JPS62261095A - インタ−ナルポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、沸騰水型原子炉のインターナルポンプに係り
、特にその保守分解・組立時に、原子炉冷ＤＩ水の外部
への漏洩を防止するためのシール構造に関する。

（従来の技術） 第４図および第５図は従来のインターナルポンプを示す
もので、このインターナルポンプは、第４図に示ずよう
に原子炉圧力容器１の底部にウエッ１−モータ型のポン
プを設置した構成となってＪ′３つ、原子炉圧力容器１
の下鏡部に設けられポンプノズル２、原子炉圧力容器１
とシュラウド３との間に設置されディフューザボス４ａ
の下端がポンプノズル２の上端部に戒；δされるディフ
ューザ４、このディフューザ４内に配置されポンプノズ
ル２内に挿通したシャフト５により回転駆動されるイン
ペラ６、およびシャフト５の外周部に装着されたストレ
ッチチューブ７を備えている。またポンプノズル２の下
部には、゛モータ等を組込んだ七−タハウジング８を内
蔵するモータケーシング９が取付けられ、ストレッチチ
ューブ７の下端部は、リングナツト１０を介してモータ
ケーシング９に締結されている。そして、これらのディ
フューザ４、シャフト５、インペラ６、およびストレッ
チチューブ７は原子炉圧力容器１の上方に扱き去り、ま
たモータハウジング８は下方へ扱き去る構造となってい
る。

このようなインターナルポンプにおいて、保守時にモー
タハウジング８を取外したりあるいは取付ける場合には
、シャフト５上端近くのフランジ５ａとストレッチチュ
ーブ７の頂部７ａとが接触して原子炉圧力容器１内の原
子炉冷ｕ１水をシールする。

またシャフト５とストレッチチューブ７との間、および
ディフューザ４と原子炉圧力容器１との間を漏れた原子
炉冷却水は、第４図に示すように二次シール１１を外部
からの圧力水で作動させることによってシールする。そ
してこれにより、原子炉圧ノｊ容器１内に原子炉冷却水
を満たしたままで、モータハウジング８の分解・組立か
できるようになっている。

一方、ディフューザ４、シャフト５、インペラ６、およ
びストレッチチューブ７を取外したりあるいは取付ける
場合には、まずモータハウジング８を取去ったモータケ
ーシング９の下端に盲板（図示せず）を取付けて二次１
１の作動を止め、パージ水を供給しつつシャフト５とイ
ンペラ６とを一体のままで原子炉圧力容器１の上方へ抜
き去る。

次いで、ディフューザボス４ａの上端に盲板（図示せず
）を取付けてパージ水の供給を止め、モータケーシング
９内のパージ水を外部へ排出した上でモータケーシング
９下端の盲板を取外す。

次いで、ストレッチチューブ７下端のリングナツト１０
を取外し、再びモータケーシング９の下端に盲板を取付
け、パージ水を供給しつつディフューザボス４ａの上端
の盲板を取外し、ストレッチチューブ７とディフューザ
４とを一体のまま原子炉圧力容器１の上方へ扱き去る。

最後に、ポンプノズル２の上端に盲板（図示せず）を取
付け、パージ水の供給を止めてパージ水を外部へ排出し
、モータケーシング９下端の合板を取外して分解作業を
完了させる。

なお組立の場合には、前記した手順とは逆の手順で行な
う。

〈発明が解決しようとする問題点） 以上の構成を右する従来のインターナルポンプにおいて
は、分解・組立時にリングナツト１０を操作すると、原
子炉圧力容器１内の原子炉冷１１水が、ディツユ−昏ア
ボス４ａ下端面とポンプノズル２上端面との間隙からモ
ータケーシング９内に漏洩づ”るおそれがある。

この間隙は、第５図に示すようにガスケット１２によっ
てシールされているが、このガスケット１２は、ストレ
ッチチューブ７によってディフューザ４がポンプノズル
２に押し付けられている際に、原子炉運転時の温度３０
０℃、圧力８０　Ｋ９　ｆ　／　ａｉ程度の高温、高圧
の原子炉冷却水あるいは原子炉停止時の原子炉冷却水の
漏洩を防止する目的のものであるため、リングナツト１
０を緩めたり取外した場合には、ガスケット１２には、
ディフューザボス４ａに取付けた盲仮に作用する原子炉
圧力容器１内の原子炉冷却水の小頭による荷重、および
ディフューザ４自身の荷重の合計の荷重しか作用せず、
充分なシール効果が期待できない。

本発明はこのような点を考慮してなされたもので、スト
レッチチューブによるディフューザボスのポンプノズル
への圧接力を解除した場合でも、ディフューザボスとポ
ンプノズルとの間から原子炉冷却水が外部に漏洩するの
を有効に防止することができるインターナルポンプを促
供づ°ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は、原子炉圧力容器の下鏡部に設けられたポンプ
ノズルと、原子炉圧力容器とシュラウドとの間に設置さ
れディツユ−曇アボスの下端部がポンプノズルの上端部
に載置されるディツユ−！ｆと・このディフューザ内に
配置されポンプノズル内に挿通したシャフトにより回転
駆動されるインペラと、シャフトの外周部に装着された
ストレッチチューブとを具備するインターナルポンプで
あって、ディフューザボスの内周面とストレッチチュー
ブの外周面との間およびポンプノズルの内周面とストレ
ッチチューブの外周面との間に、シール部材をそれぞれ
配置してシール４４　ｍとしたことを特徴とする。

（作　用） 本発明に係るインターナルポンプにおいては、ディフュ
ーザボスの内周面とストレッチチューブの外周面との間
およびポンプノズルの内周面とストレッチチューブの外
周面との間に、シール部材をそれぞれ配置したシール構
造としているので、ストレッチチューブによるディフュ
ーザボスのポンプノズルへの圧接力を解除した場合でも
、ディフューザボスとポンプノズルとの間から原子炉冷
却水が外部に漏洩するおそれがない。

〈実施例） 以下本発明の一実施例を第１図ないし第３図を参照して
説明する。なお本発明は、ストレッチチューブ先端部分
のシール構造にのみ特徴を有し、他の部分については前
記従来のインターナルポンプと実質的に同一であるので
、以下この特徴部分についてのみ図示説明する。

第１図において、符号２は図示しない原子炉圧力容器の
下鏡部に設けられたポンプノズルであり、前記原子炉圧
力容器とシュラウド（いずれも図示せず）との間に設置
されるディフューザ４は、そのディフューザボス４ａの
下端がポンプノズル２の上端部に載置されるようになっ
ている。そしてディフューザボス４ａとポンプノズル２
との間は、その間にガスケット１２を介装しディフュー
ザボス４ａをストレッチチューブ７によりポンプノズル
２に圧接させることによりシールされるようになってい
る。

またディフューザ４の内部には、第１図に示ザようにイ
ンペラ６が回転自在に配されており、このインペラ６は
、ポンプノズル２内に挿通したシャフト５を介して回転
駆動されるようになっている。そしてストレッチチュー
ブ７は、このシャフト５の外周部に配設されている。

ディツユ−１１ボス４ａ内円面のストレッチチューブ７
外周面と径方向に対向する部位には、第１図および第２
図に示ずようにディフューザボス４ａの内周面に装着し
た止め輪１４を介して上側Ｏリング１３が取（Ｊけられ
ており、この上側Ｏリング１３にＪ：す、ディフューザ
ボス４ａの内周面とストレッチヂ１−ブ７の外周面との
１７ｆｌがシールされるようになっている。

またストレッチチューブ７外周面のポンプノズル２内周
面と径方向に対向する部位には、第１図および第３図に
示ずようにス１へレッヂチューブ７の外周面に装着した
止め輪１６を介して下側Ｏリング１５が取付けられてお
り、この下側Ｏリング１５により、ストレッチチューブ
７の外周面とポンプノズル２の内周面との間がシールさ
れるようになっている。

両Ｏリング１３．１５は、第２図および第３図に示すに
うに原子炉の運転に耐え得る耐蝕性および耐熱性を有す
るステンレス鋼あるいはニッケル基合金等の金属材料で
中空状に形成されており、これら両０リング１３．１５
は、その径をシール部の内、外径に合わせ適当に設定し
て最適な圧縮力を得ることにより、充分なシール効果が
（ｎられるようになっている。

次に本実施例の作用について説明する。

上側Ｏリング１３は、インターナルポンプの組立１１５
にディツユ−１ｆボス４ａの下部内周面に組込み、止め
輪１４をディフューザボス４ａに装着して支持する。−
５下側Ｏリング１５は、ス１−レツチチューブ７上部外
周面の所定位置に下方から装着し、止め輪１６をストレ
ッチチューブ７に装着して支持する。そして両Ｏリング
１３．１５をそれぞれ装着固定した後、ディフューザ４
とストレッチチューブ７とを一体に組み立ててポンプノ
ズル２に上方から差込んで組付ける。

ところで、このＪ：うなシール構ｉ＆に３３いて、シー
ルに必要なＯリング１３．１５の圧縮力は、Ｏリング１
３．１５の環中心情に対して径方向に作用するものであ
り、この圧縮力は、使用りる各０リング１３．１５の径
とシール部の内外径とを適切に設計することで最適なも
のが１！７られる。

したがって、ガスケット１２の場合と異なり、ディフュ
ーザ“ボス４ａに取付けた盲板に作用する原子炉冷却水
の水頭による荷重およびディフューザ４自身の荷重の合
計荷重によってシールせざるを得ないといった制約から
完全に自由であり、信頼性のあるシール構造が得られる
。

なお前記実施例でばね上側０リング１３および下側０リ
ング１５が中空状をなすしのについて説明したが、必ず
しもこの形状に限定されるものではなく、例えば断面Ｕ
形状をすなもの等でもよい。

また、各Ｏリング１３．１５を軸方向に複数本船するよ
うにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、ディフューザボスの内周
面とストレッチチューブの外周面との間およびポンプノ
ズルの内周面とストレッチチューブの外周面との間に、
シール部材をそれぞれ船首してシール構造としているの
で、ストレッチチューブによるディフューザボスのポン
プノズルへの圧接力を解除した場合でも、ディフューザ
ボスとポンプノズルとの間から原子炉冷却水が外部に漏
洩するのを有効に防止することができる。このため、イ
ンターナルポンプの保守分解・組立時にＪ３ける放則能
汚染に対する安全性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すインターナルポンプの
要部断面図、第２図は第１図の■部拡大図、第３図は第
１図の■部拡大図、第４図は従来のインターナルポンプ
を示す断面図、第５図は第４図の要部拡大部である。 １・・・原子炉圧力容器、２・・・ポンプノズル、３・
・・シュラウド、４・・・ディフューザ、４ａ・・・デ
ィツユ−・ザボス、５・・・シャフト、６・・・インペ
ラ、７・・・ストレッチチューブ、１３・・・上側Ｏリ
ング、１５・・・下側Ｏリング。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 ＄　／　図 ＄４図 ＄　５　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原子炉圧力容器の下鏡部に設けられたポンプノズル
   と、原子炉圧力容器とシュラウドとの間に設置されディ
   フューザボスの下端部が前記ポンプノズルの上端部に載
   置されるディフューザと、このディフューザ内に配置さ
   れ前記ポンプノズル内に挿通したシャフトにより回転駆
   動されるインペラと、前記シャフトの外周部に装着され
   たストレッチチューブとを具備するインターナルポンプ
   において、前記ディフューザボスの内周面とストレッチ
   チューブの外周面との間およびポンプノズルの内周面と
   ストレッチチューブの外周面との間に、シール部材をそ
   れぞれ配置してシール構造としたことを特徴とするイン
   ターナルポンプ。 ２、シール部材は、耐蝕性および耐熱性を有する金属で
   形成された中空状のＯリングであることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のインターナルポンプ。