JPS62211093A - シリンダ−ミシンの差動送り機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はミシンの差動送り機構に関し、ことに小径の
シリンダーベッド内に装備することができる構造のコン
パクトなシリンダーミシンにおける差動送り機構に関す
る。

従来技術 ミシンの差動送り機構として知られるものに特公昭４４
−８７１４号に代表されるタイプのものがある。この機
構は主送り歯を取着した主送り台と差動送り歯を取着し
た差動送り台とが、各一端においてそれぞれ機枠に回動
可能に軸支される角駒を摺動可能に嵌合するとともに中
間部に主軸に外嵌の偏心輪に回動可能に外嵌する角駒を
摺動可能に嵌合し、しかも主軸に連動して揺動する揺動
軸に固着の主送り台用アームと差動送り台用アームにそ
れぞれリンク機構を介して連結され、主軸の回転により
一端の角駒を支点として上下に揺動すると−もに揺動軸
の揺動により前後に往復動するようになっており、これ
により各送り歯が前後動並びに上下動よりなる四運動を
行うが、各送り台が一端の角駒を支点として上下にｔ１
動するため送り歯も傾斜して針板上面に用役する。か−
る傾斜によって生ずる主送り歯と差動送り歯の送り歯上
面の段差は、各送り台一端を支持する角駒が縫製部より
かなり離れている場合には少なくなり、縫製に左程大き
な影響を与えないが、小径のシリンダーベッド内のよう
に、上記角駒を縫製部近くに設けねばならない場合には
比較的大きくなり縫製に影響を与えるようになる。

上記の問題は実公昭４８−２３０３号に示されるように
、送り台の両端を同時に上下動させて送り歯上面を常に
水平に保ちながら所定の送り運動をさせる機構を採用す
ることにより解消することができ、送り効率を向上させ
ることができるが、この機構による場合も前記した機構
と同様、主送り台と差動送り台の両送り台に各々異なっ
た前後動をさせて差動送りをさせるために主軸に連動し
て揺動する揺動軸に主送り用アームと差動送り用アーム
を固着して両送り台とそれぞれリンク機構によって連結
しており、こうした主送り用アームや差動送り用アーム
をシリンダーベッド内の限られたスペース内に設けるの
は難しく、したがって実公昭４８−２３０３号に示され
る上述するような機構を採用するにしてもベッドの内径
を小さくするのには限度があり、子供服のように径の小
さな筒状部を有する被縫製物は縫製することができなか
った。

発明が解決しようとする問題点 この発明は送り台を常に水平に保ちながら上下動させる
送り機構の前後動機構に改良を加えることによって小径
のシリンダーベッド内に収めることができるようにした
シリンダーミシンの差動送り機構を提供することを目的
とする。

問題点を解決するための手段 本発明によれば、そのため主送り歯を取着した主送り台
と、差動送り歯を取着した差動送り台と、両送り台の各
一端を水平方向に摺動可能に支持し、主軸に連動しｔ上
記各一端を上下動させる第一の上下動機構と、両送り台
の各他端を水平方向に摺動可能に支持し、主軸に連動し
て１工動或いは回転する軸に連結されて上記各他端を各
一端の上下動と同時にかつ同量上下動させる第二の上下
動機構と、主軸に連動して両送り台を前後動させる前後
動機構とを有するシリンダーミシンの差動送り機構にお
いて、上記前後機構は、主軸に連動して揺動するレバー
或いは主軸に連動して案内体に沿って摺動するスライダ
ー等よりなる駆動手段と、機枠に固定或いは回転可能に
軸支される軸、該軸に軸支される角駒或いはレバー等よ
りなる支持手段と、一端を駆動手段に、他端を支持手段
にそれぞれ連結し、駆動手段によって前後に往復運動す
る差動調節台と、主送り台と差動調節台のいづれか一方
及び差動送り台と差動調節台のいづれか一方に設けられ
る案内手段と、他方に設けられ、上記案内手段に上下方
向に摺動可能に係合する主送り台用の第一の係合手段及
び差動送り台用の第二の係合手段と、上記差動調節台の
運動を制御し、主送り台と差動送り台の前後運動量比を
調節する調節手段を有する差動送り機構が提供される。

ここで第一及び第二の上下動機構は主軸及び該主軸に連
動して揺動或いは回動する軸に固定の偏心輪或いはクラ
ンクからそれぞれ構成され、偏心輪或いはクランクピン
に好ましくは角駒が嵌合される。

差動調節台の往復運動は往復直線運動と上下方向への揺
動を伴う前後動を含むもので、前者の場合には主送り歯
と差動送り歯の布送り量が同じで差動送りが行われず、
後者の場合には両送り歯の布送り量が異なって正或いは
逆の差動送りが行われる。

案内手段は長溝、長孔、凸条等からなり、第一及び第二
の係合手段はこれらに摺動可能に嵌合する角駒、凹溝を
備えたスライダー等からなる。案内手段はまた第一及び
第二の係合手段に対し個別に、例えば主送り台と差動送
り台にそれぞれ、若くは差動調節台に一対或いは差動調
節台に一つ、主送り台と差動送り台のいずれか一方に一
つソ゛つ設けてもよいが、好ましくは構造を簡素化する
ため差動調節台に一つ設けられ、第一及び第二の係合手
段がともにその上下に摺動可能に係合するようにされる
。

調節手段は駆動手段が例えばレバーである場合、その揺
動中心を変えるための機構、例えば円弧溝を備えた固定
金具と、レバー基端に突設され、円弧溝に慴動可能に嵌
合するピンと、該ピンを円弧溝の任意の位置に固定する
締付ネジとからなるか、或いは足踏ベタルの踏込み操作
によって回動するクランクと、該クランクと上記レバー
を連結するリンク機構とからなり、また駆動手段がスラ
イダーである場合、案内体の傾きを変えるための機構、
例えば案内体を固着した調節軸と、該軸に連結され、足
踏ベタルの踏込み操作によって作動するクランクレバー
機構とからなる。

支持手段は上述するように主軸、主軸に連動して揺動或
いは回転する軸、固定軸など既設或いは新設の軸、該軸
に軸支される角駒、支持レバー等よりなるが、このうち
既設の軸に軸支される角駒を使用するのが最も望ましい
。軸を直接使用する場合、高速ミシンではことに軸自体
及び該軸を嵌合する差動調節台の摩耗が激しくなるのに
対し、角駒を使用するとこうした摩耗が少なくなり、ま
た支持レバーを使用する場合と比べてもスペースをとら
ず、しかも質量も小さいため慣性による縫い作業への影
響が少なくなるからである。

作用 次に作用を第７Ａ−Ｃ図に基づいて説明する。

駆動手段１により差動ｌ目節台２が前後に往復直線運動
或いは支持手段３を支点として上下に揺動しながら前後
運動をすると、第一及び第二の係合手段４．５が図示し
ない上下動機構により案内手段６に沿って摺動しながら
これらに連結される図示しない主送り台及び差動送り台
をそれぞれ前後動させる。このとき往復運動する案内手
段６の瞬間中心が下方に位置し、この回りに案内手段６
が回動する時には（第７Ａ図）、上方の係合手段４の前
後運動量が下方の係合手段の前後運動量よりも大きくな
り、逆に案内手段６の瞬間中心が上方に位置するときに
は下方の係合手段の前後運動量の方が上方の係合手段の
それよりも太き（なる（第７Ｃ図）、シたがっていづれ
にしても差動送りが行われる。差動調節台２が第７Ｂ図
に示めすように近似直線運動を行い、案内手段６が平行
運動を行うときには係合−Ｆ段４．５の位置によって前
後運動量に差を生じないため両送り台の前後運動量が同
」となり差動送りは行われない。

なお図示するものでは第二の係合手段５は支持手段３と
ピン７を結ぶ線上に設けられていないが、差動比を大き
くとれることから該線上に設定するのが望ましい。

実施例 主送り歯１１を備えた主送り台１２及び差動送り歯１３
を備え、主送り台に添設の差動送り台１４にはその双方
にそれぞれ各一端の二叉に主軸１５に固着の偏心輪１６
に外嵌する角駒１７が前後方向に摺動可能に嵌合すると
ともに各他端の二叉に主軸１５とリンク機構１８を介し
て連結され、主軸１５に連動してｔ駆動する揺動軸１９
に固着のクランクピン２１に嵌合する角駒２２が上記角
駒１７と同様、前後方向に摺動可能に嵌合しており、主
軸１５の回転により両送り台１２及び１４の両端が同時
に、かつ同量上下動して両送り歯１１及び１３の上面を
常に水平に保ちながら上下動させるようになっている。

主軸１５にはまた、偏心輪１６より突出して伸びるその
延長上に角駒２４を回動可能に取付けているとともに偏
心輪２５を止着し、一端を該偏心輪２５に外嵌したロン
ド２６が他端においてレバー２７に軸２８により軸着さ
れ、主軸１５の回転によりレバー２７を下端のピン２９
を支点として前後にｔａ動させるようになっている。軸
２８にはまた差動調節台３１の一端が軸着され、差動調
節台他端の二叉に上記角駒２４を摺動可能に嵌合してい
る。そしてその中間部に形成される縦溝３２の上下に差
動送り台１４にピン３２にて軸支される角駒３３と、差
動送り台１４の前後方向の長孔３５を通して主送り台１
２に突設されるピン３６に軸支される角駒３７がそれぞ
れ摺動可能に嵌合している。しかして主軸１５に連動す
２レバー２７の揺動により差動調節台３１が主軸１５の
回りに上下に揺動しながら前後に進退する往復運動を行
い、縦溝３２に嵌合する角駒３３．３７を介して主送り
台！２及び差動送り台１４に前後運動を与える。主送り
台１２及び差動送り台１４の前後運動量は前述したよう
に、縦溝３２換言すれば差動調節台２８の運動形態によ
って変化し、差動調節台３１の動きはと７２９の位置に
よって制御卸される。すなわち第１．２図に示す実施例
においてピン２９は、ミシンフレームに固定の固定金具
３９に軸２８を曲率中心として形成される円弧状長孔４
１にＲ１動可能に嵌合し、ネジ４２にて長孔内の所望位
置に調整可能に固定されるようになっているが、これを
例えば第１図に示す長孔４１の左側に位置設定すると第
７八図に示すように、縦溝３２の瞬間中心が下方に位置
し、角駒３３に連結される差動送り台１４の前後運動量
が角駒３７に連結される主送り台１２の前後運動量より
も大きくなって主送り歯１１よりも差動送り歯１３の送
り量が大の正差動送りが行われる。ピン２９を長孔４１
の中央に位置設定すると、第７Ｂ図に示されるように、
縦溝３２が平行移動し、したがって主送り歯及び差動送
り歯の送り量が同一となり、差動送りが行われない。

またピン２９を長孔４１の右側に位置設定すると、第７
０図に示されるように、縦溝３２の瞬間中心が上方に位
置し、差動送り台１４の前後運動量が主送り台１２のそ
れよりも小さくなって逆差動送りが行われる。ピン２９
は以上述べたように、その位置によって送りの形態、す
なわち正差動送り或いは逆差動送りの選択更には差動送
り鼠が変化するが、それを表示できるようにするために
長孔周縁には目盛を付しておくのが望ましい。

以上述べたピン２９はその調整に際し、ネジ４２を一旦
弛めてから長孔４１に沿って直接操作して動かさねばな
らないが、膝レバー、足踏ペクル、その他の手動操作部
材によって調整することができる。

第３図はその一例を示すもので、機枠に軸支され、図示
しない足踏ペタルの踏込み操作によって回動する作動軸
４４（常にはバネ４５によって第３図の反時計方向に回
動すべく付勢されている）にはアーム４６が固着され、
中間部を機枠にピン４７にて軸着し、かつ一端に上記ピ
ン２９を取着したレバー４Ｂが他端において上記アーム
４６とリンク４９によって連結されており、足踏ペタル
の踏込み操作によって作動軸４４を回動させると、リン
ク４９、レバー４８を介してピン２９がピン４７を中心
として回動するようになっている。

第１〜３図に示す実施例においてはまた、主送り歯１１
及び差動送り歯１３の前後運動量を調整できるようにす
るため偏心輪２５の偏心量を実開昭６０−１４３５７１
号に示されるような既知の方法によって調整できるよう
になっている。すなわち偏心輪２５にはフランジ部５０
に切欠き５１が形成され、該切欠き５１に押しボタン操
作によりストッパーピン５２が嵌合係止するようになっ
ており、偏心量の調整は押しボタン５３を押下げてス）
−／パーピン５２を第二の偏心輪の切欠き５１に嵌合係
止したのち主軸１５を所要１日勤させることによって行
われる。

第４図に示す実施例は第１図に示す実施例において、レ
バー２７の揺動運動を主軸１５より偏心輪２５とロッド
２６よりなるクランクレバー機構を介して行う代りに主
軸１５に連動して揺動する揺動軸５５と、該軸に固着さ
れる二叉レバー５６と、軸２８に軸支され、二叉レバー
上端の二叉に摺動可能に嵌合する角駒５７とからなるス
ライダークランク機構によって行うようにしたものであ
る。

第５図に示す実施例は第３図に示す実施例において、差
動調節台３１の−―に突設される軸２８の中間部及び軸
端に角駒６１及び６２をそれぞれ回動可能に軸着し、中
間部の角駒６１を主軸１５に連動して揺動する揺動軸６
３の軸端に固着される二叉レバー６４の二叉部に摺動可
能に嵌合するとともに軸端の角駒６２を作動軸４４に連
動して回動するピン４７の突出端に固着される案内体６
５の案内溝６６に摺動可能に嵌合させ、更に差動調節台
３１の他端を角駒で支持する代りに機枠に軸支される支
持軸６７とリンク６８で連結することによって支持した
ものである。

本実施例による場合、足踏ベタルの踏込み操作により案
内体６５の案内溝６６を水平に調節すると、二叉レバー
６４の揺動により角駒６２が案内溝内を水平に往復動す
る結果、差動調節台３１が平行移動するようになり、主
送り歯１１と差動送り歯１３に送り量の差を生じず差動
送りが行われない、案内体６５が図の時計方向に回動し
、案内溝６６が右下りになると、軸２８が右下りに往復
直線運動を行うため縦溝３２の瞬間中心が下方に位置す
るようになり、したがって縦溝上方に嵌合する角駒３３
及び差動送り台１４の前後運動量が縦溝下方に嵌合する
角駒３７及び主送り台１２の前後運動量よりも大きくな
り、正差動送りが、逆に案内体６５の案内溝を左下りに
すると、差動送り台１４の前後運動量が差動送り台１２
の前後運動量よりも小さくなり逆差動送りが行われる。

第６図に示す実施例は第５図に示す実施例において、軸
２８に角駒６１を軸着して揺動軸６３に固着の二叉レバ
ー６４に嵌合してなるスライダークランク機構の代りに
主軸１５の回転運動を第１図に示されるようなりランク
レバー機構、すなわち主軸１５と一体となって回転する
偏心輪２５、ロッド２６を介して軸２８に伝え、該軸２
８を前後動させるようにしたものである。

発明の効果 本発明は以上のように、主送り台と差動送り台の両端に
それぞれ上下動機構を設けて主送り歯と差動送り歯の両
送り歯上面が常に水平を保って差動送り運動を行うよう
になっており、布送り効率がよくなるとともに両送り歯
上面の傾斜による段差を少なくするために両送り台を長
くする必要がなく、しかも主送り台及び差動送り台の前
後運動量比の調節が上下方向に案内手段を備えた共通の
差動調節台によって行われるため装置全体をコンパクト
にすることができてシリンダーベッドの内径を小さくす
ることができ、被縫物の径の小さな筒状部に対しても差
動送りミシンによる縫製が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るミシンの差動送り機構の斜視図、
第２図は同機構の分解斜視図、第３図は変形態様の斜視
図、第４図は別の実施例の斜視図、第５図は更に別の実
施例の斜視図、第６図は他の実施例の斜視図、第７Ａ−
Ｃ図は本発明の詳細な説明するための線図である。 １２・・主送り台　　１４・・差動送り台１５・・主軸
　　１９・・揺動軸　　２６・・ロッド２７・・レバー
　　２８・・軸２９・・ピン３１・・差動調節台　　３
２・・縦溝　　３３・・角駒３７、・角駒　　４４・・
作動軸　５５．６３　　・・揺動軸５６．６４　　・・
二叉レバー　　５９・・案内体６６・・案内溝

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. （１）主送り歯を取着した主送り台と、差動送り歯を取
   着した差動送り台と、両送り台の各一端を水平方向に摺
   動可能に支持し、主軸に連動して上記各一端を上下動さ
   せる第一の上下動機構と、両送り台の各他端を水平方向
   に摺動可能に支持し、主軸に連動して揺動或いは回転す
   る軸に連結されて上記各他端を各一端の上下動と同時に
   かつ同量上下動させる第二の上下動機構と、主軸に連動
   して両送り台を前後動させる前後動機構とを有するシリ
   ンダーミシンの差動送り機構において、上記前後機構は
   、主軸に連動する駆動手段と、支持手段と、一端を駆動
   手段に、他端を支持手段にそれぞれ連結し、駆動手段に
   よって前後に往復運動する差動調節台と、主送り台と差
   動調節台のいづれか一方及び差動送り台と差動調節台の
   いづれか一方に設けられる案内手段と、他方に設けられ
   、上記案内手段に上下方向に摺動可能に係合する主送り
   台用の第一の係合手段及び差動送り台用の第二の係合手
   段と、上記差動調節台の運動を制御し、主送り台と差動
   送り台の前後運動量比を調節する調節手段を有するシリ
   ンダーミシンの差動送り機構
2. （２）駆動手段は一端を調節手段に、他端を主軸にリン
   ク機構を介して連結され、主軸に連動して揺動するレバ
   ーよりなる特許請求の範囲第１項記載のシリンダーミシ
   ンの差動送り機構
3. （３）駆動手段は調節手段に摺動可能に連結され、主軸
   よりリンク機構を介して調節手段に対し摺動するスライ
   ダーである特許請求の範囲第１項記載のシリンダーミシ
   ンの差動送り機構
4. （４）リンク機構は主軸と一体となって回転し、偏心量
   が調整可能な偏心輪を有する特許請求の範囲第２項又は
   ３項記載のシリンダーミシンの差動送り機構
5. （５）支持手段は一端をミシン機枠に或いは該機枠に固
   着の軸に軸支し、他端を差動調節台に軸着したレバーで
   ある特許請求の範囲第１項乃至４項記載のシリンダーミ
   シンの差動送り機構
6. （６）支持手段は機枠に軸支の軸に軸着され、差動調節
   台に摺動可能に嵌合する角駒である特許請求の範囲第１
   項記載のシリンダーミシンの差動送り機構
7. （７）第一及び第二の係合手段は共通の案内手段に係合
   する特許請求の範囲第１項記載のシリンダーミシンの差
   動送り機構
8. （８）案内手段は長溝乃至長孔であり、第一及び第二の
   係合手段は長溝乃至長孔に摺動可能に嵌合するスライダ
   ーである特許請求の範囲第７項記載のシリンダーミシン
   の差動送り機構
9. （９）案内手段は凸条であり、第一及び第二の係合手段
   は凸条に摺動可能に嵌合する凹部を備えたスライダーで
   ある特許請求の範囲第７項記載のシリンダーミシンの差
   動送り機構
10. （１０）調節手段はレバー一端に突設されるピンと、レ
    バー他端のリンク機構との軸着点を曲率中心とし、上記
    軸着点とピンとの軸間距離を曲率半径とする円弧軌跡上
    において上記ピンを位置調整可能にする手段とからなる
    特許請求の範囲第２項記載のシリンダーミシンの差動送
    り機構
11. （１１）上記ピンを位置調整可能とする手段は、上記ピ
    ンが摺動可能に嵌合する円弧状長孔を有し、ミシンフレ
    ームに固定される固定金具と、上記ピンを長孔内の所望
    位置に固定する締付ネジとからなる特許請求の範囲第１
    ０項記載のシリンダーミシンの差動送り機構
12. （１２）調節手段はレバー一端に突設されるピンと、該
    ピンと手動操作部材を連結し、手動操作部材の操作によ
    り上記ピンを一固定軸線の回りに回動させるリンク機構
    とからなる特許請求の範囲第２項記載のシリンダーミシ
    ンの差動送り機構
13. （１３）調節手段はスライダーが摺動可能に嵌合する案
    内溝を備え、機枠にピンにて回動可能に軸支される案内
    体と、上記ピンと手動操作部材を連結し、手動操作部材
    の操作により案内体を回動させ、案内溝の傾きを変える
    リンク機構とからなる特許請求の範囲第３項記載のシリ
    ンダーミシンの差動送り機構