JPS62266158A - ドクタ−ブレ−ド - Google Patents

ドクタ−ブレ−ド

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JPS62266158A
JPS62266158A JP11009386A JP11009386A JPS62266158A JP S62266158 A JPS62266158 A JP S62266158A JP 11009386 A JP11009386 A JP 11009386A JP 11009386 A JP11009386 A JP 11009386A JP S62266158 A JPS62266158 A JP S62266158A
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JP
Japan
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doctor blade
ceramics
coating layer
zro2
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JP11009386A
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Ryoji Inoue
良二 井上
Tekisui Komura
小村 滴水
Hisao Hara
久雄 原
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ、磁気被覆紙等への磁性粉塗布お
よび磁性トナーを用いる現像装置のトナー制御に使用さ
れるドクターブレードに関するものである。
〔従来の技術〕
磁性粉被覆方法の一例を示すと、例えば厚さ10〜20
ミクロンのポリエステルフィルム上に、ガンマヘタイト
、Coフェライト等の磁性粉をバインダと混合し塗布す
る。かかる状態では、被覆層の厚さにばらつきが生じ、
磁気特性が悪くなるため、ドクターブレードと呼ばれる
端面をなめらかにかつ平面度よく仕上げられた工具によ
り表面をすり切る。このようにして、磁性粉の厚みを安
定した、特性の優れた磁性粉被覆層が得られる。このド
クターブレードの材料としては、12Cr系ステンレス
が主に用いられている。
また現像装置に使用されるドクターブレードは、非磁性
スリーブと該ドクターブレードとの間隙(以下ドクター
キャップという)を厳密に調整して、非磁性スリーブ」
二への磁性トナーの供給斌を一定に制御する目的で使用
されている。このドクタープレー1くは硬い磁性トナー
の粒子による摩耗を防止するために、主に真ちゅう、オ
ーステナイト系ステンレス鋼製 しかしながら、従来の12cr系ステンレスからなる磁
性粉被覆用ドクターブレードでは、端面の摩耗及び腐食
が比較的早期に起こり、面性状、精度等に支障をきたす
ため、交換の頻度が高く、必ずしも+・分とは汀えなか
った。
また現像装置に使用さ才tでいる従来の真ちゅう、オー
ステナイト系ステンレス鋼製のドクターブレー1〜も長
時間使用していると端面の摩耗によりドクターキャップ
の不均一・を生じ現像11うなどの問題を生しることが
あった。
本発明は、以上の問題点を解決し、長時間安定した面性
状、直線度を維持し磁気特性の優れた磁性粉被覆を行な
ったり、均一・なドクターキャップを保持できるドクタ
ーブレードの提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、母材が7. r O、系セラミックスからな
り、Ti、 Zr、II【゛、■、Nl)の窒化物、炭
化物J8よび炭窒化物の1種又は2種以十よりなる被覆
層を有することを特徴と4−るドクターブレ−ドである
。なお、前記被覆層は厚ずぎると靭性が劣化【ッ剥離に
よる摩耗が41・し易くなるので10μ−以上にすると
よい。
母材であるZ r (:) 、系セラミックスどし、で
は、Y2O,を1〜5モルX、 含有するZ「0.系セ
ラミックス又はY2O,を2−5 モル’Xl含イ1す
るZ r 025(IJO重鼠%、残部が主としてAI
、0.、であることが望ましい。
また、7. r 02セラミ・ソクスの結晶相としては
、主として正方品から7′1゛す、か−)焼結体の結晶
粒の平均粒径が3ミクロン以−1町であることが好まし
2い。
本発明者は、まずドクターブレード相と17τ、耐摩耗
性、耐食性の2点か1′−)最適な材質の選択をするべ
く種々の検討を行なった。
第1図、第2図は、各種セラミックス、超硬合金、ステ
ライ1−合金を用いて摩耗試験を行なった結果である。
なお、図中の試料番号の内訳は以下の通りである。
第1図は、磁性粉(r?czoa)粒径1ミクロンのス
ラリー中(P I−I濃度8.8)で、各試料を5時間
、720an/secの相対速度で運動させた後の摩耗
敏(m’n3)を測定し行なった結果を示す。
第1図からZ r O2系セラミックスは、ステライト
と同等以上の優れた耐摩耗性を有することがわかる。本
実験は、スラリーのPII濃度2.2であり、腐食が摩
耗に進展する腐食摩耗も生じるが、本発明のZrO2系
セラミックスNo、IないしN o 、 3は、いずれ
も摩耗鼠が少なく、耐食性、耐摩耗性に優れていること
がわかる。
第2図は上述の実験と同じ方法で、粒径300ミクロン
のAt20.粉末のスラリーを用いて摩耗試験を行なっ
た結果であるが、この結果でもZrO。
系セラミックスは、超硬合金と同等以上の耐摩耗性を示
し、他のセラミックスより優れていることがわかる。特
に、Y2O1を含有する試料番号No。
lとNo、2の耐摩耗性が優れている。
本発明者は以−]二の評価に基づき、ドクターブレード
の母材としてZr・0.系セラミックスを選定したもの
である。
本発明は、以上のようにドクターブレードとして耐摩耗
性、耐食性に優れるZ r O2系セラミックスに更に
Ti、Zr、Hf、V、Nbの窒化物、炭化物および炭
窒化物の1種又は2種以上よりなる被覆層を形成しより
一層の耐摩耗性、耐食性向上を図ったものである。前記
被覆層は高硬度であり、またZrO2系セラミックスと
良好な密着性を有する。
この被覆層は種々蒸着法によって形成されるが、蒸着の
際に金属蒸気がZにO2と反応してZrNやZrC等を
形成し、これらと蒸着物質であるTjNやTiCが強固
に結合するために良好な密着性を示すものと考えられる
。なお、被覆層の厚みはあまり大きすぎると靭性が低下
し剥離による摩耗が生じ易くなるので10μm以下とす
るとよい。
次に成分限定理由について述べる。
Z r O2に含有されるY2O3の量は、ZrO2に
対し2〜5モル%が良く、これ以下では単斜晶、これ以
上では立方晶が増加するため、強靭化に必要な正方品の
割合が低下し耐摩耗性が劣ってくる。
A1□O8の含有量は、10%未満では耐摩耗性向上に
寄与せず、また60%を越えると硬度は向」二するが、
強靭性が低−[ζするため耐摩耗性が十分でない。
よって、10〜50重量%とじた。
〔実施例〕
以下本発明を実施例に基づき説明する。
第3図に示す形態のドクターブレード1を12Cr系合
金2に接着し、磁性粉被覆を行なった。
ドクターブレード1を母材がY2O33モル%含有する
Z r 02系セラミックスで2μイのTiN被覆層を
有するもの(本発明;ブレードA)、母材がY2O33
モル%含有するZr0280重量%、Al2O,20重
量%のZ r 02系セラミックスで2μ爾のTiC被
覆層を有するもの(本発明;ブレードB)、JIS  
K20相当の超硬合金(比較材;ブレードC)、12 
Cr系ステンレス(従来材;ブレードD)にて作成した
これら4種のドクターブレードを用い、ポリエステルフ
ィルム」〕にガガンマヘタイー−粒径0.2〜0.5ミ
クロン)をバインダーに混合し塗布し、磁性粉被覆層の
すり切りを行ない評価した。その結果、寿命に至るまで
の時間は、従来材のブレードDを基準とした場合、ブレ
ードAが22倍、ブレードBが31倍でブレードCの7
倍に比べ、さらに耐久性に優れていることがわかる。ま
た、寿命に至った際の表面粗さくRmax)を測定する
と、ブレードA、Bが0.3μm、ブレードCが0.8
μm、ブレードDが1.2μmであった。なお、すり切
り試験前のドクターブレードの表面粗さは0.05μm
である。
また、第〆図に示すような現像装置において、本発明の
ブレードA、Bと同一の材質を適用した結果、従来材(
真ちゅう、オーステナイト系ステンレス鋼)のドクター
ブレードに比較して、それぞれ3倍、4倍の寿命を得る
ことができた。
本発明の実施例としては、Y2O3を含有したZrO,
系セラミックス、Y2O3を含有したZrO2とA1.
O,からなるZrO2系セラミックスを用いたドクター
ブレードの例を示したが、本発明ではこれらに限定され
ず、MgO,CaO1CeO2等を含有したZrO,系
セラミックス、またはこれらにA1.03を添加させた
他のZrO,系セラミックスを用いても良い。
〔発明の効果〕
本発明によるドクターブレードは、長時間使用しても端
面の腐食及び摩耗が非常に少なく、磁性粉塗布に使用す
れば従来材と比較して10倍以」二の寿命を有するので
、ドクターブレードの交換頻度を減らすことができる。
さらにドクターブレードの端面の表面粗さを長時間極小
、かつ均一に保てるので磁性粉の均一塗布がij)能と
なり、磁気特性のバラツキのない磁気テープ、磁気被覆
紙の提供ができる。また磁性トナーを用いる現像装置の
ドクターブレードに使用しても、従来材と比較して少な
くとも3倍以1−に寿命を伸ばすことができ、ドクター
ギャップを長時間一定に保てるので、安定した複写画像
を得ることができる。
さらにZrO,系セラミックスは、非磁性材料であるた
め、磁性粉被覆層に磁気的影響を与えることなく、安定
した磁気特性の磁性粉被覆が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれFe2O3およびA1
□o3粉末スラリー中で行なった摩耗試験の結果を示す
グラフである。 1:ドクターブレード、2:台金。 第1図 試料番号 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 母材がZrO_2系セラミックスからなり、Ti、
    Zr、Hf、V、Nbの窒化物、炭化物および炭窒化物
    の1種又は2種以上よりなる被覆層を有することを特徴
    とするドクターブレード。 2 被覆層の厚みが10μm以下である特許請求の範囲
    第1項記載のドクターブレード。 3 ZrO_2系セラミックスが、Y_2O_3を2〜
    5モル%含有するZrO_2である特許請求の範囲第1
    項または2項記載のドクターブレード。 4 ZにO_2系セラミックスが、Y_2O_3を2〜
    5モル%含有するZrO_240〜90重量%と残部が
    主としてAl_2O_3である特許請求の範囲第1項ま
    たは2項記載のドクターブレード。 5 ZrO_2セラミックスの結晶相が主として正方晶
    からなり、かつ焼結体結晶粒の平均粒径が3ミクロン以
    下である特許請求の範囲第1項ないし第4項いずれか記
    載のドクターブレード。
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Citations (7)

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