JPS62220957A - 傾斜型殖版機における感光材料の給排装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば特開昭５７−１０１４６号公報（注：
ＵＳＰ４，３５１，６１０）に記載されたように、傾斜
した焼付テーブルを有する傾斜型殖版機において、２８
版などの感光材料を自動的に給排する感光材料の給排装
置に関する。

く従来技術〉 焼付テーブルを傾斜させて配置した焼付機などにおける
感光材料の給排装置は、例えば特開昭６０−６１７５３
号公報にその１例が開示されている。この装置は、版材
を平置または立掛は可能とした給版台と、給版台に添設
されており、駆動手段によって給版台におかれた版材を
前傾して吸着保持し再び所要の姿勢に起立復帰可能とな
した展開保持枠と、版材に所定の露光を施こすための版
材処理装置と露光済の版材を収納するための徘版台と、
上記給版台および展開保持枠さらに排版台と版材露光装
置いずれに対しても対面配置が可能に位置移動できるよ
う搬送機構に取り付けられた移動保持枠とからなり、展
開保持枠が版材を吸着保持して所要の起立姿勢をとると
移動保所枠が排版台面から展開保持枠に対向する位置ま
で移動して同保持枠から版材を吸着することに上り受取
り、版材露光装置の版材支持台面まで移動して吸着を解
除することにより同支持台に版材を引渡し、該動作完了
と同時に排版台面まで移動して版材露光装置による所要
作業完了まで待機し、同作業完了と同時に上記版材支持
台面まで移動して露光済の版材を吸着することにより受
取り、再び排版台面まで移動し、吸着を解除することに
より排版台上に版材を引渡す動作をなすように構成され
ている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 かかる給排装置においては、焼付機などの版材露光装置
本体とは別個に、給版台、排版台、移動保持枠などを配
設する必要があるため、かなりのスペースが必要となる
。ところで、殖版機を傾斜型とする主なる目的は、その
占有スペースを少しでも小さくする二とにあり、上述し
たように広いスペースを必要とする給排装置を設けるこ
とは、傾斜型とした本来の目的と相反することになる。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記問題点を解決するための手段として、傾
斜型殖版機における傾斜した焼付テーブルの側方に並置
され、該焼付テーブルを実質的に同角度で傾斜した状態
で配設される感光材料の供給台と、供給台の両側端にそ
の端縁に沿って配設され、上下方向に同期して移動する
一対の移動手段と、移動手段にその両端を保持され、移
動手段の移動に伴って供給台に沿って移動する感光材料
の支持部材と、感光材料の吸着保持手段を有し、少なく
と１焼付テーブルと供給台の間を左右方向に移動する搬
送手段とを有する傾斜型殖版機における感光材料の給排
装置を提供するものである。

く作　用〉 焼付けの終了した感光材料を、搬送手段によりエンドレ
スチヱンなどの移動手段に保持された感光材料の支持部
材上に排出した後、移動手段の移動により支持部材と共
に上方へ移動させることにより、その後方に位置する感
光材料の供給台より次の感光材料の供給をおこなうこと
ができる。

〈実　施　例〉 以下、本発明に係る実施例装置を、図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明に係る給排装置の正面図であり、この図
において２は殖版機本体、４は感光材料給排部である。

また第２図は第１図における殖版機本体２の左側面図で
あり、第３図は第１図における給排部４の側版等を取り
外して見た右側面図である。なお、この明細書において
、上下方向及び左右方向とは、後述する感光材料の焼付
テーブル６に沿っての方向を指し、前後方向とは焼付テ
ーブル６面に垂直な方向を指すものとする。

これらの図において、６は感光材料を図示しない位置決
めビンにより位置決めして装着する焼付テーブルであり
、ｔｊＳ２図に示したように例えば水平から７０°程度
の角度θだけ傾斜して設けられている。８はその内部に
光源と、原版を保持した原版ホルダーとを有する原版架
台であり、この原版架台８は第１図において左右方向に
移動可能な架台１０に沿って、上下方向に移動可能な構
成となっている。殖版機本体２により殖版焼付をおこな
う際には、架台１０及び原版架台８の移動により、原版
架台８に装着した原版ホルダーを焼付テーブル６上に装
着された感光材料における所望の位置まで移動させ、そ
の位置で原版を感光材料に密着させて光源を点灯する動
作をくり返すことにより焼付をおこなう。

１２は支持アーム１４・１６及び吸盤フレーム１８・２
０を有し、架台１０に支持された搬送装置であり、架台
１０の移動に伴い左右方向に移動する。搬送装置１２の
支持アーム１６は、第４図に示したようにガイド部材２
２に配設されたねじ２６をゆるめることにより、レール
２４に沿って上下方向に移動可能な構成となっている。

また、１最送装置１２の吸盤フレーム２０は、一対のガ
イド部材２８を介して支持アーム１６に支持されており
、支持アーム１６に配設されたモータ３０におけるピニ
オン３２の駆動をラック３４で受けることにより、支持
アーム１６に対して垂直な方向（前後方向）に移動する
構成となっている。吸盤フレーム２０の焼付テーブル６
に対向する面には、第３図及び第４図に示したように、
感光材料を吸着保持するための複数個の吸盤３６が配設
されている。支持アーム１４も、上述した支持アーム１
６と同様上下方向に移動可能であり、また、吸盤フレー
ム１８も、吸盤フレーム２０と同様焼付テーブル６に対
向する面に複数個の吸盤３６を有し、モータ３０の駆動
により支持アーム１４に対して垂直な方向（前後方向）
に移動可能な構成となっている。上述した一対のモータ
３０は電気的に同期して回転するよう構成されており、
従って吸盤フレーム１８・２０は同期して前後方向に移
動する。

なお、上述した支持アーム１４の上下方向の移動は、搬
送装置１２を使用しない場合において、焼付テーブル６
への感光材料の装着を容易にするためのものであり、ま
た、支持アーム１６の上下方向の移動は焼付テーブル６
へ装着する感光材料の上下方向のサイズの変化に対応す
るためのもである。

４０は出没自在な複数体の位置決めピン４２により、複
数の感光材料を位置決めして装着する感光材料の供給台
であり、前述した焼付テーブル６と同一角度で傾斜して
いる。供給台４０の両側方には、一対のチェ２４４が配
設されており、該チェ２４４は第５図に示したように、
スプロケット４６に連結されたモータ４８の駆動により
、上下方向に同期して移動する。

５０はその両端を一対のチェ２４４に支持され、これに
排出される露光済み感光材料の下端の位置を規制する支
持金具であり、また５２はその両端を金具５４を介して
上記一対のチェ２４４に支持され、そこに排出される当
該感光材料の背面を支持する支持バーである。支持金具
５０及び支持バー５２は、一対のチェ２４４の移動に伴
い、感光材料の供給台４０に沿って上下方向に移動する
。

５６は、供給台４０の上部に配設され、後方に向って湾
曲する露光済み感光材料のガイド部であり、支持板５８
間に支持された複数の軸６０及び紬６０の周囲に回転可
能に支持された複数のローラ６２より構成されている。

つぎに、上述した装置における感光材料の給排動作につ
いて説明する。

作業を開始するまえに、供給台４０上に複数の感光材料
を重ねて位置決めピン４２により位置決めして装着して
おく。この状態を第５図において二点鎖線７０で示すが
、この図においては一枚の感光材料しか図示していない
。

この状態で装置を始動すると、まずモータ４８の駆動に
より一対のチェ２４４にその両端を支持された支持金具
５０及び支持バー５２が、第３図及び第５図に実線で示
した位置より上昇し、支持金具５０がｆｊＳ５図に示す
二点鎖線の位ｒ！ｉ？３に達した時停止する。つぎに架
台１０が第１図における右方向に移動し、搬送装置１２
が第１図において二点鎖線で示す位置７２に達した時停
止する。

つづいて、モータ３０の駆動により吸盤フレーム１８・
２０が供給台４０の方向に近接し、そこに装着された最
上部の感光材料を吸盤３６により吸着保持し、しかる後
、供給台４０から離隔することにより感光材料を供給台
４０より取り出す。このとき、支持金具５０及び支持バ
ー５２は、供給台４０の上部まで移動しているので、感
光材料を取り出す際に支障をきたすことはない。

つぎに架台１０の移動により、搬送装置１２を焼付テー
ブル６に対応する位置まで移動させた後、モータ３０の
駆動により吸盤フレーム１８・２０を焼付テーブル６方
向に近接させることにより、感光材料を焼付テーブル６
上に位置決めピン（図示せず）により位置決めして真空
吸着により装着保持する。このとき、同時に、モータ４
８の駆動により一対のチェ２４４が移動し、支持金具５
０及び支持バー５２が第３図及び第５図において実線で
示した位置まで復帰する。

この状態で架台１０及び原板架台８を移動させて所望の
殖版焼付をおこなう。

感光材料の焼付が終了すれば、架台１０の移動により搬
送装置１２を上述した感光材料の装着時の位置まで復帰
させ、吸盤フレーム１８・２０により焼付けの終了した
感光材料を吸着保持する。

つづいて架台１０の移動により搬送装置１２が第１図−
二示した二点鎖線の位置７２まで移動し、吸盤フレーム
１８・２０が供給台４０方向に若干近接する。この状態
で吸盤３６へ空気を供給することにより、そこに吸着保
持した感光材料を支持バー５２上に排出する。このとき
、感光材料はその背面を支持バー５２により支持され、
その下端を支持金具５０により支持される。このときの
状態を第５図において二点鎖線７４で示す。

つづいて、次の殖版焼付をおこなうべｂ感光材料を吸盤
フレーム１８・２０で吸着保持するため、チェ２４４の
駆動により支持金具５０及び支持バー５２が上昇する。

これに伴い焼付けを終了した感光材料も上昇するが、感
光材料は支持バー５２がスプロケット４７の位置を通過
した後には、その背面をガイド部５６のローラ６２によ
り支持されて上昇し、その自重により、第３図に示した
ようにローラ６２に沿って湾曲した状態７６となる。

上述した給排動作を必要な回数だけくり返すことにより
、複数枚の感光材料への所望の殖版焼付が終了する。な
お、上述した動作において感光材料の上下方向のサイズ
の変化に対応するため支持アーム１６の位置を調整する
場合には、感光材料排出時における支持金具５０の位置
も、それに対応する位置で停止するように構成しておく
ことが望ましい。

上述した実施例においては、搬送装置１２を殖版機本体
２の架台１０により支持した場合について述べたが、架
台１０と独立して移動しうる構成とすることら可能であ
る。また、エンドレスチェン４４に代えて、タイミング
ベルトなどの移動手段を使用しうろことは言うまでもな
い。

さらに、上述した実施例装置は、焼付テーブル６及び供
給台４０を７０°程度傾斜させたものであるが、この傾
斜角θは９０°以下の任意の角度を選択できる。ただし
この角度θを小さいしのとした場合には装置全体の占有
スペースが大きくなる。

〈発明の効果〉 本発明に係る傾斜型殖版機における感光材料の給排装置
は、以下に述べる諸効果を奏する。

■　感光材料の支持部材により構成される感光材料排出
部と感光材料の供給台とを前後に重畳させて配設し、感
光材料の供給時には感光材料を排出する排出部を上方向
へ移動させる構成となっているため、装置全体の占有ス
ペースを小さくする二とができる。

■　搬送手段を殖版機における架台により支持した場合
には、機構が簡略化できるぽかりでなく、搬送手段を、
殖版焼付のため高精度で移動する架台と同一の精度で移
動させることができるので、感光材料をより正確に焼付
テーブル上に装着することができる。

（♂　移動手段をエンドレスチェンやタイミングベルト
などで構成した場合には、支持部材により構成される排
出部が感光材料の供給台の上方に至るまで上昇すること
がないので、供給台上方の必要なスペースを小さくする
ことができる。

■　供給台の上部に、後方に湾曲する１４１部を設けた
場合においては、ガイド部が湾曲していない場合に比べ
、上方向に必要なスペヘースを小さくすることができる
。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明に係る実施例を示すものであり、
第１図は給排装置の正面図、第２図は第１図の殖版機本
体の左側面図、第３図は！＠１図の給排部の側板等を取
り外して見た右側面図、第４図は搬送装置の一部を示す
正面図、第５図はｆｊＳ３図の一部拡大概要図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、傾斜型殖版機における傾斜した焼付テーブの側方に
   並置され、該焼付テーブルと実質的に同角度で傾斜させ
   て配設された感光材料の供給台と、該供給台の両側端に
   その端縁に沿って配設され、上下方向に同期して移動す
   る一対の移動手段と、該移動手段にその両端を保持され
   、移動手段の移動に伴つて供給台沿いに移動する感光材
   料の支持部材と、感光材料の吸着保持手段を有し、少な
   くとも焼付テーブルと供給台の間を左右方向に移動する
   搬送手段とを有することを特徴とする傾斜型殖版機にお
   ける感光材料の給排装置 ２、搬送手段が、殖版機の架台に支持された特許請求の
   範囲第１項に記載の傾斜型殖版機における感光材料の給
   排装置 ３、供給台の上部に、後方に向つて湾曲する感光材料の
   ガイド部を配設した特許請求の範囲第１項又は第２項い
   ずれかに記載の傾斜型殖版機における感光材料の給排装
   置