JPS6229184Y2 - - Google Patents

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JPS6229184Y2
JPS6229184Y2 JP12484381U JP12484381U JPS6229184Y2 JP S6229184 Y2 JPS6229184 Y2 JP S6229184Y2 JP 12484381 U JP12484381 U JP 12484381U JP 12484381 U JP12484381 U JP 12484381U JP S6229184 Y2 JPS6229184 Y2 JP S6229184Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ワイヤに電流を通電して加熱し、
加熱されたワイヤを溶接部に送給しながら非消耗
電極で溶接を行なうホツトワイヤ式アーク溶接装
置に関するものであり、特に、溶接開始時の制御
に関するものである。
従来、この種の装置として第1図に示すものが
あつた。図において、1は非消耗電極トーチ(以
下TIGトーチと称する)、2はTIGトーチ1に保
持された電極、3は電極2と母材4との間に発生
したアーク、5はそのアーク3により母材4の被
溶接部に形成された溶融池である。6はワイヤで
あり、モータ7及び駆動ローラ8からなるワイヤ
送給手段により、給電チツプ9および絶縁ガイド
10等からなるワイヤ通電加熱トーチ20を経
て、被溶接部へ送給される。11はモータ7の駆
動用電源であり、その出力電圧はワイヤ送給速度
設定器12により設定される。13はワイヤ加熱
電源であり、給電チツプ9と母材4との間に接続
されており、このワイヤ加熱電源13より供給さ
れるワイヤ電流はワイヤ電流設定器14により設
定される。15は溶接開始信号を与えるスイツチ
である。なお、16はワイヤ通電加熱トーチ20
を構成するシールドノズルである。
次に、第1図に示した従来装置の動作について
説明する。先ず、ワイヤ6は給電チツプ9の先端
9aにて給電され、この先端9aから母材4まで
のワイヤ6自体の抵抗により加熱される。ここ
で、溶接開始時のシーケンスは、スイツチ15に
より溶接開始の信号が与えられると、モータ駆動
用電源11およびワイヤ加熱電源13はほぼ瞬間
的に設定値を出力し、第2図のような特性を示
す。しかしながら、ワイヤ6は給電点9aを通過
するときから加熱が始まり、母材4に到達すると
きに最適温度に達するわけであるから、このよう
な従来装置では溶接開始時に給電点9aより母材
4側にあるワイヤ6は上記最適温度より低い温度
で溶融池5に挿入されることになる。特に、母材
4近傍のワイヤ6はほとんど加熱されておらず、
この状態で溶接が開始されると、ワイヤ6の溶融
池5への突込み、あるいは未溶融ワイヤの飛び出
しが起り、溶接開始部において溶接欠陥が発生し
てしまうという欠点があつた。
ホツトワイヤ式アーク溶接法においては、一般
にワイヤの加熱温度によつて溶融しうる適正ワイ
ヤ送給速度があることが知られている。しかる
に、溶接開始時においては、ワイヤ温度を常温か
ら、定常溶接時の融点近くにまで変化させるの
で、この間、ワイヤ送給速度は常温でも溶融しう
る低速度から定常時の高速度へスロープ状に上昇
させると共に、このワイヤ送給速度に見合う温度
に加熱するためにワイヤ電流もスロープ状に上昇
させる必要があることが判明した。
この考案は、上記の点に鑑みなされたものであ
り、上述のように溶接開始時のワイヤ送給速度お
よびワイヤ電流から定常時のそれへ円滑に移行さ
せるようにし、従来装置の欠点を除去して、欠陥
のない溶接開始部が得られるホツトワイヤ式アー
ク溶接装置を提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第3図はこの考案の一実施例を示し、図にお
いて、第1図の従来装置と同一または相当部分に
は同一符号を付し説明を省略する。図中、17は
電流リレーであり、ワイヤ6と母材4間にワイヤ
加熱電流が流れたとき動作する。18はワイヤ送
給速度のスロープ制御回路である。12aは溶接
開始時のワイヤ送給速度を設定する第1設定器、
12bは定常溶接時のワイヤ送給速度を設定する
第2設定器であり、それぞれ電流リレー17の常
閉接点17a、常開接点17bを介して上記スロ
ープ制御回路18に接続されている。14aは溶
接開始時のワイヤ電流を設定する第1設定器、1
4bは定常溶接時のワイヤ電流を設定する第2設
定器であり、それぞれ電流リレー17の常閉接点
17c、常開接点17dを介して、ワイヤ電流の
スロープ制御回路19に接続されている。
次にこの実施例装置の動作について説明する。
先ず、スイツチ15から溶接開始の信号が与えら
れたとき、電流リレー17がまだ動作してしない
ため、ワイヤ6は、溶接開始時における溶接速度
の設定器12aにより設定された低速度で溶融池
5に向つて送給される。このとき、ワイヤ6は加
熱されてはいないが、その送給速度が十分低速で
あるため、アーク3の加熱だけで溶融して溶融池
5へ移行する。なお、このときワイヤ6と母材4
との短絡を検出するに必要な低電圧が第1設定器
14aにより設定され、給電チツプ9と母材4間
に印加されている。その後ワイヤ6が母材4に接
触したとき、はじめて上記低電圧により設定され
た第1電流値のワイヤ電流が流れ、電流リレー1
7が動作してワイヤ6と母材4との短絡を検知す
る。これにともない、常閉接点17a,17cが
開き、常開接点17b,17dが閉じるので、ワ
イヤ送給速度およびワイヤ電流の設定器はそれぞ
れ溶接開始時の設定器12a,14aから定常溶
接時の第2電流値に設定された設定器12b,1
4bへ切り換わる。従つて、この電流リレー17
はワイヤ6と母材4間の短絡を検出する短絡検出
器と、短絡検出器の信号によりワイヤ送給速度と
ワイヤ電流のスロープ制御回路18,19への接
続を、第1のワイヤ送給速度設定器12a及び第
1のワイヤ電流設定器14aから第2のワイヤ送
給速度設定器12b及び第2のワイヤ電流設定器
14bへそれぞれ切り換える切換手段としての機
能を果たす。このとき、ワイヤ送給速度のスロー
プ制御回路18は溶接開始時の設定値から、定常
溶接時の設定値へスロープ状に移行する基準電圧
を発生し、モータ駆動用電源11はこの基準電圧
に比例した出力電圧をモータ7に与えるので、ワ
イヤ送給速度はスロープ状に上昇することにな
る。同様にして、ワイヤ電流のスロープ制御回路
19もスロープ状の基準電圧を発生し、ワイヤ加
熱電源13はこの基準電圧に比例してスロープ状
に上昇したワイヤ電流を供給し、ワイヤ送給速度
とバランスさせる。以上の溶接シーケンスを第4
図に示す。ここで、ワイヤ6が母材4に短絡する
までは、ワイヤ6を低速送給するように構成した
のは、溶接開始前のワイヤ6の先端位置のバラツ
キを吸収するためである。即ち、スイツチ15を
押すと同時にワイヤ送給速度およびワイヤ電流を
スロープ状に上昇させる構成では、溶接開始前に
おけるワイヤ6の先端が母材4の極近傍にある場
合はよいが、たとえばワイヤガイド10の中にあ
る場合などは、ワイヤ6が送給されて母材4に到
達する時には、ワイヤ送給速度およびワイヤ電流
がスロープの中間に達しており、加熱されていな
いワイヤが高速で溶融池に突込み、スロープ制御
の効果が十分発揮できないことになる。この実施
例装置では、ワイヤ6が母材4に短絡後、スロー
プ上昇を開始するよう構成しているので、常にス
ロープ制御の効果が発揮できる。
なお、上記実施例では、ワイヤ送給速度および
ワイヤ電流をスロープ状に上昇させたが階段状に
上昇させてもよい。また、上記実施例では、ワイ
ヤと母材との短絡をワイヤ電流が流れることによ
り電流リレーで検知したが、ワイヤと母材間への
印加電圧の変化により電流リレーで検知してもよ
い。また、短絡検知用の別電源をワイヤと母材間
へ接続し、最初はワイヤ加熱電源をしや断してお
き、短絡検知後、ワイヤ加熱電源を投入する構成
としてもよい。
以上のように、この考案によれば、最初は、
TIGアークの加熱だけで溶融しうる低速度でワイ
ヤを送給し、母材とワイヤとの短絡検知後、ワイ
ヤ送給速度およびワイヤ電流をスロープ状または
階段状に順次上昇させて、定常溶接状態へ移行さ
せるように構成したので、ワイヤが適正に溶融す
る条件が保たれるようになるため、ワイヤの突込
みや溶融池からの未溶融のままでの飛び出し、あ
るいは溶け過ぎなどの欠陥が発生せず、良好な溶
接開始部が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のホツトワイヤ式アーク溶接装置
を示す構成図、第2図は従来の溶接開始時のシー
ケンスの説明図、第3図はこの考案の一実施例に
よるホツトワイヤ式アーク溶接装置を示す構成
図、第4図は第3図の実施例装置における溶接開
始時のシーケンスの説明図である。 1…非消耗電極トーチ、7…モータ、8…駆動
ローラ、9…給電チツプ、10…絶縁ガイド、1
2a…第1のワイヤ送給速度設定器、12b…第
2のワイヤ送給速度設定器、11…モータ駆動用
電源、13…ワイヤ加熱電源、14a…第1のワ
イヤ電流設定器、14b…第2のワイヤ電流設定
器、17…短絡検出器、18…第1制御手段、1
9…第2制御手段。なお図中、同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 母材の被溶接部に対向して配設された非消耗
    電極、上記非消耗電極を保持する非消耗電極ト
    ーチ、上記被溶接部へ供給されるワイヤを案内
    し該ワイヤへ給電する給電チツプを有するワイ
    ヤ通電加熱トーチ、上記ワイヤを上記ワイヤ通
    電加熱トーチを経て上記被溶接部へ供給するワ
    イヤ送給手段、上記ワイヤ送給手段によるワイ
    ヤ送給速度を低い第1速度に設定する第1のワ
    イヤ送給速度設定器、上記ワイヤ送給手段によ
    るワイヤの送給速度を上記第1速度より大きい
    定常溶接時の第2速度に設定する第2のワイヤ
    送給速度設定器、上記第1速度から第2速度へ
    ワイヤ送給速度を変化させるときに速度差を順
    次変化させる第1制御手段、上記ワイヤ通電加
    熱トーチの給電チツプと母材間にワイヤ電流を
    供給するワイヤ加熱電源、上記ワイヤ加熱電源
    により供給される電流を定常溶接電流より低い
    第1電流値に設定する第1のワイヤ電流設定
    器、上記ワイヤ加熱電源により供給される電流
    を上記第1電流値より大きい定常溶接時の第2
    電流値に設定する第2のワイヤ電流設定器、上
    記第1電流値から第2電流値へ供給電流を変化
    させるときに電流差を順次変化させる第2制御
    手段、上記ワイヤと母材間の短絡を検出する短
    絡検出器、上記短絡検出器の信号により上記第
    1のワイヤ送給速度設定器及び第1のワイヤ電
    流設定器から第2のワイヤ送給速度設定器及び
    第2のワイヤ電流設定器へそれぞれ切り換える
    切換手段を備えたことを特徴とするホツトワイ
    ヤ式アーク溶接装置。 (2) 短絡検出器をワイヤと母材間の短絡電流を検
    出する電流リレーにより構成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のホツ
    トワイヤ式アーク溶接装置。 (3) 短絡検出器をワイヤと母材間に印加される電
    圧の変化を検知する電圧リレーにより構成した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のホツトワイヤ式アーク溶接装置。
JP12484381U 1981-08-24 1981-08-24 ホツトワイヤ式ア−ク溶接装置 Granted JPS5833175U (ja)

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JPS5833175U JPS5833175U (ja) 1983-03-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6417640B2 (ja) * 2015-12-28 2018-11-07 大陽日酸株式会社 ホットワイヤー溶接システム

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JPS5833175U (ja) 1983-03-04

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