JPS62206771A - フラツトケ−ブル用コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多芯フラットケーブル用のコネクタに関する。

扁平な帯状被覆中に多数の並行芯線を有する多芯フラッ
トケーブルの接続は一般に多芯フラット、　ケーブルを
コンタクトで刺し貫き芯線をコンタクトの接片間へ圧入
し捕捉する一括圧接方式が採られる。

而して、該フラットケーブルの接続においては微少なピ
ッチで並行している芯線間のクロストークを防止するた
め、隣接する芯線の一方を信号線とし、他方を接地線と
する接続形態が屡々採られる。この接地形態を形成させ
るべくフラットケーブルの各信号用芯線間に専用接地用
芯線を配置したものが多く提供されている。

従来、このような接地用の芯線を短絡する手段として例
えば接地に用いる芯線をケーブル端末より剥き出しショ
ートバーにハンダ付けする手段、或は共通母材から成る
連結コンタクト板を準備し、これをコネクタに装備させ
、接地用に用いる芯線を捕捉させる手段等が提案されて
いる。

前者は作業が非常に繁雑であり、ケーブルの端末以外の
ところでコネクタによる圧接及び芯線剥き出しを行う場
合にはケーブルの切断を招来する恐れがある。

後者の連結コンタクトを用いる場合には信号用芯線を捕
捉する圧接コンタクト以外に特別の多連構造のコンタク
トの準備が必要である。又ピッチ変換等ができず、互換
性に欠け、各ピッチの芯線及びコネクタに対応すること
ができず、コンタクトの通常の圧入植込みが適用できな
い。

又分離したコンタクトを用いる場合には各コンタクト間
を連絡する短絡部品の付属、同部品をコンタクトに保持
させる機構等が必須となる。

而して本発明は、コネクタに上記の如き連結コンタクト
を実装する構造を採らず、又コンタクトに短ＭＳ部品を
保持させる機構等を使用することなく、上記接地のため
の芯線捕捉並びにその短絡状態の形成をフラットケーブ
ル用の圧接コネクタ内で可使としたものであり、その手
段として上記圧接コネクタに少なくとも信号用のコンタ
クトが貫挿される孔を開口した絶縁盤を具備させ、該絶
縁盤の開口面に導電層をメッキ等にて形成し、接地用の
芯線を捕捉するコンタクトを該導電層に対し常時短絡状
態となるように配置すると共に、上記絶縁盤を貫く信号
用のコンタクトに対し該導電層を非導通状態となるよう
に配置する構成として、圧接と同時に接地用コンタクト
による接地用芯線の捕捉並びに上記導電層を媒体とする
該接地用コンタクトの短絡状態の形成と、信号用コンタ
クトによる信号用芯線の捕捉とが的確に図られるように
したものである。

又実施に応じ上記導電層を信号用コンタクトの少なくと
も一木が絶縁盤を貫いた時に導通状態となるように配置
して該コンタクトを共通接地コンタクトとして配線基盤
の接地ラインへ落とすことができるようにしたものであ
る。

図面は上記本発明の趣旨に従って製造されたフラットケ
ーブル用コネクタを例示する。

以下同実施例に付き詳述する。

１は信号用のコンタクトを、２は接地用のコンタクトを
夫々示す０両コンタクトはフラットケーブルの被覆を貫
き被覆内部に延在する各芯線を接片間に圧入し弾力的に
捕捉する。このようなコンタクトは先端を尖らせ、並設
した少なくとも二この圧接接片を有し、接片間に芯線の
圧入間隙を形成している。図示のコンタクトは千鳥配置
にした三この圧接接片を有し、導線を第１．第２接片間
から第２．第３接片間へ通すように圧入捕捉する。

両コンタクト１．２は圧接接片の基部が互いに連結され
連結部に植込部８，９を有する。信号用コンタクトｌは
該植込部８によりフラットケーブル３の信号用の芯線４
と同一ピッチでコネクタブロック６に植込み、該植込部
８から信号用コンタクトｌと反対側に延びた雄又は雌コ
ンタクト７を植込孔内に延在させるか、又は孔外へ突出
する。

他方コネクタに上記信号用コンタクト１が貫通するコン
タクト挿通孔］２を有する絶縁盤ｌＯを具備させ、該絶
縁盤１０に上記接地用コンタクト２をフラットケーブル
３の接地用芯線と同一ピッチで植立する。１７は該接地
用コンタクトを植立する圧入植込孔を示子。

該絶縁ｆｉｌＯには信号用コンタクト１が挿通される面
、即ち接地用コンタクト２が植立される面に導電層１１
を施す、該導電層１１を接地用コンタクト２と導通状態
に配置し、又信号用コンタクト１が貫挿されたコンタク
ト挿通孔１２とは隔絶するように配置する。

実施例は信号用コンタクト１の少なくとも一つで共通接
地を図るため、上記導電層１１をコンタクト挿通孔１２
の少なくとも一つ、例えば列端のコンタクト挿通孔１２
’に達するように配置する。

第２図に示すように、上記接地用コンタクト２を有する
絶縁ｉ１０を信号用コンタクト１を有するコネクタブロ
ック６に重ね、信号用コンタクトｌを絶縁盤ｌＯのコン
タクト挿通孔１２に挿通する。該挿通によって列端の信
号用コンタクト１は上記コンタクト挿通孔１２’内に挿
通され導電層１１と導通状態となり、該導電層１１を媒
体として全ての接地用コンタクト２と導通状態となる。

即ち、コンタクト１′によって共通接地用コンタクトを
形成する。他の信号用コンタクトｌは導電層１１と非導
通である。上記共通接地用コンタクト１′は雄又は雌コ
ンタクトを共通接地出力端として用いる。

上記接地用コンタクト２及び共通接地用コンタクト１′
と導電層１１との導通を確実なものとするため、導電層
１１は接地用コンタクトの植込孔及び共通接地用コンタ
クト１′が挿通される孔１２’の内周壁に亘って配置す
る。該孔内壁に配置された導電層部分と接地用コンタク
ト２の植込部９及び共通接地用コンタクト１′の植込部
８とが圧接する。このため共通接地用コンタクト１′は
孔１２’内へ緊密に挿通される。他の信号用コンタクト
ｌは孔１２内へ緩く貫挿させて良い、上記の如き導電層
の配置は例えばメッキによって形成される。

第１図は導電層１１を絶縁盤１０の信号用コンタクトｌ
が突出される側の面に形成したが、これを信号用コンタ
クトｌが突入される側の面に形成することができる。

第２図に示すように絶縁盤ｌＯ八へ挿された信号用コン
タクト１及び共通接地用コンタクト１′と接地用コンタ
クト２とを絶縁盤」Ｏの表面から同一高さで千鳥配置に
突出しフラットケーブルとの圧接に供する。

第３図に示すように、フラットケーブル３はケーブル押
えカバー１３とケーブル保持板１４間で挟持し、上記コ
ンタクト１．１’、２へ押し込む、ケーブル保持板１４
はコンタク）１．１’。

２の貫挿を許容するコンタクト挿通孔１６を有し、ケー
ブル押え板１３はケーブル保持板１４を貫通したコンタ
ク）１．１’、２の先端を受容するコンタクト受容孔１
５を有する。

ケーブル押え板１３とケーブル保持板１４はケーブルを
保持した状態で絶縁盤１０に重ねられ、ケーブル保持板
１４を貫通したコンタクトｌ。

１′、２がフラットケーブル３を貫き、接地用コンタク
ト２が接地用芯線５を捕捉し、信号用コンタクト１．１
’が信号用芯線４を捕捉する。

よって接地用芯線５が接地用コンタクト２及び導電Ｗｊ
１１を介して短絡状態となる。又共通接地用コンタクト
ｔ’で捕捉する芯線４′を共通接地母線とする。

上記芯線捕捉状態を保持するため、ケーブル押えカバー
１３の両端からコネクタ保持板１６を絶縁盤１０及びコ
ネクタブロック６の側面に沿って延設し、コネクタブロ
ック側面と保合状態を形成する。

該係合手段として、例えばコネクタブロック６及びコネ
クタ保持板１６の一方に突起１９を、他方に凹欠１８を
夫々形成し１両者を弾力係合させる。上記ケーブル保持
板１４は上記コネクタ保持板１６間に嵌装しケーブル保
持を行う。

実施例は専用接地線５を有する場合について述べたが、
信号用芯線のみを有するフラー、トケーブルにおいて、
同芯線を接地用と信号用に交互に用いても良い。

以上説明した実施例はコネクタに絶縁盤ｌＯを具備させ
、該絶縁盤１０に導電層１１を設は接地用コンタクト２
をこれに具備させた場合を示したが、このようなコンタ
クトを植立する絶縁盤１０を用いずに、他側として第８
図に示すようにケーブル押えカバー１３の内表面に上記
と同様の配置の導電層１１を形成することができる。こ
の場合接地用コンタクト２はコネクタブロック６に信号
用コンタクトｌと千鳥にして植立し、フラー、トケーブ
ルを貫いた後各コンタクト先端をコンタクト受容孔１５
内に受は入れ、接地用コンタクト２及び共通接地用コン
タクト１′を受用孔１５゜１５′内で導電層１１と導通
状態にする。この場合ケーブル押えカバー１３が絶縁盤
となる。

本発明は以上説明したように、多芯フラットケ−プルを
刺し貫き芯線を捕捉し接続を果す多数のコンタクトを備
えたコネクタにおいて、コネクタに導電層を設けた絶縁
盤を具備させ該導電層と接地用コンタクトとを導通状態
となるように配置し、絶縁盤に貫挿される信号用コンタ
クトを該導電層と非導通状態に配置することにより、フ
ラットケーブルの接地用芯線の捕捉、並びにその短絡が
上記絶縁盤の導電層を介して圧接と同時に的確に得られ
る。

信号用コンタクトが貫挿される絶縁盤にコンタクト植込
前に予め導電層をメッキ等しておくだけで良く、コンタ
クトアッセンブリ一時に短絡部材等を組み込むことを要
せずに容易にコネクタ内短絡機構を形成でき、構造も簡
素化でき加えて信頼性も著しく高まる。

又信号用コンタクトの少なくとも１本が絶縁盤を貫いた
時に導電層と導通状態となるように配置するのみで共通
接地用コンタクトが容易に形成でき、導電層パターンの
設定によって自在に接地機構が形成できる。又本発明に
よれば特殊な構造の連結コンタクトの準備も要しない等
の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は信号用コンタク
トを有するコネクタブロックと接地用コンタクトを有す
る絶縁盤の一部を拡大して示す分解斜視図、第２図は同
組立斜視図、第３図は更に上記組立体にケーブル押えカ
バーを用いて圧接を行った状態の外観の一部を拡大して
示す圧接コネクタ全体斜視図、第４図はケーブル押えカ
バーの一部を拡大して示す斜視図、第５図は第３図にお
けるＣ−Ｃ線断面図、第６図は第１図におけるＡ−Ａ線
断面図、第７図は第１図におけるＢ−Ｂ線断面図、第８
図は他側を示すケーブル押えカバーの一部を拡大示する
斜視図である。 ■・・・信号用コンタクト、２・・・接地用コンタクト
、３・・・多芯フラットケーブル、４・・・信号用芯線
、５・・・接地用芯線、６・・・コネクタブロック、ｌ
Ｏ・・・絶縁盤、１１・・・導電層、１２・・・フンタ
クト挿通孔、１３・・・ケーブル押えカバー、１５・・
・コンタクト受容孔。 特許出願人　山−電機工業株式会社 ？′”　　・。 一部 て・１ 第２図 第３１１ 第４図 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）多芯フラットケーブルを刺し貫き芯線を捕捉して
   接続を果す多数のコンタクトを備えたコネクタにおいて
   、該コネクタに上記コンタクトとして信号用に用いられ
   るコンタクトと接地用に用いられるコンタクトとを具備
   させると共に、少なくとも上記信号用コンタクトが貫挿
   される孔を有する絶縁盤を具備させ、該絶縁盤の信号用
   コンタクトが貫挿される面に導電層が形成され、該導電
   層と接地用コンタクトとが導通状態となるように配置さ
   れ、該導電層が上記絶縁盤へ貫挿される信号用コンタク
   トに対し非導通状態となるように配置されていることを
   特徴とするフラットケーブル用コネクタ。
2. （２）上記導電層が上記絶縁盤を貫く信号用コンタクト
   の少なくとも一つと導通状態となるように配置されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のフラッ
   トケーブル用コネクタ。
3. （３）上記接地用コンタクトを絶縁基盤に植立し、上記
   導電層との導通状態を形成していることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のフラットケーブル用コネクタ
   。