JPS62203543A

JPS62203543A - ブラシレスモ−タ

Info

Publication number: JPS62203543A
Application number: JP4530286A
Authority: JP
Inventors: Toru Inage; 稲毛　透
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1986-03-04
Filing date: 1986-03-04
Publication date: 1987-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明はブラシレスモータの改良に関する。

［従来の技術］例えばフロッピディスク装置などでは装置の小形化が要
求されるためディスクドライブ用に使用されるブラシレ
スモータは偏平形のものが使用されている。このような
偏平形のブラシレスモータは例えば第１０図及び第１１
図に示すように、回転軸１に縁部がＬ字形状に曲げられ
た円板形状のロータヨーク２をねじ３によって連結して
いる。

このロータヨーク２の縁部内側には固定磁化されたマグ
ネットで複数の磁極を構成してなるリング状のマグネッ
ト体４を固定している。一方、周端方向に複数のポール
５，５．・・・を突出するとともにその各ポール５．５
．・・・にそれぞれ巻線６，６゜・・・を巻装してなる
平板状のステータスコア７を筺体８に回路基板９ととも
にねじ１０によって固定している。このステータスコア
７は例えば複数枚のけい素鋼板を積層して構成されてい
る。前記回転軸１はこのステータコア７及び筺体８に対
して回転自在に設けられている。

このようなブラシレスモータにおいて従来は、第１２図
に示すようにポール５の先端部をステータコア７の周方
向に丁字形の開いた構成とし、積層されたけい素鋼板の
一番上にある一枚５を回転軸１の軸方向に沿って上方に
略直角に折曲げ、かつけい素鋼板の一番下にある一枚を
回転軸１の軸方向に沿って下方に略直角に折曲げて幅広
な面構成とし、その先端面５ａをマグネット体４の内面
に所定の空隙を開けて設けた構成となっていた。

このように構成することによってモータを薄形に構成し
ても各ポールのマグネット４との対向面積が広く取れ、
その結果マグネット磁極からの磁束がステータコア７に
比較的効率よく流れモータの出力がそれ程低減しないと
いう効果が得られる。

［発明が解決しようとする問題点］しかしこの従来装置では、ステータコア７におけるポー
ル５の先端面５ａが面一となっているため、第１３図に
示すようにマグネット体４の一磁極４ａからの磁束の一
部ｆがポール５の先端部を介して再度マグネット体４の
隣接する極性が逆の磁ｔｆｆｉ４ｂに流れ、ステータコ
ア７に流れる磁束の効率が低下し、その結果充分なモー
タ出力が得られないという問題があった。

この発明はこのような問題を解決するために為されたも
ので、マグネット体からステータコアに流れる磁束の効
率を向上でき、モータ出力の向上を図ることができるブ
ラシレスモータを提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］この発明は、平板状のステータコアの各ポールの先端を
回転軸方向に幅広な面をもつ構成とし、その先端面をロ
ータヨークのマグネット体の磁極面に体して所定の空隙
をあけて対向したブラシレスモータにおいて、各ポール
の先端面に斜めに磁気抵抗形成用の溝を設けた構成にし
ている。

［作用コこのような構成の本発明においては、マグネット体の磁
極面からステータコアに流れる磁束は溝による磁気抵抗
のために隣接する磁極側に流れることはなく、このため
ステータコアに効率よく流れる。また、溝を斜めに設け
ているので、マグネット体の回転に対して溝による磁気
抵抗を連続して作用させることができる。

［実施例］以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

なお、基本的な構成は第１０図及び第１１図に示すよう
に従来と同様なので省略し、要部のみについて述べる。

第１図及び第２図に示すようにステータコア７のポール
５の先端面５ａに回転軸１の軸方向の対辺５　ａ　１　
＋　　５　ａ２間に斜めに磁気抵抗形成用の断面Ｕ字形
状の溝１１を刻設している。

このような構成であれば、第３図に示すようにマグネッ
ト体４の一磁極４ａからの磁束がポール５の先端部を介
してステータコア７のポール５に流れる。このとき磁束
の一部が隣接する逆極性の磁極４ｂ側に流れようとする
が溝１１のためにその流れが遮断され、その結果マグネ
ット体４がステータコア７に効率よく磁束が流れること
になる。

しかも溝１１が対辺５ａ１，５ａ２間に斜めに刻設して
いるので、溝１１による磁束の遮断効果は先端面５ａ全
体に及ぶとともにマグネット体４の回転に対して連続し
て生じることになり、ステ−タコア７に対する磁束の流
れの効率を充分に高めることができる。

この結果、モータを薄形に構成しても充分なモータ出力
が得られる。換言すれば従来と同等のモータ出力を従来
よりも薄形で得ることができる。

次にこの発明の他の実施例を図面を参照して説明する。

第４図に示すものはポール５の先端面５ａに対して溝で
分割される左右の面積が等しくなるように、すなわち先
端面５ａの中心を通るように磁気抵抗形成用の溝１２を
刻設したもので、このように構成することによって前述
した実施例の効果の他に各ポールの磁気的なバランスが
良好となりコツキングの発生を低減することができる。

また、第５図に示すものはポール５の先端面５ａに対し
て対角部に接する対辺５ａ１，５ａ２間に磁気抵抗形成
用の溝１３を刻設したもので、このような構成でも溝１
３は中心を通るので溝１３で分割される左右の面積は等
しくなり、従って第４図と同様の効果が得られる。また
この実施例では溝１３がマグネット体４の回転方向に最
大限またがっているので、磁束の遮断効果の連続性をよ
り高めることができる。

また、第６図に示すものはポール５の先端面５ａに対し
て対角部に接触する対辺５ａ１゜５ａ２間に中心を通る
曲線的な磁気抵抗形成用の溝１４を刻設したもので、こ
のように構成しても第５図と同様の効果が得られるもの
である。

なお、このものにおいては溝１４を対角部に接触しない
で、また中心を通らないで対辺５ａ１゜５ａ２間に刻設
してもよい。

また、第７図に示すものはポール５の先端面５ａに対し
て対辺５ａｌ、５ａ２間°に一部回転軸１の軸方向と一
致した中心を通る直線部を含む磁気抵抗形成用の溝１５
を刻設したもので、このようにしても第４図のものと同
様の効果が得られるものである。

さらに第８図に示すものはポール５の先端面５ａに溝と
して断面Ｖ字形でかつマグネット体４の回転方向と逆側
の辺が略垂直となる磁気抵抗形成用の溝１６を刻設した
もので、このような構成であっても前記実施例と同様の
効果が得られるものである。また、この実施例ではＶ溝
１６におけるマグネット体４の回転方向と逆側の辺を略
垂直となるようにしているので、マグネット体４の回転
による溝部での風圧を極力小さくできる。

さらにまた、第９図に示すものは溝を断面コ字形にした
ものでこのようにしても前記実施例と同様の効果が得ら
れるものである。

なお、前記実施例では溝をポール先端面の対辺５ａ１，
５ａ２間に刻設したものについて述べたが必ずしもこれ
に限定されるものではなく、回転軸方向とは直交する他
の対辺間に斜めに溝を刻設しても磁束の遮断効果は部分
的に得られ、ステータコアへ流れる磁束の効率を向上さ
せることができるものである。

［発明の効果］以上詳述したようにこの発明によれば、ステータコアの
各ポールの先端面に斜めに磁気抵抗形成用の溝を設けて
、マグネット体からステータコアに流れる磁束の一部が
マグネット体に戻るのを阻止しているので、ステータコ
アに流れる磁束の効率を向上でき、モータ出力の向上を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明の一実施例を示すもので、第
１図は要部斜視図、第２図はポール先端面の平面図、第
３図は磁気抵抗形成用溝の作用を説明するための部分拡
大図、第４図〜第７図はこの発明の他の実施例を示すポ
ール先端面の平面図、第８図及び第９図はこの発明のさ
らに他の実施例を示す部分拡大図、第１０図及び第１１
図はブラシレスモータの基本構成を示すもので、第１０
図は部分断面図、第１１図は筐体を取去ったときの平面
図、第１２図及び第１３図は従来例を示すもので、第１
２図は部分斜視図、第１３図は作用を説明するための部
分拡大図である。１・・・回転軸、２・・・ロータヨーク、４・・・マグ
ネット体、５・・・ポール、５ａ・・・先端面、６・・
・巻線、７・・・ステータコア、１１，１２，１３．１
４，１５゜１６．１７・・・磁気抵抗形成用の溝。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦コ第３図第４図　　　　　　第５図第８図　　　　　　第９図第１０図第１１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転軸に連結され、固定磁化されたマグネットで
複数の磁極をその磁極面を内側に向けてリング状に構成
してなるロータヨークと、周端方向に複数のポールを突
出するとともにその各ポールにそれぞれ巻線を巻装し、
かつその各ポールの先端を前記回転軸方向に幅広な面を
もつ構成とし、その先端面を前記ロータヨークの磁極面
に所定の空隙をあけて対向した平板状のステータコアか
らなるブラシレスモータにおいて、前記各ポールの先端
面に斜めに磁気抵抗形成用の溝を設けたことを特徴とす
るブラシレスモータ。
（２）ポール先端面に、その面の回転軸方向の対辺間に
斜めに磁気抵抗形成用の溝を設けたことを特徴とする特
許請求の範囲第（１）項記載のブラシレスモータ。
（３）ポール先端面に、溝によって分割される各面の面
積が等しくなるように磁気抵抗形成用の溝を設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のブラシレ
スモータ。
（４）対角に接する対辺間に磁気抵抗形成用の溝を設け
たことを特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載のブ
ラシレスモータ。
（５）磁気抵抗形成用の溝を、真直な直線部を一部に含
めて形成したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項記載のブラシレスモータ。
（６）磁気抵抗形成用の溝を、曲線的に形成したことを
特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のブラシレス
モータ。
（７）磁気抵抗形成用の溝を、断面Ｖ字形に形成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のブラシ
レスモータ。