JPS62287475A - デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク装置の可動体の可動範囲を制限し、可
動体を保持する機構に関する。

〔従来の技術〕

第２図は従来のディスク装置の一例を示す平面図である
。ディスク駆動モーター６に固定され回転するディスク
２に対し、記録再生を行うヘッド７は可動体３に固定さ
れ軸１０を中心に図中円弧矢印２０の方向に回転往復運
動を行う。また、可動体駆動モーターは磁気回路部８と
コイル部９から成りコイル部９は可動体３に固定されて
図中円弧矢印２１方向に駆動されヘッド７をアクセスす
る。可動体３に固定されたコイル部９の２側面が、それ
ぞれ別体の緩衝体、１．２　、１５に当接することによ
り、ヘッド７のディスク２に対する可動範囲は制限され
る。特に磁気ディスク装置では、ディスク上のある範囲
でしがヘッドは移動できず、この範囲外にヘッドが存在
する場合は、ヘッド。

ディスクに破損が生じたり、記録信号を破壊したりして
、ディスク装置に致命的な欠陥となる。従って前述のよ
うにヘッドの可動範囲を制限する事が必要となる。また
、輸送時に８口わる＠Ｉｊｇで可動体が移動しヘッド、
ディスク７を傷つける小のないように可動体を保持する
事が必要となる。一体１に固定されている電磁石５５の
プランジャー３６は通電、非通電により矢印３７方向に
移動し、非通電時は可動体３の突起部３８に係合して可
動体３を保持固定する。

第３図はディスク半径方向の記録領域の内訳を示す説明
図である。横軸はディスク半径距離を示す。ディスク上
をヘッドが移動できるのは距離Ｅ１から距離Ｆ１であり
この間の可動範囲をＡ１とする。この範囲内の距ｊｉｌ
Ｇ１と距離Ｈ１に可動体の移動を制限するストッパーを
配置し、距離工１にて可動体を保持する機構を設定する
。ストッパーである緩衝体の変位量や寸法バラツキのた
めクリアランスＢ１と０１．保持機構の位置バラツキの
ためクリアランスＤ１が必要となる。従って記録再生領
域Ｅ１はに１：Ａ１−Ｂ１−Ｃ１−ＤＩにせばめられる
。

第４図は従来のディスク装置における可動範囲の内容を
示す説明図である。一体１もしくはこれに同定される磁
気回路部８０２カ所にそれぞれ固定される緩衝体１２，
１３の間を可動体３は移動する。筐体１０間隔をＡバラ
ツキを一ΔＡ、緩衝体１２の厚さをＢバラツキをΔＢ、
緩衝体１３の厚さをＣバラツキをΔＣ１緩衝体１２．１
３と筺体１との固定手段２２．２５の厚さをＨ，Ｇとし
、可動体３の寸法をＥバラツキをΔＥとする。また可動
体保持機構の位置は工に設定し、緩衝体とのクリアラン
スをり、バラツキをΔＤとすると可動体３の可動範囲は
ＩＦ＝＝Ａ−（（Ｅ−１１＋Ｄ＋Ｆｉ＋Ｇ＋Ｈ）＋（Δ
Ａ＋ΔＢ＋ΔＣ＋ΔＤ＋ΔＥ））となる。緩衝体１２及
び１５はゴム等の材料から成る事が多い。ゴムは非常に
寸法精度を出しづらくΔＢ、ΔＣは非常に大きくなる。

また固定手段２２．２５は多くの場合接着材を用いてい
る。

接着材の寸法管理は非常にむつかしい。これらバラツキ
要因が可動範囲Ｅを減少させる大きな要因となりバラツ
キを吸収するため非常に厳しい調整を各当接面で行なっ
ていた。保持機構の位ＩＲ調整も同様に非常に精度を要
求されていた。

可動体保持機構は通常電磁石を用ρるため、装置使用時
は通電状態となり、大電力を消費し、また非常に複雑な
機構が必要となりまた多くの部品を必要とした。可動部
が多いため機械的信頼性に貧しく、発しん等の問題も多
かった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし前述の従来技術では下記の問題点を有する。

近年、ディスク装置の大容量化が急速に展開され、高ト
ラツク密度化が進むと共に使用されるディスクは高性能
かつ高価なものとなっている。

従って、 １）　前述したバラツキ要因の数とバラツキ幅が大きく
、特に２つの緩衝体とその固定手段及び可動保持機構位
置のためディスク利用領域がせばめられディスク装置の
大容量化の大きな障害となうていた。

２）　同じ容輩を確保するためにはディスク利用領域の
せばまった分だけ高トラツク密度化が必要であり、通常
でも高密度化が進み安全率の小さな限界に近い設計を強
いられるディスク装置において、これはデーター信頼性
を大幅に低下させていた。

５）　また１）２）を補なうため、高性能、高価なディ
スク、ヘッドを利用しなければならず、大幅なコストア
ップに結び付いていた。

４）　バラツキを少なくするため、高精度な緩衝体と可
動体保持機構を使用し、またそれらの非常に厳しい位置
決め調整が必要となっていた。

５）　電磁石を用いた複雑な可動体保持機構が必要であ
った。

６）　電磁石を使用するため大電力を消費し、またこれ
による発熱で、ヘッドとディスク上のデータトラ、りの
ずれるオフトラックが生じ、ディスク装置のデータ信頼
性を低下させていた。

７）　電磁石を用いた可動体保持機構は可動部が多く機
械的信頼性が低く、発しん等の問題も多かりた。

そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは電磁石が必要なく更に構成部品が
少なくバラツキ要因を減らし、位置決め調整大所を少な
くしディスク記録領域を広く利用する。また低消費電力
、低発熱、低発じんな信頼性が高くかつ安価なディスク
装置を提供するところにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のディスク装置は、可動体の可動範囲を制限し非
動作時に可動体を保持する機構において、可動体または
筐体のどちらか一方にヨークまたは磁石のどちらか一方
が固定され、可動体または筐体の他の一方にヨークまた
は磁石の他の一方が固定され、ヨークまたは磁石を少な
く゛とも１つの緩衝体が固定されている事を特徴とする
。

〔作用〕

本釦明の上記構成によれば、 １、　磁石とヨークの間に発生する引力により電力を消
費せずに可動体を保持するため構成部品が少なく又可動
部がないため発しんもな−。

Ｚ　磁石と緩衝体が一体化している構造のため可動範囲
制限装置と可動体保持装置が一体となる。

従って構成部品が少なくバラツキ要因が少ない。

〔実施例〕

本発明の実施例を詳細に説明する。

第５図は本発明のディスク装置の原理を示す説明図であ
る。筺体１に緩衝体３２が固定され更にこの緩衝体３２
に磁石３３が固定されている。一方鉄等の軟磁性体や磁
石で構成されるヨーク３４は可動体３に固定され図中矢
印４０方向に運動する。可動体の運動の制御ができなく
なった場合はヨーク５４は磁石３３に当接し可動体３は
その可動範囲を制限される。また衝突の際のエネルギー
は緩衝体３２が受けもち可動体の級衝加速度を緩和する
。又、輸送時等はヨーク３４は磁石３３にあらかじめ当
接した状態にありヨーク３４と磁石３３により発生する
磁気的引力により可動体６は保持され輸送時等、衝撃が
加わっても可動体３が移動することはない。また可動体
３を駆動するモーターの力は、輸送時等で必要な保持力
に対し十分大きな力であるため可動体３をモーターによ
り駆動する場合は駆動力は保持力に影響されず可動体は
保持状態を脱する。また、ヨーク５４と磁石３３に発生
する引力は両者の距離の二乗に反比例するため、可動体
の通常移動範囲に於る引力の影響はほとんどない。。

また磁石３３をゴム磁石あるいはプラスチック磁石等で
構成することも可能であり発じん等の問題もこれにより
解決される。更にヨーク３４と磁石３５の位置を入れ替
えても同様の効果を有する。

第６図は本発明のディスク装置の他の一例の原理を示す
説明図である。一体１に磁石３３が固定され更にこの磁
石３３に緩衝体３２が固定されている。一方鉄等の軟磁
性体や磁石で構成されるヨーク３４は可動体３に固定さ
れている。可動体３の可動範囲はヨーク３４と緩衝体３
２との当接面で制限される。衝突の際のエネルギーは緩
衝体３２が吸収し可動体の衝撃加速度をやわらげる。

また輸送時等の可動体の保持はヨーク３４と磁石３３０
間のり１力で達成される。この間には緩衝体３２があり
ギャップ部を含む磁気回路構成となるが必要とされる保
持力はこの磁気回路でも十分達成される大きさである。

また当接面が緩衝体であるため発じん、磁石割れ等の問
題もない。更にヨーク３４と磁石３３の位置を入れ替え
ても同様の効果を有する。

第７図は本発明のディスク装置の説明図である。−個の
緩衝体４は支持体５をはさみ該支持体５はネジ１１で筐
体１に固定している。緩衝体４の二面のうち一面には磁
石３３が固定している。この磁石３３の一面と緩衝体４
の一面が当接面となる。筐体１に固定された軸１０まわ
りに動く可動体３にはヨーク３４が固定され当接面を形
成する。また可動体３の一部は突起部となり当接面を形
成する。この範囲の中に緩衝体４と磁石３３が配置され
、可動体３の可動軸Ｈを：ＮＵ限し、磁石３３とヨーク
３４の引力で可動体３を保持する。

第１図は本発明のディスク装置の一例の説明図である。

磁気回路部８．可動体３に固定されたコイル部９により
駆動される可動体３は２カ所の当接部を有する。１カ所
は可動体３の突起部であり他は可動体３に固定されたヨ
ーク３４である。これをはさむ位置に配された１個の緩
衝体４０片面には磁石３５が固定されていると共に支持
体５により一体１に固定されている。なお、他の構成要
素及びその作用は前述したものと同一である。

第８図は本発明の緩衝体と磁石と支持体の構造を示す説
明図である。穴部を有する支持体５０両側に１個の緩衝
体★がはまり込み一体化している。また緩衝体４の溝部
に磁石３３の突起部がはまり込み一体化した構造となっ
ている。またこれらはインサートや接着、締結等の固定
方法でも良い事は言うまでもない。

第９図は本発明のディスク装置の可動範囲の内容を示す
説明図である。可動体３は２カ所の当接面を有しこのう
ち１つはヨーク３４にて形成される。この当接面の間隔
を工、バラツキ゛を−Δ工。

筺体１に固定された支持体５をはさんだ緩衝体４の厚さ
をＸ、バラツキをΔにとし緩衝体４に固定される磁石３
３の厚さをＪ、バラツキをΔＪとすると可動体３の可動
範囲りはＬ＝エニー　（、Ｔ−）−Ｋ）＋（Δ工＋ΔＪ
＋ΔＫ））となり前述した従来例に比ベバラツキ要因が
大幅に減少し可動領域は広がっている。またバラツキの
大きい緩衝体が１つしかないので全体としてのバラツキ
社が減少している。また磁石３３と緩衝体が一体化して
いるので調整は可動範囲調整のみですみ可動体保持位置
調整は不要であり、しかも位置調整バラツキを考慮する
必要がない。

第１０図は、本発明のディスク装置の他の一例を示す説
明図である。筺体１には突起部２４がありまたヨーク２
５は筐体１に固定されてそれぞれ当接面を構成している
。この間隔の中に可動体３にネジ１６で固定された支持
体５と支持体１５をはさむ緩衝体４が配置され、緩衝体
４には磁石３３が固定されている。他の構成要素及びそ
の作用は前述したものと同一である。

支持体５を板バネのような可撓体１弾性体で構成する事
に容易である。この場合衝撃のエネルギーは支持体５で
も吸収することができ当接部の衝撃による変位を大幅に
低減させることが可能であり記録領域を広げるのに非常
に有効でありｔｏ〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば １）　構成要素の少ない簡単な機構で可動体の可動範囲
制限と可動体保持を達成でき、バラツキ主要因である可
動体保持の位置調整が不要で、緩衝体も１つにできその
接着も不要とできるためバラツキ要因の数とバラツキ幅
が小さくディスクの記録領域を広く利用することが可能
でディスク装置の大容量化を達成した。

２）　記録領域を広くできるため、トラック密度を下げ
てデーター信頼性の高いディスク装置が実現できた。

３）　２）のためデーター信頼性を損うことなく安価な
ヘッド、ディスクを使用することができ、コストダウン
に貢献した。

４）　バラツキが少ないため精度のゆるい安価な緩撃体
、可動体保持機構を利用でき、調整も可動範囲位置のみ
行えば良く又、無調整も可能であり１コストダウンに貢
献した。

５）　磁石とヨークのみという非常に簡単な機構で可動
体保持が可能となり、又その位置決め調整が不要となっ
た。

６）　電磁石を使用しないため電力消１費、これによる
発熱もなく、オツドラックも発生しないためディスク装
置のデータ信頼性を向上させた。

７）　本発明では、従来の電磁石とプランジャーのよう
な可動部がな−ため機械的信頼性が高く又発しん等の問
題も少ない。

８）１衝体を板バネ等で構成することで衝撃による変位
を小さくすることができ更に記録領域を広く有効利用で
きるため２）、３）の効果が促進された。

という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のディスク装置の一例の説明図第２図は
従来のディスク装置の一例を示す平面図。 第３図はディスク半径方向の記録領域の内訳を示す説明
図。 第４図は従来のディスク装置における可動範囲の内容を
示す説明図。 第５図は本発明のディスク装置の原理を示す説明図。 第６図は本発明のディスク装置の他の一例の原理を示す
説明図。 第７図は本発明のディスク装置の説明図。 第８図は本発明の緩衝体と磁石と支持体の構造を示す説
明図。 第９図は本発明のディスク装置の可動範囲の内容を示す
説明図。 第１０図は本発明の他の一例を示す説明図。 １・・・・・・・・・筐体 ２・・・・・・・・・ディスク ３・・・・・・・・・可動体 ４．１２，１３．３２・・・緩衝体 ５・・・・・・・・・支持体 ６・・・・・・・・・ディスク駆動モーター７・・・・
・・・・・ヘッド ８・・・・・・・・・磁気回路部 ９・・・・・・・・・コイル部 １ｏ・・・・・・軸 １１．１６・・・・・・ネ　ジ ２２．２３・・・・・・固定手段 ２４・・・・・・筐体の突起部 ３３・・・・・・磁　石 ３４・・・・・・ヨーク ３５・・・・・・電磁石 ３６・・・・・・プランジャ ３８・・・・・・可動体の突起部 以　　上 １−筺ｌ末 ３４：ヨーク 、　　′ 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 篤７図 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）可動体の可動範囲を制限し非動作時に前記可動体
   を保持する機構において、前記可動体または前記筐体の
   どちらか一方にヨークまたは磁石のどちらか一方が固定
   され、前記可動体または前記筐体の他の一方に前記ヨー
   クまたは前記磁石の他の一方が固定され、前記ヨークま
   たは前記磁石に少なくとも１つの緩衝体が固定されてい
   る事を特徴とするディスク装置。