JPS622086A - 水道配管更新施工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一端盲のＴ字管又は短管を用いて断水時間
が短かく施工を簡素化した水道配管更新施工法に関する
ものである。

〔従来の技術〕

例えば新興住宅地のように、道路に面して一列に並ぶ複
数の住宅に給水する水道配管系は、第９図に示すように
、各戸の宅地入口付近に埋設された上部が開口状の水量
計函１に連なる埋設引込管２と、道路に沿って埋設され
元弁３を介して幹水管４に連なる“本管５とからなって
いた。

この本管５が古くなって更新施工する従来の方法は、第
９図及び第１０図に示すように、第１工程として本管５
に並行して仮本管６を例えば道路面に敷設し、第２工程
として各水量計函１の手前部７を堀削すると共に一斉断
水を行って、仮本管６に連なる仮引込管８を水量計函１
内の止水弁９に継替し、手前部７を埋戻し、第３工程と
して元弁３と仮元弁１ｏを操作し給水を市水道配管系か
ら仮設水道配管系に切替え、第４工程として古くなった
元弁３と引込管２との間の本管５を堀返し更新し、第５
工程として、−斉断水を行って手前部７を再掘削して新
本管に連なる引込管２を水量針面１内止水弁９に継替し
、第６エ程として給水を仮設水道配管系から新水道配管
系に切替えして手前部７を埋戻すようにしていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述のような従来の水道配管更新施工法
においては、（１）断水時間が一斉断水中各戸毎に継替
えするため長時間となる、（２）水量針面１の手前部を
二度堀削・埋戻ししなければならず、且つ宅地内私有地
のコンクリート床やタイルを破損しなければならない、
（３）更新した水道配管系全体の水圧試験が不可能であ
る、（４）更新した新本管内の洗浄が不可能である、（
５）工期が長くかかりコスト高となる等の問題点があっ
た。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記のような問題点を解決するために、第
１工程として前記水量針面の上部開口から仮弁を介して
函内の要所に仮設水道配管系を連結し、第２工程として
給水を水道配管系から仮設水道配管系に切替え、第３工
程として前記水道本管を堀返し更新し仮設水道配管系か
ら給水しながら引込管に連結し、第４工程として給水を
仮設水道配管系から更新水道配管系に切替えるようにし
たものである。

〔実施例〕

第１図から第４図は、この発明の第１実施例を示すもの
である。この実施例の水道配管系は、上部が開口した水
量計函１内の止水弁９に接続した埋設状態の引込管２と
、各戸の引込管２に連なり且つ元弁３を介して幹水管４
に連結された本管５とからなる。水量針面１には、水量
計１１と引込管２側の止水弁９（第１０図参照）とが直
列に配置されている。

前記水道配管系の本管５が古くなって取替え更新する第
１実施例の施工法は、第１図及び第２図に示すように、
第１工程として、各戸毎に止水弁９を閉鎖し水量計１１
を両継手１２から取外し、継手１２間に一端盲のＴ字管
１３（第４図詳細参照）を取付けると共にこのＴ字管１
３の開口状起立管に水量計１１を付替え、道路上等に敷
設した仮設水道配管系の仮引込管８の先端を仮弁１４を
介してこの水量計１１に連結する。

前記仮設水道配管系は、例えば道路面に本管５に沿って
仮敷設し仮元弁１０を介して幹水管４に接続されている
仮本管６と、この仮本管６から各住宅に向けた仮引込管
８とからなる。

第２工程として、元弁３及び仮元弁１０を操作して給水
を従来の水道配管系から仮設水道配管系に切替える。

第３工程として、古くなった元弁３から引込管２間の本
管５を堀返して更新し、仮設水道配管系から給水しなが
ら引込管２に連結する。さらに、止水弁９の弁棒１５（
第３図参照）を取外し、この孔から元弁３と止水弁９と
の間即ち引込管２を含む全配管系の水圧試験を行うと共
に、元弁３を開いて新本管５及び引込管２内の洗浄を行
う。

第４工程として、各戸毎に断水して水量計函１内でＴ字
管１３を取外しここに水量計１１を取付けて復元させ、
元弁３及び仮元弁１０を操作して給水を仮設水道配管系
から更新水道配管系に一斉に切替える。仮設水道配管系
を撤去する。

以上のように施工すると、水量針面１の手前部を堀削す
る必要がなく、且つ切替えを各戸別に水量計函１内で行
うため施工が容易で且つ断水が短時間ですむ利点がある
。なお、Ｔ字管１３は何回も半永久的に使用できる。

第５図から第８図は、この発明の第２実施例を示すもの
である。この第２実施例の水道配管更新施工法は、水量
計函１内で、止水弁としてコック付止水弁１６を使用し
たもので、第５図及び第６図に示すように、第１工程と
して、各戸毎に断水して水量計１１をそのままにしてお
きコック付止水弁１６の弁棒１５（第７図詳細参照）を
取外し、この開口に取付けた短管１７（第８図詳細参照
）を介して仮弁１４を取付け、この仮弁１４に水量計函
１の上部開口から挿入した仮設水道配管系の仮引込管８
を連結する。

第２工程として、コック付止水弁１６のコックを操作し
て従来の引込管２方向を閉鎖し、元弁３及び仮元弁１０
を操作し給水を一斉に従来の水道配管系から仮設水道配
管系に切替える。

第３工程として、古くなった元弁３から引込管２間の従
来の本管５を堀返し更新し、給水をしながら引込管２に
連結する。

第４工程として、コック付止水弁１６のコックを切替え
元弁３及び仮元弁１０を操作して給水を一斉に仮設水道
配管系から更新水道配管系に切替える。

なお、この第２実施例に使用した短管１７は、半永久的
に何回も使用できる。

なお、本発明の水道配管更新施工法によると、旧水道本
管から地面上に分岐せしめた仮引込管を、前記第１実施
例又は第２実施例のように、水量計函内でＴ字管に付替
えした水量計又はコック付止新築時にも仮給水として水
量計函内から上述のように給水することができる。

〔効　果〕

以上述べたように、この発明に係る水道配管更新施工法
によると、次に列挙するような多くの利点がある。

（１）仮設水道配管系の接続を水量計函内でその上部開
口から行うため、水量計函手前部で継替えする従来施工
法のように私有地のコンク’Ｊ　−ト床やタイルを破損
する必要がなく、且つ引込管の継替えに同じところを二
度堀削するような必要がなく工期が大幅に短縮できる。

（２）仮設水道配管系の継替えは、各月毎に行えるため
断水が短時間ですみ且つ時間帯を各戸で選択できる。

（３）　　また更新本管が引込管を介して水量計函に接
続される場合、仮設水道配管系から給水しながら施工で
きるため、従来施工法に比較して断水時間が大幅に短縮
される。

（４）　　更新した水道配管系全体、即ち水量計函内の
止水弁までの水圧試験及び管内洗浄を容易に行うことが
できる。

（５）従来施工法に比較して工数が少なくてすみ大幅な
コストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１実施例を示す概略配管図、第
２図は同上の水量計函内の配管詳細図、第３図及び第４
図は同上に、使用する止水弁の側面図及びＴ字管の断面
図、第５図はこの発明の第２実施例を示す概略配管図、
第６図は同上の水量計函内の配管詳細図、第７図及び第
８図は同上に使用するコック付止水弁の側面図及び短管
の側面図、第９図及び第１０図は従来の施工法を示す平
面配管図及び概略縦断配管図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）上部が開口した水量計函に連なる引込管に接続し
   た埋設状態の水道本管を更新する水道配管更新施工法に
   おいて、第１工程として前記水量計函の上部開口から仮
   弁を介して函内の要部に仮設水道配管系を接続し、第２
   工程として給水を水道配管系から仮設水道配管系に切替
   え、第３工程として前記水道本管を堀返し更新し、仮設
   水道配管系から給水しながら引込管に連結し、第４工程
   として給水を仮設水道配管系から更新水道配管系に切替
   えるようにしたことを特徴とする水道配管更新施工法。
2. （２）前記仮設水道配管系が、水量計函内で水量計と一
   端盲のＴ字管とを取替えし、このＴ字管の起立管に水量
   計を取付け、この水量計に仮弁を介して接続してある特
   許請求の範囲第１項記載の水道配管更新施工法。
3. （３）前記仮設水道配管系が、水量計函内でコック付止
   水弁の弁棒を取外しここに短管を接続し、この短管に仮
   弁を介して接続してある特許請求の範囲第１項記載の水
   道配管更新施工法。