JPS6229487Y2 - - Google Patents

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JPS6229487Y2
JPS6229487Y2 JP1979057341U JP5734179U JPS6229487Y2 JP S6229487 Y2 JPS6229487 Y2 JP S6229487Y2 JP 1979057341 U JP1979057341 U JP 1979057341U JP 5734179 U JP5734179 U JP 5734179U JP S6229487 Y2 JPS6229487 Y2 JP S6229487Y2
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JP
Japan
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packing
membrane
cathode
cation exchange
anode
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JP1979057341U
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JPS55159871U (ja
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、陽イオン交換膜を使用して塩化アル
カリ金属水溶液を電解して水酸化アルカリ金属を
製造するに用いるフインガー型電解槽の膜取付け
装置に関するものである。
本考案でいうフインガー型電解槽とはJ.S.
SCONCE編のCHLORINE−Its Manufacture,
Properties And Uses(REINHOLD
PUBLISHING CORPORATION,NEW
YORK,1962)の93頁に記されているFinger
type constructionの電解槽の他にFlattened
tube−type constructionの電解槽をも包含する
ものとする。現在Flattened tube−type
constructionの電解槽もフインガー型電解槽と一
般に称されている。
フインガー型電解槽は従来アスベストスラリー
を陰極表面にデポジツトして用いられてきた。こ
のアスベスト隔膜電解槽から生成される苛性ソー
ダ溶液は比較的濃度が低く、通常9〜13%であ
る。しかも苛性ソーダ溶液中にかなりの量の塩化
ナトリウムが含まれている。この苛性ソーダ溶液
を濃縮して48〜50%濃度の苛性ソーダを製造する
際、飽和溶解度分の塩化ナトリウムが混入するこ
とは避けられない、その量は通常0.95〜1.3%で
ある。更に膜として使用されているアスベスト繊
維は健康に有害とされて居り、これらの欠点を回
避するため、より適切な膜を使用することが望ま
れている。
本考案者等は先にフインガー型電解槽を用いて
塩化アルカリ金属水溶液のイオン交換膜電解を行
なう場合ただ単にアスベスト隔膜の代りに陽イオ
ン交換膜を陰極表面にセツトしただけでは電解槽
から流出する苛性アルカリ水溶液中の塩化アルカ
リ金属含有量が多いことを見出した。この欠点を
改良するために陽極の有効電解面と対向しない陰
極の水平面を陽イオン交換膜取付け枠で覆い、陽
イオン交換膜の有効面積の総和を陽極の有効面積
の総和の1.1倍以下にして電解すれば、電解槽か
ら流出する苛性アルカリ水溶液中の塩化アルカリ
金属含有量を小さく出来ることを見出し特許出願
を行つた。(特願昭52−159732)陽イオン交換膜
取付け枠はフインガー型電解槽の非有効電解面を
覆う効果と共に陽イオン交換膜を電解槽に簡便に
取付ける作用効果を有する。該枠は陽イオン交換
膜の枠への装着を容易にするためカラー部を有す
ることが好ましい。
更に本考案者等は陽イオン交換膜をフインガー
型電解槽にとりつける装着方式についてボルト締
め方式とクリツプ締め方式を考案し実用新案を出
願した(実願昭52−178714,実願昭53−
107197)。
本考案者等は陽イオン交換膜をフインガー型電
解槽にとりつける方式の更に大巾な改良を試み本
考案のパツキング固定溝方式を考案した。即ち本
考案は、下記の構造より成る陽イオン交換膜を使
用してアルカリ金属塩化物の水溶液を電解するフ
インガー型電解槽の膜取付け装置。
イ 陽極と対向しない陰極の水平部分を覆い、陰
極と対向して陽極が設置される単位陽極室の上
下部に相当する部分に開孔部を有し、且つ開孔
部の周縁部にパツキング溝を有するカラー部を
設けた膜取付け枠と、 ロ 前記パツキング溝にはめ込むパツキングと、 ハ 陰極室と陽極室とを区画するための膜の端部
と前記パツキングとを密着させるための押え板
と、及び ニ 前記膜とパツキングとを間に挾み、これらを
前記カラー部と押え板との間で締付けるための
機械的締付け具。
陽イオン交換膜は筒状に成型したものを用い、
膜取付け枠のカラー部にはパツキング固定溝を設
ける。パツキング固定溝の形状は種々の形が考え
られるがあり溝が好ましい。あり溝以外にも若干
の弾性を有するパツキングをセツトした時パツキ
ングが固定されるような溝であればパツキング固
定溝としての作用効果をなす。
パツキングは若干の弾性を有しパツキング固定
溝にセツトした時該溝から外れることが無いよう
なものが使用出来る。該パツキングは電解中は塩
化アルカリ金属水溶液、苛性アルカリ水溶液に触
れるのでこれらの液に耐蝕性のある材料で製作さ
れたものである必要がある。該パツキングの形状
は丸パツキングであれば良いが、好ましくはOリ
ングである。Oリングの場合はそれのみでシール
を十分に行なうことが出来るが、長期間安定的に
シールを完全に行なうには更に実願昭52−
178714,実願昭53−107197に記載のボルト及び/
又はクリツプ等の機械的締付け具で締付ける。本
考案のパツキング固定溝を設けたカラー部を有す
る枠とパツキングを併用すれば併用しない場合に
比しボルト及び/又はクリツプの数を著しく少な
くすることが可能である。
次に本考案の実施態様を図1〜8により説明す
る。
図1〜4は、締付け具が丸型クリツプ1である
本考案の1実施態様である。図3及び図4に示す
如く、陽イオン交換膜取付け枠3のあり溝4にO
リング7をはめ込み、その上からカラー部5及び
陰極垂直面6に沿つて筒状に成型された陽イオン
交換膜2をセツトし、押え板8を当てボルト9、
ナツト10及び丸型クリツプ1で締めつけシール
する。これにより陽極室11と陰極室12を完全
に隔離する。
図5〜8は角型クリツプ1aにより締付けた本
考案の1実施態様である。図8に示す如く、陽イ
オン交換膜取付け枠3のあり溝4に丸パツキング
を取り付け、カラー部5及び陰極垂直面6に沿つ
て筒状に成型された陽イオン交換膜2をセツト
し、押え板8を当てボルト9,ナツト10及び角
型クリツプ1aで締めつけシールする。丸パツキ
ングは紐状のものを数本用いてカラー部を一周さ
せる。必要によりフツ素材シール材を補つて完全
にシールする。
【図面の簡単な説明】
図1は丸型クリツプの斜視図。図2は本考案の
塩化アルカリ電槽用膜取付け装置でパツキング固
定溝にOリング、押え板、ボルト、ナツト及び丸
型クリツプで膜をセツトした電解槽の垂直断面図
である。図3は図2の要部拡大断面図である。図
4は丸型クリツプを用いた電解槽の垂直断面をも
つ斜視図である。図5は角型クリツプの斜視図。
図6はあり溝に丸パツキング及び角型クリツプ、
ボルト及びナツト膜をセツトした電解槽の垂直断
面図である。図7は図6の要部拡大断面図であ
る。図8は、角型クリツプを用いた電解槽の垂直
断面をもつ斜視図である。 1……丸型クリツプ、1a……角型クリツプ、
2……陽イオン交換膜、3……陽イオン交換膜取
付け枠、4……パツキング固定溝(あり溝)、5
……陽イオン交要膜取付け枠のカラー部、6……
陰極垂直面、7……Oリング、7a……丸パツキ
ング、8……押え板、9……ボルト、10……ナ
ツト、11……陽極室、12……陰極室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の構造より成る陽イオン交換膜を使用して
    アルカリ金属塩化物の水溶液を電解するフインガ
    ー型電解槽の膜取付け装置。 イ 陽極と対向しない陰極の水平部分を覆い、陰
    極と対向して陽極が設置される単位陽極室の上
    下部に相当する部分に開孔部を有し、且つ開孔
    部の周縁にパツキング溝を有するカラー部を設
    けた膜取付け枠と、 ロ 前記パツキング溝にはめ込むパツキングと、 ハ 陰極室と陽極室とを区画するための膜の端部
    と前記パツキングとを密着させるための押え板
    と、及び ニ 前記膜とパツキングとを間に挾み、これらを
    前記カラー部と押え板との間で締付けるための
    機械的締付け具。
JP1979057341U 1979-04-28 1979-04-28 Expired JPS6229487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979057341U JPS6229487Y2 (ja) 1979-04-28 1979-04-28

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Publication Number Publication Date
JPS55159871U JPS55159871U (ja) 1980-11-17
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