JPS62288109A - トリクロルシランの製造方法 - Google Patents

トリクロルシランの製造方法

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JPS62288109A
JPS62288109A JP12923886A JP12923886A JPS62288109A JP S62288109 A JPS62288109 A JP S62288109A JP 12923886 A JP12923886 A JP 12923886A JP 12923886 A JP12923886 A JP 12923886A JP S62288109 A JPS62288109 A JP S62288109A
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JP
Japan
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acid
silicon tetrachloride
hydrogen
silicon
trichlorosilane
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Pending
Application number
JP12923886A
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English (en)
Inventor
Etsuji Kimura
木村 悦治
Katsumi Ogi
勝実 小木
Tetsushige Kurashige
倉重 哲成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 く技術分野〉 本発明は四塩化珪素(SiCfL4)と水素とからトリ
クロルシラン(SiHC又3、以下3C5と略記)を工
業的に製造する方法に関する。
〈従来技術と問題点〉 半導体用シリコンは、主に、3C3を水素還元し、ある
いは熱分解して生成したシリコンを、通電加熱したシリ
コン棒上に析出させて製造されるが、このシリコン析出
反応では四塩化珪素が数10%も副成し、3C5からシ
リコンへの生成収率を低下させる主因になっている。
一方、四塩化珪素を分解して半導体シリコンを製造する
ことも不可能ではないが、反応速度が遅いことと反応率
が低いことから、この方法は工業的に殆ど実施されてい
ない。
そのため、四塩化珪素を3CSに転化する種々の方法が
従来研究されている。これら従来の方法は反応機構の点
から次のように大別できる。
(i)四塩化珪素から反応中間体であるジクロロシリレ
ン(SiC見、)を製造し、これと塩化水素とを反応さ
せる方法(特開昭57−17415号、特開昭54−3
3896号等)。
SiC文。→SiC立2+C立2または5icfL、t
+si→2SiC文2 SiC立2+HC交峙5iHC交3 (ii)水素による四塩化珪素の部分還元による方法(
例えば、米国特許第2595620号、日本特許第10
21833号)。
SiC見。+H2→5iHC文、+HC見Si+3HC
文−+5iHC見3+H2上記(i)の方法は、転化率
が30〜84%と非常に高いが、5iC12を経由する
ために約1000℃以上の高温を必要とし、実際の工業
装置としては材質の大幅な制限を受は実現困難な場合が
多い。
また(ii)の方法は、反応温度が°400〜600℃
付近であるので、装置の材質についての制限は厳しくな
いが、転化率が20%程度と低く、経済性の点から実施
し難い。
く問題解決の手段〉 本発明者は、金属シリコンの粒子表面に薄い酸化被膜が
存在しており、該被膜が3C3への転換反応を阻害して
いることを見出し、該酸化被膜を除去することにより比
較的低温でも転換率の高い製造方法を達成した。
本発明によれば、酸あるいはアルカリ水溶液を用いて酸
化被膜を除去した金属シリコン充填層に四塩化珪素と水
素との混合ガスを大気圧ないし大気圧以上の圧力で、か
つ300〜700℃の温度下で通過させることにより四
塩化珪素を3C3に変換させる3CSの製造方法が提供
される。
またその好適な実施態様として、(イ)上記混合ガスの
水素に対する四塩化珪素のモル比がl/40〜4/1で
ある製造方法、(ロ)上記酸としてフッ酸、塩酸、硝酸
、T&酸、酢酸、過醜化水素、蓚酸を用い、またアルカ
リとして水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを用いる製
造方法、及び、(ハ)上記塩酸および蓚酸の濃度が夫々
1〜40%、1〜20%であり、その他の酸およびアル
カリの濃度が1〜50%である製造方法が夫々提供され
る。
以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明する。
本発明においては、金属シリコン充填層に、四塩化珪素
と水素との混合ガスを通過させることにより四塩化珪素
を3C3に変換させる際、予め、酸あるいはアルカリ水
溶液を用いて上記金属シリコンの酸化被膜を除去する。
上記酸化被膜除去に用いる酸としては、塩酸、フッ酸、
硝酸、硫酸、酢触、過酸化水素、蓚酸を用いることが出
来る。またアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムを用いることが出来る。これら酸およびアル
カリの濃度は、塩酸については1〜約40%(37,2
%)、蓚酸については1〜20%、その他の酸およびア
ルカリの濃度は1〜50%であるのが好ましい、酎およ
びアルカリの濃度が高すぎると、金属シリコンに対する
腐食が激しく、表面の酸化被膜だけでなく金属シリコン
自体も腐食され、しかも四塩化珪素の3CSへの転換反
応効率は、酸およびアルカリの濃度を上限値以上にして
も上記濃度範囲内の場合と大差ない、他方、濃度が上記
下限未満であると金属シリコンの酸化被膜を除去する効
果が不充分である。
酸化被膜を除去した上記金属シリコン充填層に四塩化珪
素と水素との混合ガスを通過させる際、該混合ガスの相
対モル比(SiCu。/H2)は1/40〜4とするの
がよい、SiC!;L4の混合モル比が1740より少
ない場合には3C3の生成量が少なく、このため充填層
を通過したガス中の四塩化珪素、3C5を凝縮するため
に莫大な設備を要しかつ生産効率が低い、一方、5tC
u。
の混合モル比が4より大きい場合には還元剤としての水
素の量が不足するため同様に生産効率の低下を招く。
上記混合ガスを金属シリコン充填層に通過させる際の温
度は、300〜700℃である。
300℃未満であると3C5への転換反応が殆ど進行せ
ず、また700℃を超える場合には、装置の材質が限定
され、工業的な規模での実施が困難になる。
3CSへの転化率は圧力依存性があり、圧力が高い程転
化率が高い。他方、反応圧力が常圧より低い場合には装
置内へ大気が浸入する虞があり、安全上好ましくない、
そこで本発明においては大気圧ないし大気圧以上とする
〈実施例および比較例〉 実施例1〜12 図に示す反応装置を用い、50mmφの反応管に、予め
フッ酸溶液により表面の酸化物被膜を除去した60〜2
00メツシユの金属シリコンを充填して加熱し、圧力1
〜LOKg/c■2、温度300〜600°Cで四塩化
珪素と水素の混合ガスを所定量流し、反応の進行に伴な
い減少した60〜200メツシユの金属シリコンを補充
しながら約5時間反応させた。充填層からの排出ガスを
一70℃に冷却したコールドトラップに捕集し、排出ガ
スおよび凝縮物をガスクロマトグラフで分析し、凝縮物
中の3CSの濃度を求めた。また同様に、金属シリコン
の処理方法、供給ガス量、四塩化珪素/水素の比、温度
、圧力を変化させて実施した。これらの結果を第1表に
示す、尚、装置構成の概略図において、1は四塩化珪素
の貯留槽、2は送液ポンプ、3は蒸発器、4は金属シリ
コン槽、5は金属シリコン充填槽、6.7はコールドト
ラップ、8はガスクロマトグラフ、9は圧力制御バルブ
である。
比較例1〜8 実施例と同様の装置を用い、金属シリコンの処理方法1
反応温度、混合ガス比を変えて実施した結果を第2表に
示す。
北見実施例および比較例から明らかなように、本発明の
製法に係るもの(実施例1.2)と1表面処理を施さな
いもの(比較例1.2)とを比較すると、他の条件が同
一でも得られる3C3の濃度は夫々36%(実施例1)
に対し18%(比較例1)、16%(実施例2)に対し
8%(比較例2)であり、大幅に異なる。
また、水素と四塩化珪素との混合比についてみると、本
発明に係るもの(実施例5.6)は3C5e度が37%
、26%であるのに対し、比較例4.5の3C3濃度は
8%、4%である。
その他、反応温度についても本発明の温度範囲より低い
もの(比較例6.7)は3C3の濃度も極めて低いこと
が分る。また酸、アルカリの濃度についても本発明の好
適な範囲より低いもの(比較例8.9)は3C3の濃度
が低い。
〈発明の効果〉 本発明の方法は、反応温度が300〜700℃の比較的
低温であるため、装置の材質や加熱方法等について厳し
い制限を受けることがなく、工業化が容易、かつ現実的
である。
触媒を用いる必要がなく、触媒による3CSの汚染を生
じることがない、また触媒についてのコストの負担がな
く、経済性が高い。
銅メタル、塩化第−銅等の銅を触媒とする従来の方法に
比較して、3C3への転換率が3〜4倍高く、生産効率
、経済効率が極めて高い。
【図面の簡単な説明】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸あるいはアルカリ水溶液を用いて酸化被膜を除
    去した金属シリコン充填層に、四塩化珪素と水素との混
    合ガスを大気圧ないし大気圧以上の圧力で、かつ300
    〜700℃の温度下で通過させることにより四塩化珪素
    をトリクロルシランに変換させるトリクロルシランの製
    造方法。
  2. (2)上記混合ガスの水素に対する四塩化珪素のモル比
    が1/40〜4/1である特許請求の範囲第1項の製造
    方法。
  3. (3)上記酸としてフッ酸、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、
    過酸化水素、蓚酸を用い、またアルカリとして水酸化ナ
    トリウム、水酸化カリウムを用いる特許請求の範囲第1
    項の製造方法。
  4. (4)上記塩酸および蓚酸の濃度が夫々1〜40%、1
    〜20%であり、その他の酸およびアルカリの濃度が1
    〜50%である特許請求の範囲第3項の製造方法。
JP12923886A 1986-06-05 1986-06-05 トリクロルシランの製造方法 Pending JPS62288109A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5871705A (en) * 1996-09-19 1999-02-16 Tokuyama Corporation Process for producing trichlorosilane
JP2010006689A (ja) * 2008-05-28 2010-01-14 Mitsubishi Materials Corp トリクロロシラン製造装置及び製造方法
JP4813545B2 (ja) * 2005-03-09 2011-11-09 アールイーシー シリコン インコーポレイテッド ヒドロクロロシランの製造方法
CN110980740A (zh) * 2019-11-01 2020-04-10 新疆东方希望新能源有限公司 一种三氯氢硅生产工艺及生产***

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