JPS62283175A - インクジエツト用インクおよびそれを用いたインクジエツト捺染方法 - Google Patents

インクジエツト用インクおよびそれを用いたインクジエツト捺染方法

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JPS62283175A
JPS62283175A JP61286809A JP28680986A JPS62283175A JP S62283175 A JPS62283175 A JP S62283175A JP 61286809 A JP61286809 A JP 61286809A JP 28680986 A JP28680986 A JP 28680986A JP S62283175 A JPS62283175 A JP S62283175A
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JP
Japan
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ink
inkjet
printing method
textile printing
organic solvent
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JP61286809A
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English (en)
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Shoji Koike
祥司 小池
Kazuo Iwata
岩田 和夫
Yasuko Tomita
康子 富田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェット用インク、特に、布帛(!i
i布または不織布)の捺染に適したインクジェット用イ
ンクと、これを用いたインクジェット捺染方法に関する
(従来の技術) 従来、布帛(織布や不織布)に対する捺染方法としては
、ローラー捺染、スクリーン捺染、転写捺染等の捺染方
法が用いられ、また一部にはインクジェット方式による
捺染方法も提案されている(特開昭50−59108号
公報参照)。
(発明が解決しようとしている問題点)しかしながら、
従来の一般的な捺染方法は、捺染用のプリント版を作成
する必要があり、これらの版、例えば、捺染用版調やス
クリーン版の作成が高価であり、また転写捺染において
も転写紙を印刷するための版の作成が高価であるため、
かなりの量を生産しない限り、コストが合わない。また
、一般にプリント布の模様の流行期間が短いため、その
都度製版するのは更にコストアップとなり、それらの流
行に迅速に対応できず、大量の在庫をかかえることがあ
るという重大な問題がある。
これらの欠点を解決すべくインクジェット方式による捺
染方法が提案されたが、このインクジェット方式による
捺染では、使用するインクの粘度をプリンターの性質上
あまり高くすることができず、且つ織布は紙等に比較す
ると織目が粗いため、織布面に付着したインクジェット
用インクの滲みの問題があり、細かい絵柄の作成が困難
であった。更に、微細なノズルからインクを高速でしか
も高周波で吐出させるためにインクの物性値によっては
、吐出が不安定であったり、周波数に対する応答性に制
限がある等の欠点があった。
更に、従来のインクジェット用インクを用いて形成した
捺染物、特に、反応分散型染料を用いた場合においては
染料の染着率が低く、またそれらの洗濯堅牢性も低いも
のであった。
従って、本発明の目的は、上述の如き従来の一般的な捺
染方法における経済的な問題とインクジェット方式によ
る捺染方法における種々の問題、特に精確で且つ安定し
たプリントの問題および捺染物の染料定着率と洗濯堅牢
性の問題を同時に解決し得るインクジェット用インクお
よびそれを用いたインクジェット捺染方法を提供するこ
とである。
このような本発明の目的および他の目的は以下の本発明
によって達成される。
(発明の開示) すなわち、本発明は、3発明からなり、その第一の発明
は、反応分散型染料、水および反応分散型染料に対して
非反応性の有機溶剤を主体とする溶媒とを主要組成成分
とするインクジェット用インクであり、第二の発明は、
反応分散型染料により染色可能な繊維を含む布帛に捺染
用インクをインクジェット方式により付与して行うイン
クジェット捺染方法において、前記捺染用インクとして
、反応分散型染料、水および反応分散型染料に対して非
反応性の有機溶剤を主体とする溶媒とを主要組成成分と
するインクを用いることを特徴とするインクジェット捺
染方法であり、第三の発明は、反応分散型染料により染
色可能な繊維を含む布帛に捺染用インクをインクジェッ
ト方式により付与し、次いで染着処理するインクジェッ
ト捺染方法において、前記捺染用インクとして、反応分
散型染料、水および反応分散型染料に対して非反応性の
有機溶剤を主体とする溶媒とを主要組成成分とするイン
クを用いることを特徴とするインクジェット捺染方法で
ある。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明のインクの特徴
の主要部は、反応分散型染料を含むインクの液媒体を構
成する有機溶剤として、反応分散型染料に対して非反応
性の有機溶剤を選択した点にある。
すなわち、本発明者は、インクジェット方式による捺染
について稲々研究の結果、インクジェット方式用の捺染
インクの染料として反応分散型染料を採用し、且つ該イ
ンクの液媒体の一部として広く利用されている多価アル
コール等の有機溶剤を使用すると優れた印捺が実現でき
るが、染料定着率か低く、得られる捺染物の洗濯堅牢性
も何らかの理由で低下するという新たな問題が生じ、こ
のような染料の定着率の低下は、インクの保存時に染料
の一部が多価アルコール等と反応し、繊維との反応が妨
げられるために生じると推測できる。
また洗濯堅牢性の低下は、布帛類に付着させたインク中
の水分は速やかに蒸発するが、多価アルコール等が速や
かに揮発せずに布帛類にそのまま残り、印捺後の後処理
時の加熱やアルカリ処理時において一部の反応分散型染
料と反応し、この反応物が洗濯時に容易に脱落し、その
結果洗濯堅牢性が低下するものと推測できる。
以上の理由により、本発明ではインクに使用する有機溶
剤として、反応分散型染料とは反応しない有機溶剤を選
択使用することによって、上記の問題を解決したもので
ある。
本発明において使用する反応分散型染料としては、従来
の、例えば、ポリエステル/綿混紡織布の捺染方法にお
いて一部使用されている水難溶性のアゾ系、アントラキ
ノン系その他の染料が挙げられる。
これらの反応分散型染料は、一般に、分散染料と同様な
分子構造を存し、且つ繊維の水酸基またはアミン基と反
応して繊維と共有結合を生じ得る基、例えば、エチレン
イミン基、アジF基、スルホンエチレンイミド基、ジク
ロルトリアジン基、モノクロルトリアジン基、トリクロ
ルピリミジン基、モノクロルジフルオロピリミジン基、
クロルベンゾチアゾール基、ジクロルピリダゾン基、ジ
クロルピリダジン基、ジクロルキノキサリン基、エポキ
シ基、3−カルボキシピリジニオトリアジン基、 −SO□に1+2(:H2O5O3H,−5o□NHC
IhC11zO5OJ。
−N11COにII□CH20S03tl、−間COC
l12CII□02、−Nl+C0C)l−[:11.
、−5Qz(:H=CH2゜−(:1IzNIICOC
Cfl =C112、−NHCO(:Br=CI+2、
− N)lに0C112C1、−NIICH20H。
−PO,Hl−502にH2(:11□0GO(:H,
、−5O7G112[:1120(:(Ic411s等
の基を存するものである。
本発明においては、これらの反応分散型染料はいずれも
使用することができ、本発明において好ましい反応分散
型染料としては、 等の構造を有する染料およびその誘導体が好適である。
本発明において上記の如き反応分散型染料を溶解または
分散させる液媒体としては、従来の一般的染色における
液媒体、従来のインクジェット用インクの液媒体に使用
されている液媒体、特に水および有機溶剤からなるが、
水と混合して使用する有機溶剤として、例えば、水酸基
やアミノ基等の如く反応分散型染料と反応する活性水素
を有しないを機溶剤を使用することが必要である。
このような有機溶剤としては1例えば、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類:アセトン
、メチルエチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類:N−メチル−2−ピロ
リドン、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が
挙げられるが、特に好ましい有機溶剤としては、ポリオ
キシエチレン(付加モル数1〜15個)のジアルキル(
炭素数1〜4個)エーテル、ポリオキシエチレン・オキ
シプロピレンブロック(またはランダム)コポリマー(
付加モル数1〜15個)のジアルキル(炭素数1〜4個
)エーテル等が挙げられる。
このような有機溶剤は単独でも混合物としても使用でき
、このような有機溶剤はインク溶媒中で約1〜70重量
%を占める割合で使用するのが好ましい。また、インク
溶媒の使用量は、インクを調製したときに、反応分散型
染料の含有量が約0.1〜15重量%になる量であるの
が好ましい。
本発明のインクの必須成分は上記の通りであるが、その
他各種の分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、他種の染料
等を必要に応じて添加することができる。勿論これらの
添加剤も反応分散型染料と反応しないものを選択して使
用するのが好ましいが、使用量が非常に少量であれば、
反応性のものであっても実質上問題は生じない。
必要に応じて添加し得る分散剤あるいは界面活性剤とし
ては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩
、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステ
ル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオ
キシエチレンアルキル硫酸エステル塩等のアニオン系分
散剤若しくは界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセリ
ン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシブロビレンブ
ロックコボリマー等のノニオン型分散剤あるいは界面活
性剤が重要である。
粘度調整剤としては、カルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アラビア
ゴム、スターチ等の主として水溶性の天然あるいは合成
高分子物が好ましく、これらの粘度:A整剤を使用して
、あるいは使用せずに、本発明のインクの粘度を25℃
で50 cps以下、好ましくは1〜15cpsする。
また、インクを帯電するタイプのインクジェット方式に
使用されるインクを調合する為には、塩化リチウム、塩
化アンモニウム、塩化ナトリウムの無機塩類等の比抵抗
調整剤が添加される。
尚、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタ
イプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的な
物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調
整されることもある。
また、上記三種の添加剤以外についても必要に応じて、
例えば消泡剤、浸透剤、防カビ剤、pH調整剤等を適宜
添加することができる。
本発明のインクジェット用インクは、上記の如き必須成
分および任意成分を混合し、従来公知の磨砕手段、例え
ば、ボールミル、サンドミル、スピードラインミル等に
より混合磨砕処理して得るのが一般的であり、反応分散
型染料の粒子径を通常は30μm以下、好ましくは20
μm以下とする。粒子径が大きすぎるとインクジェット
記録時にノズルの目詰まり等の問題が生したり、後の染
着工程での均染性等に問題が生じる。また、媒体として
反応分散型染料を溶解するような媒体を選択した時は、
加熱等単なる溶解作用のみで本発明のインク組成物を得
ることができる。
以上の如くして本発明のインクジェット用インクが得ら
れるが、上記の如き必須成分、任意成分を配合する際に
得られたインクの表面張力を約30〜60 dyne/
cmの範囲に調整することも好ましい。このような表面
張力の調整は、反応分散型染料の選択、液媒体の選択と
組合せ、各種添加剤の添加によって当業者か容易に達成
することができる。本発明のインクジェット用インクに
おいて、その表面張力が30 dyne/cm以下の場
合には、各種の繊維からなる織布あるいは不織布に付着
したインクがその表面上で過度な滲みを生じて微細な絵
柄の形成が困難になり、また表面張力が上記範囲の上限
を越えると、インク吐出時に安定して均一なドロップレ
フトを得ることが困難となる等の問題が生じる。尚、以
上の表面張力の値はKYOWA (:BVP SURF
AGETENSIOMETERA−1(商品名、東亜電
波工業製)を用いて25℃の条件で測定した値である。
以上の本発明のインクジェット用インクは、インクジェ
ット方式による布帛(織布若しくは不織布)の捺染に有
用であり、特に、木綿、麻、ビスコース、羊毛、絹、ナ
イロン等の繊維と、ポリエステル繊維、アセテート繊維
、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維等の合成繊維から
なる混紡織布若しくは混紡不織布の捺染に有用である。
これらの織布または不織布はインクジェット捺染用に予
備処理したものでもよい。このような予備処理は、織布
や不織布を構成する繊維の表面に付与されたインクを速
やかに吸収保持できる水溶性または水分散性ポリマー等
を付与せしめることによって行うことができる。
本発明のインクジェット用インクを上記の如き織布また
は不織布に付与するのに使用するインクジェット方式は
、インクをノズルより効果的に離脱させて、射程体であ
る織布または不織布に付与し得る方式であれば、いかな
る方式でもよく、それらの方式の代表的なものは、例え
ば、アイイーイーイー・トランス・アクションズ・オン
・インダストリー・アプリケーションズ(IEEE T
ransac−Lions  on  Industr
y   八pplications)  Vol、J八
−13、No、l (1977年2および3月号)や日
経エレクトロニクスの1973年1月29日号、197
4年4月6日号および1982年12月5日号に記載さ
れている。
これらに記載の方式は、本発明のインクジェット用イン
クの使用に好適なものであり、その幾つかを説明すると
、先ず静電吸引方式があり、この方式では、ノズルとノ
ズルの数lll11前方に置いた加速電極との間に強電
界を与えて、ノズルよりインクを粒子化して次々に引出
し、引出したインクが偏向電極間を飛翔する間に情報(
3号を偏向電極に与えて記録する方式と、インク粒子を
偏向することなく、情報信号に対応してインク粒子を噴
射する方式とがあり、いずれも本発明のインクジェット
用インクの適用に有効である。
第二の方式としては、生型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微小インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。−71F電したインク粒子は偏向電極板間
を通過する際、帯電量に応じて偏向される。
この方式を利用した別の方式としてマイクロドツトイン
クジェット方式と称される方式もあり、この方式では、
インク圧力および励振条件をある範囲の適正値に保ち、
ノズル先端より大小二袖類のインク液滴を発生し、この
中小径液滴のみを記録に利用するものである。この方式
の特徴は、従来並みの太いノズル口径でも微小液滴群を
得ることができる点である。
第三の方式としてはピエゾ素子方式かあり、この方式で
は、インクに加える圧力手段として他方式の如くポンプ
の様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利用する。ピエ
ゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせること
により、インクに圧力を加え、ノズルより噴射させる方
式である。
また、本発明のインクは、特開昭54−59936号公
報に記載されている方法で、熱エネルギーの作用を受け
たインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化による
作用力によって、インクをノズルから吐出させるインク
ジェット方式で捺染を行う方法に好適であり、優れた吐
出安定性を示す。
以上の如き種々のインクズエツト方式がいずれも使用で
き、このような方式のいずれかを採用して、織布、不織
布等の布帛に付着したインクによる文字、図形等の絵柄
が形成されるが、本発明のインクジェット用インクは、
前述の如く好ましくはその表面張力が一定の範囲内にコ
ントロールされているため、ノズルからの液滴の吐出安
定性が極めて優れている。更に、織布等の織目等の存在
によってインクが過度には滲まずに適正に付着している
従って、引続くアルカリによる処理や加熱処理による染
着工程を経ることによって鮮明で且つ微細な絵柄模様を
形成することができる。これに対して従来のインクジェ
ット用インクを使用した場合には、ドツトが正確に目的
の位置に付着しなかったり、付着したインクのドツトが
織布の織目に沿って速やかに滲み、織布上に微細な絵柄
を形成することが困難であった。
以上の如くして本発明のインクジェット用インクによっ
て、織布等上にインクを画像信号通りには付着させるこ
とができ、この状態のインク中の反応分散型染料は、単
に織布に付着しているに過ぎないので、引続き繊維への
染料の反応定着および未定着の染料の除去工程を施すの
が好ましい。
このような定着処理において反応分散型染料が繊維に反
応するが、従来の如き多価アルコール等の如き反応分散
型染料と反応する打機溶剤を含有する捺染インクを用い
た場合には、インクの保存時にすでに染料の一部が有機
溶剤と反応し、染料定着率の低下の原因となる。
更に、これらの多価アルコール等が不揮発性であるため
にこの定着工程時にもある程度残存しており、この定着
工程によって反応分散型染料と多価アルコール等の有機
溶剤とが反応し、これらの反応物が洗濯堅牢性の低下の
原因となる。
本発明においてはこのような反応性の有機溶剤を使用し
ないことによって、染料染着率の低下および捺染物の洗
濯堅牢性の低下を防止することができた。
これらの反応定着および未反応の染料の除去方法は、従
来公知の方法でよく、例えばスチーミング法、HTスチ
ーミング法、サーモフィクッス法、アルカリパッドスチ
ーム法、アルカリブロツチスチーム法、アルカリショッ
ク法、アルカリコールドフィックス法等による処理の後
、洗浄する等の従来公知の方法に準じて行うことができ
る。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、捺染に際して従来の一般的
な捺染における如き高価なプリント版の作成は不要であ
り、プリントすべき画像はコンピューターによって極め
て簡噴に作成および修正が可能であるので、従来技術の
如き高価な版を必要とせずに、随時流行の変化に即応す
ることができる。
従って、従来技術の如く大量生産によらずとも、少量生
産でも十分な利益を確保することができる。また、従っ
て、工業的な捺染方法のみならず、一般家庭での趣味的
なプリントにも応用でき、高い洗濯堅牢性を存する捺染
物を提供できるという利点を有する。
次に実施例および比較例をあげて本発明を更に具体的に
説明する。なお文中部および%とあるのは重量基準であ
る6 実施例1 眞記構造式(2)の染料        5部アニオン
系界面活性剤(分散剤) (商品名 デモールN、花王@製)   4部テトラエ
チレングリコールジメチル エーテル             30部水    
                  61部上記全成
分をアルミナ製ボールミルにて約36時間分散を行った
後、水酸化ナトリウムにてpHを8,3に調整し、更に
アルミナ製ボールミルにて3時間分散を行い、その後、
フロロボアフィルターFP−1000(商品名 住友電
工■製)にて粒径10μm以上の粗大粒子を除去して、
本発明の水性インク(A)を得た。
実施例2 餌記構造式(7)の染料        4部アニオン
系界面活性剤(商品名 ニラコール0TP−100s、
日光ケミカルス−製)0.05部 アニオン系界面活性剤 (商品名 デモールC1花王■製) 1.5部ノニオン
系界面活性剤(商品名 エマルゲン981、花王■製)
        0.2部ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル6.5部 N−メチル−2−ピロリドン     15部水   
                   73部上記全
成分を使用し、他は実施例1と同様の方法にて本発明の
水性インク(B)を得た。
実施例3 前記構造式(14)の染料       781S前記
構造式(15)の染料       2部ノニオン系界
面活性剤(商品名 エマルゲン707、花王■製)  
      1.5部ノニオン系界面活性剤(商品名 
レオドールTW−P120、花王沖製)    2.0
部ジプロピレングリコールジメチルエーテル10部 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン20部 水                    57.5
部上記全成分をアルミナ製ボールミルにて約40時間分
散を行った後、酢酸にてpHを5.6に調整し、更に2
時間分散し、その後、フロロボアフィルターFP−50
0(商品名 住友電工■製)にて粒径5μm以上の粗大
粒子を除去して、本発明の水性インク(C)を得た。
実施例4 前記構造式(9)の染料        6部アニオン
系界面活性剤(商品名 イオネットD−2、三洋化成工
業■製)    5.5部+13(ニー(0に3116
) −(0(:2+14’) −0C211520部水
                    68.5部
上記全成分を使用し、他は実施例3と同様の方法にて、
本発明の水性インク(D)を得た。
比較例1 実施例1の成分中テトラエチレングリコールジメチルエ
ーテルの代わりにトリエチレングリコールを用いた以外
は、実施例1と同様に処理して比較用インク(E)を得
た。
比較例2 実施例3の成分中ジプロピレングリコールジメチルエー
テルの代わりにジプロピレングリコールを用いた以外は
、実施例3と同様に処理して比較用インク(F)を得た
尚、実施例1〜4および比較例1.2のインクの性状は
後記第1表に示した。
実施例5 実施例1〜4および比較例1.2の各水性インク(A−
F)を、特開昭54−59936号・公報に記載されて
いる方法による、熱工緯ルギーを利用したインクジェッ
トプリンターに搭載して、各袖混紡織布に印捺した後、
180℃で90秒間熱処理した。更に炭酸ナトリウムで
′A整したアルカリ浴において90℃で20秒間lA埋
し染着を行い、その後、中性洗剤で洗浄してプリント物
を得た。結果を後記第2表に示す。
実施例6 前記構造式(7)の染料       10部アニオン
系界面活性剤(分散剤、商品名デモールN、花王@製)
        5部1.3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン70部 水                      15
部上記全成分を使用し、他は実施例1と同様にして水性
インク(G)を得た。インク(G)の表面張力は39 
dyne/ c+sであり、pHは8.3であった。
このインク(G)を用いて実施例5と同様の方法でプリ
ント物を得た。その結果はインク(A)を用いた場合と
ほぼ同等のものであった。
実施例7 実施例6のインク成分中、染料のみを1前記構造式(1
) 、  (5) 、 (+21、(16)、(18)
に代えて、他は実施例6と同様にして5種の水性インク
(H)、(1)、(J)、(に)、(L)を得た。これ
らのインクの表面張力およびpHはインク(G)と同し
値であった。
前記5種のインクを個別に用いて、実施例5と同様の方
法で各々プリント物を得た。その結果は、全てインクC
G)を用いた場合とほぼ同等のものであった。
(以F余白) 二ンΣ−1−j〈− 賀賀止i号旨ぞ賀 ′    Ll    d C備    44   5
0   38   42   55   412旦  
     8.3  8.3  5.6  5.6  
8.3  5.8二牙L−2−j〈− W  賀  で 宋比鍾日i*3      0      0    
  0山肥ξ団!4      0      0  
    0新  垣   甫 宋料宋着土!ユ       OX        X
広広堅土辻烹丘       ○       ×  
     ×本1 プリント物の細線(巾約1ao)の
尖鋭度を目視にて判定した。
0:良好  X:不良 本2 ドツトを約1頂間隔で−511に並べて30co
+プリントし、ドツトのバラツキを目視にて判定し旭 O:良好  X:不良 *3 蒸熱処理直後のプリント物と10分間洗浄後のプ
リント物を目視にて判定した。
O:差なし  ×:洗浄後に色濃度の低下あり。
*4 プリント物を更に中性洗剤にて1時間洗浄し、洗
浄時間が10分間の場合と目視にて比較した。
O:差なし  ×:洗浄時間が長くなると色濃度の低下
あり。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反応分散型染料、水および反応分散型染料に対し
    て非反応性の有機溶剤を主体とする溶媒とを主要組成成
    分とするインクジェット用インク。
  2. (2)前記有機溶剤が、活性水素を有しない有機溶剤で
    ある特許請求の範囲第(1)項に記載のインクジェット
    用インク。
  3. (3)前記有機溶剤が、ジメチルホルムアミド、ジメチ
    ルアセトアミド、アセトン、メチルエチルケトン、テト
    ラヒドロフラン、ジオキサン、N−メチル−2−ピロリ
    ドンおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンの
    中から選ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲第
    (1)項に記載のインクジェット用インク。
  4. (4)前記有機溶剤が、ポリオキシエチレン(付加モル
    数1〜15個)のジアルキル(炭素数1〜4個)エーテ
    ル、ポリオキシエチレン・オキシプロピレンブロック(
    またはランダム)コポリマー(付加モル数1〜15個)
    のジアルキル(炭素数1〜4個)エーテルの中から選ば
    れる少なくとも一種である特許請求の範囲第(1)項に
    記載のインクジェット用インク。
  5. (5)前記有機溶剤が、溶媒中に1〜70重量%含まれ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載のインクジェット用
    インク。
  6. (6)前記反応分散型染料が、インク中に0.1〜15
    重量%含まれる特許請求の範囲第(1)項に記載のイン
    クジェット用インク。
  7. (7)更に、分散剤、界面活性剤または粘度調整剤の何
    れかを含む特許請求の範囲第(1)項に記載のインクジ
    ェット用インク。
  8. (8)表面張力を、30〜60dyne/cm(25℃
    )の範囲に調整した特許請求の範囲第(1)項に記載の
    インクジェット用インク。
  9. (9)粘度を、50cps(25℃)以下に調整した特
    許請求の範囲第(1)項に記載のインクジェット用イン
    ク。
  10. (10)反応分散型染料により染色可能な繊維を含む布
    帛に捺染用インクをインクジェット方式により付与して
    行うインクジェット捺染方法において、前記捺染用イン
    クとして、反応分散型染料、水および反応分散型染料に
    対して非反応性の有機溶剤を主体とする溶媒とを主要組
    成成分とするインクを用いることを特徴とするインクジ
    ェット捺染方法。
  11. (11)前記布帛が、反応分散型染料により染色可能な
    繊維を少なくとも含む混紡織布または混紡不織布である
    特許請求の範囲第(10)項に記載のインクジェット捺
    染方法。
  12. (12)前記有機溶剤が、活性水素を有しない有機溶剤
    である特許請求の範囲第(10)項に記載のインクジェ
    ット捺染方法。
  13. (13)前記有機溶剤が、ジメチルホルムアミド、ジメ
    チルアセトアミド、アセトン、メチルエチルケトン、テ
    トラヒドロフラン、ジオキサン、N−メチル−2−ピロ
    リドンおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
    の中から選ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲
    第(10)項に記載のインクジェット捺染方法。
  14. (14)前記有機溶剤が、ポリオキシエチレン(付加モ
    ル数1〜15個)のジアルキル(炭素数1〜4個)エー
    テル、ポリオキシエチレン・オキシプロピレンブロック
    (またはランダム)コポリマー(付加モル数1〜15個
    )のジアルキル(炭素数1〜4個)エーテルの中から選
    ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲第(10)
    項に記載のインクジェット捺染方法。
  15. (15)前記有機溶剤が、溶媒中に1〜70重量%含ま
    れる特許請求の範囲第(10)項に記載のインクジェッ
    ト捺染方法。
  16. (16)前記反応分散型染料が、インク中に0.1〜1
    5重量%含まれる特許請求の範囲第(10)項に記載の
    インクジェット捺染方法。
  17. (17)更に、分散剤、界面活性剤または粘度調整剤の
    何れかをインク中に含む特許請求の範囲第(10)項に
    記載のインクジェット捺染方法。
  18. (18)インクの表面張力を、30〜60dyne/c
    m(25℃)の範囲に調整した特許請求の範囲第(10
    )項に記載のインクジェット捺染方法。
  19. (19)インクの粘度を、50cps(25℃)以下に
    調整した特許請求の範囲第(10)項に記載のインクジ
    ェット捺染方法。
  20. (20)反応分散型染料により染色可能な繊維を含む布
    帛に捺染用インクをインクジェット方式により付与し、
    次いで染着処理するインクジェット捺染方法において、
    前記捺染用インクとして、反応分散型染料、水および反
    応分散型染料に対して非反応性の有機溶剤を主体とする
    溶媒とを主要組成成分とするインクを用いることを特徴
    とするインクジェット捺染方法。
  21. (21)前記布帛が、反応分散型染料により染色可能な
    繊維を少なくとも含む混紡織布または混紡不織布である
    特許請求の範囲第(20)項に記載のインクジェット捺
    染方法。
  22. (22)前記有機溶剤が、活性水素を有しない有機溶剤
    である特許請求の範囲第(20)項に記載のインクジェ
    ット捺染方法。
  23. (23)前記有機溶剤が、ジメチルホルムアミド、ジメ
    チルアセトアミド、アセトン、メチルエチルケトン、テ
    トラヒドロフラン、ジオキサン、N−メチル−2−ピロ
    リドンおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
    の中から選ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲
    第(20)項に記載のインクジェット捺染方法。
  24. (24)前記有機溶剤が、ポリオキシエチレン(付加モ
    ル数1〜15個)のジアルキル(炭素数1〜4個)エー
    テル、ポリオキシエチレン・オキシプロピレンブロック
    (またはランダム)コポリマー(付加モル数1〜15個
    )のジアルキル(炭素数1〜4個)エーテルの中から選
    ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲第(20)
    項に記載のインクジェット捺染方法。
  25. (25)前記有機溶剤が、溶媒中に1〜70重量%含ま
    れる特許請求の範囲第(20)項に記載のインクジェッ
    ト捺染方法。
  26. (26)前記反応分散型染料が、インク中に0.1〜1
    5重量%含まれる特許請求の範囲第(20)項に記載の
    インクジェット捺染方法。
  27. (27)更に、分散剤、界面活性剤または粘度調整剤の
    何れかをインク中に含む特許請求の範囲第(20)項に
    記載のインクジェット捺染方法。
  28. (28)インクの表面張力を、30〜60dyne/c
    m(25℃)の範囲に調整した特許請求の範囲第(20
    )項に記載のインクジェット捺染方法。
  29. (29)インクの粘度を、50cps(25℃)以下に
    調整した特許請求の範囲第(20)項に記載のインクジ
    ェット捺染方法。
JP61286809A 1986-01-10 1986-12-03 インクジエツト用インクおよびそれを用いたインクジエツト捺染方法 Pending JPS62283175A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63168477A (ja) * 1986-12-29 1988-07-12 Mitsubishi Kasei Corp インクジエツト染色用インク
JPH02189373A (ja) * 1989-01-19 1990-07-25 Seiren Co Ltd 布はく染色用インクジェット印写インク組成物
JPH05239391A (ja) * 1992-03-02 1993-09-17 Kanebo Ltd インクジェット捺染用インク
JP2013189598A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd インクジェット記録用水性インキ

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