JPS6220528A - 高分子量ポリフエニレンスルフイドの製造方法 - Google Patents

高分子量ポリフエニレンスルフイドの製造方法

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JPS6220528A
JPS6220528A JP60158340A JP15834085A JPS6220528A JP S6220528 A JPS6220528 A JP S6220528A JP 60158340 A JP60158340 A JP 60158340A JP 15834085 A JP15834085 A JP 15834085A JP S6220528 A JPS6220528 A JP S6220528A
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JP
Japan
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sulfide
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aqueous solution
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JP60158340A
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Nobuyuki Tamai
宣行 玉井
Kiyoteru Kashiwame
浄照 柏女
Shigeyuki Ozawa
小沢 茂幸
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高分子量でフィルム成形に好適なポリフェニ
レンスルフィドの製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、ポリフェニレンスルフィド(以下、 ppsと略
す)の製造方法として、アルカリ金属硫化物とパラジハ
ロベンゼンとを極性有機溶媒中で反応させる方法(米国
特許第3354129号および特公昭45−3388号
公報参照)が知られている。
しかしながら、この方法ではフィルムの成形を可能とす
る高分子にのPpS樹脂を得ることはできない。
したがって、このような難点を克服するために、高分子
量でフィルム成形の可能なPPSの製遣方法として (1)アルカリ金属硫化物とアルカリ金属カルボン酸塩
とを極性有機溶媒溶液に混合し、結晶水を脱水し、パラ
ジハロベンゼンを加えて加熱重合させる方法(米国特許
第3919177号参照)。
(2)  (1)のアルカリ金属カルボン酸塩にアルカ
リ金属炭酸塩を併用して加熱重合させる方法(米国特許
第4038259号参照)。
(3)アルカリ金属硫化物を高温減圧下で絶乾状態にし
た後、微粉化し、同様にアルカリ金属炭酸塩をも微粉化
し、両者を極性溶媒中でバラジクロルベンゼンと加熱重
合させる方法(特開昭59−22982号公報参照)。
(4)アルカリ金属硫化物と無機塩との水溶液を脱水し
て無定形ガラス状化物となし、これを微粉化し、アルカ
リ金属硫化物に対し0.01〜1モルの水を加えて、バ
ラジクロルベンゼンと極性溶媒中で加熱重合させる方法
(特開昭59−109523号公報参照)。
(5)アルカリ金属三リン酸塩とアミF系有機溶媒の混
合物から脱水し、更にアルカリ金属硫化物を加えて2回
L1の脱水を行ない、得られた脱水組成物とパラジハロ
ベンゼンとを反応させる方法(特開昭58−20030
号公報参照)。
のような方法が提案されている。
し発明の解決しようとする問題点] 前記の方法に従えば、高分子量のPPSを得ることはで
きるが、例えば、前記(1)、(2)のアルカリ金属カ
ルボン酸塩を固体で使用する方法において、フィルム成
形に好適な高分子量のPPSを得るためには、アルカリ
金属硫化物1モルに対して等モル以上のアルカリ金属カ
ルボン酸塩、特に好ましくは酢酸リチウムの使用を必要
として、価格の高い酢酸リチウムの多量の使用はコスト
的な点で問題があった。また、多量の有機カルボン酸塩
を含む排水の処理についても問題があった。これを解決
する方法として低価格のアルカリ金属炭酸塩を使用し、
排水処理の問題を生じないのが、前記(3)、(4)の
方法であるが、これらの方法は粉砕、微粉化の工程を必
要としたり、微粉末の取扱いに複雑な工程を伴なうとい
う問題点がある。
よって、本発明は、アルカリ金属カルボン酸の使用量を
極めて少量とし、且つ煩雑な工程を要することなく、高
分子量のPpSを製造する方法を提供することを目的と
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記の問題点を解決すべくなされたものであ
り、アルカリ金属硫化物とアルカリ金属炭酸塩および/
またはアルカリ金属三リン酸塩とを含む水溶液に、アミ
ド系有機極性溶媒を混合し、該混合物を脱水処理して得
られる固溶体とポリハロ芳香族化合物とを触媒量のアル
カリ金属カルボン酸塩の存在下に反応させることを特徴
とする高分子量ポリフェニレンスルフィドの製造方法を
提供するものである。
本発明におけるアルカリ金属硫化物は一般式M2Sで表
わされる化合物であって、NはNa、にである硫化ナト
リウムあるいは硫化カリウムが好^である。またアルカ
リ金属炭酸塩は一般式M2 GD3 で表わされ、Nは
Na、にのiRMナトリウム、炭酸カリウムであるのが
好ましい。更に、アルカリ金属三リン酸塩は一般式M3
 POaで表わされ、にはLi、Na、にであるリン酸
リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムであるの
が好適である。
本発明の製造方法は、予めアルカリ金属硫化物とアルカ
リ金属炭酸塩および/またはアルカリ金属二リン酸用と
を含む水溶液の調整と該水溶液とアミド系有機極性溶媒
との混合による混合物の調製が毛要である。この際少量
のアルカリ金属水酸化物が加えられる。
而して、未発151はL記の如き、硫化物、塩類を水溶
液として使用することに特徴がある。
アルカリ金属硫化物とアルカリ金属炭酸塩の混合比はア
ルカリ金属硫化物1モルに対してアルカリ金属炭酸塩0
.05〜3.0モルであり、好ましくは0.3〜2.0
モルの範囲である。また、アルカリ金属三リン酸塩の使
用量は、アルカリ金属硫化物1モルに対して0.05〜
3.0モル、好ましくは0.3〜2.0モルの範囲から
選択される。
更に、少量使用されるアルカリ金属硫化物はアルカリ金
属硫化物中に含まれるアルカリ金属型硫化物の量によっ
て選ぶことができ、一般にはアルカリ金属硫化物1モル
に対し0.8モルまでとするが、もし必要ならば、更に
多くの量を選ぶこ、とができる、使用しうるアルカリ金
属水酸化物は、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ムおよび水酸化カリウムまたはこれらの混合物である。
水溶液の調整および該水溶液とアミド系有機極性溶媒と
の混合物の調製は個別に行なわれてもよいが、同時に行
なってもよく、例えば、次の3方法が採用される。即ち
、■予めアルカリ金属硫化物とアルカリ金属水酸化物と
を混合した均一水溶液とアルカリ金属炭酸塩および/ま
たはアルカリ金属リン酸塩の均一水溶液とを混合し、そ
の混合水溶液をアミド系有機極性溶媒と混合する。■ア
ルカリ金属硫化物とアルカリ金属水酸化物とを混合した
均一・水溶液とアルカリ金属炭酸塩および/またはアル
カリ金属リン酸塩の均一水溶液とを個々にアミド系有機
極性溶媒と混合する。■アルカリ金属炭酸塩および/ま
たはアルカリ金属リン酸塩のみを均一水溶液とし、アル
カリ金属硫化物とアルカリ金属水酸化物の熱アミド系有
機極性溶液と混合する。
の3方法であるが、好ましいのは上記■の方法である。
而して、水溶液を調製するための木の量は固体が完全に
溶解する7号が好ましい、水溶液と混合するアミド系有
機極性溶媒の使用量はアルカリ金属硫化物1モルに対し
て 150〜325mQ、好ましくは225〜300露
Qの範囲である。
本発明で使用し得るアミド系有機極性溶媒の例としては
、ジメチルホルムアミド、ジメチル゛アセトアミド、カ
プロラクタム、N−メチルカプロラクタム、N−エチル
カプロラクタム、N−イソプロピルカプロラクタム、N
−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリド
ン、N−イソプロピル−2−ピロリドン、N−メチル−
3−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−5−メチル
−2−ピロリドン、N−メチル−3,4,5−トリメ°
チルー2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロ
リドン、N−メチル−2−ピペリドン、トエチルー2−
ピペリドン、N−エチル−6−メチル−2−ピペリドン
、N−メチル−3−エチル−2−ピペリドン、N−メチ
ル−2−オキソへキサメチレンイミンおよびN−エチル
−2−オキソへキサメチレンイミン等であり、」二足溶
媒の混合物も選択し得る。 かくして、調製された混合
液は、溶媒置換の形態で脱水処理して、固溶体状の脱水
組成物とする。脱水処理は通常窒素ガス雰囲気下110
〜210℃、好ましくは120〜205℃の温度に加熱
して行なわれるが、」二足@の方法においては、水溶液
を熱アミド系有機極性溶媒に滴下しながら、同時に脱水
するのが好ましい。
上記の方法により得られた脱水組成物はアルカリ金属硫
化物とアルカリ金属炭酸塩および/またはアルカリ金属
リン酸塩が残存する水分を介してイオン重相1炸川をし
ていると考えられ、更には重合溶媒ともよく親和する固
溶体をなしている。残存水分量は一般には加水分解を抑
えるために、できるだけ少ない方がよいとされているが
、本発明の方法によれば、アルカリ金属硫化物1モルに
対して0.3〜3.5モル、より好ましくは0.6〜3
.0モルの広い範囲で選択でき、アミド系有機極性溶媒
の共存状態から溶媒置換をしながら脱水するのは本発明
の方法の特徴の一つである。
脱水処理後は、得られた固溶体状の脱水組成物に触媒吊
型のアルカリ金属カルボン酸塩を加えて攪拌混合し、更
にポリハロ芳香族化合物のアミド系有機溶媒溶液を加え
て所定温度で重合反応させる。
未発11において使用するアルカリ金属カルボン酸は、
一般式 %式%) (但し、RはHまたは)、(“宋数0〜20の炭化水素
基、にはLi、Na、に、  nは1以」二の整数)で
表わされ、その代表的なものを例示すると、ギ酸リチウ
ム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、シュウ酸リチウム
、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸カリウム、酢酸リチウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸リチ
ウム、プロピオン酸ナトリウム、2−メチルプロピオン
酸リチウム、吉草酸リチウム、Uギ酸ナトリウム、ヘプ
タン酸リチウム、2−メチルオクタン酸リチウム、ドデ
カン酸カリウム、3−メチルシクロペンタンカルボン酸
ナトリウム、シクロヘキシル酢酸カリウム、安息香族カ
リウム、安息香族リチウム、安息香族ナトリウム、その
他同種類塩およびそれらの混合物が挙げられる。 アル
カリ金属カルボン酸塩を加える時期は脱水前(水溶液の
調製時)でも脱水後でもよいが、脱水後に得られる固溶
体が高温で液状になっている状態で加え、−10分〜2
時間、好ましくは30分〜1時間攪拌するのがより好ま
しい、攪拌時の温度は前記固溶体が液状である温度範囲
である。
アルカリ金属カルボン酸塩の使用量はアルカリ金属硫化
物1モルに対して0.03〜0.5モル、より好ましく
は0.05〜0.3モルの範囲である。
本発明におけるアルカリ金属カルボン酸塩の使用量は、
従来の方法と比較して極めて少ない、また、従来のアル
カリ金属カルボン酸塩とアルカリ金属炭酸塩を併用する
方法は、アルカリ金属カルボン酸塩を主たる添加剤とし
て使用するのに対し、本発明の方法はアルカリ金属炭酸
塩を主たる添加剤としていることから、コスト的に有利
となるものである0本発明において、アルカリ金属カル
ボン酸塩の使用量を大幅に減らしうる理由は、アルカリ
金属炭酸塩を含む前記固溶体とアルカリ金属カルボン酸
塩とが相乗作用的に高分子量化に寄与することによるも
のと推測される0本発明における脱水法を採用せず、予
めアルカリ金属硫化物、アルカリ金属炭酸塩およびアル
カリ金属カルボン酸塩のアミド系有機極性溶液から脱水
して重合させても高分子量のPPSを得ることはできな
い、上記のような相乗作用的な効果に関するメカニズム
は明確ではないが、固溶体が主に副反応の制御に寄与し
、アルカリ金属カルボン酸塩がポリマーの活性末端に作
用して重合の生長反応の促進に寄与することによって高
分子量化の効果を生ずるものと推測される。
本発明で使用しうるポリハロ芳香族化合物としては、次
のようなジハロゲン化芳香族化合物を例示することがで
きる。
p−ジフルオロベンゼン、p−ジクロロベンゼン、p−
ジブロモベンゼン、p−ショートベンゼン、l−フル十
ロー4−クロロベンゼン、1−フルオロ−4−ブロモベ
ンゼン、l−フルオロ−4−ヨードベンゼン、1−クロ
ロ−4−ブロモベンゼン、1−クロロ−4−ヨードベン
ゼン、l−ブロモ−4−ヨードベンゼン、l、3−ジフ
ルオロベンゼン、l、3−ジクロロベンゼン、1,3−
ジブロモベンゼン、1.3−ショートベンゼン、1−フ
ルオロ−3−クロロベンゼ\      ′・1−フル
レオo−3−ブ°モ<′ゼ′・1−7ルオロ=3−ヨー
ドベンゼン、l−クロロ−3−ブロモベンゼン、1−ク
ロロ−3−ヨードベンゼン、l−フロモー3−ヨードベ
ンゼン及びこれらの混合物。
上記ポリハロ芳香族化合物のうちとくにジハロゲン化芳
香族化合物の割合はアルカリ金属硫化物1モルに対して
0.9〜1.1モル、好ましくは0.95〜1.05モ
ルの範囲で使用できる。
特に分岐されたPPSを得る目的で1分子当り2個より
多いハロゲン原子を有するポリハロ芳香族化合物を使用
する場合には、ジハロゲン化芳香族化合物1モルに対し
て、0.001〜0.03モル、より好ましくは0.0
02〜0,01モルの範囲で使用できる。使用しうる芳
香族化合物は次のよ′うなものである。
1.2.3−トリクロロベンゼン、1,2.41リクロ
ロベンゼン、 1,2.4−)ジブロモベンゼン、1.
2.4−トリヨードベンゼン、1,3.5−トリクロロ
ベンゼン、1,3.5−トリブロモベンゼン、1,3.
5−トリヨードベンゼン、 1,3.54リクロロ2.
4.5−トリメチルベンゼン、1,2.3−)リクロロ
ーナフタレン、 1,2.4−トリクロロ−ナフタレン
、1.2.8−トリクロロ−ナフタレン、2,3.6−
)リクロローナフタレン、 1,2,3.4−テトラク
ロロ−ナフタレン、 1,2,4.5−テトラクロロベ
ンゼン。
2.2′−4,4’−テトラクロロビフェニル、1,3
.5−トリクロロトリアジン及びこれらの混合物である
重合反応は窒素ガスなどによる不活性雰囲気下で行ない
1反応原料が液相中に存在しうる程度に加圧するのが好
ましい。
重合時の反応温度は150〜280℃、好ましくは18
0〜250℃の範囲であるが、250℃を超えると副反
応が起こりやすくなり好ましくない。
逆に180℃以下では重合に時間がかかりすぎるという
難点がある0重合時間は30分〜30時間、好ましくは
3〜20時間の範囲である。
重合に用いる溶媒の量は、脱水時に留出した溶媒の損失
量を考慮して、ジハロベンゼンを加える時に調箇される
が、アルカリ金属硫化物1モルに対して200〜600
層Qの範囲でaHRできる。
重合反応後は、ポリマーを熱水で洗浄することにより分
離することができる。また別法として蒸留により條媒を
留去して、残留物を熱水で洗浄することにより分離する
こともできる。
熱水による洗浄を数回繰返し、更にメタノール、7セト
ンによる洗浄をそれぞれ数回繰返した後、150℃にて
5時間前後減圧↑″に乾燥する。かくして白色のPPS
を得ることができる。
本発明の方法によって得られたPPSは高分子量を有し
ていて、他の処理を要することなく、フィルム、繊維な
どに加工することができる。
[実施例] 実施例1 硫化ナトリウムNa2S・2.8H20(80,72%
) 25.89g(0,2sal)と水酸化ナトリウム
0.62gを水f15gに溶解し均一溶液とした。同様
に、添加塩として炭酸ナトリウム IEl、98g(0
,18sol)を水45gに溶解し、前記均一溶液と混
合して混合溶液となし、N−メチル−2−ピロリドン(
NMP) 50sf2の入った内温150°Cのオート
クレーブ中にN2気流丁で滴下しつつ脱水した。留出物
138gは108gの水を含んでいた。脱水組成物に3
0m12のNIPとアルカリ金属カルボ酸塩として酢酸
リチウム 1.85g(0,025mol)を加え、2
00℃に昇温し30分間攪拌した。そQ後 180℃ま
で冷却し、p−ジクロルベンゼン29.4g(0,2s
al)をNIPに溶解した溶液を加え、160℃でN2
圧6kg/am2に保持し230℃まで昇温して6時間
反応させた。生成ポリマーを熱水にて洗浄して白色PP
Sを得た。
反応における脱水後の残存水分量、ポリマー収率および
ポリマー粘度を高化式フローテスターにて300℃、2
0kg荷重の条件で測定し、その結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1におけるアルカリ金属カルボン酸塩としての酢
酸リチウムの量を3.30g(0,05腸o1)に増加
させた他は実施例1と同様に反応させて白色ppsを得
た。
実施例3〜5 実施例1における脱水処理において残存水分量を第1表
に示すように変化させた他は実施例1と同様に反応させ
て白色PPSを得た。
実施例6 実施例1における添加塩としての炭酸ナトリウムに変え
てリン酸ナトリウムを用いた他は実施例1と同様に反応
させて白色PPSを得た。
実施例7 実施例1の脱水処理における残存水分量を第1表に示す
ように変え、史にアルカリ金属カルボン酸塩をシュウ酸
リチウムに変えた他は実施例1と同様に反応させて白色
PPSを得た。
実施例8 実施例2の脱水処理における残存水分量を第1表に示す
ように変え、更にアルカリ金属カルボン酸塩を酢酸ナト
リウムに変えた他は実施例2と同様に反応させて白色P
PSを得た。
実施例9 実施例1におけるp−ジクロロベンゼンに1,2゜4−
トリクロロベンゼy O,l1g(0.QOO6mol
)を併用した他は実施例1と同様に反応させて白色ρP
Sを得た。
L記実施例2〜9の脱水後の残存水分績、ポリマー収率
および実施例1と同様に測定したポリマー粘度を第1表
に示す。
比較例1 実施例1におけるアルカリ金属カルボン酸塩としての酢
酸リチウムを使用しない他は実施例1と同様に反応させ
て白色PPSを得た。
比較例2 硫化ナトリウムNa2S−2,8H20(80,72%
) 25.89g(0,2mol)、酢酸リチウム13
.Eig(0,1mol)と水酸化ナトリウム0.82
gをNMP 50m(2と混合し、150℃で1時間、
190℃で1時間脱水し、8,5gの主に水からなる留
水物を留出させ、次に反応器を160℃まで冷却し、パ
ラジハロベンゼン29.4g(0,2諺o1)をNPI
P 20■Qに溶解して混合し、250℃で5時間重合
し、灰色PPSを得た。
比較例3 比較例2において、酢酸リチウム3.3g(0,05]
01)をとiRMナトリウム18.96g(0,16m
ol)を用いた他は比較例2と同様に反応させて灰色P
PSを得た。
比較例4 実施例1における酢酸リチウムを7.92g(0,12
wool)に増加した他は実施例1と同様に反応させて
白色ppsを得た。
を記、比較例1〜4の脱水後の残存水分!逢、ポリマー
収率および実施例1と同様に測定したポリマー粘度を第
1表に示す。
[発明の効果] 従来のPPS製造方法において、高分子t、のPPSを
イ11るためには、高価なアルカリ金属カルボン酸塩、
#+jに酢酸リチウムを固体状態で多1間に使用しなけ
ればならず、またこの使用による排水処理が公害りから
問題となるなど、コスト的に不利となる要因が包含され
ていた。
本発明はかかる問題を解消するものであって、アルカリ
金属硫化物とアルカリ金属炭酸塩との水溶液にアミド系
有機溶媒を混合して、これを脱水し固溶体として、ポリ
ハロ芳香族化合物と極めて少楡のアルカリ金属カルボン
酸塩の存在下に重合反応させることに特徴があり、かか
る方法によって高収率で高分子量のPPSが得られ、ア
ルカリ金属カルボン酸塩の少量の使用と排水処理を必要
としないことなどからコストの低減化をiiT能とする
という効果を有するものである。
特に、本発明の方法によって製造される高分子:、::
ppsは他の高分子量化などの処理を要することなく、
フィルム、繊維などに加トしうるちのであって優れた効
果が認められるものである。
子糸ヅCネ市正1寸 昭和60年9月13 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルカリ金属硫化物とアルカリ金属炭酸塩および/
    またはアルカリ金属三リン酸塩とを含む水溶液に、アミ
    ド系有機極性溶媒を混合し、該混合物を脱水処理して得
    られる固溶体とポリハロ芳香族化合物とを触媒量のアル
    カリ金属カルボン酸塩の存在下に反応させることを特徴
    とする高分子量ポリフェニレンスルフィドの製造方法。 2、アルカリ金属カルボン酸塩が一般式 R(COOM)n (但し、RはHまたた炭素数0〜20の炭化水素基、M
    はLi、Na、K、nは1以上の整数)で表わされるア
    ルカリ金属カルボン酸塩である特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 3、アルカリ金属カルボン酸塩の使用量が、アルカリ金
    属硫化物1モルに対して0.03〜0.5モルである特
    許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP60158340A 1985-07-19 1985-07-19 高分子量ポリフエニレンスルフイドの製造方法 Pending JPS6220528A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1095481C (zh) * 2000-12-27 2002-12-04 古旗高 制备高密度线型高分子量聚苯硫醚的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1095481C (zh) * 2000-12-27 2002-12-04 古旗高 制备高密度线型高分子量聚苯硫醚的方法

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