JPS62275996A - ホイスト用巻取ドラム - Google Patents
ホイスト用巻取ドラムInfo
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- JPS62275996A JPS62275996A JP11999886A JP11999886A JPS62275996A JP S62275996 A JPS62275996 A JP S62275996A JP 11999886 A JP11999886 A JP 11999886A JP 11999886 A JP11999886 A JP 11999886A JP S62275996 A JPS62275996 A JP S62275996A
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- drum
- drum member
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Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ホイスト用巻取ドラムに係り、さらに詳細に
は、ドラム本体の外周面に右巻きの転造ロープ溝と左巻
きの転造ロープ溝とを有するホイスト用巻取ドラムに関
するものである。
は、ドラム本体の外周面に右巻きの転造ロープ溝と左巻
きの転造ロープ溝とを有するホイスト用巻取ドラムに関
するものである。
本発明の説明に先立ち、ドラム本体の外周面に右巻きの
ロープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイスト用巻取
ドラムの取扱いを、第3図にもとづいて説明する。
ロープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイスト用巻取
ドラムの取扱いを、第3図にもとづいて説明する。
第3図において、ワイヤロープ2の端末ソケット(図示
せず)は、ドラム本体1の左右に設けられたロープ着脱
孔10および18′にそれぞれ取リ付けられており、ま
た、ドラム本体1に巻き付けられたワイヤロープ2は、
ロードブロック3を介してシーブ4に巻き掛けられてい
る。そして、巻取ドラムの回転により、ドラム本体1に
巻回されているワイヤロープ2を巻き取ったり巻き解い
たりすることにより、フック3に吊った荷を昇降動作さ
せる。
せず)は、ドラム本体1の左右に設けられたロープ着脱
孔10および18′にそれぞれ取リ付けられており、ま
た、ドラム本体1に巻き付けられたワイヤロープ2は、
ロードブロック3を介してシーブ4に巻き掛けられてい
る。そして、巻取ドラムの回転により、ドラム本体1に
巻回されているワイヤロープ2を巻き取ったり巻き解い
たりすることにより、フック3に吊った荷を昇降動作さ
せる。
なお、第3図に示すロープ掛は方式を「4本掛け」と称
し、ドラム本体1には、右巻きのロープ溝1dと左巻き
のロープ溝1d’ とが成形されており、右巻きのロー
プ溝1dと左巻きのロープ溝ld’ との中間部には、
ロードブロック3の巻き上げ位置を規制すべく、両ロー
プ溝1d、1.d’の終端部に溝無し間隔部1jが設け
られている。
し、ドラム本体1には、右巻きのロープ溝1dと左巻き
のロープ溝1d’ とが成形されており、右巻きのロー
プ溝1dと左巻きのロープ溝ld’ との中間部には、
ロードブロック3の巻き上げ位置を規制すべく、両ロー
プ溝1d、1.d’の終端部に溝無し間隔部1jが設け
られている。
ところで、ホイスト用巻取ドラムの外周面にロープ溝を
転造成形する先行技術は、たとえば特開昭51−130
673号公報に示されており、転造法による成形技術の
利点とするところは、鋳造・切削方法に比較して、 (1)削りくずが出ないため材料の無駄をなくすととが
できる、 (2)成形加工に要する時間が短くて済み、作業性にす
ぐれている、 (3)転造による表面硬化層の形成によって強度の大き
な製品が得られる点にある。
転造成形する先行技術は、たとえば特開昭51−130
673号公報に示されており、転造法による成形技術の
利点とするところは、鋳造・切削方法に比較して、 (1)削りくずが出ないため材料の無駄をなくすととが
できる、 (2)成形加工に要する時間が短くて済み、作業性にす
ぐれている、 (3)転造による表面硬化層の形成によって強度の大き
な製品が得られる点にある。
しかしながら、従来、転造法によってホイスト巻取ドラ
ムの外周面にロープ溝を成形する技術は、1本の円筒材
(ドラム本体)の外周面に右巻き(あるいは左巻き)の
一方向溝を転造成形する技術しか確立されていない。
ムの外周面にロープ溝を成形する技術は、1本の円筒材
(ドラム本体)の外周面に右巻き(あるいは左巻き)の
一方向溝を転造成形する技術しか確立されていない。
すなわち、第3図に示すように、1本の円筒材(ドラム
本体)1の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロ
ープ溝1d′とを転造法によって成形する場合、転造機
のマンドレルに円筒材lを装着し、この円筒材1の外周
面に対し、左右一対の転造ローラにより、右巻きのロー
プ溝1dと左巻きのロープWl d’ とを成形するこ
とが考えられるが、たとえば円筒材1の軸心方向に対し
、左右一対の転造ローラを同時的に往復動させる場合は
、前記両ローラが近接した時に各ローラ同士が干渉し合
わない負で裕度を保持するよう、第3図に符号11で示
す溝無し間隔部の寸法を大きくする必要があり、ドラム
全体が大形化するばかりでなく、材料的にも不経済であ
る。
本体)1の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロ
ープ溝1d′とを転造法によって成形する場合、転造機
のマンドレルに円筒材lを装着し、この円筒材1の外周
面に対し、左右一対の転造ローラにより、右巻きのロー
プ溝1dと左巻きのロープWl d’ とを成形するこ
とが考えられるが、たとえば円筒材1の軸心方向に対し
、左右一対の転造ローラを同時的に往復動させる場合は
、前記両ローラが近接した時に各ローラ同士が干渉し合
わない負で裕度を保持するよう、第3図に符号11で示
す溝無し間隔部の寸法を大きくする必要があり、ドラム
全体が大形化するばかりでなく、材料的にも不経済であ
る。
他方、第3図に符号1で示す円筒材(ドラム本体)1に
対し、右巻きのロープ溝1d(あるいは左巻きのロープ
溝1d′)を先に成形し、左巻きのロープ溝1d′ (
あるいは右巻きのロープ溝ld)を後に成形する場合は
、後段の溝処理工程である左巻きのロープ溝1d′ (
あるいは右巻きのロープ溝1d)の成形に際し、先に成
形されている右巻きのロープ溝1d(あるいは左巻きの
ロープ溝1d′)の方向に左巻きロープ溝転造ローラ(
あるいは右巻きロープ溝転造ローラ)が移動する場合に
、転造ローラの押圧力によって生じるドラム材料の伸び
により、前記右巻きのロープ溝ld(あるいは左巻きの
ロープ溝1d′)に変形を生じる問題がある。
対し、右巻きのロープ溝1d(あるいは左巻きのロープ
溝1d′)を先に成形し、左巻きのロープ溝1d′ (
あるいは右巻きのロープ溝ld)を後に成形する場合は
、後段の溝処理工程である左巻きのロープ溝1d′ (
あるいは右巻きのロープ溝1d)の成形に際し、先に成
形されている右巻きのロープ溝1d(あるいは左巻きの
ロープ溝1d′)の方向に左巻きロープ溝転造ローラ(
あるいは右巻きロープ溝転造ローラ)が移動する場合に
、転造ローラの押圧力によって生じるドラム材料の伸び
により、前記右巻きのロープ溝ld(あるいは左巻きの
ロープ溝1d′)に変形を生じる問題がある。
このようなことから、従来、4本掛は式のホイスト用巻
取ドラム、すなわち、第3図に示すととく、ドラム本体
1の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロープ溝
1d’ とを有する巻取ドラムを製作するに際しては、
鋳造・切削法を採用するようにしている。
取ドラム、すなわち、第3図に示すととく、ドラム本体
1の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロープ溝
1d’ とを有する巻取ドラムを製作するに際しては、
鋳造・切削法を採用するようにしている。
しかしながら、鋳造・切削法は、既述のごとく。
転造法に比較して、
(1)削りくずが出るため材料の無駄を生じる、(2)
成形加工に要する時間が長く、作業性に難点がある、 な (3)転造法のごとき表面硬化層は得られない犠ど、不
利な要素を有しており、したがって4本掛は式のホイス
ト用巻取ドラム、すなわち第3図に示すごとく、ドラム
本体1の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロー
プ溝1d’ とを有する巻取ドラムを転造法によって製
作できれば、この種ドラムを製作する上での経済性2作
業性。
成形加工に要する時間が長く、作業性に難点がある、 な (3)転造法のごとき表面硬化層は得られない犠ど、不
利な要素を有しており、したがって4本掛は式のホイス
ト用巻取ドラム、すなわち第3図に示すごとく、ドラム
本体1の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロー
プ溝1d’ とを有する巻取ドラムを転造法によって製
作できれば、この種ドラムを製作する上での経済性2作
業性。
製品の品質性はさらに向上する。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、
その目的とするところは、ドラム本体の外周面に右巻き
のロープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイスト用巻
取ドラムを製作する場合に、転造法に適したドラム構造
を採用することにより、この種ドラムを製作する上での
経済性9作業性。
その目的とするところは、ドラム本体の外周面に右巻き
のロープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイスト用巻
取ドラムを製作する場合に、転造法に適したドラム構造
を採用することにより、この種ドラムを製作する上での
経済性9作業性。
製品の品質性にすぐれた、新しい構造のホイスト用巻取
ドラムを提供しようとするものである。
ドラムを提供しようとするものである。
前記目的を達成するため、本発明に係るホイスト用巻取
ドラムは、円筒材の外周面に右巻きの転送ロープ溝を有
する第1のドラム部材と、同じく円筒状の外周面に左巻
きの転造ロープ溝を有する第2のドラム部材とを、それ
ぞれのドラム部材の細心を一致させた状態に突合わせて
全周溶接4合し、前記第1のドラム部材の自由端に駆動
側ブラケットを溶接4合するとともに、前記第2のドラ
ム部材の自由端に従動側ブラケットを溶接4合してなる
ことを特徴とするものである。
ドラムは、円筒材の外周面に右巻きの転送ロープ溝を有
する第1のドラム部材と、同じく円筒状の外周面に左巻
きの転造ロープ溝を有する第2のドラム部材とを、それ
ぞれのドラム部材の細心を一致させた状態に突合わせて
全周溶接4合し、前記第1のドラム部材の自由端に駆動
側ブラケットを溶接4合するとともに、前記第2のドラ
ム部材の自由端に従動側ブラケットを溶接4合してなる
ことを特徴とするものである。
しかして、本発明は、ドラム本体の外周面に右巻きのロ
ープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイスト用巻取ド
ラムとして前記構成、すなわちドラム本体をその中央部
で2分割する構成を採用することにより、当該ドラムを
製作するに際し、第1のドラム部材と第2のドラム部材
との外周面にそれぞれ右巻きのロープ溝および左巻きの
ロープ溝を成形する場合、従来広〈実施樵されている転
造法、すなわち1本の円筒材(ドラム本体)の外周面に
右巻き(あるいは左巻き)の一方向溝を転造成形する技
術をそのまま応用することができる。
ープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイスト用巻取ド
ラムとして前記構成、すなわちドラム本体をその中央部
で2分割する構成を採用することにより、当該ドラムを
製作するに際し、第1のドラム部材と第2のドラム部材
との外周面にそれぞれ右巻きのロープ溝および左巻きの
ロープ溝を成形する場合、従来広〈実施樵されている転
造法、すなわち1本の円筒材(ドラム本体)の外周面に
右巻き(あるいは左巻き)の一方向溝を転造成形する技
術をそのまま応用することができる。
その結果、1本の円筒材に対して左右一対の転造なわち
前記両ローラが近接した時に各ローラ同士が干渉し合わ
ない埃で裕度を保持するよう、円筒材の両ロープ溝間に
設けられている溝無し間隔部、すなわちロードブロック
の巻」二げ位置を規制する溝無し間隔部を大きくする必
要はなく、ドラム全体の小形化をはかり得るばかりでな
く、材料的にも無駄がなく、経済的である。
前記両ローラが近接した時に各ローラ同士が干渉し合わ
ない埃で裕度を保持するよう、円筒材の両ロープ溝間に
設けられている溝無し間隔部、すなわちロードブロック
の巻」二げ位置を規制する溝無し間隔部を大きくする必
要はなく、ドラム全体の小形化をはかり得るばかりでな
く、材料的にも無駄がなく、経済的である。
他方、本発明によれば、1本の円筒材(ドラム本体)に
対して右巻きのロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)
を先に成形し、左巻きのロープ溝(あるいは右巻きのロ
ープ溝)を後に成形する場合の問題点、すなわち後段の
溝処理工程である左巻きのロープ溝(あるいはt巻きの
ロープ溝)の成形に際し、先に成形されている右巻きの
ロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)の方向に左巻き
ロープ溝転造ローラ(あるいは右巻きロープ溝転造ロー
ラ)が移動する場合に、転造ローラの押圧力によって生
じるドラム材料の伸びにより、前記右巻きのロープ溝(
あるいは左巻きのロープ溝)に変形を生じるといった問
題もなくなる。
対して右巻きのロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)
を先に成形し、左巻きのロープ溝(あるいは右巻きのロ
ープ溝)を後に成形する場合の問題点、すなわち後段の
溝処理工程である左巻きのロープ溝(あるいはt巻きの
ロープ溝)の成形に際し、先に成形されている右巻きの
ロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)の方向に左巻き
ロープ溝転造ローラ(あるいは右巻きロープ溝転造ロー
ラ)が移動する場合に、転造ローラの押圧力によって生
じるドラム材料の伸びにより、前記右巻きのロープ溝(
あるいは左巻きのロープ溝)に変形を生じるといった問
題もなくなる。
なお、前記構成よりなる本発明のドラムは転造法によっ
て製作されるものであるから、この種ドラムの製作に際
し、転造法による成形技術の利点、すなわち鋳造・切削
法に比較して、 (1)削りくずが出ないため材料の無駄をなくすことが
できる。
て製作されるものであるから、この種ドラムの製作に際
し、転造法による成形技術の利点、すなわち鋳造・切削
法に比較して、 (1)削りくずが出ないため材料の無駄をなくすことが
できる。
(2)成形加工に要する時間が短くて済み、作業性にす
ぐれている、 (3)転造による表面硬化層の形成によって強度の大き
な製品が得られるといった利点をそのまま享受し得るこ
とは、ここに改めて説明するまでもない。
ぐれている、 (3)転造による表面硬化層の形成によって強度の大き
な製品が得られるといった利点をそのまま享受し得るこ
とは、ここに改めて説明するまでもない。
以下、本発明を、第1図および第2図にもとづいて説明
すると、第1図は本発明に係るホイスト用巻取ドラムの
一実施例を示す一部破断斜視図、第2図(、)〜(h)
は第1図に示す巻取ドラムの製造工程説明図である。
すると、第1図は本発明に係るホイスト用巻取ドラムの
一実施例を示す一部破断斜視図、第2図(、)〜(h)
は第1図に示す巻取ドラムの製造工程説明図である。
第1図に示す巻取ドラムの製造工程を示す第2図におい
て、第2図(h)に符号1で示すドラム本体は、製作の
途中〔第2図(g)の処理工程〕まで第1のドラム部材
1aと第2のドラム部材1−al とに分割されている
。
て、第2図(h)に符号1で示すドラム本体は、製作の
途中〔第2図(g)の処理工程〕まで第1のドラム部材
1aと第2のドラム部材1−al とに分割されている
。
ここで、第1のドラム部材1aの場合を例にとり、その
製作工程を、第2図(a)〜(f)にもとづいて説明す
る。
製作工程を、第2図(a)〜(f)にもとづいて説明す
る。
第2図(a)に符号1aで示す平板状のドラム部材は、
第2図(b)に示すように、U字状に折り曲げられる。
第2図(b)に示すように、U字状に折り曲げられる。
第2図(b)に示すU字状のドラム部材1aは、さらに
折り曲げられて、第2図(c)に示すように、0字状に
成形される。第2図(d)は、第2図(Q)に示す0字
状のドラム部材18に対し、その開口部1bに溶接〔な
お、円筒折曲溶接ビード部を第2図(d)に符号1cで
示す〕をほどこして、円筒状としたものであって、第2
図(d)に示す円筒状ドラム部材1aの外周面には、第
2図(s)に示すように、転造ローラ(図示せず)によ
って右巻きの転造ロープ溝1dが成形される。また、第
2図(f)は、第2図(8)に示すドラム部材1aに対
し、円筒折曲溶接ビード部1cを基準にして、その円周
方向の一定位置にワイヤロープ端末部着脱孔Leを形成
した場合を示しており、第2図(g)に符号IF1′で
示す第2のドラム部材も、前記した第1のドラム部材1
aと同様、第2図(a)〜(f)の工程を経て製作され
る。第2図(g)中、符号1c′。
折り曲げられて、第2図(c)に示すように、0字状に
成形される。第2図(d)は、第2図(Q)に示す0字
状のドラム部材18に対し、その開口部1bに溶接〔な
お、円筒折曲溶接ビード部を第2図(d)に符号1cで
示す〕をほどこして、円筒状としたものであって、第2
図(d)に示す円筒状ドラム部材1aの外周面には、第
2図(s)に示すように、転造ローラ(図示せず)によ
って右巻きの転造ロープ溝1dが成形される。また、第
2図(f)は、第2図(8)に示すドラム部材1aに対
し、円筒折曲溶接ビード部1cを基準にして、その円周
方向の一定位置にワイヤロープ端末部着脱孔Leを形成
した場合を示しており、第2図(g)に符号IF1′で
示す第2のドラム部材も、前記した第1のドラム部材1
aと同様、第2図(a)〜(f)の工程を経て製作され
る。第2図(g)中、符号1c′。
ld’および18′は、それぞれ第2のドラム部材1a
’の円筒折曲溶接ビード部、左巻きの転造口−プ溝およ
びワイヤロープ端末部着脱孔を示している。しかして、
第2図(g)に示すごとく、それぞれ別個に成形された
第1のドラム部材1aと第2のドラム部材1−a′ と
は、その後、第2図(h)に示すように、ワイヤロープ
端末部着脱孔1θおよびle’ を一致させ、両ドラム
部材1a。
’の円筒折曲溶接ビード部、左巻きの転造口−プ溝およ
びワイヤロープ端末部着脱孔を示している。しかして、
第2図(g)に示すごとく、それぞれ別個に成形された
第1のドラム部材1aと第2のドラム部材1−a′ と
は、その後、第2図(h)に示すように、ワイヤロープ
端末部着脱孔1θおよびle’ を一致させ、両ドラム
部材1a。
la’の軸心を一致させた状態で、反ワイヤロープ端末
部着脱孔同士を突き合わせて全周溶接する〔なお、第1
のドラム部材1aと第2のドラム部材1a’ との突合
わせ溶接ビード部を第2図(h)に符号1fで示す〕。
部着脱孔同士を突き合わせて全周溶接する〔なお、第1
のドラム部材1aと第2のドラム部材1a’ との突合
わせ溶接ビード部を第2図(h)に符号1fで示す〕。
そして、第2図(h)に示すごとく成形されたドラム本
体1の自由端、すなわち第1のドラム部材1aの自由端
には、第1図に示すごとく、駆動側ブラケット1gが溶
接4合され、第2のドラム部材1a’の自由端には、従
動側ブラケット1hが溶接4合されて、製品であるホイ
スト用巻取ドラムの製作が完了する。
体1の自由端、すなわち第1のドラム部材1aの自由端
には、第1図に示すごとく、駆動側ブラケット1gが溶
接4合され、第2のドラム部材1a’の自由端には、従
動側ブラケット1hが溶接4合されて、製品であるホイ
スト用巻取ドラムの製作が完了する。
本発明は以上のごときであり、本発明は、ドラム本体l
の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロープ溝1
d’ とを有するホイスト用巻取ドラムとして、ドラム
本体1をその中央部で2分割する構成を採用することに
より、当該ドラムを製作するに際し、第1のドラム部材
1aと第2のドラム部材1a’ との外周面にそれぞれ
右巻きの0五 −−2,,1d Rおよび左巻きのロープ溝1d’ を
成形する場合、従来広〈実施されている転造法、すなわ
ち1本の円筒材(ドラム本体)の外周面に右巻き(ある
いは左巻き)の一方向溝を転造成形する技術をそのまま
応用することができる。その結果、1本の円筒材に対し
て左右一対の転造ローラによ両ローラが近接した時に各
ローラ同士が干渉し合わないもで裕度を保持するよう、
円筒材の両ロープ溝間に設けられている溝無し間隔部1
1、すなわちロードブロックの巻上げ位置を規制する溝
無し間隔部1jを大きくする必要はなく、ドラム全体の
小形化をはかり得るばかりでなく、材料的にも無駄がな
く、経済的である(なお、第1のドラム部材1aと第2
のドラム部材18′とを、それ(13〕 ぞれ鋳造・切削法によって成形することも考えられるが
、鋳造・切削法が転造法に比較して、経済性9作業性、
製品の品質性に劣ることは、先に述べたとおりである)
。
の外周面に右巻きのロープ溝1dと左巻きのロープ溝1
d’ とを有するホイスト用巻取ドラムとして、ドラム
本体1をその中央部で2分割する構成を採用することに
より、当該ドラムを製作するに際し、第1のドラム部材
1aと第2のドラム部材1a’ との外周面にそれぞれ
右巻きの0五 −−2,,1d Rおよび左巻きのロープ溝1d’ を
成形する場合、従来広〈実施されている転造法、すなわ
ち1本の円筒材(ドラム本体)の外周面に右巻き(ある
いは左巻き)の一方向溝を転造成形する技術をそのまま
応用することができる。その結果、1本の円筒材に対し
て左右一対の転造ローラによ両ローラが近接した時に各
ローラ同士が干渉し合わないもで裕度を保持するよう、
円筒材の両ロープ溝間に設けられている溝無し間隔部1
1、すなわちロードブロックの巻上げ位置を規制する溝
無し間隔部1jを大きくする必要はなく、ドラム全体の
小形化をはかり得るばかりでなく、材料的にも無駄がな
く、経済的である(なお、第1のドラム部材1aと第2
のドラム部材18′とを、それ(13〕 ぞれ鋳造・切削法によって成形することも考えられるが
、鋳造・切削法が転造法に比較して、経済性9作業性、
製品の品質性に劣ることは、先に述べたとおりである)
。
他方、本発明によれば、1本の円筒材(ドラム本体)に
対して右巻きのロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)
を先に成形し、左巻きのロープ溝(あるいは右巻きのロ
ープ溝)を後に成形する場合の問題点、すなわち後段の
溝処理工程である左巻きのロープ溝(あるいは左巻きの
ロープ溝)の成形に際し、先に成形されている右巻きの
ロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)の方向に左巻き
ロープ溝転造ローラ(あるいは右巻きロープ溝転造ロー
ラ)が移動する場合に、転造ローラの押圧力によって生
じるドラム材料の伸びにより、前記右巻きのロープ溝(
あるいは左巻きのロープ溝)に変形を生じるといった問
題もなくなる。
対して右巻きのロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)
を先に成形し、左巻きのロープ溝(あるいは右巻きのロ
ープ溝)を後に成形する場合の問題点、すなわち後段の
溝処理工程である左巻きのロープ溝(あるいは左巻きの
ロープ溝)の成形に際し、先に成形されている右巻きの
ロープ溝(あるいは左巻きのロープ溝)の方向に左巻き
ロープ溝転造ローラ(あるいは右巻きロープ溝転造ロー
ラ)が移動する場合に、転造ローラの押圧力によって生
じるドラム材料の伸びにより、前記右巻きのロープ溝(
あるいは左巻きのロープ溝)に変形を生じるといった問
題もなくなる。
なお、前記構成よりなる巻取ドラムは、転造法によって
製作されるものであるから、この種ドラムの製作に際し
、転造法による成形技術の利点、すなわち鋳造・切削法
に比較して、 (1)削りくずが出ないため材料の無駄をなくすことが
できる、 (2)成形加工に要する時間が短くて済み、作業性にす
ぐれている、 (3)転造による表面硬化層の形成によって強度の大き
な製品が得られるといった利点をそのまま享受し得るこ
とは、ここに改めて説明するまでもない。
製作されるものであるから、この種ドラムの製作に際し
、転造法による成形技術の利点、すなわち鋳造・切削法
に比較して、 (1)削りくずが出ないため材料の無駄をなくすことが
できる、 (2)成形加工に要する時間が短くて済み、作業性にす
ぐれている、 (3)転造による表面硬化層の形成によって強度の大き
な製品が得られるといった利点をそのまま享受し得るこ
とは、ここに改めて説明するまでもない。
また、図示実施例に示すごとく、第1のドラム部材1a
と第2のドラム部材1a’ とを、それぞれ平板を折曲
溶接して円筒状に成形すれば、前記各ドラム部材1aお
よびla’ を製作するに際し、それぞれ曲げ加工材料
のねじれ量を少なくして、寸法精度低下の要因をできる
だけ排除し得るばかりでなく、2分割された第1のドラ
ム部材1aと第2のドラム部材1a’ との個々の取扱
いは軽量であり、作業性にすぐれている。
と第2のドラム部材1a’ とを、それぞれ平板を折曲
溶接して円筒状に成形すれば、前記各ドラム部材1aお
よびla’ を製作するに際し、それぞれ曲げ加工材料
のねじれ量を少なくして、寸法精度低下の要因をできる
だけ排除し得るばかりでなく、2分割された第1のドラ
ム部材1aと第2のドラム部材1a’ との個々の取扱
いは軽量であり、作業性にすぐれている。
さらに、図示実施例に示すごとく、第1のドラム部材i
−aと第2のドラム部材]a′とを、それぞれのドラム
部材1aおよびla’の円筒折曲溶接ビード部1c、]
、c’ を基準にして、その円周方向の一定位置にワイ
ヤローブ端末部着脱孔]eおよびle’ を設け、かつ
前記第1のドラム部材1aと第2のドラム部材1a’
とを、互いの円筒折曲溶接ビード部1c、lc’ を一
致させて突合わせ溶接すれば、前記したワイヤロープ端
末部着脱孔1θ、18′相互の位置出しを容易におこな
うことができ、この種ドラムの生産性向上化に寄与する
。
−aと第2のドラム部材]a′とを、それぞれのドラム
部材1aおよびla’の円筒折曲溶接ビード部1c、]
、c’ を基準にして、その円周方向の一定位置にワイ
ヤローブ端末部着脱孔]eおよびle’ を設け、かつ
前記第1のドラム部材1aと第2のドラム部材1a’
とを、互いの円筒折曲溶接ビード部1c、lc’ を一
致させて突合わせ溶接すれば、前記したワイヤロープ端
末部着脱孔1θ、18′相互の位置出しを容易におこな
うことができ、この種ドラムの生産性向上化に寄与する
。
本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、ドラム本体の外周面
に右巻きのロープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイ
スト用巻取ドラムを製作する場合に、転造法に適したド
ラム構造を採用することにより、この種ドラムを製作す
る上での経済性2作業性、製品の品質性にすぐれた、新
しい構造のホイスト用巻取ドラムを得ることができる。
明らかなように、本発明によれば、ドラム本体の外周面
に右巻きのロープ溝と左巻きのロープ溝とを有するホイ
スト用巻取ドラムを製作する場合に、転造法に適したド
ラム構造を採用することにより、この種ドラムを製作す
る上での経済性2作業性、製品の品質性にすぐれた、新
しい構造のホイスト用巻取ドラムを得ることができる。
第1図は本発明に係るホイスト用巻取ドラムの一実施例
を示す一部破断斜視図、第2図(a)〜(h)は第1図
に示す巻取ドラムの製造工程説明図、第3図はホイスト
用巻取ドラムの使用状態説明図である。 1・・・ドラム本体、1a・・・第1のドラム部材、l
a’・・・第2のドラム部材、ICおよびlc’・・・
円筒折曲溶接ビード部、1dおよびld’・・・ロープ
溝、1eおよび18′・・・ワイヤローブ端末部着脱孔
、1f・・・突合わせ溶接ビード部、1g・・・駆動側
ブラη 第 1 7 1・・トラム本イネ IQ−・芽・lのドラム部材 lα′・ 第2のドラ、7.部材 IC,IC’ 8箇析ll1ll溶接ビ−F部lc
L、IrL’ ローブJ1 /e、/e’・ ワイヤローツブ力幣末11羞ん乙3m
。 l′f 文合辷逼茎捜ヒ゛−ド部 lラ 騒動側ブラケレ)
を示す一部破断斜視図、第2図(a)〜(h)は第1図
に示す巻取ドラムの製造工程説明図、第3図はホイスト
用巻取ドラムの使用状態説明図である。 1・・・ドラム本体、1a・・・第1のドラム部材、l
a’・・・第2のドラム部材、ICおよびlc’・・・
円筒折曲溶接ビード部、1dおよびld’・・・ロープ
溝、1eおよび18′・・・ワイヤローブ端末部着脱孔
、1f・・・突合わせ溶接ビード部、1g・・・駆動側
ブラη 第 1 7 1・・トラム本イネ IQ−・芽・lのドラム部材 lα′・ 第2のドラ、7.部材 IC,IC’ 8箇析ll1ll溶接ビ−F部lc
L、IrL’ ローブJ1 /e、/e’・ ワイヤローツブ力幣末11羞ん乙3m
。 l′f 文合辷逼茎捜ヒ゛−ド部 lラ 騒動側ブラケレ)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、円筒材の外周面に右巻きの転造ロープ溝を有する第
1のドラム部材と、同じく円筒状の外周面に左巻きの転
造ロープ溝を有する第2のドラム部材とを、それぞれの
ドラム部材の軸心を一致させた状態に突合わせて全周溶
接々合し、前記第1のドラム部材の自由端に駆動側ブラ
ケットを溶接々合するとともに、前記第2のドラム部材
の自由端に従動側ブラケットを溶接々合してなることを
特徴とするホイスト用巻取ドラム。 2、特許請求の範囲第1項記載の発明において、第1の
ドラム部材と第2のドラム部材とが、それぞれ平板を折
曲溶接して円筒状に成形されているホイスト用巻取ドラ
ム。 3、特許請求の範囲第2項記載の発明において、平板を
折曲溶接して成形された第1のドラム部材と第2のドラ
ム部材とが、それぞれのドラム部材の円筒折曲溶接ビー
ド部を基準にして、その円周方向の一定位置にワイヤロ
ープ端末部着脱孔を有し、かつ前記第1のドラム部材と
第2のドラム部材とが、互いの円筒折曲溶接ビード部を
一致させて突合わせ溶接されているホイスト用巻取ドラ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11999886A JPS62275996A (ja) | 1986-05-24 | 1986-05-24 | ホイスト用巻取ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11999886A JPS62275996A (ja) | 1986-05-24 | 1986-05-24 | ホイスト用巻取ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62275996A true JPS62275996A (ja) | 1987-11-30 |
Family
ID=14775363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11999886A Pending JPS62275996A (ja) | 1986-05-24 | 1986-05-24 | ホイスト用巻取ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62275996A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04201997A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | Hitachi Ltd | 転造装置 |
KR102034986B1 (ko) * | 2019-05-09 | 2019-11-08 | 오세준 | 와이어 드럼 제조방법 |
-
1986
- 1986-05-24 JP JP11999886A patent/JPS62275996A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04201997A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | Hitachi Ltd | 転造装置 |
KR102034986B1 (ko) * | 2019-05-09 | 2019-11-08 | 오세준 | 와이어 드럼 제조방법 |
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