JPS62215773A

JPS62215773A - コンクリ−ト建物の補修工法

Info

Publication number: JPS62215773A
Application number: JP5798086A
Authority: JP
Inventors: 松永　章
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-03-14
Filing date: 1986-03-14
Publication date: 1987-09-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、経時によってコンクリート建物に発生した亀
裂、浮モルタル部などの被補修部を補修する工法の改良
に関する。

従来技術と問題点コンクリート建物に発生した亀裂、浮モルタル部などの
被補修部に補修剤注入孔を穿孔するか、或いは被補修部
に注入器を配置し、上記注入孔又Ｃ４Ｌ悸λ然φ為ム汎
蔗笛ナル鉛Ｃ田：イ詰舖ａｓｃ　ｍ　ｒ　ｉ、會故剤を
注入している。そして、補修剤注入の除に注入部以外の
被補修部から補修剤が流出することを防止するため、注
入部以外の被補修部にシールを施こしている。

このように補修剤性入部以外の被補修部をシールして完
全密閉すると、該被補修部内のエアが脱出口を失なって
封入されたままとなるため、その封入エアが補修剤の注
入によって圧縮され、補修剤が被補修部の隅々にまでく
まなく充填されることを阻止し、完全な補修を行ない得
ないという間１点を有すると共に１上記圧縮された封入
エアのために壁に剥落の危険が生じるという問題点があ
る。

本発明は、かかる問題点に着目してなしたもので、コン
クリート躯体に発生した被補修部内の気圧と、コンクリ
ート６体外部の気圧との差を利用して補修剤を注入し、
その注入した補修剤を被補修部の隅々までくまなく充填
でき、仕上りのよい補修を能率よく行ない得るすぐれた
補修工法の提案を目的とする。

問題点解決のための手段本発明は、上記発明の目的を達成するため、コンクリー
ト躯体に発生した被補修部の内部気圧をコンクリート躯
体の外部気圧よシも強制的に低圧にして補修剤を注入す
るという補修工法を提案する。

作用効果本発明は、上記手段からなるので、低圧の被補修部内に
補修剤をスムースに注入しえるのみならず、その注入さ
れた補修剤を速やかに隅々までくまなく充填することが
できる。そして、補修剤の注入作業中は、被補修部を格
別な高圧で加圧し々いので、壁が剥落する心配を解消せ
しめ得る１、よって、浸水の心配が極減するきれいな仕
上りの補修になし得ると共に、補修作業を能率よく行な
うことができる。

実施例いくつかの実施例を図面について使用器具類例、補修工
法の順に説明する。

第１図及び第２図は、第１例を示すもので、コンクリー
ト躯体（１）に発生した亀裂、浮モルタル部などの被補
修部（２）にエア抜きのだめの適数のストップパルプ（
４）と補修剤注入のための適数の注入パルプ（５）とを
据付け、ストップパルプ（４）を不図示の夾雑物用タン
クを介して真空ポンプ（６）に接続し、該ポンプを運転
すれば、被補修部（２）内のエアが抜取られ、その補修
部内の気圧がコンクリート躯体（１）外部の気圧（大気
圧）よシも低圧ならしめられるようにし、注入パルプ（
５）を補修剤（３）の充填された補修剤タンク（７）に
接続し、不図示のコンプレッサーを利用して補修剤タン
ク（７）内の補修剤（３）を注入器（５）から被補修部
（２）内に注入しえるようにする。

前記夾雑物用タンクは、コンクリート躯体（１）の被補
修部（２）内に存在する塵埃、該補修部から発生するコ
ンクリート微粉及び水分などをエア抜きの際に収容し、
それらが真空ポンプ（６）内に吸入されることを防止す
るためのタンクであり、被補修部（２）内の気圧変化を
計測するための圧力計、水抜きコック、夾雑物の溜り具
合を計測する窓ゲージなどを備えている。ストップパル
プ（４）及び注入器（５）の−例は、シリンダー（４０
１）、（５０１）の天板の偏心位置に透孔（４０２）　
、（５０２）をそれぞれ開穿し、シリンダー（４０１）
％Ｃ回動自在に被せるキャップ（４０３）、（５０３）
の基部側偏心位置から先部中心位置にわたって通気路（
４０４）、注入路（５０４）をそれぞれ開設し、各キャ
ップ（４０３）、（５０３）に接続ホース（４０５）、
（５０５）の中空ジョインター（４０６）、（５０６）
を接続せしめ、その接続ホースでストップパルプ（４）
を夾雑物用タンクを介して真空ポンプ（６）に接続し、
その接続ホースで注入パルプ（５）を補修剤タンク（７
）に接続し、補修作業を開始しえるように準備を終る。

しかして、ストップパルプ（４）及び注入パルプ（５）
は、コンクリート躯体（１）の損傷程度に応じて多数の
パルプを無数の被補修部（２）の適所に据付け、各パル
プ（４）の接続ホース（４０５）・・・を夾雑物用タン
クに集中接続せしめて１基の真空ポンプ（６）に接続し
、各パルプ（５）の接続ホース（５０５）・・・をコン
プレッサーを介して適数の補修剤タンク（７）に接続せ
しめ、一度に多くの被補修部（２）からエア抜きを行な
い得るようにし、同時に該被補修部に大量の補修剤（３
）を注入し得るようにする。ストップパルプ（４）及び
注入パルプ（５）は、同じ構造のパルプを別用途に用い
た例を示したが、これに限定されるものではなく、それ
ぞれの用途に応じて別構造のパルプを用いてもよい。

次に、補修工法を図に従って説明する。

第１図及び第２図は、被補修部（２）内のエアを予め抜
き取った後に補修剤（３）を注入する工法を示したもの
で、まず注入パルプ（５）を予め閉めておき、ストップ
パルプ（４）を開け、真空ポンプ（６）を運転して被補
修部（２）内のエアを抜きとシ、その補修部内を強制的
に低圧ＫＬ、ストップパルプ（４）を閉める、。

そして、注入パルプ（５）を開け、コンプレッサーを運
転して補修剤（３）を被補修部（２）内に注入する。

第３図は、被補修部（２）内のエアを抜取りながら、補
修剤（３）を同時に注入する工法を示したもので、スト
ップパルプ（４）及び注入パルプ（５）を開け、真空ポ
ンプ（６）を運転して被補修部（２）内のエア抜きを開
始する一方、コンプレッサーを運転して補修剤（３）の
注入を開始し、被補修部（２）内のエアを補修剤（３）
に替えてしまう。

これらの工法は、いずれも被補修部（２）内の気圧と、
コンクリート躯体（１）外の気圧との差を利用して、即
ち、被補修部（２）内の気圧を低圧にして補修剤（３）
を注入するから、その補修剤の注入を容易に行ない得る
だけでなく、注入した補修剤（３）を被補修部（２）の
隅々までくまなく充填することができ、さらには、補修
剤（３）の注入作業中に被補修部（２）に対してなんら
高圧をかけないので、壁の剥落を心配せずに安心して作
業することができると共に、被補修部（２）が著しく沢
山発生している場合でも、ストップパルプ（４）及び注
入バルブ（５）を被補修部（２）に沢山据付ければ、一
度に補修することが可能になり、補修作業な１躇的に能
率化することができる１、そして、補修剤（３）が被補
修部（２）の隅々までくまなく充填されるので、きれい
な仕上りの補修部になる。また、これらの工法は、水中
、地下などにおけるコンクリート躯体（１）の補修に利
用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明補修工法の第１例を示す説
明図、第３図は第２例を示す説明図である。図中（１）・・・コンクリート躯体（２ン・・・被補修部（３）・・・補修剤

Claims

【特許請求の範囲】

コンクリート躯体に発生した亀裂、浮モルタル部などの
被補修部の内部気圧をコンクリート躯体の外部気圧より
も強制的に低圧にして補修剤を注入することを特徴とす
るコンクリート建物の補修工法。