JPS6226314Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6226314Y2 JPS6226314Y2 JP12749482U JP12749482U JPS6226314Y2 JP S6226314 Y2 JPS6226314 Y2 JP S6226314Y2 JP 12749482 U JP12749482 U JP 12749482U JP 12749482 U JP12749482 U JP 12749482U JP S6226314 Y2 JPS6226314 Y2 JP S6226314Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- nozzle body
- rear edge
- rectifying
- propulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は船舶推進用ノズルに関するものであ
る。
る。
従来の推進用ノズルを備えている船舶は、たと
えば第1図に示すような構成からなつている。
えば第1図に示すような構成からなつている。
第1図において、1は船体、2は舵、3はノズ
ル本体、4はスクリユウプロペラである。
ル本体、4はスクリユウプロペラである。
そして、ノズル本体3は、第2図および第3図
に示す形状、あるいは第4図に示す形状からなつ
ている。第2図ないし第4図において、5は前
縁、6は後縁、7は外面、8は内面を示してい
る。すなわち、従来のノズル本体3の形状は、第
3図にみられるように、後縁6に適当な半径を有
するもの、あるいは第4図にみられるように、後
縁6が角形状になつているものであるが、いずれ
も、その後縁6の厚みが厚いため、ある使用条件
下において、後縁6で流体が剥離してカルマン渦
9を発生し、また後縁6のよどみ点が安定しない
で変化する。このために、ノズル本体3に揚力の
変動が発生し、これが振動起振源となつて、はな
はだしい場合はノズルおよびその支持部にクラツ
クが発生することもある。
に示す形状、あるいは第4図に示す形状からなつ
ている。第2図ないし第4図において、5は前
縁、6は後縁、7は外面、8は内面を示してい
る。すなわち、従来のノズル本体3の形状は、第
3図にみられるように、後縁6に適当な半径を有
するもの、あるいは第4図にみられるように、後
縁6が角形状になつているものであるが、いずれ
も、その後縁6の厚みが厚いため、ある使用条件
下において、後縁6で流体が剥離してカルマン渦
9を発生し、また後縁6のよどみ点が安定しない
で変化する。このために、ノズル本体3に揚力の
変動が発生し、これが振動起振源となつて、はな
はだしい場合はノズルおよびその支持部にクラツ
クが発生することもある。
本考案は、前述の従来のノズルのような剥離渦
の発生がなく、かつ、よどみ点の位置が変わるこ
とがなく、これにより、ノズル本体およびその支
持部にクラツクが発生しない船舶推進用ノズルを
提供することを目的とするものである。
の発生がなく、かつ、よどみ点の位置が変わるこ
とがなく、これにより、ノズル本体およびその支
持部にクラツクが発生しない船舶推進用ノズルを
提供することを目的とするものである。
このため、本考案の船舶推進用ノズルの構成
は、ノズル本体の外面の延長線に沿つてそのノズ
ルの後縁に設けられているとともに厚みが後方に
いくにつれて該後縁から実質的に漸減するように
設けられた整流フインを備え、かつ、前記整流フ
インは、該ノズル本体の後縁の上部と下部を除く
左右にそれぞれ中心角で120゜〜130゜の範囲に設
けられていることを特徴としている。
は、ノズル本体の外面の延長線に沿つてそのノズ
ルの後縁に設けられているとともに厚みが後方に
いくにつれて該後縁から実質的に漸減するように
設けられた整流フインを備え、かつ、前記整流フ
インは、該ノズル本体の後縁の上部と下部を除く
左右にそれぞれ中心角で120゜〜130゜の範囲に設
けられていることを特徴としている。
以下、本考案の実施態様について、第5図ない
し第8図を参照しながら説明する。
し第8図を参照しながら説明する。
第5図ないし第7図は本考案の第1実施例を示
し、第8図は本考案の第2実施例を示したもので
ある。
し、第8図は本考案の第2実施例を示したもので
ある。
第5図ないし第8図において、10は整流フイ
ンで、ノズル本体3の外面7の延長線に沿つて該
ノズル本体の後縁6に設けられているとともに、
第7図および第8図にみられるように、厚みが後
方にいくにつれて該後縁6から実質的に漸減する
ように設けられている。
ンで、ノズル本体3の外面7の延長線に沿つて該
ノズル本体の後縁6に設けられているとともに、
第7図および第8図にみられるように、厚みが後
方にいくにつれて該後縁6から実質的に漸減する
ように設けられている。
また前記整流フイン10は、第6図に示すよう
に、前記後縁6の全周に設けるのではなく、該ノ
ズル本体3の後縁6の上部と下部を除く左右にそ
れぞれ中心角θで120゜〜130゜の範囲に設けられ
ている。
に、前記後縁6の全周に設けるのではなく、該ノ
ズル本体3の後縁6の上部と下部を除く左右にそ
れぞれ中心角θで120゜〜130゜の範囲に設けられ
ている。
なお上記各実施例では、整流フイン10を複板
で構成して既存のノズル本体3の後縁6に一体的
に取付けたものを示したが、整流フイン10は、
単板で構成してもよく、あるいは当初からノズル
の一部をなすように、ノズル本体3と一体物で構
成してもよい。
で構成して既存のノズル本体3の後縁6に一体的
に取付けたものを示したが、整流フイン10は、
単板で構成してもよく、あるいは当初からノズル
の一部をなすように、ノズル本体3と一体物で構
成してもよい。
このように、整流フイン10は、上述したいず
れのタイプも、ノズルの最後端部の厚みは非常に
小さく、実質的に厚みがないに等しいので、従来
のような流体の剥離が発生しないことと、よどみ
点の位置が変わらない特徴を有する。
れのタイプも、ノズルの最後端部の厚みは非常に
小さく、実質的に厚みがないに等しいので、従来
のような流体の剥離が発生しないことと、よどみ
点の位置が変わらない特徴を有する。
またノズル本体3の後縁6の上部および下部に
は、前述のカルマン渦の発生が少ないので、整流
フイン10は、ノズル本体3の後縁6の上部と下
部を除く左右にそれぞれ必要な角度の範囲、つま
り、中心角θで、120゜〜130゜の範囲に設けられ
ており、これにより、船舶推進用ノズル全体とし
ての重量の増加を少なくしている。
は、前述のカルマン渦の発生が少ないので、整流
フイン10は、ノズル本体3の後縁6の上部と下
部を除く左右にそれぞれ必要な角度の範囲、つま
り、中心角θで、120゜〜130゜の範囲に設けられ
ており、これにより、船舶推進用ノズル全体とし
ての重量の増加を少なくしている。
したがつて、本考案の船舶推進用ノズルは、ノ
ズル本体の外面の延長線に沿つてそのノズル本体
の後縁に設けられているとともに、厚みが後方に
いくにつれて該後縁から実質的に漸減するように
設けられた整流フインを備えているから、従来の
ノズルのような流体の剥離が発生しないことと、
よどみ点の位置が変わらないことによつて、ノズ
ルに発生する振動の起振力がなくなり、ノズルお
よびその支持部にクラツクが発生しなくなる。し
かも、前記整流フインはノズル本体の後縁の上部
と下部を除く左右にそれぞれ必要な角度の範囲
で、つまり、中心角で120゜〜130゜の範囲に設け
られているので、それだけ、船舶推進用ノズル全
体としての重量の増加が少なくなり、すなわち、
軽量であつて、構成も簡単であり、かつ、新造ノ
ズルの場合は勿輪のこと、既存のノズルにも簡単
に取付けることができるなど、本考案の奏する効
果は、きわめて大である。
ズル本体の外面の延長線に沿つてそのノズル本体
の後縁に設けられているとともに、厚みが後方に
いくにつれて該後縁から実質的に漸減するように
設けられた整流フインを備えているから、従来の
ノズルのような流体の剥離が発生しないことと、
よどみ点の位置が変わらないことによつて、ノズ
ルに発生する振動の起振力がなくなり、ノズルお
よびその支持部にクラツクが発生しなくなる。し
かも、前記整流フインはノズル本体の後縁の上部
と下部を除く左右にそれぞれ必要な角度の範囲
で、つまり、中心角で120゜〜130゜の範囲に設け
られているので、それだけ、船舶推進用ノズル全
体としての重量の増加が少なくなり、すなわち、
軽量であつて、構成も簡単であり、かつ、新造ノ
ズルの場合は勿輪のこと、既存のノズルにも簡単
に取付けることができるなど、本考案の奏する効
果は、きわめて大である。
第1図は従来の船舶の船尾部を示した側面図、
第2図は第1図の推進ノズルの拡大側面図、第3
図は第2図の切断線A−Aに沿う平面断面図、第
4図は第3図に対応させて示した従来の推進ノズ
ルのもう一つの平面断面図、第5図は本考案の第
1実施例を示した側面図、第6図は第5図の後面
図、第7図は第5図の切断線B−Bに沿う平面断
面図、第8図は第7図に対応させて示した本考案
の第2実施例の平面断面図である。 3……ノズル本体、5……前縁、6……後縁、
7……外面、8……内面、10……整流フイン、
θ……中心角。
第2図は第1図の推進ノズルの拡大側面図、第3
図は第2図の切断線A−Aに沿う平面断面図、第
4図は第3図に対応させて示した従来の推進ノズ
ルのもう一つの平面断面図、第5図は本考案の第
1実施例を示した側面図、第6図は第5図の後面
図、第7図は第5図の切断線B−Bに沿う平面断
面図、第8図は第7図に対応させて示した本考案
の第2実施例の平面断面図である。 3……ノズル本体、5……前縁、6……後縁、
7……外面、8……内面、10……整流フイン、
θ……中心角。
Claims (1)
- ノズル本体の外面の延長線に沿つてそのノズル
本体の後縁に設けられているとともに厚みが後方
にいくにつれて該後縁から実質的に漸減するよう
に設けられた整流フインを備え、かつ、前記整流
フインは、該ノズル本体の後縁の上部と下部を除
く左右にそれぞれ中心角で120゜〜130゜の範囲に
設けられていることを特徴とする、船舶推進用ノ
ズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12749482U JPS5931598U (ja) | 1982-08-25 | 1982-08-25 | 船舶推進用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12749482U JPS5931598U (ja) | 1982-08-25 | 1982-08-25 | 船舶推進用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5931598U JPS5931598U (ja) | 1984-02-27 |
JPS6226314Y2 true JPS6226314Y2 (ja) | 1987-07-06 |
Family
ID=30289544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12749482U Granted JPS5931598U (ja) | 1982-08-25 | 1982-08-25 | 船舶推進用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931598U (ja) |
-
1982
- 1982-08-25 JP JP12749482U patent/JPS5931598U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5931598U (ja) | 1984-02-27 |
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