JPS62207995A - 高速増殖炉 - Google Patents
高速増殖炉Info
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- JPS62207995A JPS62207995A JP61050197A JP5019786A JPS62207995A JP S62207995 A JPS62207995 A JP S62207995A JP 61050197 A JP61050197 A JP 61050197A JP 5019786 A JP5019786 A JP 5019786A JP S62207995 A JPS62207995 A JP S62207995A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、発電プラント等に利用される高速増殖炉に関
する。
する。
(従来の技術)
一般に高速増殖炉では、燃料である核***性物質を燃焼
させるとともに、親物質から燃料となる核***性物質を
生成させる。
させるとともに、親物質から燃料となる核***性物質を
生成させる。
第14図は、従来の高速増殖炉の炉心の例を示すもので
、プルトニウムを富化したウランまたは濃縮ウラン等の
酸化物、炭化物、金属等からなり、燃料体積比が40%
程度の燃料から構成される炉心1は、軸方向長ざLlが
100CTIlないし120印mの円筒状に形成されて
おり、この炉心1の中央部付近には、例えばプルトニウ
ム富化度が14%程度とされた核***性物質密度の低い
領域2が形成され、その上部、下部および周囲は、プル
トニウム富化度が20%程度とされた核***性物質密度
の高い領域3が形成されている。
、プルトニウムを富化したウランまたは濃縮ウラン等の
酸化物、炭化物、金属等からなり、燃料体積比が40%
程度の燃料から構成される炉心1は、軸方向長ざLlが
100CTIlないし120印mの円筒状に形成されて
おり、この炉心1の中央部付近には、例えばプルトニウ
ム富化度が14%程度とされた核***性物質密度の低い
領域2が形成され、その上部、下部および周囲は、プル
トニウム富化度が20%程度とされた核***性物質密度
の高い領域3が形成されている。
(発明が解決しようとする問題点)
上記説明の従来の高速増殖炉では、炉心1を小型化する
ため、炉心1内の平均出力密度を250W/cc程度と
し、出力分布の均一化を行っている。
ため、炉心1内の平均出力密度を250W/cc程度と
し、出力分布の均一化を行っている。
このため、燃料の炉心1内滞在期間を3年ないし5年程
度とし、この間に数回の燃料交換を行って、炉心1内の
出力の変動を小幅に抑制する。
度とし、この間に数回の燃料交換を行って、炉心1内の
出力の変動を小幅に抑制する。
しかしながら、このような従来の高速増殖炉では、燃料
交換毎に、長期間高速増殖炉を停止する必要があり、ま
た、燃料交換のための設備および燃料貯蔵のための設備
等が必要となり、稼働率の低下およびプラント建設コス
トの増大を招く等の問題がある。
交換毎に、長期間高速増殖炉を停止する必要があり、ま
た、燃料交換のための設備および燃料貯蔵のための設備
等が必要となり、稼働率の低下およびプラント建設コス
トの増大を招く等の問題がある。
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもので
、燃料交換を長期間あるいは全く必要とせず、稼働率の
向上および建設コストの低減を図ることのできる高速増
殖炉を提供しようとするものである。
、燃料交換を長期間あるいは全く必要とせず、稼働率の
向上および建設コストの低減を図ることのできる高速増
殖炉を提供しようとするものである。
し発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
すなわち本発明の高速増殖炉は、核***性物質および親
物質からなる燃料により円柱状に形成された炉心を有す
る高速増殖炉において、前記炉心の軸方向長さを130
CIないし200CTIIとし、前記炉心の中央部付近
に前記炉心の軸方向長さの10%ないし65%の軸方向
長さを有し上部、下部および周囲の領域より核***性物
質密度が低い領域を形成し、平均出力密度を65W/c
cないし150W/ccとしたことにより構成される。
物質からなる燃料により円柱状に形成された炉心を有す
る高速増殖炉において、前記炉心の軸方向長さを130
CIないし200CTIIとし、前記炉心の中央部付近
に前記炉心の軸方向長さの10%ないし65%の軸方向
長さを有し上部、下部および周囲の領域より核***性物
質密度が低い領域を形成し、平均出力密度を65W/c
cないし150W/ccとしたことにより構成される。
(作用)
本発明の高速増殖炉では、炉心の軸方向長さを130c
mないし200C1llとし、炉心を従来の高速増殖炉
に比べて大型化して、平均出力密度を65W/ccない
し150W/ccと従来の高速増殖炉に比べて低下させ
、炉心内での出力変動を可能とする。そして、炉心中央
付近に、炉心軸方向長さの10%ないし65%の軸方向
長さを有し、上部、下部および周囲の領域より核***性
物質密度の低い領域を形成することにより、運転にとも
なう実効増倍率の変化をおだやかにして、炉心寿命を2
0年ないし300年程に長期化する。
mないし200C1llとし、炉心を従来の高速増殖炉
に比べて大型化して、平均出力密度を65W/ccない
し150W/ccと従来の高速増殖炉に比べて低下させ
、炉心内での出力変動を可能とする。そして、炉心中央
付近に、炉心軸方向長さの10%ないし65%の軸方向
長さを有し、上部、下部および周囲の領域より核***性
物質密度の低い領域を形成することにより、運転にとも
なう実効増倍率の変化をおだやかにして、炉心寿命を2
0年ないし300年程に長期化する。
ここで、炉心の軸方向長さを130cmないし200印
とし、炉心の中央部付近に、炉心の軸方向長さの10%
ないし65%の軸方向長さを有し上部、下部および周囲
の領域より核***性物質密度の低い領域を形成したのは
、以下のような理由による。
とし、炉心の中央部付近に、炉心の軸方向長さの10%
ないし65%の軸方向長さを有し上部、下部および周囲
の領域より核***性物質密度の低い領域を形成したのは
、以下のような理由による。
まず、第2図のグラフは、燃料体積比50%、プルトニ
ウム富化度12%の酸化物燃料を用いた場合の炉心軸方
向長さの違いによる実効増倍率の変化の違いを示すもの
で、縦軸は実効増倍率、横軸はプラント運転年数を示し
、曲線A、B、C,Dはそれぞれ軸方向長さが1800
11. 150CIll、 120印m、100cm
の場合の実効増倍率の変化を示している。
ウム富化度12%の酸化物燃料を用いた場合の炉心軸方
向長さの違いによる実効増倍率の変化の違いを示すもの
で、縦軸は実効増倍率、横軸はプラント運転年数を示し
、曲線A、B、C,Dはそれぞれ軸方向長さが1800
11. 150CIll、 120印m、100cm
の場合の実効増倍率の変化を示している。
このグラフかられかるように、炉心の軸方向長さが10
0CI、120CIIIでは、炉心寿命は200年程以
下となるため、炉心寿命を20年ないし30年とするた
めには、130cmないし200CTIl程度の軸方向
長さか必要となる。
0CI、120CIIIでは、炉心寿命は200年程以
下となるため、炉心寿命を20年ないし30年とするた
めには、130cmないし200CTIl程度の軸方向
長さか必要となる。
なおここで、プルトニウム富化度を12%としたのは、
縦軸を実効増倍率、横軸をプラント運転年数とした第3
図のグラフに示すように、曲線Eで示すプルトニウム富
化度20%の場合および曲線Fで示すプルトニウム富化
度15%の場合は、実効増倍率の変化が大きすぎ、曲線
Gで示すプルトニウム富化度9%の場合は炉心を臨界に
保つことができず、曲線Hで示すように、プルトニウム
富化度12%程度とすることが好ましいためである。
縦軸を実効増倍率、横軸をプラント運転年数とした第3
図のグラフに示すように、曲線Eで示すプルトニウム富
化度20%の場合および曲線Fで示すプルトニウム富化
度15%の場合は、実効増倍率の変化が大きすぎ、曲線
Gで示すプルトニウム富化度9%の場合は炉心を臨界に
保つことができず、曲線Hで示すように、プルトニウム
富化度12%程度とすることが好ましいためである。
次に、第4図のグラフは、上半分モデルにより、全体の
軸方向長さが150C111の炉心の中央部付近に、プ
ルトニウム富化度9%の燃料により核***性物質密度の
低い領域を形成し、その上部および下部にプルトニウム
富化度15%の燃料により核***性物質密度の高い領域
を形成した場合のこれらの領域の軸方向長さの違いによ
る実効増倍率の変化の違いを示すもので、曲線I、J、
に、Lはそれぞれ全体の長さ75cmに対して核***性
物質密度の低い領域の軸方向長ざが15CTII、 3
0CTtl、OCT[1145CTtlの場合を示しい
る。ここで、核***性物質密度の低い領域の軸方向長さ
がOcmの場合を示す曲線には、軸方向における核***
性物質密度の分布を一様とし、前述の曲線H(プルトニ
ウム富化度12%)に近いプルトニウム富化度11.4
%とした場合を示すものである。このグラフかにわかる
ように、核***性物質密度の低い領域の軸方向長さを4
5cm程度すなわち全体の軸方向長さに対して60%程
度とすると、運転にともなう実効増倍率の変化が少なく
、しかも炉心寿命を長期化することができる。なお、こ
こで核***性物質密度の低い領域に減損ウランあるいは
天然ウランを用いるときは、核***性物質密度の低い領
域の軸方向長さが20CIlないし30CTIlすなわ
ち、13%ないし20%程度にすることが好ましい。
軸方向長さが150C111の炉心の中央部付近に、プ
ルトニウム富化度9%の燃料により核***性物質密度の
低い領域を形成し、その上部および下部にプルトニウム
富化度15%の燃料により核***性物質密度の高い領域
を形成した場合のこれらの領域の軸方向長さの違いによ
る実効増倍率の変化の違いを示すもので、曲線I、J、
に、Lはそれぞれ全体の長さ75cmに対して核***性
物質密度の低い領域の軸方向長ざが15CTII、 3
0CTtl、OCT[1145CTtlの場合を示しい
る。ここで、核***性物質密度の低い領域の軸方向長さ
がOcmの場合を示す曲線には、軸方向における核***
性物質密度の分布を一様とし、前述の曲線H(プルトニ
ウム富化度12%)に近いプルトニウム富化度11.4
%とした場合を示すものである。このグラフかにわかる
ように、核***性物質密度の低い領域の軸方向長さを4
5cm程度すなわち全体の軸方向長さに対して60%程
度とすると、運転にともなう実効増倍率の変化が少なく
、しかも炉心寿命を長期化することができる。なお、こ
こで核***性物質密度の低い領域に減損ウランあるいは
天然ウランを用いるときは、核***性物質密度の低い領
域の軸方向長さが20CIlないし30CTIlすなわ
ち、13%ないし20%程度にすることが好ましい。
(実施例)
以下本発明の詳細を図面に示す実施例について説明する
。
。
第1図は本発明の一実施例の高速増殖炉の炉心を示すも
ので、この実施例の高速増殖炉では、燃料体積比50%
の酸化プルトニウム燃料により軸方向長さL3が150
CTII、直径L4が約400cmの炉心11が形成さ
れ、この炉心11の中央部付近には、プルトニウム富化
度が9%の燃料により軸方向長さ’ L5が90C1
11の核***性物質密度の低い領域12が形成され、こ
の上部および下部の領域13.14はプルトニウム富化
度が15%の燃料、周囲の領域15はプルトニウム富化
度が20%の燃料により、核***性物質密度の高い領域
が形成されており、平均出力密度は100W/cc程度
とされている。
ので、この実施例の高速増殖炉では、燃料体積比50%
の酸化プルトニウム燃料により軸方向長さL3が150
CTII、直径L4が約400cmの炉心11が形成さ
れ、この炉心11の中央部付近には、プルトニウム富化
度が9%の燃料により軸方向長さ’ L5が90C1
11の核***性物質密度の低い領域12が形成され、こ
の上部および下部の領域13.14はプルトニウム富化
度が15%の燃料、周囲の領域15はプルトニウム富化
度が20%の燃料により、核***性物質密度の高い領域
が形成されており、平均出力密度は100W/cc程度
とされている。
なお、この実施例の高速増殖炉で炉心を上記のように構
成したのは、縦軸を実効増倍率、横軸をプラント運転年
数とした第5図ないし第7図のグラフに示す以下のよう
な理由による。
成したのは、縦軸を実効増倍率、横軸をプラント運転年
数とした第5図ないし第7図のグラフに示す以下のよう
な理由による。
第5図のグラフは、燃料体積比の違いによる実行増倍率
の変化の違いの例を示すもので、曲線M、N、O,Pは
それぞれ燃料体積比40%の酸化物燃料、燃料体積比5
0%の酸化物燃料、燃料体積比40%の炭化物燃料、燃
料体積比40%の金属燃料の実効増倍率の変化を示して
いる。このグラフかられかるように、金属燃料、炭化物
燃料を用いた場合は、従来の高速増殖炉で用いられてい
る燃料体積比40%の燃料で実効増倍率の変化を少なく
して30年程度の長寿命炉心とすることができるが、酸
化物燃料の場合は、燃料体積比40%の燃料では、実効
増倍率の変化が大きくなりすぎるので、燃料体積比を4
5%〜55%程度にする必要がある。
の変化の違いの例を示すもので、曲線M、N、O,Pは
それぞれ燃料体積比40%の酸化物燃料、燃料体積比5
0%の酸化物燃料、燃料体積比40%の炭化物燃料、燃
料体積比40%の金属燃料の実効増倍率の変化を示して
いる。このグラフかられかるように、金属燃料、炭化物
燃料を用いた場合は、従来の高速増殖炉で用いられてい
る燃料体積比40%の燃料で実効増倍率の変化を少なく
して30年程度の長寿命炉心とすることができるが、酸
化物燃料の場合は、燃料体積比40%の燃料では、実効
増倍率の変化が大きくなりすぎるので、燃料体積比を4
5%〜55%程度にする必要がある。
なお、第5図のグラフでは、軽水炉型原子炉からのプル
トニウムを燃料として用いた場合を示したが、第6図の
グラフに曲線Qで示すように、高速増殖炉からのプルト
ニウムを用いた場合は、同位元素の比率が異なるため、
燃料体積比を45%以下としても用いることができる。
トニウムを燃料として用いた場合を示したが、第6図の
グラフに曲線Qで示すように、高速増殖炉からのプルト
ニウムを用いた場合は、同位元素の比率が異なるため、
燃料体積比を45%以下としても用いることができる。
第7図のグラフは、炉心全体のプルトニウム富化度を1
1.4%一定とし、核***性物質密度の低い領域12の
プルトニウム富化度と、その上下の領域のプルトニウム
富化度と変化させた場合の実効増倍率の変化を示すもの
で、曲線R,S、T、Uは、れぞれ(領域12のプルト
ニウム富化度)/(領域13.14のプルトニウム富化
度)が11.4%/11.4%、10%/13.5%、
8%/16.5%、6%/19.5%の場合を示してい
る。このグラフかられかるように、核***性物質密度の
低い領域12のプルトニウム富化度を8%ないし10%
程度とし、その上下の領域13.14のプルトニウム富
化度を13%ないし17%程度とする事が好ましい。
1.4%一定とし、核***性物質密度の低い領域12の
プルトニウム富化度と、その上下の領域のプルトニウム
富化度と変化させた場合の実効増倍率の変化を示すもの
で、曲線R,S、T、Uは、れぞれ(領域12のプルト
ニウム富化度)/(領域13.14のプルトニウム富化
度)が11.4%/11.4%、10%/13.5%、
8%/16.5%、6%/19.5%の場合を示してい
る。このグラフかられかるように、核***性物質密度の
低い領域12のプルトニウム富化度を8%ないし10%
程度とし、その上下の領域13.14のプルトニウム富
化度を13%ないし17%程度とする事が好ましい。
すなわち、この実施例の高速増殖炉では上記理由により
、炉心の軸方向長ざL3を150(、m、酸化物燃料の
燃料体積比を50%、核***性物質密度の低い領域12
の軸方向長さL5を90Cm、核***性物質密度の低い
領域12のプルトニウム富化度を9%、領域13.14
のプルトニウム富化度を15%、領域15のプルトニウ
ム富化度を20%としている。
、炉心の軸方向長ざL3を150(、m、酸化物燃料の
燃料体積比を50%、核***性物質密度の低い領域12
の軸方向長さL5を90Cm、核***性物質密度の低い
領域12のプルトニウム富化度を9%、領域13.14
のプルトニウム富化度を15%、領域15のプルトニウ
ム富化度を20%としている。
このように構成されたこの実施例の高速増殖炉では、縦
軸を実効増倍率、横軸をプラント運転年数とした第8図
のグラフに曲線Vで示すように、その実効増倍率が変化
する。すなわち、実効増倍率の変化が少なく、30年以
上の炉心寿命となる。
軸を実効増倍率、横軸をプラント運転年数とした第8図
のグラフに曲線Vで示すように、その実効増倍率が変化
する。すなわち、実効増倍率の変化が少なく、30年以
上の炉心寿命となる。
第9図ないし第13図はこの実施例の高速増殖炉の変形
例を示すもので、これらの変形例では、炉心内の出力の
平均化を図るため、核***性物質密度の低い領域の形状
が前述の実施例の高速増殖炉とは異なった形状とされて
いる。
例を示すもので、これらの変形例では、炉心内の出力の
平均化を図るため、核***性物質密度の低い領域の形状
が前述の実施例の高速増殖炉とは異なった形状とされて
いる。
第9図に示す高速増殖炉の炉心では、炉心11aの核分
裂性物質密度の低い領域12aは、炉心中央より5Cm
ないし10C111程度低い位置に配置されている。
裂性物質密度の低い領域12aは、炉心中央より5Cm
ないし10C111程度低い位置に配置されている。
第10図に示す高速増殖炉の炉心では、炉心11bの核
***性物質密度の低い領域12bは、縦断面長方形状で
はなく、側方に凸部を有する形状とされている。
***性物質密度の低い領域12bは、縦断面長方形状で
はなく、側方に凸部を有する形状とされている。
第11図に示す高速増殖炉の炉心11Cでは、核***性
物質密度の低い領域12Cは径方向に複数に分割された
形状とされており、その上下および周囲は、プルトニウ
ム富化度が一様とされた領域13Gにより囲まれている
。
物質密度の低い領域12Cは径方向に複数に分割された
形状とされており、その上下および周囲は、プルトニウ
ム富化度が一様とされた領域13Gにより囲まれている
。
第12図に示す高速増殖炉の炉心lidでは、第11図
に示す炉心ILGと同様に、核***性物質密度の低い領
域’12dの周囲はプルトニウム富化度一定の領域13
dで囲まれており、核***性物質密度の低い領域12d
は、軸方向に複数に分割されている。
に示す炉心ILGと同様に、核***性物質密度の低い領
域’12dの周囲はプルトニウム富化度一定の領域13
dで囲まれており、核***性物質密度の低い領域12d
は、軸方向に複数に分割されている。
第13図に示す高速増殖炉の炉心11eでは、第11図
ないし第12図に示す炉心11C1炉心11dと同様に
核***性物質密度の低い領域12eの周囲はプルトニウ
ム富化度一様とされた領域13eで囲まれており、核分
裂性物質密度の低い領域12eは、その軸方向断面が、
長方形状とは異なった形状とされている。
ないし第12図に示す炉心11C1炉心11dと同様に
核***性物質密度の低い領域12eの周囲はプルトニウ
ム富化度一様とされた領域13eで囲まれており、核分
裂性物質密度の低い領域12eは、その軸方向断面が、
長方形状とは異なった形状とされている。
これらの変形例のように、炉心内の出力分布の平坦化を
図るため、核***性物質密度の低い領域をどのような形
状としてもよく、また、炉心内の出力分布の平坦化を図
るためには、核***性物質密度の高い領域のプルトニウ
ム富化度を上下非対称とする、径方向にプルトニウム富
化度の分布を付ける等どのようにしてもよく、前述の実
施例と同様な効果を得ることができる。
図るため、核***性物質密度の低い領域をどのような形
状としてもよく、また、炉心内の出力分布の平坦化を図
るためには、核***性物質密度の高い領域のプルトニウ
ム富化度を上下非対称とする、径方向にプルトニウム富
化度の分布を付ける等どのようにしてもよく、前述の実
施例と同様な効果を得ることができる。
また、プルトニウム燃料ではなく、濃縮ウラン燃料を用
いてもよく、この場合、濃縮度は、核***性物質密度の
低い領域12で14%以下、その上下および周囲の核分
裂性物質の高い領域13.14.15で15%ないし2
2%程度とすることが好ましい。
いてもよく、この場合、濃縮度は、核***性物質密度の
低い領域12で14%以下、その上下および周囲の核分
裂性物質の高い領域13.14.15で15%ないし2
2%程度とすることが好ましい。
また、酸化物燃料ではなく、炭化物燃料、金属燃料等も
用いることができ、この場合は燃料体積比を40%とし
ても良い。
用いることができ、この場合は燃料体積比を40%とし
ても良い。
[発明の効果]
以上述べたように本発明の高速増殖炉では、炉心の軸方
向長さを130cmないし200C!IIとし、炉心の
中央部付近に、炉心の軸方向長さの10%ないし65%
の軸方向長さを有し、上部、下部および周囲の領域より
核***性物質密度の低い領域を形成し、平均出力密度を
65W/ccないし150W/ccとしたので、炉心寿
命を20年ないし30年程度に長期化することができ、
燃料交換は長期間または又く不要となり、稼働率の向上
および燃料貯蔵、取り扱い系の縮小または削減が可能と
なりプラント建設コストの低減を図ることができる。
向長さを130cmないし200C!IIとし、炉心の
中央部付近に、炉心の軸方向長さの10%ないし65%
の軸方向長さを有し、上部、下部および周囲の領域より
核***性物質密度の低い領域を形成し、平均出力密度を
65W/ccないし150W/ccとしたので、炉心寿
命を20年ないし30年程度に長期化することができ、
燃料交換は長期間または又く不要となり、稼働率の向上
および燃料貯蔵、取り扱い系の縮小または削減が可能と
なりプラント建設コストの低減を図ることができる。
第1図は本発明の一実施例の高速増殖炉の炉心を示す構
成図、第2図ないし第7図は炉心構成の違いによる実効
増倍率の時間変化の違いを示すグラフ、第8図は第1図
に示す高速増殖炉の実効増倍率の時間変化を示すグラフ
、第9図ないし第13図は第1図に示す高速増殖炉の変
形例を示す構成図、第14図は従来の高速増殖炉の炉心
を示す構成図である。 11・・・・・・・・・・・・炉 心 12・・・・・・・・・・・・核***性物質密度の低い
領域13〜15・・・核***性物質密度の高い領域L2
・・・・・・・・・・・・炉心の軸方向長さ第1図 第3図 蝋尿!!IIl@A侮 桃源!!llを冊 第7図 第8図 第9図 第10図
成図、第2図ないし第7図は炉心構成の違いによる実効
増倍率の時間変化の違いを示すグラフ、第8図は第1図
に示す高速増殖炉の実効増倍率の時間変化を示すグラフ
、第9図ないし第13図は第1図に示す高速増殖炉の変
形例を示す構成図、第14図は従来の高速増殖炉の炉心
を示す構成図である。 11・・・・・・・・・・・・炉 心 12・・・・・・・・・・・・核***性物質密度の低い
領域13〜15・・・核***性物質密度の高い領域L2
・・・・・・・・・・・・炉心の軸方向長さ第1図 第3図 蝋尿!!IIl@A侮 桃源!!llを冊 第7図 第8図 第9図 第10図
Claims (5)
- (1)核***性物質および親物質からなる燃料により円
柱状に形成された炉心を有する高速増殖炉において、前
記炉心の軸方向長さを130cmないし200cmとし
、前記炉心の中央部付近に前記炉心の軸方向長さの10
%、ないし65%の軸方向長さを有し上部、下部および
周囲の領域より核***性物質密度が低い領域を形成し、
平均出力密度を65W/ccないし150W/ccとし
たことを特徴とする高速増殖炉。 - (2)燃料は、燃料体積比を45%ないし55%とされ
た酸化物燃料から構成される特許請求の範囲第1項記載
の高速増殖炉。 - (3)燃料は、金属燃料から構成される特許請求の範囲
第1項記載の高速増殖炉。 - (4)核***性物質密度の低い領域は、プルトニウム富
化度11%以下とされたプルトニウム燃料から構成され
、この上部、下部および周囲の領域は、プルトニウム富
化度13%ないし20%とされたプルトニウム燃料から
構成される特許請求の範囲第1項ないし第3項記載の高
速増殖炉。 - (5)核***性物質密度の低い領域は、濃縮度13%以
下とされたウラン燃料から構成され、この上部、下部お
よび周囲の領域は濃縮度15%ないし22%とされたウ
ラン燃料から構成される特許請求の範囲第1項ないし第
3項記載の高速増殖炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61050197A JPS62207995A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 高速増殖炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61050197A JPS62207995A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 高速増殖炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62207995A true JPS62207995A (ja) | 1987-09-12 |
Family
ID=12852414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61050197A Pending JPS62207995A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 高速増殖炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62207995A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013520657A (ja) * | 2010-02-22 | 2013-06-06 | アドバンスト・リアクター・コンセプツ・エルエルシー | 長い燃料交換間隔を有する小型の高速中性子スペクトル原子力発電所 |
JP2019105542A (ja) * | 2017-12-13 | 2019-06-27 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 高速炉の燃料要素および高速炉の炉心 |
US10424415B2 (en) | 2014-04-14 | 2019-09-24 | Advanced Reactor Concepts LLC | Ceramic nuclear fuel dispersed in a metallic alloy matrix |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP61050197A patent/JPS62207995A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9640283B2 (en) | 2010-01-29 | 2017-05-02 | Advanced Reactor Concepts LLC | Small, fast neutron spectrum nuclear power plant with a long refueling interval |
JP2013520657A (ja) * | 2010-02-22 | 2013-06-06 | アドバンスト・リアクター・コンセプツ・エルエルシー | 長い燃料交換間隔を有する小型の高速中性子スペクトル原子力発電所 |
US10424415B2 (en) | 2014-04-14 | 2019-09-24 | Advanced Reactor Concepts LLC | Ceramic nuclear fuel dispersed in a metallic alloy matrix |
JP2019105542A (ja) * | 2017-12-13 | 2019-06-27 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 高速炉の燃料要素および高速炉の炉心 |
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