号、同2゜728
.659号、同2,732,300号、同2.735,
765号、特開昭50−92988号、同50−929
89号、同50−93928号、同50−110337
号、同52−146235号、特公昭50−23813
号等に記載されている。
本発明に係るカラー写真感光材料には上記の他にこの分
野で公知の種々の写真用添加剤、例えば安定剤、カブリ
防止剤、界面活性剤、本発明以外のカプラー、フィルタ
ー染料、イラジェーション防止染料、現像主薬を必要に
応じて添加することができ、その例はリサーチ・ディ、
(クロージヤー17643に記・佐されている。
さらに場合によってはハロゲン化銀乳剤層又は他の親木
性コロイド層中に実質的に感光性を持たない微粒子ハロ
ゲン化銀乳剤(例えば平均粒子サイズ0.20JL以下
の塩化銀、臭化銀、塩臭化銀乳剤)を添加してもよい。
本発明のシアンカプラーに対して用いることができる発
色現像液は、好ましくは芳香族第一級アミン系発色現像
主薬を主成分とするアルカリ性水溶液である。発色現像
主薬として、4−アミノ−N、N−ジエチルアニリン、
3−メチル−4−N、N−ジエチルアニリン、4−アミ
ノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシジエチルアニリン
、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−β−ヒドロキ
シエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチ
ル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン、4
−アミノ−3−メチル−N=エチル−N−β−メトキシ
エチルアニリンなどが代表例として挙げられる。
発色現像液は、アルカリ全屈の亜硫酸塩、炭酸塩、ホウ
酸塩、及びリン酸塩の如きPH緩衡剤、臭化物、ヨウ化
物、及び有機カブリ防止剤の如き現像抑制剤ないし、カ
ブリ防止剤などを含むことができる。又必要に応じて、
硬水軟化剤、ヒドロキシルアミンの如き保恒剤、ベンジ
ルアルコール、ジエチレングリコールの如き有機溶剤、
ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、アミン
類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー
、ナトリウムボロンハイドライトの如きかぶらせ剤、l
−フェニル−3−ピラゾリドンの如き補助現像液、粘性
付与剤、米国特許4,083.723号に記載のポリカ
ルボン酸系キレート剤、***公開(OLS)2,622
,950号に記載の酸化防止剤などを含んでもよい。
発色現像液の写真乳化剤層は通常漂白処理される。漂白
処理は、定着処理と回持に行われてもよいし、個別に行
われてもよい。漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバ
ルト(m)、クロム(■)、銅(II)などの多価金属
の化合物、過酸類、キノン類、ニトロソ化合物等が用い
られる。
例えば、フェリシアン化物、重クロム酸塩、鉄(III
)またはコバルト(m)の有a錯塩、例えば、エチレン
ジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1.3−ジアミノ
−2−プロパツール四酢酸などのアミノポリカルボン酸
類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸の
錯塩:過硫酸塩、過マンガン酸塩:ニトロソフェノール
などを用いることかできる。これらのうちフェリシアン
化カリ、エチレンジアミン四酢酸鉄(I[)ナトリウム
及びエチレンジアミン四酢醸鉄(m)アンモニウムは特
に有用である。エチレンジアミン四酢酩鉄(m)錯塩は
独立の漂白液においても、−浴漂白定着液においても有
用である。
発色現像あるいは漂白定着処理の後に水洗してもよい。
発色現像は18℃と55°Cの間の任意の温度て実施て
きる。好ましくは30°C以上、特に好ましくは35°
C以上で発色現像を行う。現像所要時間は約3分生ない
し約1分の範囲で短い方が好ましい。連続現像処理には
液補充か好ましく、処理面積1平方メートルあたり33
0ccないし160cc、好ましくは100cc以下の
液を補充する。現像液中のベンジルアルコールは5摺/
文以下が好ましい。
漂白定着は、18°Cから50°Cの任意の温度で実施
できるが30°C以上が好ましい。35°C以上にする
と、処理時間を1分以下にすることができ、また液補充
量を減少できる6発色現像または漂白定着後の水洗所要
時間は通常3分以内てあり、安定浴を用いて実質的に無
水洗にすることもできる。
発色した色素は、光・熱あるいは温度で劣化する以外に
保存中カビによっても劣化退色する。シアン色像は特に
カビによる劣化が大きく、防カビ剤を使用することか好
ましい。防カビ剤の具体例は、特開昭57−15724
4に記載されているような2−チアゾリルベンツイミダ
ゾール類かある。防カビ剤は感光材料に内臓させてもよ
く、現像処理工程で外部から添加されてもよく、処理剤
の感光材料に共存すれば任意の工程で付加させることか
できる。
(発明の効果) 本発明のシアンカプラーは写真用乳剤中で析出しにくく
、形成される色像か光、熱、湿度などに対して堅牢て、
色再現性にすぐれ、なおかつ白地部の黄色汚染が生じに
くいというすぐれた効果を奏する。また本発明のシアン
カプラーは発色現像液中での色素形成速度および最大発
色濃度か高く、特にベンジルアルコールを除いた発色現
像液中でも同様のすぐれた性質を示す。さらにこのシア
ンカプラーは酸化力の弱い、もしくは疲労した漂白液を
使用した場合ても濃度低下がほとんどないという特徴を
有する。
(実施例) 以下1本発明の実施例を掲げて具体的に説明するか1本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 本発明のカプラー(1)iog、ジブチルフタレートl
ogおよび酢酸エチル20rr+J1を50℃に加熱し
て得られる溶液を、1%トデシルベンゼラ フ IL 
*  −/ M−4−k  II  r′7 ノ、−k
 xr 協 Q  m  11  プンノトt )J4
  :’yチン溶液80gに乳化分散させた。
次に、この乳化分散物を赤感性の塩臭化銀乳剤(Br1
0%)145g (Agで7g含有)に混合し塗布助剤
としてドデシルベンゼンスルホン酩ナトリウムを加え、
ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に塗布し
た。カプラー塗布量は400 m g / m″に設定
したゆこの層の上にゼラチン保護層(ゼラチン1 g/
rn’)を塗布し、これを試料Aとする。
上記カプラー(1)の代りに同モルのカプラー(2)、
  (3)、 (4)、 (5)、 (7)、(8)、
(13)、(20)、(22)および(23)を用い同
じ操作によってフィルムを調製した。これらをそれぞれ
試料B〜にとする。
また比較のため、上記カプラー(1)の代わりに同モル
の比較カプラー(101)、(102)、(103)、
(104)、<105)、(106)および(107)
を用い、同じ操作によってフィルムを調製した。これら
を試料L〜Rとする。
C1 米国特許第4,430,423号 に記載のカプラー 米国特許第4,327,173号 (104)        に記載0″7°ラ一米国特
許第4,564,586号 に記載のカプラー 特開昭59−164554に記載のカプラー特開昭59
−164554に記載のカプラー各々の試料にセンシト
メトリー用連続ウェッジを用いて露光したのち次の現像
処理を行なった。
カラー現像処理工程       (33°C)1、カ
ラー現像     ・・・・・・・・・3分30秒2、
漂白定着      ・・・・・・・・・1分30秒3
、水洗       ・・・・・−・・・2分30秒各
工程に用いた処理工程は下記のものである。
カラー現像液 ベンジルアルコール      15.0mfLジエチ
レングリコール      8.0m文エチレンジアミ
ン4酢酸     5.0g亜硫酸ナトリウム    
    2.0g無木炭酸カリウム         
30gヒドロキシルアミン硫酸塩    3.0g臭化
カリウム           0.6g4−アミノ−
N−エチル−N− (β−メタンスルホンアミドエ チル)−m−トルイジンセス キ硫酸千ツバイドレート    5.0g水を加えて 
     1文(pH10,2)漂白定着液 エチレンジアミン4酢酸     4.0gエチレンジ
アミン4酢酸第2鉄塩  40g亜硫酸ナトリウム  
       5.0gチオ硫酸ナトリウム  (70
%)150mJ1水を加えて            
 1fL次に現像法の各フィルムの堅牢性の試験を行っ
た。試料を100℃で暗所に6日間放置したとき、60
℃て70%RHの暗所に6週間放置したとき、並びにキ
セノン試験器(10万ルツクス)で6日間光を当てたと
き、それぞれの色像堅牢性(初濃度1.0における濃度
低下率)とキセノン試験器て6日間光を当てたときの白
地部の黄着色(未露光部のブルー濃度の増加)を表1に
示した。
この結果から、本発明によるシアンカプラーは優れた色
像の堅牢性を示し、なおかっ、比較カプラーに比べて白
地部分のmE色か著しく少ないことか明らかである。
実施例2 前記と同じ方法で調製した乳化分散物を40°C湯水浴
上て4時間、24時間置いた後、各々乾板上に塗布し、
顕微鏡て結品の析出を調べた。(結品を全く、または歳
ずかしか析出しない場合をOlかなりの数含む場合をX
、それらの中間を6表  2 この結果から本発明のカプラーは写真乳剤に添加するた
めの乳化物において析出をほとんど起さない点て有利な
カプラーである。なお比較カプラー(101)も析出が
多くはないが実施例1で明らかなように色像の堅牢性か
悪い。
乳化物か不安定であればある程、感材中でのカプラーの
析出か大きくなり感光材料の保存性を悪化させるから本
発明のカプラーは感材の保存性の点てもすぐれているこ
とがわかる。
(実施例3) 表3および表4に記載したようにポリエチレンて両面ラ
ミネートした紙支持体上に第1層(最下層)〜第7層(
最上層)を塗布して、多層カラー写真感光フィルム(試
料1〜20)を作製した。
下記に試料(1)を例として、作製法について詳しく述
べる。塗布液は下記の様にして調製した。
第1層塗布液調製:イエローカプラー(a −1)lO
g及び色像安定剤(b−1)2−3gに酢酸エチル10
mJL及び溶媒(c)4mMを加え溶解しこの溶液をl
O%ドデシルベンゼンスルホン醜ナトリウム5 m !
;Lを含む10%ゼラチン水溶液90m文に乳化分散さ
せた。一方、塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%、Ag7
0g/Kg含有)に下記に示す青感性色素を塩臭化銀1
モル当り4.0X10−4モル加え青感性乳剤としたも
の90gをつくった。乳化分散物と乳剤とを混合溶解し
表3に示す組成となるようにゼラチンで濃度を調節し第
1層用塗布液を調製した。
第2層〜第7層用塗布液も第1層塗布液と同様の方法で
調製した。各層のゼラチン硬化剤としてl−才キシー3
.5−ジクロロ−5−1−リアジンナトリウム塩を用い
た。
各乳剤の分光増感剤としては次のものを用いた。
青感性乳剤層; (ハロゲン化銀1モル当たり4.0X10’モル添加、
) 緑感性乳剤層; (CH2)2SO3Na (ハロゲン化銀1モル当たり3.0xlO’モル添加、
) 赤感性乳剤層; (ハロゲン化i1モル当たり1.0xlO−’モル添加
、) 各乳剤層のイラジェーション防止染料としては次の染料
を用いた。
緑感性乳剤層; 第1層〜第7層の塗布液を表面張力、粘度のバランスを
調節した後同時に塗布し多層ハロゲン化銀カラー写真感
光材料を作成した。
この感光材料を試料(1)とした。
他の試料(2〜14)も同様にして作成した。
カプラーなど本実施例に用いた化合物の構造式は下記の
通っである。
falイニローカプラー (a−1) (a−2) (a−4) (b)色像安定剤 (b−1) R (C)溶媒 (isocgH+90rP=0 (d) H (e)マゼンタカプラー l (e−2) (f)色像安定剤 (r−x) (f−2) (f−3) (f−4) (r−s) (g)溶媒 (h)紫外線吸収剤 の1:5:3混合物(モル比) (i)混色防止剤 R υh (j)溶媒 (1socsH+、ot P=O (klシアンカプラー け (k−1) p (k−2) (k−3) (ρ)色像安定剤 (ト1) TJ (ハ)溶媒 (iso CgH1gO+−P=0 これらの試料にセンシトメトリー用の階v:JB光を与
えた後、下記の処理工程により現像処理を行った。
処理工程  温度  時間 カラー現像    33℃    3分30秒漂白定着
   33℃   1分30秒水洗  24〜34℃ 
3分 乾 燥    80℃   1分 各処理液の成分は下記の通りである。
カラー現像液 木                      80
0m1ジエチレントリアミン五酢酸   3.0gペン
シルアルコール         15m立ジエチレン
グリコール       10m文亜硫酸ナトリウム 
       2.0g臭化カリウム        
   o、5g炭酸カリウム          30
.0gN=エチリーN−(β−メタン スルホンアミドエチル)−3 一メチルー4−アミノアニリ ン硫酸塩            5.0gヒドロキシ
ルアミン硫硫塩塩   4.0g蛍光増白剤(4,4′
−ジスチ ルベン系)            1.0g水を加え
て           1000m又pH(25℃)
          to、t。
漂白定着液 水                     400
m又チオ硫酸アンモニウム (70%溶液)         150m文亜硫酸ナ
トリウム          18gエチレンジアミン
四酢酸鉄 (m)アンモニウム       55gエチレンジア
ミン四酢酸2Na     5 g次に現象法の各試料
の堅牢性試験を行った。試料を100°Cで暗所に10
日間放置した時、並びにキセノン試験器(10万ルツク
ス)て8日間光を当てた時、それぞれのシアン、マゼン
タ、イエローの色像の堅牢性(初濃度1,0における濃
度低下率)と、キセノン試験器で8日間光を当てた時の
白地部の愈着色(未露光部のブルー濃度の増加)を表5
に示した。
表5かられかるように、本発明による試料は熱、光に対
して優れた堅牢性かつ優れた三色バランスを示し、さら
には白地部分の黄着色が少ないことが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式で表わされるシアン色素形成カプラー。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2は、それぞれ、置換基を有
    していてもよい脂肪族基、芳香族基または複素環基を示
    し、Wは環を形成するに必要な原子または原子団を示し
    、Xは水素原子または現像主薬酸化体とのカップリング
    反応により離脱しうる基を示し、Y_1は少なくともア
    ミド結合またはエステル結合を含む二価の連結基を示し
    、Y_2は二価の連結基または単なる結合手を示す。ま
    た、式中のR_1、R_2、W、Xのいずれかで二量体
    以上の多量体カプラーを形成していてもよい。)
JP14106086A 1986-06-17 1986-06-17 シアン色素形成カプラ− Granted JPS62296141A (ja)

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