JPS62253897A

JPS62253897A - 掘削機のカツテイングヘツド装置

Info

Publication number: JPS62253897A
Application number: JP9396786A
Authority: JP
Inventors: 宏大山
Original assignee: Nippon Koki Co Ltd
Current assignee: Nippon Koki Co Ltd
Priority date: 1986-04-23
Filing date: 1986-04-23
Publication date: 1987-11-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は掘削機のカッティングヘッド装置の改良に関
する。

（従米の技術）岩石、土砂、石炭などを掘削する掘削機にあっては、超
硬合金のチップ（刃先）を溶着したピック（切削刃物）
をカッティングヘッド本体（ブーム部先端に支持される
）にピックホルダを介して、例えば第６，７図のように
取り付けられる。

第６図では、ピック１の基部に円柱状の嵌合部２を、ま
たホルダ３にピック１の嵌合８１ｓ２に対応する嵌合孔
４を形成する。

そして、図外のカッティングヘッド本体に固着したホル
ダ３にピック１を嵌め込んでスナップリング５により抜
は止めする。

なお、ホルダ３はピック１のチップ６形状と軸芯が切削
面に対応する逃げ角、すくい角になるようにカッティン
グヘッド本体に取り付けられ、ピック１を回転自由に保
持する。つまりピック１は使用中、回転しつつ掘削する
ようになっているため、チップ６の摩耗の平均化すなわ
ちチップ寿命が延びるという利点が得られる。

しかし、この場合にはピック１のホルダ３に対する回転
のため、衝撃や振動による嵌合部２と嵌合孔４との摩耗
進度（〃夕の増大）が早いという欠点があった。

ｆｐＪ７図ではピック１０の基部に断面角形状の嵌合部
１１を、ホルダ１２にピック１０の嵌合部１１に対応す
る嵌合凹部１３を形成し、ホルダ１２にピック１０を嵌
め込んでホルダ１２の側面から通しボルト１４を挿入し
て固定する。１５と１６は通しボルト１４の挿入孔、１
７はピック１０の先端のチップで、チップ１７には所定
のすくい角、逃げ角が付与される。

しかし、この方法ではピック１０の抜出方向のｉ隙がす
べて通しボルト１４部分に集中するため、またビ・ンク
１０とホルダ１２の嵌合部分が断面角形状のため、通し
ボルト１４部分及びピック１０とホルダ１２の嵌合部分
の摩耗進度（〃夕の増大）が早く、しかもホルダ１２側
面に露出する通しボルト１４頭部に土砂などによる摩耗
が発生しゃすく、ボルト１４の切断脱落の心配もあった
。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、このようなカッティングヘッド装置にあって
は、個々に既述のような欠点を有するほか、い′−れの
場合にもピック１，１０のホルダ３゜１２に対する取付
作業が面倒で手間がかがるばかりか、ピック１，１０と
ホルダ３．１２との嵌合部分での密着度が極めて悪く摩
耗により空隙（γり）が生じるとピック１，１０に発生
する熱をホルダ３．１２側に逃がす熱伝導率がさらに低
下するという不具合もあった。

（問題点を解決するためめ手段）この発明はこのような問題点を解決するため、掘削機の
カッティングヘッド装置において、切削ピックとこれを
保持するホルダとの嵌合部を円錐テーパ状に形成すると
共に、その円錐テーバ比を１７７〜１／１０の範囲内に
設定する一方、ホルダにピックのテーパ嵌合を解除する
楔挿入用の切欠部を設けると共にホルダの嵌合孔開口部
の周辺に位置決め四部を、また切削ピックの嵌合部上端
に上記位置決め四部に対応する鍔部を形成したものであ
る。

（作用）ピックはホルダに対しテーパ嵌合により保持されるよう
にしたので、ピックの取り付は取り外し作業の容易化が
図れる。また、ピックとホルダはテーパ嵌合で、密着度
が良く、使用中にもが夕の発生することがないため、ピ
ックに発生する熱のホルダ側への伝熱も良好に保てる。

（実施例）第１〜４図において、ピック２０の基部には端部に向け
て小径となる円錐テーバ状の嵌合１１ｓ２１が形成され
、ホルダ２３には上記嵌合部２１に対応する嵌合孔２４
が形成される。なお、嵌合部２１と嵌合孔２４の円錐テ
ーバ比（ピック軸芯に対するテーパ面の傾き）は１／７
より大きければ使用中にピック２０がホルダ２３から外
れる可能性が生じ、１／１０より小さければピック２０
の取り外し作業が困難となることから、実験結果に基づ
いて最も望ましいテーパ比として１／８．６に設定され
る。

ここで、ホルダ２３はピック２０のチップ２５形状と軸
芯が切削面に対応する逃げ角、すくい角になるようにカ
ッティングヘッド本体（図示せず）に取り付けられ、こ
の場合ホルダ２３の取り付は角度はピック２０の軸芯が
切削面に灯して５０゜（掘削に伴う分力がピック２０の
ｆ＃茎力方向７作ＩＩＩして、掘削による衝撃、振動な
どによるピック２０のホルダ２３からの離脱を最も効果
的に抑制する角度）に設定される。

そして、ホルダ２３にはピック２０のテーパ嵌合を解除
する楔挿入用の切欠部２６が形成され、この切欠部２６
に楔を打ち込むことにより容易にピック２０をホルダ２
３から取り外せるようになっている。

なお、ホルダ２３の嵌合孔２４開口部には一部断面角形
状の位置決め凹部２７が、またピック２０の嵌合部２１
上端には上記位置決め凹部２７に対応する鍔部２８が形
成される。

このように構成したので、ピック２０はホルダ２３にテ
ーパ嵌合により保持されることがら嵌合部２１と嵌合孔
２４との接触面積も大きく、かつ密着度も良であり使用
中にも〃りの発生することが全くないため、ピック２０
で発生する熱をホルダ２３側に逃がす熱伝導率は良好に
保たれる。

この場合、ピック２０の取り付は角度はホルダ２３の取
り付は角度によって決定され、鍔部２８と四部２７との
係合によりピック２０の回献方向の位置決めを図ってい
るため、チップ２５のすくい角、逃げ角は使用中、初期
値に保持され、摩損に起因する変化以外でこれが変化す
るようなことはない。このことは岩石に対するピック２
０の切削力を最も有効に効率良く伝えることになるから
、切削効率も良好に維持される。

又、ピック２０は嵌合部２１を嵌合孔２４に差し込めば
テーバ嵌合によりホルダ２３に確実に保持され、かつ、
切欠部２６に楔を打ち込むことにより簡単に外せるため
、従来に比べてピック２０の取り付は取り外し作業はず
っと容易に行なえる。

Ｐｔ５５図は他の実施例を示し、この場合、ピック２０
とホルダ２３にカッティングヘッド本体からの給水（冷
却水）をピック２０の先端部に設けたノズル３０へと導
く水路３１及び３２を形成する。

これによれば、ノズル３０から切削面に向けて噴射され
る水によりピック２０の冷却と合わせて切削粉塵の抑制
が図れる。

（発明の効果）以上要するにこの発明によれば、ピックをホルダにテー
バ嵌合により保持するようにしたので、ピックの取り付
は取り外し作業の容易化が図れると共に、ピ・ンクで発
生する熱をホルダ側に逃がす熱伝導率も良好に保てると
いう効果などが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す断面図、第２図は同じ
く斜視図、Ｐｔ５３図は第１図の■−■断面図、１４図
は同じ＜　ｍ−ｍ断面図、第５図は他の実施例を示す断
面図、第６図は従来技術を示す断面図、第７図は他の従
来技術を示す分解斜視図である。２０・・・ピック、２１・・・円錐テーバ嵌合部、２３
・・・ホルダ、２４・・・円錐テーバ嵌合孔、２５・・
・チップ、２６・・・楔挿入用切欠部、２７・・・位置
決め凹部、２８・・・鍔部。第３図　　　　第４図第５図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

掘削機のカッティングヘッド装置において、切削ピック
とこれを保持するホルダとの嵌合部を円錐テーパ状に形
成すると共に、その円錐テーパ比を１／７〜１／１０の
範囲内に設定する一方、ホルダにピックのテーパ嵌合を
解除する楔挿入用の切欠部を設けると共にホルダの嵌合
孔開口部の周辺に位置決め凹部を、また切削ピックの嵌
合部上端に上記位置決め凹部に対応する鍔部を形成した
ことを特徴とする掘削機のカッティングヘッド装置。