JPS62203848A - 車両の防音処理工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、車両の防音処理工法に関し、詳細には車両製
造工程の焼付は工程を利用しで、遮音シートと共に使用
するゴムシートの発泡により車両調厚との優れた密着性
す３よび優れた防音効果を顕現する車両の防音処理工法
に関する。

Ｂ、従来の技術 従来より例えば車両のエンジンルームと車室内とを区切
るダッシュパネルの車室内側等に防音材を適用して、エ
ンジンルーム内で発生する騒音の単室内への侵入を防止
せんと、繊維性フェルトと遮音シートを一体化した防音
材が提案されているが、かかる防音材は金型での深絞り
成形性に乏しく、鋼板と繊維性フェルトの間に隙間が生
じたり、または単に接触しているに過ぎない状態で遮音
面に満足なる効果を発押し得ない欠点があった。

Ｃ１発明が解決しようとする量定、ｔ′ｙ。

ダッシュパネルを代表とする車両鋼板の振動に起因する
ｉｔ室内への騒音を防止することを目的として、従来上
り繊維性フェルトを鋼板面に接するようにして防音材を
装着しているが繊維性フェルトと鋼板面とは接着してい
るものではなく、従って満足なる遮音性は期待し得ず、
その対策方法が検討されているのが現状である。

Ｄ０問題点を解決するための手段 そこで、本発明者らは鋼板と防音材とを簡便なる工法に
より接着させ、優れた防音効果を顕現すべく、車両製造
工程の焼付工程を利用し、発泡剤及び熱可塑性樹脂を含
んだゴムシートの使用により解決し得ることを知見し、
本発明に至ったものであり、 而してその要旨は、 ゴム成分、充填材及び発泡剤を必須とし、必要に応じて
アスファルト等を含有する未発泡ゴムシート成分に、更
に熱可塑性樹脂を必須成分として配合してなるゴムシー
トと、ゴム、アスファルト、合成＋ｊ（Ｉｌｌ’を成分
等の１種以上と充填材成分を主成分としてなる遮音シー
トからなる防音材を、車両製造工程の電着塗装焼付後、
車両鋼板部に未発泡ゴムシート面を接するように適用し
、その後の中塗塗膜焼付工程もしくは上塗塗膜焼付工程
等により未発泡ゴムシートを発泡させると共に車両鋼板
部との隙間を充填し、併せてゴムシート内部に含有する
熱可塑性樹脂により車両鋼板部に接着させる車両の防音
処理工法 に存する。

Ｅ１作用 本発明で使用する防音材は、発泡すると共に内在する熱
可塑性樹脂がホットメルトの働きをし、従って鋼板面に
満足に接着するゴムシートと遮音シートとの相乗効果に
より優れた防音効果を顕現し、またその適用に際しても
車両製造工程を利用した作業性に優れる処理工法をなす
ものである。

）Ｆ、？ｉｌＪ成 本発明の防音材に用いる、ゴムシートは、ゴム成分、充
填材、発泡剤及び熱可塑性樹脂を必須成分として、シー
ト状物となすのであって、ゴム成分としては、天然ゴム
やポリブタジェン、スチレン−ブタノエンゴム、ブチル
ゴム、ネオプレンゴム、クロロブレンゴム等の合成ゴム
を選択使用して良い、また、再生ゴムの使用はコスト面
よりしで好ましいことである。

無機質充填材は、タルク、クレー、炭酸カルシウム等の
粉末状、アスベスト、スラッグウール等の繊維状、マイ
カ、雲＠等の鱗片状、シリカバルーン等の中空球状等の
任意の通常＊ａ質充填材として用いられるものの単独も
しくは２種以上の混合物の使用が好ましく、有機質充填
材を併せで使用する場合は、合成樹脂粉末、合成繊維屑
等を用いる。

必須成分である発泡剤は、７レオン１１、ニトロフルカ
ン、ニトロ尿素、活性メチレン化合物、アゾノカルボン
アミド等が例示できる。

鋼板面との接着のために使用する熱可塑性樹脂は、酢酸
ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂、ポリビニルアセタール用ＩＬアクリル樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリビニルアルコール（）（脂、塩化
ビニル樹ＪＩＴ？、ポリアミド用用↑等を用いる。

その他触媒、加硫剤、整泡剤等を適宜混入する。

必要に応じて使用する７ス７アルトは、任意のアスファ
ルトであってよく、ストレート７入フルト、ブロンアス
ファルト、セミブロンアスファルト等の１種もしくは２
種以上の混合物であってよい、一般的にはストレートア
スファルト単独、プロン７ス７アルト単独、ストレート
７入７フルトとブロンアスファルトの混合物である。

遮音シートは、ゴム、アスファルト、合成樹脂成分の１
１１以上と充填材成分を主成分としてなり、ゴム、７ス
７アルト及び充填材成分はゴムシートと同様のものから
の選択が可能であり、合成樹脂成分としては、石油樹脂
、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール
樹脂、エチレン−酢ビ共重合樹脂、ポリエステル樹脂、
メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等のＩＭ
ｉもしくは２種以上の使用が好ましい。

一般的に、７ス７アルトの単独又は混合７ス７アルト及
びこれらとゴム及び／又は０Ｉ脂成分との混合物の軟化
点は６５〜１１５°Ｃ１針人度は５〜１００である。針
入度を太き（した場合にアスファルトの軟化点が下がり
、作業性に劣る欠、αがあるため、かかる不具合を解消
するために、ゴム成分及び／又は樹脂成分を配合し、軟
化点を上げ、作業性を良くすることは好ましいことであ
る。

ゴムシート及び遮音シートの製造工程としては、例えば
加熱溶融したゴム等の１種以上と充填材を混練機にて混
合し、押し出した後圧延する工程を用いる。

ゴムシート及び遮音シートは、ともに可塑剤、安定剤、
難燃剤等の添加剤を適宜混入したものでも良い６ 車両鋼板面に適用する場合は、例えば予めゴムシートと
遮音シートをホッチキス、ホットメルト、接着剤等によ
り一体化したのち防音材のゴムシート面を接するように
して、ダッシュ部鋼板面凸部に引っ掛ける方法によるか
、又は鋼板面上に順次シートを載置したのち車両製造工
程に於ける中塗塗膜焼付工程又は、上塗塗膜焼付工程に
おいて８０〜１８０℃で１０〜６０分間加熱する工法に
よる。

鋼板面は、例えば予めグツシュパネルに粘弾性シートを
介した鋼板面でも一層の防音性向上のために好主しいこ
とである。

かかる工法により鋼板と防音材を接着一体化させること
が可能となるのであり、鋼板形状によっては部分的にゴ
ムシートの厚みを厚くすることは好ましく、ゴムシート
と遮音シートの間に網状物を挟置することも可能である
。

以下に実施例を挙げ本発明のより詳細な理解に供する。

当然のことながら本発明は以下の実施例のみに限定され
るものではない。

実施例 ポリブタジェンゴム１００重Ｉｎ、炭酸カルシウム３５
重量部、アゾノカルボンアミド（発泡剤）５重量部、ポ
リプロピレン２５重量部、プロセスオイル４０重量部、
加硫斉１０．９重ＩＬ部、及び加硫促進剤１．５重量部
を混線、圧延して、１．５鴎／−厚のゴムシートを得た
。

ポリブタジェンゴム２５重量部、ポリプロピレン樹脂１
０重量部、プロセスオイル５１！量部、炭酸カルシウム
６０重３１部を混線、圧延して２．Ｏｌ／醜厚の遮音シ
ートを得た。

パネルに仮止めし、中塗塗料の焼付けと同時にダッシュ
パネルに発泡接着させた。

ダッシュパネルと防音処理材が接着しているためかかる
簡便な工法により、従来にない優れた遮音性能を顕現し
た。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ゴム成分、充填材及び発泡剤を必須とし、必要に応じて
   アスファルト等を含有する未発泡ゴムシート成分に、更
   に熱可塑性樹脂を必須成分として配合してなるゴムシー
   トと、ゴム、アスファルト、合成樹脂成分等の１種以上
   と充填材成分を主成分としてなる遮音シートからなる防
   音材を、車両製造工程の電着塗装焼付後、車両鋼板部に
   未発泡ゴムシート面を接するように適用し、その後の中
   塗塗膜焼付工程もしくは上塗塗膜焼付工程等により未発
   泡ゴムシートを発泡させると共に車両鋼板部との隙間を
   充填し、併せてゴムシート内部に含有する熱可塑性樹脂
   により車両鋼板部に接着させることを特徴とする車両の
   防音処理工法