JPS62244970A - Ｐｃ鋼材の緊張装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の口約］ 葭１１へ孔肚傾１ 本発明は、プレストレストコンクリート用のＰＣＨ材を
緊張する１Ｉｉ１に関するものである。

ｌ１へ皮１ 従来、ＰＣ鋼材を緊張する装置としては、一般にジヤツ
キが用いられている。

明が　１１．　　うと　る　　Ｌ しかしながら、従来のジヤツキによる方法は、ジヤツキ
の設置や操作に手間がかかっていた。

本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その口約とするところは、操作が簡単で効果的
に緊張することのできるｐｃｍ材の緊張装置を提供する
ことにある。

［発明の構成１ 圃鳳ｆ　　°するための−を 本発明のＰＣ鋼材の緊張装置は、温度差による伸縮機能
を有する形状記憶合金を用いてＰＣ＠材を緊張せしめる
を特徴とするものである。

夫監鮭 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図において、１は梁等のコンクリ−）？＋Ｌ造物で
あって、その中に長手方向に沿ってＰＣ鋼材２が配筋さ
れている。ＰＣ鋼材２としては、細径のＰＣ鋼線・ＰＣ
＃４撚り線またはｌ）Ｃ鋼棒等を用いる。該ＰＣ鋼材２
の周囲にはコンクリートとの付着を避けるために、予め
シースやダクト（図示せず）等を配置したり或いはＰＣ
鋼材２の外表面にグリース等を塗布しておく。

上記ＰＣ鋼材２の両端部はコンクリート構造物１の両端
から露出していて、該露出端部２ａにはネジが形成され
ており、座金３とナツト４が取付けられている。

５は支圧板であって、その中央部に上記ＰＣ鋼材２の露
出端Ｑ２ａが挿通している。該支圧板５から突出してい
るＰＣ鋼材２の露出端部２ａのネジには、更に別のナツ
ト６が媒介している。

上記支圧板５の両端部とコンクリート構造物１の端面と
の間には、形状記憶合金から成る温度差伸縮板７が挟設
されている。尚、２板の温度差伸縮板７．７の間隔は、
内部のナツト４を締付は操撃　　　　　　　　　作する
ためのスパナ８等が挿入でさるよう、十分ｊ　　　　　
　　　　　な距離をもたせる。

上記形状記憶合金としでは、下記に例示するようなチタ
ンとニッケルの合金や、真ちゅうとアルミニウムの合金
等がある。

合金系　　　　　　　　　　Ｍｓ点（”Ｃ）Ｎｉ　　Ｔ
ｉ　　　　　　　　−５０〜８ＯＮｉ−ＡＩ　　　　　
　　−１８０〜１００Ｉｎ−Ｔｌ　　　　　　　　　６
（１−１００Ｃｕ−ＡＩ−Ｎｉ　　　　　−１４０−１
００Ｃｕ−ＡＩ　　　Ｚｎ　　　　　　−１８０−１０
０ＣＬＩ−Ａｕ　　　７．ｎ　　　　　　−１９０−５
（ＩＣｕ−８ｎ　　　　　　　　　　　１２０−３０Ａ
ｕ−Ｃｄ　　　　　　　　　　　　３Ｏ−１０（１尚、
」：記Ｍｓ点とはマルテンサイト変態開始温度である。

以下、上記実施例装置によるＰＣ鋼材の緊張操作につい
て説明する。

加熱すると伸び、常温に戻すと縮むタイプの形状記憶合
金を使用した場合、まず、第２Ａ図に示すように、ナツ
ト６を支圧板５に当接させた状態でバーナー８等で温度
差伸縮板７を加熱すると該温度差伸縮板７が伸びて支圧
板５を外方（左方）に押圧し、ナツト６を介してＰＣ鋼
材２を引伸ばす。

ＰＣ鋼材２が引き伸ばされると、ナツト４がコンクリー
ト構造物１の端面から離れるので、上記温度差伸縮板７
が伸びきった所で第１図に示すようにナツト４をスパナ
９で回転させ、第２Ａ図に仮想線で示すように座金３を
介しで、コンクリート構造物１の端面に締付ける。

次に、加熱を停止して、上記温度差伸縮板７を常温に戻
すと、該温度差伸縮板７は縮んで元の長さに戻り、ｆｉ
２Ｂ図に示すように、支圧板５がナツト６から離れる。

尚、温度差伸縮板７を早急に収縮したい時には、水等で
急冷しても良い。

続いて、ナツト４をスパナ等９で回転させて、仮想線で
示すように差圧板５に当接せしめてから、再び温度差伸
縮ＪＲ７を加熱して、ｔｔＳ２Ａ図に示すようにＰＣｐ
材２を緊張し、以下上記機作を必要な回数だけ繰返して
ＰＣ鋼材２を緊張する。

最後に、緊張したＰＣ鋼材２をコンクリート構造物１の
コンクリートに付着せしめて、上記支圧板５に温度差伸
縮板７等の装置ｎを取外し、プレストレス作業を終了す
る。

尚、ＰＣ鋼材２をコンクリートに付着する方法としては
、例えばシー入内にセメントミルクをグラウトしてシー
スとＰＣ鋼材と一体化する。

上記実施例では、温度差伸縮板として加熱すると伸張し
、常温に戻すと収縮する形状記憶合金を用いたが、冷却
すると収縮して常温に戻すと伸張する形状記憶合金でも
よく、或いは逆に加熱すると収縮して常温に戻すと伸張
したり、冷却すると伸張して常温に戻すと収縮する形状
記憶合金であってもよい、上記加熱・常温放置・冷却等
は温度差を生じさせる単なる温度管理操作の手段であっ
て、その合金の種類・マルテンサイト変！！闇始温度等
の性質に応じて適宜選択し得るものであり、要するに、
温度差により伸縮する合金が適宜温度管理操作により伸
張した時には、上記ＭＳ２Ａ図に示すナツト４の締め付
は操作を行い、収縮した時には第２Ｂ図に示すナツト６
の締め付は操作を行なえばよい。

−尚、温度差伸縮板の収縮作用によりＩ’Ｃ鋼材を緊張
させる装置としては、例えば第３図に示すような楕成に
すればよい。

また、」：記実施例は、ボストテンシａン方式について
説明したが、ＰＣ鋼材を上記装置を用いて緊張してから
７バツトに固定させた後、コンクリートを打設・硬化せ
しめ、ＰＣ′Ｉ４材との間の付着抵抗が十分になった時
に、該ＰＣｗＩ材の７バツト固定を解除するプレテンシ
ョン方式に利用することも出来る。

［発明の効果］ （１）伸縮量（変形ｆｉ）が大きくて発生力が大きく、
特定の温度で動作が急に起こる形状記憶合金を用いたの
で、温度管理が容易で緊張操作が簡単に出来る。

（２）単に、温度操作とナツト締め振作を行うだけで、
極めて簡単に緊張することができる。

（３）ＰＣ杭等に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部外観図、第２Ａ図
及びｆｊＳ２Ｂ図はＰＣ鋼材の緊張振作を説明する図、
ｔｊ％３図は別の実施例を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 温度差による伸縮機能を有する形状記憶合金を用いてＰ
   Ｃ鋼材を緊張せしめることを特徴とするＰＣ鋼材の緊張
   装置。