JPS62208046A

JPS62208046A - フイルム収納器

Info

Publication number: JPS62208046A
Application number: JP5019086A
Authority: JP
Inventors: Kunio Takagi; 高木　国男
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-03-07
Filing date: 1986-03-07
Publication date: 1987-09-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、フィルムを丸め込んだ状態で収納するフィル
ム収納器に関するものである。

〔従来の技術〕

マイクロフィルムに記録された画像をスクリーンに拡大
投影するピュアーや、小規模な写真焼付装置では、現像
処理された１本分のフィルムのままで取り扱われる。す
なわち、ピュアーでは、１本分のフィルムがステージに
セットされ、また写真焼付装置では１本分のフィルムが
ネガキャリャにセットされる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述したように、長いフィルムを取り扱う場合には、フ
ィルムがテーブル等から垂れ下がったままになっている
ため、見た目が悪いとともに、フィルムがテーブル面で
擦られて傷が付、くおそれがあった・〔問題点を解決するための手段〕上記問題点を解決するために、本発明は、本体の一部に
フィルム挿入口を形成するとともに、本体内にフィルム
を案内するための円弧状をしたフィルムガイドを設けた
ことを特徴とするものである。

以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳細に
説明する。

〔実施例〕

第１図及び第２図に示すように、フィルム収納器１は、
フィルム２の幅よりも多少大きめな幅を持った箱３と、
この箱３内に取り付けられたフィルムガイド４と、フィ
ルム２の挿入時に箱３が動いたり、倒れたりしないよう
にするための重り５とから構成されている。前記箱３は
フィルム収納器１の本体を構成しており、その左側面３
１の下部にフィルム挿入口３２が形成され、また渦巻き
状に収納されたフィルム２の取出しを容易にするために
、左側面３１の一部と、上面３３の一部と、前面３４の
殆どが切り取られている。この残された前面３４は押え
部として用いられ、フィルム２の側面の位置を規制して
正しく巻き込まれるようにするとともに、箱３からみだ
りに抜け出ないようにする。なお、前面３４の下端部３
５は、外側に広げられており、それによりフィルム２が
多少偏って挿入された場合でも、その先端が前面３４の
側面に衝突しないようにしている。

前記フィルムガイド４は、箱３内に固定されており、フ
ィルム２を案内してこれを渦巻き状に収納する。また、
フィルムガイド４は、箱３内に丸め込まれたフィルム２
を取り出す際に、指でつまみ易くするために、その幅が
フィルム２よりも狭くなっている。フィルムガイド４の
先端４ａは、フィルム２の入口を形成するように浮き上
がっている。また、このフィルムガイド４は、フィルム
２に傷を付けないようにするために、プラスチック、あ
るいは金属板に例えばテフロン等を貼り付けたもの等が
用いられる。

前記重り５は、鉄等の重量があるもので作られており、
箱３の底面３６に固着されている。なお、フィルム収納
器１を金属製のテーブルの上に載せる場合は、重り５の
代わりに永久磁石を用いる便利である。

前記フィルム収納器１は、例えば写真焼付が終了したフ
ィルムを収納するために用いられる。この場合には、ネ
ガキャリヤを取り付けたテーブルの上に載置される。オ
ペレータは、１コマずつ手でフィルムを移送し、新しい
コマを焼付位置にセットするとともに、焼付済みのコマ
をフィルム収納器１に向けて移送する。このフィルム収
納器１のフィルム挿入口３２から内部に入ったフィルム
２は、第３図に示すように、フィルムガイド４に案内さ
れて渦巻き状に巻き込まれる。一般的に、フィルム２は
パトローネ内に収納されている間に、乳剤面側に丸（な
る巻きぐせかつくから、フィルムガイド４に案内された
時に、容易に渦巻き状に丸くなる。１本分又は複数本の
フィルム２を収納した場合は、新しい空のフィルム収納
器をテーブルに載せる。なお、複数本のフィルム２を収
納する場合は、次に挿入されるフィルムの先端が、既に
挿入されたフィルムの後端の外側に入るようにセットす
る。

前記フィルム収納器１に収納されたフィルム２は、後で
取り出されるが、この際にフィルムガイド４から出てい
るフィルム２の部分を指でつまんで、丸まった状態のま
ま箱３の前方から抜き出すことができる。

第４図は開閉自在な蓋を設けたフィルム収納器の実施例
を示すものであり、第１図ないし第３図に示す実施例と
実質的に同じ部材には同じ符合を付しである。この実施
例では、箱３の前面に開閉自在な蓋３７が設けられてお
り、フィルムの取出し時に蓋３７が開かれる。この蓋３
７は、フィルムの収納状態を見ることができるようにす
るために、透明にするのがよく、またみだりに開かない
ようにするために、ロック機構を設けるのがよい。

箱３の上面３３には切欠き３８が形成されており、フィ
ルムの取出し時に、切欠き３８内に指を差し込むことに
より、丸められたフィルムを摘むことができるようにな
っている。

第５図及び第６図はフィルム収納器の別の実施例を示す
ものである。この実施例のフィルム収納器４２は、本体
がプラスチック等でほぼ円筒状に作られている。フィル
ム収納器４２は、テーブルと接する底部４２ａの下面が
ほぼ水平になっており、また前面の殆どと左上部とが開
口している。

このフィルム収納器４２の内面には、２本の突条４２ｂ
が形成されており、フィルムの接触面積を小さくして、
円滑にフィルムが案内されるようにしている。また、フ
ィルム収納器４２の前面には、下端を外方向に広げた押
え部４２．ｃが形成されており、フィルムが多少斜めに
押し込まれた場合に、その先端部を案内して、正しく丸
め込まれるようにしている。フィルム収納器４２の後面
には穴４２ｄが形成されており、丸められたフィルムを
押し出す際に指が挿入される。これは、フィルムの取出
し時に、フィルムが竹の子状になるのを防止する上で効
果がある。なお、符合４２ｅは、フィルム挿入口である
。

以上の説明は、写真焼付装置に使用して、焼付済みフィ
ルムを本体内に収納する例であるが、これから焼き付け
るフィルムを予め本体内に収納しておき、この中から１
コマずつ順次引き出してもよい。また、本発明は、ビエ
アー等にも用いることができるものである。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明によれば、本体内に
円弧状をしたフィルムガイドを設けたから、フィルムを
体裁良く収納することができる。

また、フィルムが広げられたままになっていないから、
作業がやり易いとともに、フィルムに傷が付いたりする
おそれがない。更に、本発明は、フィルムを送るだけで
、フィルムが本体内に円滑に巻き込まれるから、フィル
ムを簡便に収納することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフィルム収納器の一実施例を示す斜視
図である。第２図はその断面図である。第３図はフィルムの収納状態を示すフィルム収納器の正
面図である。第４図は開閉自在な蓋を取り付けた実施例を示す斜視図
である。第５図はフィルム収納器の別の実施例を示す斜視図であ
る。第６図は第５図に示すフィルム収納器の断面図である。１・・・フィルム収納器２・・・フィルム３・・・箱４・・・フィルムガイド５・・・重り３２・・フィルム挿入口３７・・蓋４２・・フィルム収納器４２　ｂ　・’・突条４２ｃ・・押え部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）本体の一部にフィルム挿入口を形成するとともに
、本体内にフィルムを案内するための円弧状をしたフィ
ルムガイドを設けたことを特徴とするフィルム収納器。
（２）前記本体は、その側面の一部と前面の殆どを切り
欠いた箱であり、この中にフィルムガイドが固定されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のフィ
ルム収納器。
（３）前記本体の前面には、フィルムが抜け出ないよう
にするための押え部が形成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項又は第２項記載のフィルム収納器
。
（４）前記押え部は、その下部が外側に広げられている
ことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載のフィルム
収納器。
（５）前記本体の前面には、開閉自在な蓋が設けられて
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のフィ
ルム収納器。
（６）前記本体はほぼ円筒状をしており、その内面をフ
ィルムガイドとしたことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載のフィルム収納器。
（７）前記フィルムガイドには、フィルムの進行方向に
延びた複数の突条が形成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第６項記載のフィルム収納器。