JPS62228752A - 振動ダンパ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、自動車用のクラッチに使用するのに適した振
動ダンパ組立体に関する。

（ロ）従来技術 自動車のエンジンから発せられる捩り振動を緩和する目
的で手動変速機の而の通常の自動車の摩擦クラッチにば
ねおよび摩擦を組み合わせた形式の振動ダンパを使用す
ることが良く知られていて、もしそのようにしないと、
自動車の運転中変速機および駆動ラインに衝撃荷重、振
動、騒音等好ましからざる特性をもたらす。

自動車のエンジンと変速機との間に液圧トルクコンバー
タが配置された自動変速機では、エンジンからの捩り振
動はトルクコンバータに上り液圧的に減衰され、振動ダ
ンパの必要性が無い。しかしながら、自動車の高速時に
おいてエンジンと変速機との間で直結することによって
変速機の効率を増加するためトルクコンバータにロック
アツプクラッチを加えた場合、振動が再び問題として浮
かび上がり、ロックアツプクラッチ組立体に振動ダンパ
が必要になる。

従来の振動ダンパ組立体は、減衰ばねの圧縮の限界にな
る前の移動が小さいことによりトルクコンバータのロッ
クアツプクラッチにはを効ではなかった。また、擦合い
摩擦は振動ダンパ組立体では問題になる。新しいエンジ
ン−自動変速機組み合わせに存在する捩り振動を適切に
減衰するために振動ダンパ組立体に長い移動範囲を与え
る幾つかの米国特許が最近本出願人に与えられた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、通常の擦合い摩擦
が許容され得ない手動クラッチまたはトルクコンバータ
のロックアツプクラッチ組立体に使用するための有効な
振動ダンパ組立体を提供することである。

本発明は、トルクコンバータのタービンとクラッチおよ
び振動ダンパ組立体用のピストンプレートの摩擦面と協
働する摩擦面を゛含むコンバータハウジングとの間の限
られたスペース内に嵌るようになった流線型でかつコン
パクトな設計の長移動振動ダンパに関する。ダンパ組立
体は、コンバータハウジング内に配置されたトルク入力
装置と、トルク入力装置に固定されかつ一体の駆動スト
ラップを有するダンパハウジングと、ハウジング内に配
置されかつタービンハブに接続されたハブプレートと、
ハブプレート上で円周方向に隔てられた幾つかの半径方
向アームと、ハウジング内の隣接するハブアームの間の
一つまたはそれ以上のダイナミックばねデバイダと、ハ
ブアームとばねデバイダとの間の減衰ばねとを備え、ば
ねデバイダがハウジング内に形成された円弧状溝内に入
るようになった各デバイダのローラ装置を有している。

本発明は、ばねデバイダに低いヒステリシスが要求され
るところで使用されるべきトルクコンバータのロックア
ツプクラッチ用の長移動振動ダンパに関し、そこにおい
てハブプレートが複数の円周方向に等しく隔てられた半
径方向ハブアームを有し、ハウジングがハブプレートを
包囲しかつ各ハブアームと軸方向に整合されていて内側
に片寄ったトルク入力部材すなわちストラップを有し、
複数の減衰ばねおよび複数のばねデバイダを有し、各デ
バイダがハウジングの外縁に形成された溝内に大るーっ
またはそれ以上のローラを受け、減衰ばねは関連するロ
ーラがハウジングの溝と係合するようにデバイダを外側
に偏倚する。

本発明の他の目的は、最も単純で、効率が良く、経済的
でかつ組み立ておよび運転が簡単な振動ダンパ組立体を
提供することである。

（ニ）問題を解決するための手段 本発明による振動ダンパ組立体は、トルク入力装置と係
合するようになっているトルク入力部材と、トルク出力
装置に連動された胴部および少なくとも二つの円周方向
に等しく隔てられて半径方向に伸びる一体のハブアーム
を有するハブプレートと、前記トルク入力部材に固定さ
れかつ前記ハブアームとほぼ軸方向に整合された一体の
内側に片寄った駆動ストラップを有するダンパハウジン
グと、隣接するハブアーム間に挟まれた複数の減衰ばね
セットと、ばねセットの隣接する減衰ばね間に置かれか
つローラ装置を有する一つまたはそれ以上のばねデバイ
ダとを備え、前記ハウジングが前記ローラ装置および各
ハブアームの外縁を受けている周辺溝を有して構成され
ている。

（ホ）実施例 以下、図面を参照１．て本発明の実施例について説明す
る。

第１図ないし第３図は、自動車エンジンの駆動軸に連動
されたトルクコンバータのハウジングとトルクコンバー
タ（図示せず）のタービンとの間のスペース内で使用さ
れる振動ダンパ組立体ｌＯを示す。

音通のように、トルクコンバータのハウジングはトルク
コンバータ用のインペラ（図示せず）に接続され、その
インペラはタービンと共に、自動車のエンジンと自動変
速機との間で流体継ぎ手を゛与えている。ハウジングは
、米国特許第４．４４１，５９５号に示されるような環
状のピストンプレート１２に固定された環状の摩凍リン
グと係合するようになっている環状のクラッチ面を有し
、そのピストンプレートの一部が第２図に示され、ハウ
ジングの支持面上で軸方向の往復滑り運動をする外側お
よび内側フランジ（図示せず）を有している。

ピストンプレーＨ２には一対の反対方向に皿状になった
ハウジングプレート１４．１５から成る環状のダンパハ
ウジングが固定され、各ハウジングプレートは内側に折
れ曲がった内側フランジ１６と、二つまたはそれ以上の
内側に片寄った駆動ストラップ１９によって隔てられた
長い円弧状のスロット１８のある外側に膨らんだ中央部
分１７とを有している。

ハウジングプレート１４の周囲２１はリベット２３を受
ける隔てられた開口２２のあるフランジを与え、ハウジ
ングプレートの周囲はハウジングプレート１４のフラン
ジ２１と接している半径方向フランジ２５まで伸びてい
る軸方向伸長部分２４を備えている。フランジ２５はハ
ウジングプレートを共に固定しかつハウジングをピスト
ンプレート１２に固定するリベット２３用の開口２５を
有している。軸方向部分２４および中央部分１７の縁２
８によって限定される溝２７が、後述する目的でハウジ
ングに形成されている。

ハブ胴３１が内側フランジ１６．１６内に受けられ、か
つ変速機の入力軸（図示せず）のスプライン付き端を中
で受ける内側スプラインのある中央通路をイイしている
。環状のハブプレート３４がハブ胴の小径のスプライン
端３３に受けられかつスェージ加工Ａれ一通−ζ（°叡
動ストラーｌプ１９と軸方向に整合された少なくとも二
つの半径方向に伸びるハブアーム３５が設けられている
。各ハブアーム３５は円弧状の縁３７で終わっていて発
散している縁３６を備え、その円弧状の縁はハウジング
の溝２７内に受けられていて円周方向に反対に伸びるフ
ィンガ３８を有している。

６対の隣接するハブアーム３５間には減衰ばね（５５，
５６，５７）のセットの間においてハウジング内で移動
可能な一対のばねデバイダ４１．４１が配置されている
。各デバイダ４１は、第３図に示されるように、Ｕ形の
ベース４３によって接合されたほぼ平行な側部４２．４
２を備え、各側部は円周方向反対側に伸びるフィンガ４
６（第１図）と共に円弧状外側縁４５で終わっている発
散する縁４４．４４を有している。

側部４２．４２の間に配置されたローラ４８用の中実軸
４９のシャンク部分を受ける中央に配置されたほぼＵ形
のノツチ４７が、各側部の円弧状の縁由に開口していて
、その軸は側部の外側に位置決めされかつテーバ面ずな
わち円錐面が設けられた両拡大端５１．５１をイ１°し
ている。

三つの減衰ばね５５．５６および５７のセットは、ばね
デバイダ４１，４１がばね５５と５６との間およびばね
５６と５７との間に配置されるようにして、隣接するハ
ブアーム３５の間に位置決めされている。各デバイダ４
１の発散する縁４４上への減衰圧縮ばねの作用はデバイ
ダを半径方向外側に偏倚し、その結果ローラ４８はハウ
ジングの溝２７の軸方向部分と係合し、軸の拡大端の円
錐面５２は円弧状スロット１８の外側縁を限定するプレ
ート１４．１５の隣接する曲面５９に接近している。ば
ねがデバイダ４１および′１ｆＩｔ２７内で動くローラ
４８に作用する結果として、部品間の通常のこすり摩擦
は減衰作用中実質的の除去される。単一の圧縮ばねとし
て示されているが、各減衰ばねは二つまたはそれ以上の
同心の組み合わされたばねで良く、かっばね５５．５６
、および５７は要求される減衰特性によって異なるばね
特性を有していても良い。

動作時、ピストンプレート１２およびダンパ組立体１０
はトルクコンバータのタービンと共に低い回転速度で回
転し、かつエンジン速度が上昇すると、インペラの回転
速度はコンバータ内の流体圧を上昇させて多くの流体を
タービンに循環させる。インペラの回転速度が所定のレ
ベルに達すると、コンバータ内の流体圧が上昇し、ピス
トンプレート１２を、摩擦面が係合しかつハウジングが
流体継手の固有の滑りなしでクラッチを介してピストン
プレート１２およびタービンを直結駆動するように、軸
方向に動かず。ピストンプレートが回転するとダンパハ
ウジングが回転し、その結果各駆動ストラップ１９は減
衰ばね５５に作用し、それにより第１のばねデバイダ４
１に作用し、第２の圧縮ばねを圧縮する。ばね５６の動
作５６は第２のばねデバイダ４１に作用し、そのばねデ
バイダは第３のばねを圧縮し、ばね５７はハブプレート
３４および胴を回転しかつ変速機入力軸を回転して自動
変速にするようにハブアーム３５に作用する。

第４図ないし第６図は第２の実施例の振動ダンパ組立体
６１を示し、そこにおいて第１の実施例と同じ部品は同
じ参照番号に添え字ａを付して示されている。振動ダン
パ組立体は環状のピストンプレート１２ａを備え、その
ピストンプレートの一部は第５図において示されていて
、トルクコンバータのハウジングの内面と摩擦係合すよ
うになっている。ピストンプレートは液圧のもとでトル
クコンバータ内からクラッチ面と係合するように軸方向
に滑動可能である。ハブ胴３１ａは変速機の入力軸のス
プライン付き端を受けるスプライン付きの中央通路を有
し、かつハブ胴３１ａに固定されたハブプレート３４ａ
は複数の円周方向に隔てられていて半径方向外側に伸び
るハブアーム３５ａを有している。ハウジングはプレー
ト１４ａ、１５ａを備え、各プレートはハブ胴に軸受け
られた内側フランジ１６ａと、内側に片寄った駆動スト
ラツプ１９ａによって隔てられた側壁１７ａの円弧状ス
ロット１８ａと、リベット２３ａにより互いに接続され
かつピストンプレート１２ａに固定された半径方向フラ
ンジ２１ａおよび２５ａに隣接する周辺溝２７ａとを有
している。

減衰ばね５５ａ、　５６ａおよび５７ａの間には一対の
ダイナミックばねデバイダ６２が配置され、各デバイダ
はＵ形のベース６４（第５図）によって接合された平行
な側部６３．６３を有している。側部は減衰ばねと係合
する発散する縁６５と反対方向に伸びるフィンガ６７（
第４図）のある円弧状外側縁６６とを有している。

一対の隔てられたＵ形のノツチ６８が各円弧状の繰向に
開口し、各ノツチは側部６３．６３間に配置された中央
ローラ７１用の軸７２のシャンク部分を受けている。軸
は側部６３とハウジングの溝２７ａの外側部７４との間
に受けられた拡大した円形面７３で終わっている。軸の
各端の円錐の中央突起７５は円弧状スロット１８ａの曲
がった縁５９ａに密接している。

このダンパ装置は、通常振動ダンパ組立体に関係するこ
すり摩擦を実質的に除去するように、第１図ないし第３
図に示されたダンパと同じ方法で動作する。このダンパ
組立体はトルクコンバータのロックアップクラッヂのピ
ストンプレートと共に使用するように示されているが、
手動変速機用の摩擦クラッチプレートにも組み込み得る
。また、ハブおよびハウジングは対向して配置されたハ
ブアームおよび駆動ストラップ、対のばねデバイダ並び
に三つの減衰ばねのセットと共に示されてぃるが、二つ
以上の円周方向に等しく隔てられたハブアームおよび駆
動ストラップがこの組立体に使用されても良く、同様に
、隣接するハブアーム間の一つまたはそれ以上のばねデ
バイダおよび適当な数の減衰ばねが使用されても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の長移動振動ダンパ組立体の一部を取り
除いた後立面図、第２図は第１図の不規則線２−２に沿
って切断した振動ダンパ組立体の横断面図、第３図はハ
ウジングと係合しているローラのあるばねデバイダの拡
大横断面図、第４図は振動ダンパ組立体の第２の実施例
の一部を取り除いた後立面図、第５図は第４図の不規則
線５−５に沿って切断した振動ダンパ組立体の横断面図
、第６図はローラのある第４図および第５図のばねデバ
イダの拡大部分横断面図である。 ｌ０１６１：　　振動ダンパ組立体 １２．１２ａ：　ピストンプレート １４．１５．１４ａ、１５ａ：　プレート（ダンパハブ
アーム）１９．１９ａ：駆動ストラップ ２７．２７ａ　　溝　　　　　　　３１．３１ａ：　ハ
ブ胴３４．３４ａ：ハブプレート　　３５．３５ａ：ハ
ブアーム４１．６２：　　デバイダ　　　４８．７１：
　　ローラ装置５５．５６．５７．５５ａ、５６ａ、５
７ａ：減衰ばね外５名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、トルク入力装置と係合するようになっているトルク
   入力部材（１２）と、トルク出力装置に連動された胴部
   （３１）および少なくとも二つの円周方向に等しく隔て
   られて半径方向に伸びる一体のハブアーム（３５）を有
   するハブプレート（３４）と、前記トルク入力部材に固
   定されかつ前記ハブアームとほぼ軸方向に整合された一
   体の内側に片寄った駆動ストラップ（１９）を有するダ
   ンパハウジング（１４、１５）と、隣接するハブアーム
   （３５）間に挟まれた複数の減衰ばねセット（５５、５
   ６、５７）と、ばねセットの隣接する減衰ばね間に置か
   れかつローラ装置（４８または７１）を有する一つまた
   はそれ以上のばねデバイダ（４１、４１または６２、６
   ２）とを備え、前記ハウジングが前記ローラ装置および
   各ハブアームの外縁（４５）を受けている周辺溝（２７
   ）を有している、駆動部材と被駆動部材との間でトルク
   を伝達する振動ダンパ組立体（１０）。 ２、各ばねデバイダ（４８または７１）がＵ形のベース
   （４３または６４）によって接合された一対のほぼ平行
   な側部（４２、４２または６２、６２）を備え、各側部
   が円弧状の外縁（４５または６６）内で終わっている発
   散する縁（４４または６５）を有し、各外縁が前記ロー
   ラ装置を受けるように中で開口している少なくとも一つ
   のＵ形ノッチ（４７または６８）を有する特許請求の範
   囲１に記載の振動ダンパ組立体。 ３、前記ローラ装置が前記ノッチ（４７または６８）内
   で受けられている軸（４９または７２）と、平行な側部
   の間に配置された中央のローラ（４８または７１）とを
   備えている特許請求の範囲２に記載の振動ダンパ組立体
   。 ４、前記軸（４９または７２）が前記平行なデバイダの
   側部の外側の拡大した端部（５１または７３）で終わっ
   ている特許請求の範囲３に記載の振動ダンパ組立体。 ５、前記拡大した軸の端部（５１）が前記ハウジングの
   内面（５９）に隣接して配置された円錐面（５２）を有
   する特許請求の範囲４に記載の振動ダンパ組立体。 ６、前記軸（７２）がハウジングの内面（５９ａ）に密
   に隣接して配置された拡大端（７３）を越えて円錐の突
   部（７５）内で終わり、前記拡大端が前記デバイダの側
   部と前記ハウジングとの間に配置されている特許請求の
   範囲４に記載の振動ダンパ組立体。 ７、各ばねデバイダ（６２）が一対のローラ装置を受け
   ている一対のＵ形ノッチ（６８）を有している特許請求
   の範囲６に記載の振動ダンパ組立体。 ８、各ばねデバイダ（４８または７１）の発散する縁（
   ４４または６５）が隣接する減衰ばね（５５、５６、５
   ７）と係合し、それによって前記ばねはデバイダ（４８
   または７１）をハブプレート（３４または３４ａ）から
   前記ハウジングの溝（２７または２７ａ）に向かって偏
   倚する特許請求の範囲１に記載の振動ダンパ組立体。