JPS62198895A - 中間色処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、コンピュータ等の入出力装置として使用され
るカラーディスプレイ装置に於ける中間色の処理装置に
関するものである。

（従来の技術） 従来カラーディスプレイ装置は赤、緑、青の３原色各々
のグラフィックメモリを１枚ずつ持っており、これらか
らの出力を各ビデオドライブ回路を通してカラーブラウ
ン管の各カソードからカラーグラフィックパターンの表
示を行なう。ところがグラフィックメモリはディジタル
メモリであるためにディスプレイ装置に表示される色は
普通原色３色と各原色同士の複合色５色の計８色（赤、
緑、青、紫、黄、水色、白、黒）のみしか表示できない
。

ただ、上記の方法では８色しか表示できないことになる
が、その８色以外の中間色の表示としてディスプレイ装
置の各ドツト毎に上記の８色の内１色を指定することが
できるため、１ドツト毎に独立に色を指定し、表示する
方法がある。このようにすれば、隣同士のドツトはドツ
ト自体が細かいために人間の目にはあたかも色が混ざっ
たように見えることにより前記８色以外の中間色を表示
することが可能である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしなから従来のドツト毎に色を指定する方法におい
ては、その色に対応する３原色毎の指定（０か１）を行
ない、８ドツトを１組として１６進表現によって指定し
なければならず、また、各ドツト毎の色の組み合わせ方
によっては、縞模様やムラのない中間色を生成すること
が大変困難であった。

これに対して本発明は、予め縞模様やムラのない中間色
のドツトパターンを作成、登録し、さまざまな比率の色
の混ぜ合わせのドツトパターンを利用するという構想に
もとすき、各原色毎に指定を行なうことなく、人間の目
には色が混ざったように見える中間色処理装置を得るこ
とを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 本発明に於いては、３原色の各々に対応するグラフィッ
クメモリから読み出した信号に依ってカラーのグラフィ
ックパターンを表示するカラーディスプレイに於ける中
間色の処理に於いて、入力手段から、混合色の色データ
とドツトパターンのデータが供給され、登録が決定した
ドツトパターンと混ぜ合わせる色の比率データを出力す
るドツトパターン制御部と、前記登録が決定したドツト
パターンデータ出力が供給され、そのデータの記憶およ
び表示手段に中間色を出力するドツトパターン記憶部と
、前記ドツトパターン制御部からの混ぜ合わせる色の比
率のデータ出力が供給され、そのデータの記憶および表
示手段に比率を出力する混合比率記憶部と、入力手段か
ら表示したい中間色の混ぜ合わせる色の比率のデータと
前記混合比率記憶部からの登録されている色の比率デー
タが供給され、登録されている比率データの中で入力手
段からの比率データに最も近い値の比率データを出力す
る色混合比率制御部と、その前記登録されている比率デ
ータと入力手段からの比率データの近似対応を行なう近
似比率演算部と、前記色混合比率制御部からの比率デー
タ出力が供給され、そのデータの記憶および表示手段に
比率を出力する生成中間色混合比率記憶部と、入力手段
から表示したい中間色の混ぜ合わせる色データと前記ド
ツトパターン記憶部からの登録されているドツトパター
ンが供給され、前記生成中間色混合比率記憶部での表示
を行なう比率データに対応するドツトパターンに混ぜ合
わせる色データを割りつけた中間色データを出力する中
間色作成部と、前記中間色データ出力が供給され、その
データの記憶および表示手段に中間色を出力する中間色
記憶部と、前記ドツトパターン制御部、色混合制御部、
中間色作成部および表示手段を制御する制御部を備え、
中間色を作成、登録、表示できるようにしている。

（作用） 本発明に於いては、あらかじめ異なる様々の比率におけ
る色の混ぜ合わせに対応する最適なドッドパターンを最
初の中間色作成の段階で登録しておき、混ぜ合わせの割
合と混ぜ合わせの色に応じてその登録されているドツト
パターンに色をあてはめている。こうすることによって
、３原色各々からのビット指定による入力の必要はなく
なり、生成される中間色の縞模様やムラの発生も防ぐこ
とができる。

本発明に伴う中間色処理装置の原理を以下図面を用いて
説明する。第１図は本発明の機能ブロック図である。本
発明は大別して中間色作成に必要なドツトパターンの作
成、登録を行なう部分と、中間色作成時に入力された混
ぜ合わせる色とその割合によって、前記登録されたドツ
トパターンにあてはめて表示する部分から構成されてい
る。

まず、前者のドツトパターン作成、登録に関しては、入
力デバイス１から入力デバイスコントロール２を通して
入力されたドツトパターンはドツトパターン制御部４に
よって、ドツトのパターンはドツトパターン記憶部８へ
、ドツトにあてはめる色の比率は混合比率記憶部９に記
憶し、以後システムで中間色作成時に利用できるように
する。

後者の中間色表示に関しては、入力デバイス１から入力
デバイスコトンロール２を通して入力された混ぜ合わせ
る色の色データとその色の割合のデータは、色混合比率
制御部５によって、混ぜ合わせる色の比率に対しては、
近似比率演算部６において混合比率記憶部９に記憶され
ている比率と比較することにより入力された比率を近似
的に混合比率記憶部９に記憶されている比率に設定し、
生成中間色混合比率記憶部１０に記憶する。混ぜ合わせ
る色の色データに対しては、中間色作成部７において、
色混合比率制御部５で決定し、生成中間色混合比率記憶
部１０に記憶しである混合比率に対応するドツトパター
ンをドツトパターン記憶部８から読み出し、そのパター
ンに従って色の配置を行ない、生成された中間色のドツ
トパターンを中間色記憶部１１に記憶する。表示部１２
は、以上述べた中間色作成の一連の過程と、生成された
中間色のドツトパターンを表示デバイス１３上に中間色
としてモニタリングするものである。制御部３は、一連
の過程において、ドツトパターン制御部４、色混合比率
制御部５、中間色作成部７、表示部１２の間の制御の移
動をコントロールするものである。

（実施例） 以下、実施例を用いて、本発明の中間色処理装置をさら
に詳細に説明する。第２図は本発明の実施例である中間
色処理装置を示すブロック図である。中央処理装置２２
は、第３図（ａ）および（ｂ）に示す処理手順によって
処理を行ない、その処理において、中間色作成時に縞模
様やムラが現われないように登録されたドツトパターン
を記憶しておくドツトパターン記憶装置２５、そのドツ
トパターンにおいて混ぜ合わせる色の割合を記憶してお
く混合比率記憶装置２６、生成、表示しようとする中間
色作成時に混ぜ合わせる色の近似的比率を記憶しておく
生成中間色混合比率記憶装置２７、生成された中間色を
記憶しておく中間色記憶装置２８と、生成、表示しよう
とする中間色作成時に混ぜ合わせる色の近似的比率を決
定するための近似的比率演算器２９を有している。

第３図（ａ）および（ｂ）は、第２図の中央処理装置２
２における中間色生成のためのフローチャートを示すも
ので、第３図（ａ）は中間色作成時に必要なドツトパタ
ーンの登録における処理であり、第３図（ｂ）はその混
合比率への入力データの近似とそれによって決定された
ドツトパターンを用いて中間色を表示できるようにする
ための処理である。色を混ぜ合わせる比率とそれに対応
するドツトパターンのデータは内部記憶装置あるいは外
部記憶装置の所定のナトレスに登録され、引用あるいは
更新される。

ドツトパターンの登録に関しては、まず第２図の入力デ
バイス２１より混合色データ読み込み３１において中間
色を生成するために混ぜ合わせる色を色データとして読
み込む。次に、同様に第２図の入力デバイス２１よりド
ツトパターンデータ読み込み３２において各ドツト毎に
色を指定するためのドツトパターンのデータを読み込む
。このようなインプットデータに基づき、中央処理装置
は中間色表示指定３３においてドツトパターンに従って
色を割り当て、中間色の表示を第２図の表示制御装置２
３へ指定する。そして、そのドツトパターンから成る中
間色でよければ、中央処理装置は、第２図の入力デバイ
ス２１からの登録指定によってドツトパターン登録指定
３５においてパターンを登録指定し、第２図のドツトパ
ターン記憶装置２５に記憶し、混合比率計算３６におい
て混ぜ合わせる色の比率を計算し、混合比率登録指定３
７においてその比率の登録を指定し、第２図の混合比率
記憶装置２６に記憶する。もし、表示したドツトパター
ンから成る中間色では登録に値しない場合には、ドツト
パターンの入力から処理をおこなう。

中間色の表示に関しては、まず第２図の入力デバイス２
１より混合色データ読み込み４１において中間色を生成
するために混ぜ合わせる色を色データとして読み込み、
読み込み時を前後して、同様に第２図の入力デバイス２
１より生成比率データ読み込み４２において混ぜ合わせ
る色の比率をデータとして読み込む。このようなインプ
ットデータに基づき中央処理装置は混合比率抽出４３に
おいて予め第２図の混合比率記憶装置２６に登録されて
いる中間色のドツトパターンにおける混ぜ合わせの比率
を読み出し、インプットデータ側の比率に最も近い混ぜ
合わせの比率への近似を行なう。そして、ドツトパター
ン抽出４５においてその混ぜ合わせの比率に対応する中
間色のドツトパターンを第２図のドツトパターン記憶装
置２５から読み出し、求める中間色作成の該当ドツトパ
ターンと決定する。さらに混合色配置４６において混ぜ
合わせる色データを該当ドツトパターンに従って色割り
設定を行なう。このようにすることによって各ドツト毎
の色が決定され、第２図の表示制御装置２３においてデ
ィスプレイへの表示が可能となる。

第４図は、第２図のドツトパターン記憶装置２５と混合
比率記憶装置２６にて格納されるデータの格納形式を示
す。格納形式は、１つのアドレスに対して、登録された
ドツトパターンの色比率データとそのドツトパターンが
並んで格納されている。これによって中間色の表示を行
なう場合の色比率とドツトパターンの決定は、第３図（
ｂ）の混合比率抽出４３と判断４４において決定された
比率に対し、その比率の格納されているアドレスを読み
、そのアドレスにあるドツトパターンを第３図（ｂ）の
ドツトパターン抽出４５での抽出パターンとなる。

縞模様やムラのない中間色表示のためのドツトパターン
の指定の一例とその指定形式におけるディスプレイへの
表示形式の一例を示す。第５図（ａ）は２色の混ぜ合わ
せで例として１６ドツトで指定した図である。Ａ１から
Ａ１６はそれぞれ独立に色を指定している。ドツトの指
定は８ドツト単位で指定可能である。第５図（ｂ）は第
５図（ａ）の指定形式におけるディスプレイへの表示形
式を示した図である。

ディスプレイへの表示形式は、８ドツト単位で横に並ん
で表示され、以下８ドツト毎にその下に並んで表示され
る。第５図（Ｃ）はディスプレイ画面全体の中間色表示
形式を示した図である。ディスプレイ画面全体には、第
５図（ｂ）で示した表示形式が上下左右に連続的に並ん
で表示される。

一方、第６図には各ドツトについての色の生成方式を示
す。各ドツトの色は、３原色の発光体が並んでいるフォ
スファドットスクリーン５３に対して各３原色用のエレ
クトロガン５１がシャドウマスク５２を通ってあたって
いる。従って１つのドツトにおいても例えば３原色全て
が点灯（白）の場合にはドツトの面積における点灯部分
の面積の割合が最大であるが、３原色のうち１色のみ指
定の場合はその割合が最低となる（黒は無点灯）。中間
色の表示における縞模様の発生やムラの出現の原因とな
るものとして、ドツト毎に同じ色を多く並べるような指
定や、前記のような１ドツトにおける無点灯の部分の発
生が大きく関与してくる。したがって、このような点に
留意してドツトパターンの設定、登録を行なうことによ
り、縞模様やムラの無い、近似的に各色の配分に応じた
中間色を作成することが可能となる。

（発明の効果） 以上述べてきたように本発明は、表示パターンに対応す
るドツトパターンを設定し、内部または外部記憶装置に
登録、記憶しておき、混ぜ合わせの比率によってそのド
ツトパターンを用いて、縞模様やムラのない中間色を多
数作成、表示することができる。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ３原色の各々に対応するグラフィックメモリを持ち、そ
   のグラフィックメモリから読み出した信号によってカラ
   ーのグラフィックパターンを表示するカラーディスプレ
   イに於ける中間色の処理に於いて、入力手段から混合色
   の色データとドットパターンのデータが供給され、登録
   が決定したドットパターンと混ぜ合わせる色の比率デー
   タを出力するドットパターン制御部と、前記登録が決定
   したドットパターンデータ出力が供給され、そのデータ
   の記憶および表示手段に中間色を出力するドットパター
   ン記憶部と、前記ドットパターン制御部からの混ぜ合わ
   せる色の比率のデータ出力が供給され、そのデータの記
   憶および表示手段に比率を出力する混合比率記憶部と、
   入力手段から表示したい中間色の混ぜ合わせる色の比率
   のデータと前記混合比率記憶部からの登録されている色
   の比率データが供給され、登録されている比率データの
   中で入力手段からの比率データに最も近い値の比率デー
   タを出力する色混合比率制御部と、その前記登録されて
   いる比率データと入力手段からの比率データの近似対応
   を行なう近似比率演算部と、前記色混合比率制御部から
   の比率データ出力が供給され、そのデータの記憶および
   表示手段に比率を出力する生成中間色混合比率記憶部と
   、入力手段から表示したい中間色の混ぜ合わせる色デー
   タと前記ドットパターン記憶部からの登録されているド
   ットパターンが供給され、前記生成中間色混合比率記憶
   部での表示を行なう比率データに対応するドットパター
   ンに混ぜ合わせる色データを割りつけた中間色データを
   出力する中間色作成部と、前記中間色データ出力が供給
   され、そのデータの記憶および表示手段に中間色を出力
   する中間色記憶部と、前記ドットパターン制御部、色混
   合制御部、中間色作成部および表示手段を制御する制御
   部を備え、中間色を作成、登録、表示することを特徴と
   する中間色処理装置。