JPS62281244A - 観測用ブラウン管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、位置補正可能に電子銃を支持させた観測用
ブラウン管に関する。

（従来の技ｔ４） 従来より、後段加速形観測用ブラウン管で偏向拡大をお
こなうために、電子銃の先端部にメツシュ電極を配設し
たものがある。第４図は、その−例を示したもので、外
囲器（１）の一端フエース内面に蛍光面（２）が、また
、この蛍光面（２）上からコーン部内面にかけて導電［
（３）が設けられており、ネック部（４）内には、電子
銃（５）が設けられている。

この電子銃（５）は、ネック部（４）端を気密に貫通す
るリード線（６）に接続された複数個の電極で構成され
、その先端部のＰＤＳ（Ｐａｔｔｅｒｎ　Ｄｉｓｔｏｒ
ｔｉｏｎＳｕｐｐｏｒｔ）シリンダー（８）に、ドーム
状のメツシュ（９）をホルダー（１０）に支持させたド
ームメツシュ電ｔｉ（１１）が取付けられている。この
電子銃（５）は。

上記ＰＤＳシリンダー（８）と、このシリンダー（８）
よりカソードに近い電極にそれぞれ取付けられた各複数
個のバルブスペーサ（１２）　、　（１３）により、ネ
ック部（４）に支持され、その先端のドームメツシュ電
極（１１）は、コーン部内に位置する。

ところで、一般に後段加速形ｗｔ？ｌＩｇ用ブラウン管
は、偏向図形歪を発生しやすい。なかでも上記ドームメ
ツシュ後段加速形ｗｔ？ｉＩｇ用ブラウン管は、この偏
向図形歪不良が大きな割合で発生する。

この偏向図形歪の発生は、主として電子銃（５）の精度
と管組立て精度とに原因する。今、電子銃（５）が所要
の精度に組立てられ、第５図（Ｂ）および（Ｃ）図に示
すように、外囲器（１）に対して正しく、すなわち管軸
（１５）上に正しく配置されたとすると、同（Ａ）図に
示すように、蛍光面（２）上に歪のない長方形状のラス
ター（１６）が得られるが、第６図ＣＢ）および（Ｃ）
図に示すように、電子銃（５）が管軸（１５）からずれ
て配置されると、同（Ａ）図に示すように、ずれた側を
長辺とする台形状にラスクー（１６）が歪む、ドームメ
ツシュ後段加速形観測用ブラウン管の偏向図形歪は、ド
ームメツシュ電極（１１）とコーン部内面に設けられた
導電膜との間に形成される発散レンズにより偏向拡大を
おこなっているので。

上記電子銃（５）の位置ずれすなわちコーン部に対する
ドームメツシュ電極（１１）の位置ずれが大きな発生原
因となっている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように後段加速形観測用ブラウン管は、偏向図形
歪を発生しやすく、特にドームメツシュ後段加速形観測
用ブラウン管では、ドームメツシュ電極がコーン部に対
して位置ずれしているために発生する場合が多い。

この発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもので
あり、電子銃位置がずれていても、管組立て後それを容
易に補正できるようにすることを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 電子銃に付設された複数個のバルブスペーサを外囲器内
面に圧接させて、上記外囲器内に上記電子銃を支持する
ようにした観測用ブラウン管において、上記バルブスペ
ーサの近くに形状記憶合金からなる補正体を設けた。

（作　用） 上記のように電子銃を支持するバルブスペーサの近くに
、形状記憶合金からなる補正体を設けると、管組立て後
、電子銃の位置がずれていても。

外部操作によりこの形状記憶合金の形状を元の状態に戻
すことにより、その位置ずれを補正することができる。

（実施例） 以下１図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。

第１図にこの発明の一実施例であるドームメツシュ後段
加速形観測用ブラウン管の構成を示す。

この観測用ブラウン管は、ドームメツシュ電極（１１）
に近いバルブスペーサ（１２）取付は部分を除いて、そ
の他構造は、前記第４図示後段加速形観測用ブラウン管
と同じであるので、同一部分に同一番号を付してその説
明を省略する。

ところで、この観測用ブラウン管は、ドームメツシュ電
極（１１）を支持するＰＤＳシリンダー（８）の外側面
に、複数個のバルブスペーサ（１２）と、このバルブス
ペーサ（１２）と同一形状に形成された形状記憶合金か
らなる複数個の補正体（２０）が付設されている。すな
わち、バルブスペーサ（１２）と補正体（２０）とは、
第２図に示すように、ＰＤＳシリンダー（８）の外周を
等分割する位置に交互に、この実施例では各３個配設さ
れ、電子銃（５）の先端部側を。

これら各３個のバルブスペーサ（１２ａ）〜（１２ｃ）
および補正体（２０ａ）〜（２０ｃ）の先端部をネック
部（４）内面に圧接させることにより支持されている。

つぎに、このＰＤＳシリンダー（８）にバルブスペーサ
（１２）とともに付設された補正体（２０）の作用につ
いて述べる。

今仮に、組立て完了したブラウン管において、第３図（
Ａ）図に示すように、外囲器（１）内に組込まれた電子
銃（５）が管軸（１５）に対してずれていたとする。こ
のずれは、管を動作させてそのラスター形状をｗｔ測す
ることで判断することができる。このように電子銃（５
）の支持にずれがあるとき、そのずれ方向に位置する補
正体（２０ａ）に、たとえばレーザ光を照射して加熱し
、（Ｂ）図に示すように、その補正体（２０ａ）の形状
を元の状態に戻して、電子銃（５）の先端部側を管軸（
１５）方向にこ変位させる。

このような位置補正は、ＰＤＳシリンダー（８）の外側
面に各３個のバルブスペーサ（１２ａ）〜（１２ｃ）ト
補正体（２０ａ）〜（２０ｃ）を交互に配設したもので
は、ラスター形状に基づいて上記３個の補正体（２０ａ
）〜（２０ｃ）から１個または２個の補正体を選択して
上記補正方法を適用することにより、電子銃（１５）の
先端部側のずれを任意に補正することができる。

すなわち、第２図において、たとえば補正体（２０ａ）
を元の形状に戻すことにより、電子銃（５）の先端部を
矢印（２１）方向に、また、補正体（２０ａ）　、　（
２０ｃ）をそれぞれ元の形状に戻すことにより、矢印（
２２）方向に補正することができる。

しかし、組立てられたブラウン管における電子銃（５）
のずれ量が一定でないのに対し、上記補正体（２０ａ）
〜（２０ｂ）の形状変化は一定であり、また。

矢印（２１）で示したように１個の補正体で電子銃を変
位させる場合と、矢印（２２）で示すように２個の補正
体で電子銃を変位させる場合とでは、電子銃（５）の変
位量が異なる。そのため、この補正方法では、ずれ量が
一定しない電子銃（５）を常に管軸（１５）と一致する
ように適正に補正するとは限らない。しかし、通常組立
てられたブラウン管における電子銃（５）のずれ量は数
１００ミクロン程度であり、この程度のずれ量で偏向図
形歪不良を発生しているので、この偏向図形歪不良が解
消する程度に補正されればよく、必づしも電子銃（５）
を管軸（１５）と一致するように正確に補正しなくても
、実用上はさしつかえない。

なお、上記実施例は、ＰＤＳシリンダーの外周を等分割
する位置に３個の補正体を付設したが、この３個の補正
体取付は位置にそれぞれ形状変化量の異なる複数個の補
正体を組合せて取付け、この組合せ補正体のいづれかを
選択的に用いて電子銃を変位させれば、より正確に電子
銃の位置を補正することができる。

また、上記実施例では、最初から補正体の先端部がネッ
ク部内面に圧接するように構成したが、この補正体は、
最初は非接触であっても、形状を元の状態に戻すとき、
ネック部内面に圧接して電子銃を管軸方向に変位させる
ものであればよい。

〔発明の効果〕

電子銃に付設された複数個のバルブスペーサを外囲器内
面に圧接させて、上記外囲器内に電子銃を支持するよう
にした観測用ブラウン管において、上記バルブスペーサ
の近くに形状記憶合金からなる補正体を設け、外部操作
によりこの補正体の形状を元の状態に戻すことにより、
外囲器に対して電子銃を変位させることができるように
構成したので、管組立て後でも電子銃の位置ずれによる
偏向図形歪を補正することができ、所要の観測用ブラウ
ン管を容易に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の詳細な説明図で、第１
図は補正体が付設されたドームメツシュ後段加速形観測
用ブラウン管の構成を示す断面図。 第２図はその■−■線断面矢視図、第３図（Ａ）および
（Ｂ）図はそれぞれ補正体の作用を説明するための図、
第４図は従来のドームメツシュ後段加速形観劃用ブラウ
ン管の構成を示す断面図、第５図（Ａ）ないしくＣ）図
は電子銃が正しく配置された場合の電子銃とラスター形
状の関係を示す図、第６図（Ａ）ないしくＣ）図は電子
銃が位置ずれしている場合の電子銃とラスター形状の関
係を示す図である。 （１）・・・外囲器　　　　　　（４）・・・ネック部
（５）・・・電子銃　　　　　　　（８）・・・ＰＤＳ
シリンダー（１１）・・・ドームメツシュ電極（１２）
・・・バルブスペーサ（２０）・・・補正体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電子銃に付設された複数個のバルブスペーサを外囲器内
   面に圧接させて上記外囲器内に上記電子銃を支持するよ
   うにした観測用ブラウン管において、 上記外囲器に対する上記電子銃の位置を管組立後に補正
   可能にする形状記憶合金からなる補正体が上記バルブス
   ペーサの近くに設けられていることを特徴とする観測用
   ブラウン管。