JPS62207349A - 重合体の製造方法 - Google Patents

重合体の製造方法

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JPS62207349A
JPS62207349A JP4841686A JP4841686A JPS62207349A JP S62207349 A JPS62207349 A JP S62207349A JP 4841686 A JP4841686 A JP 4841686A JP 4841686 A JP4841686 A JP 4841686A JP S62207349 A JPS62207349 A JP S62207349A
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JP
Japan
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weight
polycarbonate
polymer
pref
radical
Prior art date
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Pending
Application number
JP4841686A
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English (en)
Inventor
Yasushi Isobe
磯部 安司
Masanobu Koyama
正伸 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属粉又は酸化金属粉などに対する高度な分
散能を有し且つ高度の熱安定性を具備し、さらに低廉な
有機溶剤に可溶な重合体の製法に関するものであり、特
に磁性体の分散剤として有用な機能性樹脂に関するもの
である。
〔従来の技術及びその問題点〕
塩化ビニル−塩化ビニリデン又は塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体は機械的強度のバランス、ウレタン樹脂との
相溶性が良好であり、さらにγ−酸化鉄に対する分散性
が優れているので磁気テープバインダーとして使用され
ている。しかしながら一般的には低廉な有機溶剤に対す
る溶解性の不足により、シクロヘキサノン或いはテトラ
ヒドロフランなどの高価な溶剤を用いることが必要であ
り、しかもこれらの溶剤は刺激臭が強いといった問題が
あり、さらに微細な鉄粉或いはバリウム−フェライト系
磁性体に対し46し ては分散能が咎いため、今后高分散能及び高密度化への
要求が強まる中で磁気テープ或いはフロッピーディスク
の磁性体バインダーとしての用途に制限を受けてきた。
此等の対策として、塩化ビニル−塩化ビニリデン或いは
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の低分子量化又は塩化
ビニルと塩化ビニリデン及び/又は酢酸ビニルとマレイ
ン酸、無水マレイン酸又はヒドロキシエチルアクリレー
トなどとの三元共重合体などにより改良がなされてきた
が、熱安定性不良、溶剤の低揮散性、フィルム間のブロ
ッキング性等を生じ磁性体粉末の分散力とのバランスが
不良であった。
(ロ) 発明の構成 〔問題点を解決する為の手段〕 本発明者等は、前記問題点について鋭意検討した結果、
本発明を完成した。
即ち、本発明は数平均分子t500〜5000のポリカ
ーボネートの存在下に於いて、塩化ビニル60〜95重
量%、塩化ビニリデン又は酢酸ビニル或いは両者の混合
物40〜5重量係及びこれらと共重合可能な他のラジカ
ル重合性単量体O〜20重tSからなる単量体混合物を
ラジカル重合することを特徴とする重合体の製造方法で
ある。
〔単量体混合物〕
本発明における単量体混合物は、塩化ビニルと塩化ビニ
リデン又は酢酸ビニル或いは両者の混合物及び所望によ
りその他のラジカル重合性単量体からなるものである。
各単量体の共重合割合は、塩化ビニル単量体が60〜9
5重量%で、塩化ビニリデン又は酢酸ビニル或いは両者
の混合物が40〜5Nik%であることが必要であり、
塩化ビニルが60重t%未満の場合は、得られる重合体
の熱安定性及び耐熱性が著しく不良であり、又95重i
%を越えるとトルエン或いはトルエン・メチルエチルケ
トン混合物等の安価な溶剤への溶解性が不良となると同
時に磁性体の分散性も不良となる。
上記3種類の単量体以外のその他のラジカル重合性単量
体も用途に応じ使用することが出来る。その他のラジカ
ル重合性単量体としては、例えば溶剤への溶解性を増す
ことを目的とするときは、アルキルビニルエーテル、ア
クリル酸エステル、アルキルビニルケトンが使用出来、
又磁性体の分散性を高めるには、アクリル酸、ヒドロキ
シエチルアクリレート、無水マレイン酸、N−メ♂誓タ
クリルがアミド、メタリルスルホン散ソーダ、或いはグ
リシジルメタアクリレートなどの極性基含有モノマーの
1種又は2種以上を使用することが出来る。さらに熱安
定性と溶剤への溶解性との相方を同時に向上させる為に
、アリルクロライド又はメタアリルクロライドを使用す
る方法が好ましい。これら単量体の共重合割合が20重
量%を越えると、必須単量体の量的不足を招き、重合体
が所期の性能割合は、塩化ビニル70〜85重量%、塩
化ビニリデン又は酢酸ビニル或いは両者の混合物60〜
15重t%であり、その他のラジカル重合性単量体は0
〜15重量%である。
〔ポリカーボネート〕
本発明で使用するポリカーボネートは一般に知られてい
る脂肪族ポリカーボネート、及び芳香族ポリカーボネー
トを使用出来る。
具体的には脂肪族ポリカーボネートの例として、次のジ
オールを構成単位とするものが挙げられる。
2−エチルヘキサンジオール−16,2,2,4−トリ
メチルヘキサンジオール−1,6、デカンジオール−1
10,シクロヘキサンジオール−13、シクロヘキサン
ジオール−t4、ジメーtロールシクロヘキサン−′1
.4等。
芳香族ポリカーボネートの例としては、次のジオールを
構成単位とするものが挙げられる。
ビスフェノール−A、1.4−ビス(2−ヒトの内でも
ヘキサンジオール−1,6が特に好ましい。斯る脂肪族
ポリカーボネートの存在下にて本発明方法に従りてラジ
カル重合することにより、ラジカル型グラフト重合が効
率よく起こり、その結果書られる重合体の安価な前記有
機溶剤への可溶性が著しく向上するものと推定される。
さらに理由は明らかではないが磁性体の分散性も同時に
顕著に向上する。これも斯るグラフト型重合体が関与し
ているのであろう。
本発明において使用されるポリカーボネートの分子量は
数平均で500〜5000でなければならない。
好しい平均分子量の範囲は700〜2000である。数
平均分子量が500未満の場合は得られる重合体の溶剤
溶液からの溶剤の揮散性及びフィルムの耐ブロッキング
性が不良となる。
他方5000を越える場合、結晶性が増大し、得られた
重合体の溶剤への溶解性、及び磁性体の分散能が不良と
なる。
上記数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(G
PC)によるポリスチレン換算数平均分子量である。ま
た測定条件は次の通りである。
装置:高速液体クロマトグラフィー(例えば東洋曹達工
業■製部品名HLC− 801A) カラム:ポリスチレンのゲル(例えば東洋曹達工業■製
部品名GMH) 溶出溶媒:テトラヒドロフラン 流量:toffiz、/= 圧カニ15kP/cj カラム温度=40℃ 〔重合体の製造〕 本発明においては、前記ポリカーボネートの存在下に単
量体混合物をラジカル重合することにより目的とする共
重合体が得られる。
ポリカーボネートと単量体混合物の使用割合は、ポリカ
ーボネート3〜50重量係と単量体混合物97〜50重
itsであるのが好しく、ポリカーボネート10〜40
重量%と単量体混合物が90〜60重tSであるのかさ
らに好しい。
単量体混合物の使用割合が97重tSを越えるとポリカ
ーボネートの効果が小さくなり、熱安定性、溶剤の揮散
性及び磁性体の分散性が不良となりやすく、50重fチ
未滴の場合には単量体混合物量の低下により、円滑な共
重合反応を行ないにくくなり、かつ得られた重合体は、
欧化温度の低下、磁性体の分散性の低下を招き又高コス
トとなり易い。
重合方法は、懸濁重合法、乳化重合法、及び溶液重合法
のいづれも採用することが出来る。
しかしながら、此等の重合法に於いて、予めポリカーボ
ネートを上記単量体混合物に溶解してから昇温するか、
又はこれらの全量を仕込んだ後、昇温時間を若干長くし
て加熱する方法が♂しい。
例えば最も簡便な懸濁重合法を採用する場合は、懸濁剤
としては部分ケン化PVA、メチルセルロース、エチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの共重合体或いは
酢酸ビニルとマレイン酸との共重合体等の1種又は2種
以上を用いることが出来る。
重合温度は40〜70℃、1合時間は7〜20時間が好
ましい。又触媒としてはラジカル発生型触媒例えばベン
ゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジ
ー2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、2.
2’−ジメチルバレロニトリルなどが用いられる。
又乳化重合性成いは溶液重合法を採用するときは、水溶
性触媒、乳化剤或いは汎用性の各種溶媒を使用し、常法
により実施される。
〔実施例及び比較例〕
以下に実施例及び比較例をあげて、本発明をさらに具体
的に説明する。
尚、各側における部は重量部を表わし、各側で得られた
重合体の特性は、それぞれ次の方法により測定した。
1)熱安定性 熱安定剤を添加せず、110℃で24時間ギヤーオーブ
ン中に共重合体を維持してその変色状態を観察した。
2)トルエン/メチルエチルケトン(重量比1/1の混
合溶媒)に対する溶解性 上記混合溶媒70重量部に共重合体50重量部を加え、
23℃で1時間攪拌后に於ける溶解性を目視により観察
した。
3)磁性体分散性 バリウムフェライト微粉末600部、共重合体70部、
ウレタン重合体にツボラン2304、日本ポリウレタン
■製)30部、メチルエチルケトン80C1部、)シェ
フ800部、ガラスピーズ4000部よりなる配合物を
10時間ペイントコンディジ田ナナ−振とり后、ガラス
ピーズなe遇して直ちにポリエステルフィルム上に10
0μの厚さとなるようドクターブレードにて塗布して6
0℃×10時間加熱后、日本電色工業■製シグマ80カ
ラーメジャーリングシステム(Σ80 COLORME
ASURING SYSTEM)Kより60”(1)反
射率を測定した。反射率が高い根分散性のよいことを示
す。
4)耐ブロッキング性 3)で得られた塗装フィルム2枚の塗布面を合わせて4
0℃でo、ly/cIiの圧力を24時間加えた後にブ
ロッキングの程度を観察し、良否を判定した。
実施例1 51オートクレーブに塩化ビニル80部、塩化ビニリデ
ン20部、PCD−D2000 (数平均2.000の
脂肪族系ポリカーボネート、東亜合成化学工業■製)1
1部、懸濁剤として0KS−7514(部分ケン化PV
A、日本合成化学工業■製)0.5部及びエパン485
(酸化エチレンと酸化プロピレンとのブロック共重合体
、第一工業製薬■製)1.0部を使用し、ラジカル発生
型触媒である2−エチルへキシルパーオキシジカーボネ
ートα4部及び純水200部を仕込み、5 D Orp
mの攪拌下にて60℃で13時間懸濁重合を行った。重
合液を遠心腕’IL 水石乾燥し、その結果、85重量−の重合4率で粉末状
重合体を得た。この重合体について物性評価試験を行っ
たところ、表1の如(でありた。
実施例2〜8 及び比較例1〜3 実施例1に於いて単量体組成、ポリカーボネートの種類
又はこの有無を変更して、他の重合条件は同一にして重
合を行った。その結果、表1の試験結果を得た。
(ハ)発明の効果 本発明によれば、熱安定性、溶剤に対する溶解性、磁性
体に対する分散性及び耐ブロッキング性に潰れた共重合
体が容易に得られ、生成物である共重合体は種々の分野
で使用されるが、とりわケ磁性体の分散剤として工業的
に有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化ビニル60〜95重量%、塩化ビニリデン及び
    /又は酢酸ビニル40〜5重量%及びこれらと共重合可
    能な単量体0〜20重量%か、らなる単量体混合物を、
    数平均分子量500〜5000のポリカーボネートの存
    在下にラジカル重合することを特徴とする重合体の製造
    方法。
JP4841686A 1986-03-07 1986-03-07 重合体の製造方法 Pending JPS62207349A (ja)

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JP4841686A JPS62207349A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 重合体の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513586A (ja) * 2006-12-15 2010-04-30 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 高分枝ポリカーボネート含有のポリマー分散液

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513586A (ja) * 2006-12-15 2010-04-30 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 高分枝ポリカーボネート含有のポリマー分散液

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