JPS6227191A - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の製造方法

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JPS6227191A
JPS6227191A JP16554485A JP16554485A JPS6227191A JP S6227191 A JPS6227191 A JP S6227191A JP 16554485 A JP16554485 A JP 16554485A JP 16554485 A JP16554485 A JP 16554485A JP S6227191 A JPS6227191 A JP S6227191A
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grain
liquid
slurry
aluminum plate
brush
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JP16554485A
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Makoto Takeuchi
誠 竹内
Etsuo Kitazumi
北住 悦生
Hirokazu Sakaki
榊 博和
Yoshio Ogishi
良夫 大岸
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は平版印刷版用支持体の製造方法に関するもので
あり、特に支持体としてのアルミニウム板の表面を粗面
化する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、平版印刷版としてはアルミニウム板ニ感光性組成
物を層状に塗設して感光層とした、いわゆるPS版(P
resensitized Plate)  があるが
、上記アルミニウム板は各種の方法により粗面化される
か、粗面化後、酸またはアルカリの水溶液によりエツチ
ングされ、さらに陽極酸化処理に付された後、所望によ
り親水性化処理が施されて平版印刷版の支持体とされる
。この支持体上に感光層を設けて感光性平版印刷版、つ
まりPS版となし、これに露光、現像、修正、ガム引き
等の工程を施して印刷版となし、さらにこれを印刷機に
とりつけて印刷を行う。
上述のアルミニウム板の表面処理方法としては、例えば
ボールダレイン、ワイヤーグレイン、ブラシグレイン、
液体ホーニング等の機械的粗面化方法や、電解グレイン
と称される電気化学的粗面化方法、あるいは化学的粗面
化方法、さらにこれらの粗面化方法を組み合せた方法な
どが用いられている。しかしながらこれらの従来の方法
にはそれぞれ次のような問題があった。
すなわち、ボールダレインの場合には、用いられるボー
ルの種類(材質)や大きさの選定、研磨の際の水分の調
整、研磨時間、仕上りの表面の評価など特にバッチ式で
あるために特別高度の熟練を要し、しかも生産性が著し
く劣るという問題があった。またワイヤーグレインの場
合はそれにより得られるアルミニウム板表面の砂目が不
均一であり、ブラシグレインでは粗面化した表面には大
きな粗さが得られず、また用いられる研磨ブラシの摩耗
により粗面にばらつきが生じ易く、さらにブラシの毛先
と研磨材との強力な摩擦によりアルミニウム表面が複雑
に掻きむしられてあたかもパリにも相当する鋭い突起が
かなり生じ、これらの突起に起因してPS版の現像の際
にも除去されるべき部分の感光層が残留して版面の汚れ
を生じたり、アルミニウム板を取り扱う際に処理面(粗
面)の擦り合わせなどにより表面に傷が生じ易い等の問
題があった。
液体ホーニングの場合には、液体に研磨材微粉末を分散
させたスラリー液を圧縮空気などで加速吹きつけするた
めにアルミニウム表面に研磨材微粉末が突きささり易く
、パリとなり易い。またこの方法ではアルミニウム表面
に対するスラリー液の衝撃力が弱くて表面粗さを十分に
大きくすることができず、さらにスラリー液が加速噴出
されるので、噴出ノズルの摩耗が著しい等の問題があっ
た。また電気化学的粗面化においては粗面化した表面の
砂目を一定にするためには電解条件の制御を精密に行な
わなければならず、電力消費も少なくなく、さらに電解
液中に残留、蓄積するAβイオンを含む廃液の処理には
多大の経費がかかり、化学的粗面化の場合には処理に要
する時間が長く、従って大量生産には適さず、また前記
方法の場合と同様に廃液処理に多大の経費を必要とし、
大量生産には適さなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如き各々の砂目立て法の欠点を一部解消させた粗
面化法としてブラシグレイン法またはワイヤーダレイン
法と電解ダレイン法との複合粗面化法が米国特許2,3
44,510号、特開昭53−123204号公報、特
開昭53−145701号公報、特開昭54−6390
2号公報にまた、液体ホーニング法と電解ダレイン法と
の複合粗面化法が、特開昭60−19593号公報に開
示されている。この複合粗面化法における第1ステツプ
である機械的砂目立て方法としてブラシグレイン法を用
いた場合には、印刷中に汚れが生じ易く、またワイヤー
ダレイン法を用いた場合耐刷性が不充分であるという欠
点があった。また液体ホーニング法を用いた場合、汚れ
にくさに優れているものの、耐刷性が不充分であり、市
場の更に優れた品質向上の要求を満足させるには、更に
改良を施す必要があった。
したがって本発明の目的は、印刷汚れを生じることがな
く、しかも満足できる耐剛性能を有する平版印刷版用支
持体の製造方法を提供することである。
本発明の別の目的は、均一な砂目を安定に形成すること
ができ、しかも大l生産に適した平版印刷版用支持体の
製造方法を提供することである。
E問題点を解決するだめの手段〕 本発明者らは、上述の如き複合粗面化法における機械的
粗面化方法の差異が及ぼす平版印刷版としての性能に着
目し鋭意検討した結果、ブラシグレイン法により第1次
砂目を形成し、その後液体ホーニング法により第1次砂
目の形状を変性することにより、優れた性能を保持した
平版印刷版用支持体が碍られる事を見出した。
ここでいう「液体ホーニング法」とは、特開昭59−2
14697号、特開昭60−18390号、特開昭59
−229397号公報等に開示されている方法であり、
ノズルから高圧液体を高速で噴出させ、この噴出流に他
の噴出口から噴出する研磨材の微粉末を含むスラリーを
合流させ、この合流をアルミニウム板の表面に衝突させ
て砂目立てを行う方法である。
即ち、本発明の特徴は、まずブラシグレイン法により、
周期が短かく、緻密で耐刷力の優れた第1次砂目を形成
し、その後、上述した液体ホーニング法で、ブラシグレ
イン法による第1次砂目の形状を変性して、砂目のパリ
、カドを削り取り、ブラシグレイン法の欠点である汚れ
易さを改良し、1憂れた性能を持つ平版印刷版用支持体
を・得るものである。
本発明においては、砂目形状の変性を液体ホーニング法
により機械的に行なう為、従来よりもアルカリエツチン
グでのエツチング量を減少する事が出来、その為、耐剛
性を大きく損なう事がない。
また、更にその後に、塩酸、硝酸またはこれらの組合せ
から成る電解液中で電気化学的に、更に周期の短い第2
次砂目を重畳して新しい複合粗面化砂目とすることによ
り、アルミニウム表面上の表面積を拡大し、耐刷性、保
水性に更に優れた平版印刷版用支持体を作る事が出来る
以下本発明の詳細な説明する。
本発明においては支持体用金属ウェブとしてはアルミニ
ウム板が主として用いられるが、用いられるアルミニウ
ム板の素材としては、純アルミニウムおよびアルミニウ
ム合金があり、後者としては珪素、銅、鉄、マンガン、
マグネシウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル
などを微潰含むアルミニウムを主成分とする合金がある
。いずれにしてもアルミニウムの純度が99.0%以上
であるものが好ましいといえる。
以下アルミニウム板の粗面化について詳説するが本発明
はこれに限らず亜鉛、鉄等、他の金属ウェブにも適用可
能である。
このような素材からなるアルミニウム板は、平版印刷版
と17では、一般には印刷機の関係から長方形の形状の
ものが使用されるが、本発明においては長方形に裁断さ
れるまでは、特に大量生産の規模では帯状(ウェブ状)
であり、適宜それを選択17て取扱われる。アルミニウ
ム板の厚さは、それによってつくられた平版印刷版を印
刷機に接着した場合に必要な引張強度、耐力、延び、折
曲げ強度などの関係から実用的には0.1〜0.5 n
+mの範囲で適宜選択される。
ブラシグレイン法に使用されるブラシロールは、ロール
状の台部にナイロン、ポリプロピレン、動物毛、あるい
はスチールワイヤー等のブラシ材を均一な毛長及び植毛
分布を持って植え込んだものを用いる。好ましいブラシ
材の直径は0.1 mmから1.5 mmの範囲で選ば
れ、植毛後の毛長は10mmから150mmの範囲が好
ましい。
ブラシロールの回転は好ましくは20Orpmから:2
 、000rpmの範囲で任意に選ばれる。支持ロール
はゴムあるいは金属面を有し真直度のよく保たれたもの
が用いられる。
研磨材スラリー液は車送されるアルミニウム板上にブラ
シロール通過前にスプレー等により散布される。
ブラシロールはアルミニウム板に対し加圧され、支持ロ
ールとブラシロール間で一定の加圧条件下にて粗面化処
理される。
用いる研暦スラリー液は、金剛砂、珪砂、アルミナ粉、
カーボランダム、パミス、ジルコニア扮等の通常使用さ
れる研磨材を好ましくは10重量%〜70重1%の範囲
で水に分散したものが用いられる。
一方上記のブラシグレイン砂目形状を変性させる為の液
体ホーニング法の装置は、高圧液体の供給部と接続した
ノズルと研磨材スラリーの供給部に接触した噴出口とか
らなり、前記ノズルから噴出する高圧液体の流れに後記
噴出口から噴出するスラリーの流れが合流するように両
者が配置されたものである。
前記ノズルは、1個でも複数個でもよい。複数個の場合
、後記噴出口の周囲に複数個の前記ノズルが設けられて
いる配置であってもよい。
前記の高圧液体の供給部は、高い液圧を維持した液体を
含む容器であるほか、平常の圧力下にある液体を含む容
器と該容器に接続した加圧噴出ポンプとからなる系のよ
うに種々の態様がある。
いずれの態様においても、各々に接続したノズルから液
体が31〜140m/秒の流速で噴出するようにされて
いることが必要である。この流速を生せしめる液圧は、
5〜100kg/cII!と換算出来る。
また液圧には、所望により酸またはアルカリを含有せし
めてもよい。
他方研暦スラリーの供給部は、該スラリーを貯めておく
容器と、望ましくは該スラリーの固形分が沈降しないよ
うに攪拌する機構を含む。この固形分沈降防止のための
攪拌機構は、容器中にそう人されたプロペラ式攪拌器で
もよく、また該スラリーを循環させる機構のものであっ
てもよい。スラリーを常に動かすことによって固形分の
沈降を防止することができる。
該容器からは、前述の後記ノズルへ接続する管、たとえ
ば耐圧ホースが延びて両者を接続し、この接続管の中間
に該スラリーを噴出させるための液送ポンプが設けられ
る。このような構成になる研暦スラリーの供給部は、攪
拌状態にあるスラリーを液送ポンプにより接続管を通し
てノズルに送り、ノズルよりスラリーを噴出させる。ス
ラリーの噴出速度は2〜25m/秒の程度とすればよい
スラリーの組成は、水と研磨材の微粉末からなり、微粉
末の濃度は5〜80%(重量比)程度であり、通常30
〜50%程度の量が用いられる。
スラリーには所望により酸やアルカリを加えることがで
きる。研磨材としてはダイヤモンド、水晶、フリント、
花こう岩、アランダム、シリカ、珪そう土、砂、金剛砂
、ガーネット、タルク、パミス、ドロマイト、酸化マグ
ネシウム、アルミナ、ジルコニア、SUS、鉄粉、タン
グステンカーバイドなどがあり、所望の粒度、例えば、
#20〜#600程度のものが用いられる。
高圧液体流により、スラリー流を加速させてこれをアル
ミニウム板表面に衝突させるが、その場合のアルミニウ
ム板表面に対する衝突の角度は15°〜165@の範囲
が適当である。
この様にして、ブラシグレインによる一次砂目形成後、
液体ホーニングにより、砂目形状の変性を行なった段階
でのアルミニウム表面の中心線平均粗さくRa)は好ま
しくは約0.3〜1.2μmであり、より好ましくは、
0.35〜0,8μmである。
この様にして得られた支持体は必要に応じてアルカリエ
ツチングを行なう。後述の電気化学的砂目立を均一に行
なうばあいには、このエツチング処理は必ず必要である
。アルカリ以外にもアルミニウムを侵食する溶液(例え
ばフッ酸、リン酸、硫酸等の酸)でエツチングしてもよ
い。好ましいアルカリ剤は、カセイソーダ、カセイカリ
、メタ珪酸ソーダ、炭酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、グ
ルコン酸ソーダ等である。濃度1〜50重潰%、温度は
常温〜90℃、時間は5秒間〜5分間の範囲から選択さ
れるのが適当であり、アルミニウムのエツチング量が0
.1〜10g/m’の範囲になるように選択されること
が好ましい。
このようにアルカリエツチングしたアルミニウム板の表
面には、アルカリに不溶な物質(スマット)が残存する
ので、酸性溶液(HNO3、l12SO,、H,PO4
溶液等)により、デスマット処理を行なう。
引続き、アルミニウム板の表面は、電気化学的に粗面化
される。このときの電解液は、塩酸、硝酸またはその混
合液が好ましい。0.1〜10wt%、より好ましくは
、0.3〜3wt%の溶液中で直流又は交流を用いて電
解される。電解に使用する電気量に応じて表面には2次
組面が形成される。2次砂目のピット深さは0.1〜1
μ、ピット径は0.1〜5μより好ましくは、ビット深
さが0.1〜0.811、ピット径0,1〜3μである
このようなピット径を形成するには。特公昭56−19
280号、特公昭55−19191号公報に記載の特殊
交番波形を用いるのがより好ましい。即ち、電解波形を
コントロールすることにより、経済的かつ均一に2次砂
目を形成することができる。また、米国特許39635
64号、同3980539号等の明細書に開示されてい
るような、アミン、グルコン酸、ホウ酸、リン酸、フッ
酸等を電解液に添加してもよい。
2次砂目を形成したアルミニウムは、引続き、酸又はア
ルカリ溶液で処理されることが好ましい。
具体的には特公昭56−1.1316号公報に記載され
ているし酸の他に、リン酸またはリン酸とクロム酸の混
液が用いられる。また、特公昭4g−28123号公報
に記載されているような苛性ソーダなどのアルカリ性溶
液で軽くエツチング処理を行って、表面に付着している
スマットを除去する。アルカリ溶液で付着したスマット
を除去する場合、アルミニウム表面をエツチングするの
で、アルカリに不溶成分が残存する。それ故に、酸性溶
液(硫酸、リン酸、クロム酸等)により再度デスマット
する必要がある。
また、ブラシグレインにより第1次砂目形成後、液体ホ
ーニングにより第1次砂目形状を変性させた後そのまま
平版印刷版用支持体として用いても良いが、感光層中の
ジアゾ化合物の経時安定性を保つ為、または、感光層と
の接着性、耐剛性等の向上の為に中間層あるいはアルミ
ニウム表面上に陽極酸化皮膜を形成させてもよい。この
処理は電気化学的砂自立を重畳させた支持体にも適用さ
れる。
ここで中間層とは、米国特許第2714066号及び同
第3181461 号の各明細書に記されている様にア
ルカリ金属シリケート、例えば珪酸ナトリウムによる浸
漬方法でのシリケート層、あるいは、親水性下塗層例え
ばCMC,PVA等の下塗層を言う。
陽極酸化皮膜の形成に用いられる電解液としては、硫酸
以外に例えばリン酸、クロム酸、シュウ酸、ベンゼンス
ルホン酸等がある。
陽極酸化皮膜は081〜10g/m’、より好ましくは
0,3〜5 g / m、’表面に形成するのが良い。
陽極酸化処理する前にアルカリエツチング、デスマット
処理するのが好ましい。
陽極酸化の処理条件は、使用される電解液によって種々
変化するので一概には決定されないが一般的には、電解
液の濃度が1〜80重量%、液温5〜70℃、電流密度
0.5〜60 A/ dm’、電圧1〜100■、電解
時間10秒〜5分の範囲が適当である。
この様にして得られた陽極酸化皮膜を持つ砂目のアルミ
ニウム板はそれ自身安定で親水性に優れたものであるか
ら、直ちに感光性塗膜を上に設ける事も出来るが、必要
により更に表面処理を施す事が出来る。たとえば、先に
記載したアルカリ金属珪酸塩によるシリケート層あるい
は、親水性高分子化合物よりなる下塗層を設けることが
できる。
下塗層の塗布量は5〜150■/ m’が好ましい。
次に、このように処理したアルミニウム支持体上に感光
性塗膜を設け、画像露光、現像して製版した後に、印刷
機にセットし、印刷を開始する。
〔発明の効果〕
本発明により得られる平版印刷版用支持体を用いると、
印刷汚れがなく、耐剛性、保水性に優れた平版印刷版を
作成することができる。
以下本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
〔実施例1〕 (1)  直径340韮、横幅400胴の金属ロールに
太さ0.48 mmのナイロン製ブラシを高さ46mm
になる様に均一に植毛したブラシロールを使用し、JI
S1050の300 mm幅のAlウェブを連続運転し
なから粗面化した。
このブラシロールはモーター駆動により回転が出来る様
にまた昇降が出来る様になっている。
ブラシロールは3本使用し、回転方向は、前後2本がア
ルミニウムウェブの進行方向と同方向にまた真中のブラ
シは逆方向に回転する。
回転数は300rpmでモーター負荷が2kIIlにな
る様昇降装置にてアルミニウム板に加圧し粗面化を行っ
た。尚研磨材はアルミナ粉#360を使用した。
得られた基板は中心線平均粗さが0.55μであった。
次にこの基板を3号珪酸ソーダ水溶液2.5%を70℃
に温めたものに20秒間浸漬し、得られた基板を基板〔
■〕とする(比較例(1))。
(2)  ノズルを一列に35mm間隔で固定し、JI
S1050の300 mm幅のAlウェブを連続運転し
なから粗面化した。
スラリーとしては、#180のアルミナ研磨材を含んだ
アルミナ、水のスラ’J−(40容雫%)を、30kg
/cI11の圧力でノズルから吐出している水流に合流
させ、アルミニウムの表面に対して45°の角度方向よ
り上記の合流を衝突させて粗面化した。
次いで上記のスラリーと30μkg/ClTlの圧力水
との合流水をアルミニウム表面に対して135゜の角度
方向より衝突させて再度粗面化させた。
得られた基板は中心線平均粗さが、0.5μであった。
次にこの基板を3号珪酸ソーダで基板CI、]と同様に
処理し、得られた基板を基板[II]とする(比較例(
2))。
(3)比較例(1)の条件下にて粗面化されたAlウェ
ブを巻き取り、次いで液体ホーニング法にて砂目を変性
させる。この液体ホーニング法は、#360のアルミナ
研磨材を含んだアルミナ・水のスラリー(40容量%)
を用い、20kg/ClTiの圧力でノズルから吐出し
ている水流に合流させ、アルミニウム表面に対して60
″の角度で衝突させて粗面化した。得られた基板は中心
線平均粗さが0.60μであった。
次にこの基板を3号珪酸ソーダで基板〔■〕と同様に処
理し、得られた基板を基板〔■〕とする(実施例(1)
)。
このようにして作成した基板〔I〕〜〔■〕に下記組成
物を乾燥後の塗布重量が2.5 g / rrXとなる
ように塗布して感光層を設けた。
/′ \  施例1記載のもの) このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で、透明ポジティブフィルムを通して1mの距離から
31(Wのメタルハライドランプにより、50秒間露光
を行なったのら、’ S、02 / Na−0のモル比
が1.74の珪酸ナトリウムの5.26%水溶液(pH
=12.7)で現像した。
このように現像した後、十分水洗し、ガム引きしたのち
、常法の手順で印刷した。
尚印刷機はスプリント25(小点印刷機社製)を使用し
た。
印刷結果を表1に示す。
〔実施例2〕 前記実施例1の(1)、(2)、(3)の操作にしたが
って機械的な粗面化を行った。粗面化終了後水洗し、1
0%苛性ソーダ水溶液を70℃に温めた溶液中に浸漬し
て、アルミニウムの溶解量が6 g / m’(基板〔
■〕)または2.5 g / m’ (基板CVI、〔
■〕)になるようにエツチングした。水洗後、30%硝
酸水溶液に1分間浸漬して中和し、十分水洗した。
さらに20%硫酸水溶液中で陽極酸化皮膜重量が1.5
 g / m’となるように直流を用いて陽極酸化処理
したのち、水洗し、2%珪酸す) IJウム水溶液に7
0℃で1分間浸ン貴し、水洗した。
この様にして作成した基板〔■〕、〔■〕および[VI
]に次の組成の感光層を、乾犬モ後の塗布重量が2.0
 g / m’になる様に塗布して、感光層を設けた。
感光液 +””’N −(4−ヒドロキシフェニル)メタクリル
アミド/2−ヒドロキシエチルメタク□  IJ l/
−) /アク呻ニトリル/メチルメ□ : タクiJレート/メタクリル酸(=15:□ 10
:30:38ニアモル比)共重合体1(′P″均分子量
60000) 1                     5、0
 g′1 14−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドの縮
合物の六弗化燐酸塩 0.5g 亜燐酸              0.05gビクト
リアピュアーブルーBOH(採土ケ谷化学■社製)  
   ・ −−−0,1g2−メトキシエタノール  
     100gこのようにして作成した感光性平版
印刷版に、真空焼枠中で透明ネガティブフィルムを通し
て、1mの距離から3kwのメタルハライドランプによ
り5・0秒間露光を行なったのち、下記組成の現像液で
現像しアラビアガム水溶液でガム引きして平版印刷版と
した。
現像液 l′亜硫酸ナトリウム            5g1
炭酸すl・リウム            5g水  
                  1000gこの
ようにして製版された印刷版を用いて、通常の手順で印
刷した。
表   2 〔実施例3〕 実施例で優れた基板〔I〕〜〔■〕を水洗後、30%苛
性ソーダ水溶液中、60℃の温度でアルミニウム表面の
エツチング量が2.5 g / m’または6 g /
 m’となる様にエツチングし、水洗後20%硝酸水溶
液中に浸漬して、表面の不溶解性残渣(スマット)を除
去した。水洗後0.7%硝酸水溶液中で、特公昭55−
19191号公報に記載の交番波形電流を用いて電気化
学的に粗面化した。電解条件は、Va=12.7ボルト
、Vc=9.1ボルト、陽極特電気量が160クロ一ン
/dm″となる様にした。表面のスマットを除去したの
ちに20%硫酸中で陽極酸化皮膜を2 g / m”設
けた。
このようにして得られた基板に〔■〕〜CIX’]に、
実施例1と同様の感光層を、乾燥後の塗布重量が2.5
 g / m”となるように設け、露光、現像後、通常
の手段により印刷した。結果を表3に示す。
上表の結果より、汚れにくさに優れ、耐剛性の良い基板
が、エツチング量の少ない条件で得られることがわかる
〔実施例4〕 実施例3と同様に作成した基板〔■〕〜[IX]を水洗
し、2%珪酸ナトリウム水溶液に70℃で1分間浸漬し
、水洗乾燥して支持体〔X〕、〔xI〕および〔X■〕
を作成した。この基板の表面に実施例2で使用したもの
と同じ組成の感光液を乾遅重量2.0 g / m’と
なるように塗布し、80℃、30秒間乾燥し、露光、現
像して、平版印刷版を作成した。この平版印刷版を用い
て常法の手順で印刷した所、実施例1のポジ感光液の場
合と同様、鮮明な印刷物が得られ、しかも非画像部の汚
れにくさにも優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルミニウム板の少くとも片面にブラシグレイン法
    により、第1次砂目を形成した後、液体ホーニング法に
    より、第1次砂目の形状を変性させることを特徴とする
    平版印刷版用支持体の製造方法。 2、液体ホーニング法がノズルから高圧液体を高速で噴
    出させ、該噴出流に研磨材の微粉末を含むスラリーを合
    流させ、該合流をアルミニウム板表面に衝突させる方法
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の平
    版印刷版用支持体の製造方法。 3、アルミニウム板の表面にブラシグレイン法により、
    第1次砂目を形成した後、液体ホーニング法により、第
    1次砂目形状を変性し、次いで塩酸、硝酸又はこれらの
    組合せからなる電解液中で、電気化学的に砂目を重畳さ
    せる事を特徴とする平版印刷版用支持体の製造方法。 4、液体ホーニング法がノズルから高圧液体を高速で噴
    出させ、該噴出流に研磨材の微粉末を含むスラリーを合
    流させ、該合流をアルミニウム板表面に衝突させる方法
    であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の平
    版印刷版用支持体の製造方法。 5、機械的砂目立と電気化学的砂目立の間に、化学エッ
    チングをすることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の平版印刷版用支持体の製造方法。
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