JPS62261613A - 車両用の冷却制御装置 - Google Patents

車両用の冷却制御装置

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Publication number
JPS62261613A
JPS62261613A JP10586686A JP10586686A JPS62261613A JP S62261613 A JPS62261613 A JP S62261613A JP 10586686 A JP10586686 A JP 10586686A JP 10586686 A JP10586686 A JP 10586686A JP S62261613 A JPS62261613 A JP S62261613A
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JP
Japan
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cooling fan
hydraulic
hydraulic motor
cooling
control valve
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Pending
Application number
JP10586686A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Horiuchi
康弘 堀内
Masahiko Suzuki
昌彦 鈴木
Kanehito Nakamura
兼仁 中村
Kazunobu Ueishi
上石 和信
Mitsugoro Nakagawa
中川 光吾郎
Toshiki Sugiyama
俊樹 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エンジンが搭載された自動車等の車両に設
定される冷却装置において、特に冷却ファンの駆動源と
して例えば油圧を利用した液圧モータが使用される場合
の、上記冷却ファンの回転を安定制御させる車両用の冷
却制御装置に関する。
[従来の技術] 一般に、エンジンの冷却水を冷却する手段としては、エ
ンジンに直接的に連結された冷却ファンによって、冷却
水を通過させるラジェータ等の熱交換器に、冷却風を供
給するように構成している。
また、冷却ファンの車両搭載上の制約と、燃料消費率へ
の悪影響等を考慮し、さらに車内暖房のためのヒータの
立上がり特性の改善、マニホールド、触媒コンバータ等
の排気ガス浄化装置への影響を改善するために、冷却フ
ァンの回転速度制御が実行できるように、この冷却ファ
ンを電動機によって駆動するようにすることも考えられ
ている。
しかし、冷却ファンを電動機によって駆動するようにし
−た場合、電動機は体格の割りに出力が制限されるよう
になるものであるため、低回転化および大トルク化が困
難であり、また特に起動時において大きな電力が要求さ
れて、その消費電力が大きくなる。したがって、このよ
うな電動機を使用するものは、特に乗用車としては小型
車に限定して使用される状態であった。
しかし、乗用車においてFF化やディーゼルエンジンを
使用した車両におけるヒータの立上がり時間を短縮する
ため、中さらに大型車においても、冷却ファンをエンジ
ンから切り離して自由に回転制御できるようにすること
が要求されるようになっている。しかし、このような中
および大型車にあっては、エンジンの発熱量が大きいも
のであるため、このエンジンの冷却水が供給される熱交
換器を冷却するには、多量の冷却風が必要となる。
すなわち、冷却ファンを駆動する電動機が大型化するよ
うになるものであり、消費電力が大きくなるばかりか、
車両搭載性の点でも問題が生ずるようになる。
冷却ファンを駆動する手段としては、上記のような電動
機の他に、例えば特公昭49−40183号公報、実開
昭58−136621号公報等に示されるように、液圧
ポンプによって流体圧を発生させ、冷却ファンに連結さ
れた液圧モータを駆動させるようにすることが考えられ
ている。具体的には、エンジンによって駆動される油圧
ポンプで油圧を発生させ、この油圧によって油圧モータ
を回転駆動させるようにするもので、このモータの回転
速度は、このモータに供給される駆動用油圧によって設
定制御されるようになるものであり、その駆動油圧は熱
負荷の状態等で制御すればよいものである。
しかし、このように油圧等の液圧を利用して冷却ファン
を駆動する手段にあっては、使用する流体の温度の変化
、液圧ポンプさらに液圧モータの劣化、液圧ポンプの吐
出量の変動等に起因して、冷却ファンの回転数を安定設
定することが困難であり、精度の高い冷却制御を実行す
ることが困難となる場合がある。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、油圧
等を用いる液圧モータによって冷却ファンを駆動するよ
うにして、この冷却ファンの回転状態を状況に対応して
可変制御できるようにするものであり、この場合特に温
度条件等が変化した場合でも、上記ファン回転数が所定
値に安定して設定制御されるようにする車両用の冷却制
御装置を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、この発明に係る車両用の冷却制御装置にあっ
ては、液圧ポンプによって発生された流体圧を液圧モー
タに供給して、この液圧モータによって熱交換器に冷却
風を送る冷却ファンを回転駆動するようにしているもの
であり、この場合上記液圧モータに並列にしてバイパス
通路を形成し、このバイパス通路に流量制御機構を設定
して、この制御機構によって上記液圧モータに流れる液
体流量が制御され、このモータの回転速度が制御される
ようにする。そして、上記流量制御機構は状況に応じて
バイパス流量を制御するものであり、また上記冷却ファ
ンの回転速度の検出信号によってフィードバック制御さ
れるようにしている。
[作用] 上記のような車両用の冷却制御装置にあっては、冷却フ
ァンは状況に応じた回転速度で回転制御されるようにな
る。このファンの回転数は例えば熱交換器の熱負荷状態
等に対応して、マイクロコンピユータ等によって構成さ
れる制御ユニットにで制御されるようになるものである
が、使用される流体の温度、その他の状況によって同じ
流体量であってもファン回転速度が異なる状態が発生す
る。
このため、実際の冷却ファンの回転速度の検出信号と上
記状況に応じた要求ファン回転速度とを対比してバイパ
ス流量を制御するようになるもので、冷却ファンの回転
速度は上記要求回転速度に安定して設定されるようにな
るものである。
[発明の実施例] 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図はその構成を示しているもので、この実施例にあ
ってはパワーステアリング機構に供給される流体も同時
に制御している場合を示している。
この冷却制御装置では、この図では示されていない車両
に搭載されるエンジンによって回転駆動される油圧ポン
プ11を備えているもので、この油圧ポンプ11はオイ
ルタンク12から作動油を汲み取り、a量Qoの作動油
を吐出するようになっている。この油圧ポンプ11で吐
出された作動油は、第1の流量制御弁13に供給され、
この制御弁13からは流W Q lの作動油が出力され
るようになっている。この制御弁13からの作動油はオ
イルバイブを介して、例えば山車式、ベーン型、ピスト
ン型等の油圧モータ14に流Q Q 2で供給され、こ
のモータ14を回転駆動するようになっている。
この油圧モータ14には、冷却ファン15が連結されて
いるもので、この冷却ファン15によって発生された冷
却風は、エンジンの冷却水が循環されるラジェータ16
、さらに車両に搭載されるエアコン装置の冷却媒体の供
給されるコンデンサ17等の熱交換器部分に供給される
ようになっている。
そして、上記油圧とモータ14部分を通過した作動油は
、第2の流量制御弁18を介してパワーステアリング装
置19に供給され、オイルタンク12に戻されるように
なる。
ここで上記油圧モータ■4には、並列的にした第1およ
び第2のバイパス通路AおよびBが設けられている。上
記第1のバイパス通路Aには圧力制御弁20が設定され
、パワーステアリング装置19が作動するとき、優先的
に作動油を分岐させ、パワーステアリング装置19が正
常に動作するようにしている。また第2のバイパス通路
Bには、バイパス通路抵抗制御手段として第3の流量制
御弁21が設けられている。この制御弁21には1yt
E HQ 4の作動油が流れるようになるもので、この
制御弁21に流れる作動油の流量に対応して油圧モータ
14に作用する油圧が制御されるようになり、このモー
タ14の回転速度、すなわち冷却ファン15の回転速度
か可変制御されるようになるものである。
上記第1および第3の流量制御弁13および21は、そ
れぞれソレノイド131および211に供給される励磁
電流によって通過流量が制御されるようになっているも
のであり、これらソレノイド131および211は、マ
イクロコンピュータ等によって(■成された電子的なエ
ンジン制御ユニット22によって制御されるようにして
いる。第2の流量制御弁18は出力流量をQ6に設定す
るように制御されるものである。
上記冷却ファン15には、このファン15の回転速度を
検出する回転センサ23が設定されているものであり、
このセンサ23からの回転速度検出信号は上記制御ユニ
ット22に供給される。また、ラジェータ16には冷却
水温センサ24が設けられているものであり、さらにコ
ンデンサ17には冷却媒体の高圧側圧力を検出する、例
えば高圧スイッチで構成される圧力センサ25が設けら
れているもので、これらセンサ24および25からの検
出信号は制御ユニット24に状況検出信号として供給さ
れるようにする。この制御ユニット22には、さらにエ
アコンスイッチ26からの信号も供給されている。
上記エンジン制御ユニット22は、この図では示されて
いないエンジンの制御を実行するために使用されるもの
で、例えば吸入空気量、エンジン回転速度、空燃比等の
エンジンの運転状態に関連する検出信号に基づいて、燃
料噴射量、点火時期等を演算し、燃料噴射制御、点火制
御等を実行するもので、このような制御ユニット22て
冷却システムの制御も実行するようにしている。
第2図は上記のようなエンジン制御ユニット22の、特
に冷却制御を実行する部分の構成を説明するためのもの
で、水温センサ24、高圧スイッチによって構成される
エアコン圧力センサ25、さらにエアコンスイッチ26
等からの検出信号が熱負荷レベル選択回路31に供給さ
れるようになっている。
具体的には、水温センサ24からは冷却水温に対応して
抵抗値の変化する検出素子の抵抗値に対応した信号が発
生され、圧力センサ25からは冷却媒体の圧力が高圧状
態でハイレベル、そうでないときにローレベルの信号が
発生され、エアコンスイッチ2Bからはオンおよびオフ
にそれぞれ対応してハイレベルおよびローレベルに変化
する信号が発生されるもので、これらセンサ25.2B
からの検出信号が発生されるようになっている。そして
、上記熱負荷レベル選択回路31では、上記各センサ2
4〜2Bからの検出信号に基づいて、熱負荷レベルを判
定するもので、その判定結果に対応した出力電圧elを
発生する。
また、回転速度センサ23からは、冷却ファン15の回
転速度に対応した周波数信号が発生されるもので、この
周波数信号は周波数−電圧変換回路32で、回転速度に
対応した電圧信号e2に変換し、この電圧信号e2は差
動増幅器33に供給して上記熱負荷の判定出力電圧e1
と比較する。この差動増幅器33では、「et−e2J
の差動増幅を行ない、その出力信号をコンパレータ34
に供給する。
このコンパレータ34には三角波発振回路35からの三
角波信号が供給されているもので、差動増幅器33から
の出力信号をスレッショルドレベルとして上記三角波信
号をスライスし、差動増幅器33からの出力信号レベル
に対応してデユーティ比が設定されるパルス状の矩形波
信号を出力するようになる。そして、このデユーティ設
定される矩形波信号は適宜増幅して、第3の流量制御弁
21のソレノイド211に励磁電流として供給されるよ
うになる。
上記熱負荷レベル選択回路31からの出力信号e1は、
さらにコンパレータ36に供給して、抵抗回路によって
設定される基準電圧e3と比較する。
そして、このコンパレータ3Gからは、「el〉e3J
ならばハイレベルの出力信号を発生し、rel >e3
 Jならばローレベルの出力信号が発生されるようにし
ているもので、このコンパレータ36からの出力信号は
第1の流量制御弁13のソレノイド131に励磁電流と
して供給する。すなわち、この第1の制御弁13は、熱
負荷の状態に対応して流量が2段階に切換制御するよう
になる。
ここで、上記熱負荷レベル選択回路31にあっては、例
えば水温が100℃以上の状態、あるいは冷却媒体の圧
力が1.5Mp以上の場合には、第1の流量制御弁13
で大きな流量が設定されるようにソレノイド211を励
磁するような「大」の信号を発生するものであり、また
水温が低いような状態では、エアコンスイッチとの関係
をも含んで、流量を低い値に設定する「小」あるいは「
極小」の信号を発生するものである。
油圧ポンプ11は、エンジンの回転数が上昇すると、そ
の吐出油量が増加するものであり、したがって第1の流
量制御弁13からの出力油量も、第3図の(A)に示す
ようにエンジン回転数Neに対応して上昇する。そして
、この出力流ff1Q1がaに達すると、作動油の一部
がオイルタンクにドレインされ、流ff1Q1がaに保
たれるようになる。
この場合、ソレノイド131に励磁電流が供給された場
合には、制御弁13内部の可変絞り面積を2段階に制御
するようになり、流量Qlが第3図(A)でbに示すよ
うに増量側に切換えられるようになっている。すなわち
、この第1の流量制御弁13の出力流量は、冷却システ
ムの放熱負荷状態によって変更されるようになるもので
あり、通常運転または放熱負荷の小さい状態では、流1
mQ1は小さな流ff1aに設定され、放熱負荷の大き
い状態で、流WQIは大きな流量すに切換え制御される
ようになるものである。
ここで、熱負荷レベル選択回路31における「大」「小
」 「極小」の判定は、センサ24.2Bさらにスイッ
チ23からの検出信号に対応して、第4図(A)に示す
ような関係に設定されている。
油圧モータ14の上流側と下流側とを結んでバイパス通
路Bを形成する第3の流量制御弁21は、制御電流1に
対応して流量が可変制御され、この制御弁21の入出力
端間の差圧ΔPsを第3図(B)に実線で示すように可
変制御するようになるものである。すなわち、この差圧
ΔPsによって油圧モータ14の入出力端間の差圧rP
l −P2 Jが制御されるようになるもので、この差
圧に対応して油圧モータ14の回転数、すなわち冷却フ
ァン15の回転数が設定されるようになる。具体的には
、差圧が大きい場合には冷却ファン15が大きな回転数
で回転され、差圧が小さい場合には、ファン15は小回
転数で回転駆動されるようになる。
ここで、上記流量制御弁21で発生される差圧ΔPsは
、上記したように制御ユニット22から供給される制御
電流iによって、第3図(B)で実線に示すように変化
するものであるが、この差圧ΔPsは作動油の温度によ
って影響されるもので、例えば油温度の低い状態では実
線T1で示すように、また温度が高い場合には実線T2
で示すようになるものである。
第1のバイパス通路Aに設定される切換え弁20は、第
2の流体制御弁18の上流側の流体圧力P2をパイロッ
ト圧として制御されるもので、このバイパス通路Aの流
f:LQ 3を切換え制御するようになっている。この
切換え弁20は例えばスプール弁によって構成されてい
るもので、その切換え作動時に流量Q3が急変しないよ
うに、すなわちこの流Q Q 3が連続的に変化される
ようにスプールのランドにテーパが形成されている。
そして、この切換え弁20は第3図の(C)に示すよう
にパイロット圧P2か所定の圧力以上の状態となると、
その圧力に応じてこのバイパス通路Aの流量Q3を、零
から第1の流量制御弁13で設定される流ff1Qlま
で連続的に切換え制御するものである。このような動作
をさせることによって、パワーステアリング装置19に
負荷が作用して大きな操舵力が必要となったときに、パ
イロット圧P2が上昇するようになるものであるため、
切換え弁20によるバイパス通路Aのa Q Q 3を
増加するようになり、パワーステアリング装置19に優
先的に作動油が供給されるようになるものである。
この場合、この流Q、 Q 3は連続的に上昇されるよ
うになるものであるため、切換え弁20の切換え時に操
舵力が急激に変化することがなく、作動油が油圧モータ
14部分からパワーステアリング装置19部に円滑に切
換えられるようになる。
第2の流量制御弁18は、油圧モータ14部を介してパ
ワーステアリング装置19部に供給される作動油のiX
E = Q Bを制御するもので、この制御弁18はパ
ワーステアリング装置10に供給される作動油が所定の
=a以上とならないように、余剰油をオイルタンクにド
レインしている。
第4図の(B)は、同図の(A)に示した放熱負荷の判
定結果に基づく上記実施例装置の作動状態を説明するだ
めのもので、4つのパターン1〜■それぞれに対応して
示している。ここで、Q1〜Q6はそれぞれ第1図に示
した対応部分の流量であり、aおよびbは第3図(A)
に示した流量aお、よびbにそれぞれ対応するものであ
る。
す・−わぢ、第1の流量制御弁13の下流側の流口Q1
は、制御ユニット26によって制御されるソレノイド1
31により、例えば励磁電流の供給されないオフ状態で
は、通常の流口aに設定され、励磁電流の供給されるオ
ン状態では、大きな流ff1b(〉a)に設定されるよ
うになる。ここで上記流Qaは、パワーステアリング装
置19で要求される最低流量に設定されている。バイパ
ス通路Bに流れる流Q Q 4は、ソレノイド211に
供給される励磁電流によって差圧ΔPsを設定する第3
の流量制御弁21に流れる流量であり、このQ4は上記
励磁電流によって「a−OJの範囲で比例的に制御され
る。そして、油圧モータ14に流れる流m Q 2は、
第1および第2のバイパス通路A、Bの流量Q3および
4によって制御されるようになる。
IN、= 05およびQ6は、それぞれ第2の流量制御
弁18の上流側および下流側の流量をそれぞれ示すもの
で% A Q Q (iの作動油かパワーステアリング
装置19に供給されるようになるものである。ここで、
第4図の(D)は作動油の無い状態さらに流量aおよび
bの場合の燥舵トルクとバワーステアリング装置19の
出力トルクとの関係を示している。
上記第4図の(B)において、パターンエの場合は操舵
を実行している場合を示しているもので、この場合は熱
負荷状態に関係無く切換え弁20を開いた状態として、
油圧ポンプ11から吐出された作動油が、油圧モータ1
4部に優先してバイパスされ、パワーステアリング装置
19に供給されるようにして、操舵力が正常に設定され
るようにしている。
パターン■〜■の操舵の無しの状態では、ラジェータ1
Gおよびコンデンサ17の熱負荷状態に対応して、エン
ジン制御ユニット22が流量制御弁13および21を制
御するようになる。具体的には第4図の(C)で示すよ
うに流量制御弁13および21のソレノイド131およ
び211が制御されるものである。
第3図の(B)で示したように、作動油の温度状態によ
って流量制御弁21のソレノイド211に供給される制
御電流iが同じでも、上制御弁21で設定される差圧Δ
Psが異なる。そして、この図で示しているように上記
差圧ΔPsが異なるようになると、同じ制御電流iであ
っても、冷却ファン15の回転速度Nf’が変化するよ
うになり、作動油の温度が高い状態では、同じ制御電流
iでも冷却ファン15の回転速度が低い状態に制御され
るようになる。
しかし上記装置にあったは、冷却ファン15の回転速度
がセンサ23によって検出され、この回転速度に対応し
た電圧信号e2が差動増幅器33に供給され、電圧信号
elから82を減算するようにしている。すなわち、第
3の流量制御弁21の流量が、冷却ファンの回転速度に
よってフィードバック制御されるようになるもので、こ
の冷却ファン15の回転速度が熱負荷状態に対応した状
態に正確に制御されるようになる。そして、作動油の温
度等に影響されることなく、さらにエンジン回転速度、
ポンプ、モータ等の劣化等の影響を受けることなく、冷
却ファン15が適正速度で回転制御されるものである。
第5図は上記のような冷却制御装置で使用される冷却フ
ァン15を回転駆動する油圧モータ14の例を示してい
るもので、このモータ14としては通常に知られている
ものが適宜使用される。この例は外接ギヤモータ141
を示しているもので、ハウジング142内に鉄製のギヤ
143.144が互いに噛み合う状態で収納されている
。そしてギヤ143の出力軸が冷却ファン15の回転軸
に連結されるようになっているものである。そして、上
記ハウジング142内に入口145から作動油が圧送供
給され、出口14Bか排出されるようになるもので、こ
の作動油の流れに対応して上記ギヤ143.144が回
転されて冷却ファン15が回転駆動されるようになる。
上記ハウジング142の内部には、磁性体による棒状の
検出コア147がギヤ144の外周部に近接する状態で
露出設定されているもので、このコア147の周囲には
アルミニウムによるインシュレータが設定され、このイ
ンシュレータによってコア147とハウジング142と
の間の磁力線を隔離するようにしている。そして、上記
コア147には一体的に永久磁石14111が設定され
ているもので、この永久磁石148に検出コイル149
が巻装されるようになっている。
すなわち、作動油が供給されてギヤ143.144が回
転し、冷却ファン145が回転駆動されるような状態と
なると、ギヤ144の多数の歯が検出コア147にに近
接通過するようになり、この歯の近接通過に対応して、
検出コイル149からパルス状の検出信号が発生される
ようになる。すなわち、このパルス状の検出信号の発生
周期が冷却ファン15の回転速度に対応するようになる
ものであり、したがって周波数−電圧変換回路32から
の出力電圧信号e2が、冷却ファン15の回転速度を表
現するようになるものである。
この油圧モータ14としては、その他にも種々のものが
使用できるものであり、例えば内接ギヤモータも適宜使
用できる。この内接ギヤモータの場合も、ハウジング内
に設定されるギヤの歯の通過位置に近接して、第5図で
示したような検出コアを設定すれば、上記同様の回転速
度に対応した周期のパルス信号が発生されるようになる
ものである。
上記実施例では、油圧ポンプ11で発生された作動油の
流れを、冷却ファン15の回転駆動源として使用すると
共に、パワーステアリング装置にも共用する場合を示し
ているものであるが、第6図で示すように油圧ポンプ1
1で発生された油圧を冷却ファン15を駆動する油圧モ
ータ14のためのみに使用するようにしてもよい。した
がって、この場合にはパワーステアリング装置に油圧を
確保するための第1のバイパス通路Aは必要としないも
のである。この図で第1図と同一部分は同一符号を付し
て、その説明は省略する。
また上記実施例では、油圧ポンプ11からの作動油の吐
出量を第1の流量制御弁13によって制御するようにし
ていた。しかし、第7図で示すように吐出量の制御でき
る油圧ポンプillを使用した場合には、特に上記流量
制御弁13を設定する必要はないものである。そしてこ
の場合には、エンジン制御ユニット22によって、油圧
モータ111の吐出口を可変制御するソレノイドlla
を、前記ソレノイド131と同様に制御するようにすれ
ばよい。
尚、上記実施例では、特に作動油を使用した制御系統に
よって説明したが、ここで使用される作動媒体は適宜他
の液体が使用されるものであり、この場合にはその使用
液体に対応した構成の液圧ポンプ、液圧モータ等が使用
されるものである。
[発明の効果コ 以上のようにこの発明に係る車両用の冷却制御装置によ
れば、冷却装置の熱負荷状態に対応した速度で冷却ファ
ンが回転制御されるようになるものであり、冷却機能が
エンジンの運転状態等に対応して設定され、例えば暖機
運転等が効果的に実行されるようになる。また温度等の
条件によって冷却ファンの回転速度が変動するような要
素が存在する場合でも、この冷却ファンの回転速度が熱
負荷状態に適合する状態で高精度に回転速度制御される
ものであり、冷却装置が車両さらにエンジン状態に適合
して安定制御されるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る車両用の冷却制御装
置を説明する構成図、第2図は上記実施例で使用される
制御ユニットの構成を説明する図、第3図の(A)〜(
D)はそれぞれ上記実施例の作動状態を説明するための
作動特性図、第4図の(−A、 )〜(C)はそれぞれ
上記装置の作動パターン状態を説明する図、第5図は上
記実施例で使用される油圧モータの具体例を示した断面
構成図、第6図および第7図はそれぞれこのま発明の他
の実施例を説明する構成図である。 11・・・油圧ポンプ、13.18.21・・・流量制
御弁、I4・・・油圧モータ、I5・・・冷却ファン、
I6・・・ラジェータ(熱交換器)、17・・・コンデ
ンサ(エアコン)、19・・パワーステアリング装置、
20・・・切換え弁、22・・エンジン制御ユニット、
23・・・回転センサ、24・・水温センサ、25・・
・圧力センサ、25・・・エアコンスイッチ。 出願人代理人 弁理士 鈴 を工 武 彦(A)   
          (B)第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 流体圧を発生するための流体を圧送する液圧ポンプと、 冷却媒体の供給されている熱交換器に空気流を供給する
    冷却ファンと、 この冷却ファンに連結され、上記液圧ポンプによって供
    給された流体によって回転駆動されるようにした液圧モ
    ータと、 この液圧モータに並列的に設けられたバイパス通路に設
    定され、上記液圧モータに供給される流体量を制御する
    ようになるバイパス通路抵抗制御手段と、 上記熱交換器の熱負荷状態に対応して上記流量制御手段
    を制御して、上記液圧モータの回転速度を設定する第1
    の制御手段と、 上記冷却ファンの回転速度を検出する手段と、この検出
    手段で検出された回転速度と、上記第1の制御手段で設
    定されるモータ回転速度とを対比して、上記モータが上
    記第1の制御手段で設定された速度で回転されるように
    フィードバック制御する第2の制御手段と、 を具備したことを特徴とする車両用の冷却制御装置。
JP10586686A 1986-05-09 1986-05-09 車両用の冷却制御装置 Pending JPS62261613A (ja)

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JP10586686A JPS62261613A (ja) 1986-05-09 1986-05-09 車両用の冷却制御装置

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