JPS62193715A - 電磁ベ−スで工作物に固定可能な穿孔機の制御装置 - Google Patents

電磁ベ−スで工作物に固定可能な穿孔機の制御装置

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JPS62193715A
JPS62193715A JP3502686A JP3502686A JPS62193715A JP S62193715 A JPS62193715 A JP S62193715A JP 3502686 A JP3502686 A JP 3502686A JP 3502686 A JP3502686 A JP 3502686A JP S62193715 A JPS62193715 A JP S62193715A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、穿孔機制御装置に関するものであり、特に、
工作物への定着手段としての電磁ベース(電磁石装置)
を下部に有し、例えば環状刃物を有する電気ドリルと、
電気ドリルの送り制御用のモータ(以下、送りモータと
いう)とを備えた、特に可搬型の穿孔機制御装置に関す
るものである。
(従来の技術) 周知のように、環状刃物を取付けた電気ドリルを用いて
穿孔作業を行なう場合は、ツイストドリルを用いる場合
に比べて大きなトルクが得られ、切削性に優れているが
、その反面、前記環状刃物に異常に大きな負荷がかかる
可能性があり、これにより該環状刃物を破損したり、あ
るいは、前記電気ドリルを焼損したりすることがある。
したがって、環状刃物を電気ドリルに装着して作業する
際には、その作業者は、前記環状刃物に大きな負荷をか
けないように、常に気を配る必要がある。
ところが、前記負荷の大小を認識すること、換言すれば
、その環状刃物の刃部に、適当な負荷がかかつているか
、あるいは過大または過少な負荷がかかつているかを識
別することは、極めて熟練した作業者のみに可能である
それ故に、当該穿孔機を、その取扱いに不慣れな初心者
が操作する場合には、前述した環状刃物の破損、あるい
は電気ドリルの焼損を招いたり、極端な場合には電気ド
リルの環状刃物を回転中心とした撮り回しを生じたりす
る危険性も高い。
また、穿孔作業が終了したら、直ちに当該穿孔機の電源
をオフにすることが、潤費電力を節減し、また、環状刃
物の折損を防止する上で望ましい。
しかし、従来の穿孔機では、穿孔作業が終了したことを
作業者が認識した後、当該穿孔機の電源スィッチをオフ
にしなければならないので、作業者にとって、はなはだ
めんどうであり、またこのために、その作業性もあまり
良くない。
前記の各欠点を解決するために、本発明者らは、種々の
研究・開発を行ない、すでに特願昭56−186473
号、同57−23741号および同59−252697
号などの特許出願を行なっている。
前記特願昭57−23741号の発明は、電気ドリルを
工作物に対して進出させるための送りモータを備え、前
記電気ドリルの制御回路に、該電気ドリルの負荷の大小
を、そこに流れる電流値に基づいて検出する検出部を設
け、該検出出力が第1段階の設定レベルに達っしたとき
には、電気ドリルの送りを自動的に停止して負荷の軽減
を図り、  6 一 次いで、負荷の軽減を検出したときは当該電気ドリルの
送りを再開し、さらに第2段階の過負荷レベルを検出し
たときには、電気ドリルの回転と該電気ドリルの送りと
の両者を自動的に停止させ、また、穿孔の完了時にも同
様に、電気ドリルの回転と該電気ドリルの送りとを自動
的に停止させるようにしたものである。
また、特願昭59−252697号の発明は、ドリルモ
ータに流れる負荷電流が第1のしきい値を超えたときに
送りモータの回転を停止させる第1の検知回路、および
前記負荷電流が第2のしきい値を超えたときには、さら
にドリルモータの回転をも停止させる第2の検知回路に
加えて、前記負荷電流が第1のしきい値以下のときに、
前記送りモータを間欠的に停止させる手段を講じ、これ
により、工具に形成される構成刃先の除去、および切り
くずの排出が行なわれ易くなるようにし、その結果、大
きな負荷が電気ドリルに衝撃的にかかるのを防止するよ
うにしたものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
(1)送りモータを間欠駆動する場合でも、過大な負荷
が電気ドリルに衝撃的に加わるのを完全に防止すること
は極めて困難であり、過大負荷による環状刃物の破損や
ドリルモータの焼損を完全に防止することが難かしい。
また、過大負荷によって、穿孔機自体が、電磁ベースに
よる吸着力にも拘らず移動したり、振り回されたりする
危険性がある。
(2)送りモータを間欠駆動すればそれだけ穿孔能率が
低下する。
(3)従来は、送りモータの回転速度−したがって電気
ドリルの送り速度がほぼ一定に設定されるので、穿孔の
初期における工作物へのドリルの食込みが悪く、穿孔位
置決めが不正確になったり、ずれたり、また著しい場合
には穿孔機自体が振り回されるおそれがある。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。
(問題点を解決するための手段および作用)前記の問題
点を解決するために、本発明は、ドリルモータに流れる
負荷電流を検出し、検出された負荷信号の大小に応じて
送りモータの駆動電流をフィードバック制御し、負荷信
号が第1上限値を超えたときは、送りモータを半波駆動
に切換えて、負荷信号によるフィードバック制御を行な
い、負荷信号がざらに増大して第2上限値を超えたとき
は、送りモータおよびドリルモータの両者を緊急停止し
、最後に穿孔が完了したときは、ドリルモータが無負荷
となって負荷信号が急減したことを検出して送りモータ
およびドリルモータの両者を停止するように構成した点
に特徴がある。
(実施例) 以下に図面を参照して、本発明の詳細な説明するが、そ
の前に本発明を適用するのに好適な穿孔機装置の概略に
ついて説明する。第3図は本発明を適用するのに好適な
機構部分の全体構成を示す概略斜視図、第4図はその石
側図面である。
これらの図において、1はフレーム、2はフレーム1の
下部に取り付けられた電磁ベース、3はフレーム1の正
面部に手動、電動のいずれでも昇降するように設置した
電磁ドリル、FMは電気ドリル3の送りモータ、5は電
気ドリル3のアームに装着された環状刃物である。
また、39は電気ドリル3を手動で送るための手動昇降
操作ハンドル、36は前記電気ドリル3に固着されたス
ライド板である。
スイッチ操作板37は、蝶ネジ38により、前記スライ
ド板36に固着されている。前記スイッチ操作板37は
、前記電気ドリル3の下降につれて移動し、予定位置ま
で下降すると、リミットスー 1〇 − イッチ51(第1図に関して後述する)を操作する。
40は起動スイッチPSを操作するための操作ハンドル
であり、2段階に動き、同スイッチの3個の接点0,1
.2(第1図参照)を所定の順序で投入する。
本発明の主要部を構成する操作制御回路は、前記フレー
ム1に内蔵されている。また、ポンチ41は、電気ドリ
ルの位置決め時に、予めエネルギーを蓄えたスプリング
42の弾発力で、瞬発的に下降して工作物の表面につき
刺り、後述する電磁ベース2の吸着力と相まって位置決
めを確実にする。
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図はその
動作を説明するためのタイミングチャートである。
A、始動直後の送りモータ[Mの半波送り制御電源スィ
ッチPSがrOJの位置にあるときは、すべての電源は
遮断されており、第1図の穿孔機制御装置は休止状態に
ある。
電源スィッチPSが「1」の位置へ動かされると、電磁
マグネットMGが励磁され、電気ドリルの電磁ベース(
図示せず)が工作物に吸着し、位置決めが行なわれる。
これと同時に発光ダイオードLED4が点灯し、位置決
め完了を表示する。
電源スィッチPSが12」の位置へ動かされると、降圧
トランスTの1次側巻線にAC電源電圧が印加されるの
で、整流器REF2およびREF3が動作して直流電圧
を発生する。
整流器REF2の直流出力は、定電圧装置STBによっ
て一定電圧に調整され、制御用電圧Vccとなる。前記
制御用電圧VCCは抵抗R63およびトランジスタTr
11に印加される。
後で詳細に述べるように、このときトランジスタTr1
1のベース電位、すなわちオア回路OR3の出力および
コンデンサC13の充電電圧はロ一レベルであるので、
トランジスタTr11はオフ状態であり、そのコレクタ
電位はほぼ制御用電圧VCCに等しい。
それ故に、前記制御用電圧vCCがリレーSSRの発光
ダイオードLED6に印加され、゛発光ダイオードLE
D6が発光する。前記発光がトライアックTRC2に照
射されてリレーSSRが導通する。これによって、ドリ
ルモータEDが付勢され、回転を始める。
降圧トランスTの2次側電圧はまた、ダイオードD4に
よって半波整流され、抵抗R36を経てトランジスタT
r8のベースに供給される。
したがって、トランジスタTr8が交流半波ごとの周期
で導通し、そのコレクタには、第2図の波形(2)で示
すような、交流半波に同期したパルス信号が発生され、
オア回路OR1の一入力端子に供給される。
なお、このとき、オペアンプOP6は後述するところか
ら分るように出力を発生していない。このために、オア
回路OR1の出力は、第2図の波形(2)で示すような
、交流半波に同期したパルス信号となる。
一方、降圧トランスTの2次側電圧は整流器REF3で
全波整流され、整流出力は抵抗R34とゼナーダイオー
ドZDの直列回路に加えられる。
したがって、ゼナーダイオードZDの両端には、第2図
の波形(3)で示すような、全波整流波形を予定レベル
でクリップしたパルス状電圧が発生し、これが抵抗R3
3を介してトランジスタTr6のベースに供給される。
トランジスタTr6は、第2図の交流波形(1)の雪受
ざ点付近を除く部分で導通するので、そのコレクタ電位
は、第2図の波形(4)のように、前記雪受さ点付近で
ハイレベル、その他の部分でローレベルとなる。
トランジスタTr7は、トランジスタTr6とは反対に
、第2図の交流波形(1)の雪受さ点付近で導通するの
で、そのコレクタ電位は、前記雪受ざ点付近を除く部分
でハイレベル、その他の部分でローレベルとなる。
トランジスタTr7のコレクタがハイレベルとなる時間
中に、コンデンサC8はC8・R42の時定数で充電さ
れ、トランジスタTr7が導通したとき、これを介して
極く短い時定数で放電される。
それ故に、コンデンサ、C8の充電電圧、すなわちオペ
アンプOP7の非反転入力端子の入力電圧は、第2図の
波形(5)の実線で示すように鋸歯状に変化する。
ドリルモータEDに流れる負荷電流は、電流変成器CT
および整流平滑装置R8Cによって検出され、負荷信号
Eedが発生される。
ドリルモータEDが起動された当初は、ドリルモータE
Dは無負荷であるので、負荷信号Eed−15= は十分に小さい。それ故に、オペアンプOP7の非反転
入力端子は反転入力端子よりも大となり、そのハイレベ
ル出力がアンド回路AND1に供給される。
したがって、アンド回路AND1はオア回路OR1の出
力、換言すれば、第2図の波形(2)に示すトランジス
タTr8のコレクタ電位と同じ出力を生じ、これがトラ
イアックTRC1のゲートに供給される。
このようにして、送りモータFMは交流波形の半波によ
って駆動されるので、電気ドリルは比較的遅い速度で送
られる。これにより、電気ドリルの刃物は工作物の表面
に達し、硬度の大きい、いわゆる黒皮部分から穿孔が始
まる。
穿孔が始まると、ドリルモータEDの負荷電流が増大し
、負荷信号Eedが上昇する。
それ故に、オペアンプOP7は、その非反転入力端子に
供給される鋸歯状波信号のレベルが低い 16一 時間ではローレベル出力を発生し、鋸歯状波信号が負荷
信号Eed@i[えたときハイレベル出力が発生するよ
うになる。
明らかなように、ハイレベル出力が発生するタイミング
は、負荷電@Eedが低いほど早く、負荷信号Eedが
高いほど遅くなる。
このために、オペアンプOP7のハイレベル出力によっ
てアンド回路AND1が開かれるタイミングーー換言す
れば、トライアックTRC1がトリガされて送りモータ
FMに交流電圧が印加される位相は、負荷信号Eedが
低いほど早く、負荷信号Eedが高いほど遅くなる。
したがって、電気ドリルの送り速度は、ドリルモータE
Dに加わる負荷が低いほど早く、反対に負荷が高いほど
遅くなる。
前記負荷信号Eedはまた、オペアンプOP4の非反転
入力嫡子にも供給され、抵抗R16゜R17によって分
圧された基準値と比較される。
ドリルモータEDの起動初期においては、その負荷が軽
いので、負荷信号Eedは小ざく、オペアンプOP4の
出力はローレベルとなり、トランジスタTr4が導通し
てその]レクタがローレベルとなる。
それ故に、コンデンサC7への充電は行なわれない。す
なわち、コンデンサC7の端子電圧はローレベル、イン
バータ回路IN2の出力はハイレベルとなる。インバー
タ回路IN2の出力は、インバータ回路IN3およびア
ンド回路AND2の第1人力に供給される。
インバータ回路IN3で反転されたローレベル信号が、
前記アンド回路AND2にその第2人力として供給され
るので、アンド回路AND2の出力はローレベルとなる
。オア回路OR2,OR3の出力はローレベルを維持し
、トランジスタHr11を導通させることはないので、
リレーSSRは作動しつづける。このようにして、ドリ
ルモータEDおよび送りモータFMは駆動されつづける
B、送りモータFMの微速送りから全波送り制御への移
行 コンデンサC7のローレベル充電電圧は同時に、ナンド
回路NANの一端子にも供給されるので、その出力をハ
イレベルにし、トランジスタTr5を非導通にする。こ
のときトランジスタTr5のコレクタの電位はハイレベ
ルであり、コンデンサC13はダイオードD2を介して
充電される。このため、オペアンプOP6の出力はロー
レベルであり、オア回路OR1の出力に影響することは
ない。
ドリルモータEDの負荷が増大し、負荷信号Eedがさ
らに上昇すると、オペアンプOP4の出力が反転してハ
イレベルになり、トランジスタTr4が遮断される。ト
ランジスタTr4のコレクタがハイレベルとなり、コン
デンサC7が抵抗R20,R22を介して充電され、そ
の端子電圧が上昇する。その結果、インバータ回路IN
2の出力はローレベルに低下し、インバータ回路IN3
の出力がハイレベルになるので、コンデンサC12は抵
抗R60を介して充電され始める。
しかし、このときはインバータ回路IN2の出力はロー
レベルであるので、アンド回路AND2の出力は変化せ
ず、オア回路OR2以降の回路の状態は変化しない。
一方、前述のように徐々に上昇するコンデンサC7の端
子電圧は、ナンド回路NANの1人力に供給される。こ
の段階では、後述するように、オペアンプOP5の出力
は変化せず、ハイレベルを維持するので、前記端子電圧
がある値(St−11>にまで上昇したときに〔第2図
の波形(14)参照〕、ナンド回路NANの出力が反転
してローレベルになる。これにより、トランジスタTr
5が導通するので、コンデンサC13の充電電荷はダイ
オードD3、抵抗R30,およびトランジスタTr5を
経て放電される。なお、この時の放電時定数は相当に大
きく選定される。
オペアンプOP6の非反転入力端子には、コンデンサC
8の嫡子に発生する鋸歯状波電圧〔第2゜図の波形(5
)および波形(11)の点状〕が供給され、一方その反
転入力端子にはコンデンサC13の端子電圧〔第2図の
波形(11)の実線〕が供給される。
それ故に、第2図の波形(9)に示すように、コンデン
サC13の端子電圧がコンデンサC8の鋸歯状波電圧よ
りも大きくなる時間だけ、オペアンプOP6の出力がハ
イレベルになる。
したがって、オペアンプOP6の出力は、コンデンサC
13の端子電圧が降下するにつれて立上りタイミングが
進むパルス波形となる。このハイレベル出力は、オア回
路ORIに供給され、トランジスタTr8からの半波出
力に重畳される。
前記重畳波形は、アンド回路AND1を介してトライア
ックTRClに加えられ、これを導通させる。それ故に
、送りモータFMは、当初の半波駆動による微速送りか
ら、徐々に全波駆動による通常の早送りに移行し、コン
デンサC13の電位が十分に低くなったときには、オペ
アンプOP6の出力はほぼ常時ハイレベルとなるので、
完全に仝波駆動状態になる。
なお、第1図において、整流器REF3、ゼナーダイオ
ードZD1トランジスタTr6.Tr7、コンデンサC
8、およびこれらの関連抵抗は鋸歯状波電圧発生回路を
構成しているが、当業者には明らかなように、これらは
他の適当な回路素子および構成で代替できる。
また、オペアンプOP6の非反転入力端子には、オペア
ンプOP7の非反転入力端子に供給されるのと同じ鋸歯
状波信号が供給されているが、これはトランジスタTr
8のコレクタに発生する、交流半波に相当するパルス波
信号のローレベルの間中のみに発生する間欠的な鋸歯状
波信号であっても良い。
C9仝波駆動送り中の自動制御 オペアンプOP5の非反転入力端子には、抵抗R24お
よびR25による分圧電圧が第1過負荷基準電圧L1と
して供給される。この第1過負荷基準電圧L1は、後で
述べる過負荷全停止用の第2過負荷基準電圧L2よりも
、予定値だけ小さい値に設定される。
工作物への穿孔作業中に、何らかの理由によってドリル
モータEDに大きな負荷が加わり、負荷信号「edが前
記第1過負荷基準電圧L1を超えると、オペアンプOP
5の出力はローレベルに反転し、ナンド回路NANの出
力がハイレベルになる。
トランジスタTr5が遮断され、極めて短い時定数で、
コンデンサC13への充電が行なわれる。
コンデンサC13の端子電圧が上昇するにつれ、前述の
説明から分るように、オペアンプOP6が= 23− ハイレベル出力を発生する時間が減少する。
換言すれば、オペアンプOP6から発生されるパルスの
デユーティ比が減少し、その立上りエツジ位相が遅れ、
究極的にはパルス発生がなくなるので、送りモータFM
の駆動電流は半波に近づき、電気ドリルの送り速度が低
下する。
このようにして、送りモータFMが全波駆動されている
時間中は、ドリルモータEDの負荷に応じて、負荷が大
きいほどトライアックTRC1のトリガ位相が遅らせら
れるので送り速度は小さく、最も遅い時は半波駆動によ
る微速送りとなり、また反対に負荷か小さいほどトライ
アックTRC1のトリガ位相が進められるので送り速度
は大きくなるように制御される。
D、過負荷時の全停止制御 オペアンプOP8の反転入力端子には、抵抗R55およ
びR56による分圧電圧が第2過負荷基準電圧L2とし
て供給される。トリルモータEDの負荷が限定以上に大
きくなり、負荷信号Eedか前記第2過負荷基準電圧L
2を超えると、オペアンプOP8の出力が反転してハイ
レベルとなる。
このハイレベル信号が、アンド回路AND3、オア回路
OR2,OR3を介してトランジスタTr11のベース
に印加されると、トランジスタTr11が導通してその
]レクタ電位がローレベルに低下する。これによりリレ
ーSSRが消勢され、ドリルモータEDおよび送りモー
タFMが共に停止される。
なお一般に、モータの起動時には大きなラッシュ電流が
流れ、この時の負荷信号Eedは前記第2過負荷基準電
圧1−2を超えるおそれがあるので、起動時には上述の
全停止制御動作は禁止されなければならない。
このために、抵抗R58およびコンデンサC11よりな
る時定数(積分)回路と、アンド回路AND3とが、オ
ペアンプOP8の出力側に付 25一 般されている。
電源スィッチPSが[21の位置に設定されてモータが
起動されるのと同時に、コンデンサC11は抵抗R58
を介して制御用電圧Vccによって充電される。しかし
、起動から予定時間の間は、]ンデンサC11の端子電
圧が予定値以下であるので、アンド回路AND3が閉じ
られる。
したがって、起動時の負荷信@Eedが過大になり、オ
ペアンプOP8が出力を生じたとしても、この出力が、
アンド回路AND3やオア回路OR2,0R3を通過し
てトランジスタTr1’1の状態に影響を及ぼすことは
なくなる。
前記予定時間が経過すると、]ンデンザC11の端子電
圧が高くなり、アンド回路AND3が開かれるので、オ
ペアンプOP8の出力が阻止されることはなくなり、正
常なドリルモータEDの過負荷保護が行なわれる。
また、オペアンプOP8の反転入力端子側の抵抗R56
を短絡するように接続されたスイッチS1は、電気ドリ
ルが限度一杯にまで工作物方向に前進したときに、穿孔
動作の完了、未完了とは無関係に閉成されるリミットス
イッチである。
スイッチS1が閉成されると、オペアンプOP8の出力
は、前記過負荷の場合と同様に作動し、ドリルモータE
Dおよび送りモータFMの全停止が達成される。
E、穿孔完了時の全停止制御 工作物の穿孔が完了すると、ドリルモータEDはほぼ無
負荷状態になるので、負荷信号Eedは急減する。
これにより、オペアンプOP4の出力はローレベルとな
り、トランジスタTr4が導通し、コンデンサC7がダ
イオードD1、抵抗R21およびトランジスタTr4を
介して放電される。インバータ回路IN2の出力はハイ
レベルに反転し、これがアンド回路AND2の1人力に
伝達される。
このとき、前述のようにして、コンデンサCI2は充電
されており、その端子電圧はハイレベルにあるので、ア
ンド回路AND2の出力はハイレベルとなり、この信号
がオア回路OR2゜OR3を経てトランジスタTr11
のベースに印加され、これを導通させる。
したがって、トランジスタTr11のコレクタはローレ
ベルに低下し、発光ダイオードLED6が消灯されて、
リレーSSRが断となり、ドリルモータEDおよび送り
モータFMはいずれも停止する。
オア回路OR3の出力はその入力に帰還されているので
、オア回路OR3は自己保持され、その出力はハイレベ
ルを維持する。
なお、トランジスタTr13のコレクタ・エミッタ回路
に接続された発光ダイオードLEθ5は、リレーSSR
の不動作状態、すなわちドリルモータEDおよび送りモ
ータFMの停止状態を示す表示灯であり、ドリルモータ
[Dおよび送りモータFMが停止している時に点灯する
なお、穿孔の完了は、前記負荷信号Eedの微分値を監
視し、これが負の予定値以上となったことによっても検
出することができるので、この検出出力をアンド回路A
ND2の出力の代りに用いても良いことは明らかである
F、負荷状態の表示 負荷信号Eedはまた、オペアンプOP1〜OP3の各
非反転入力端子にも供給される。前記オペアンプOPI
〜OP3の各反転入力端子には、抵抗R4〜R9によっ
て分圧された基準電圧E1〜E3が印加される。
いま、前記基準電圧E1〜E3の間に、El<E2<E
3 の関係があると仮定すると、ドリルモータEDの負荷が
最も軽い段階ではオペアンプOP1の出力を生じ、対応
するトランジスタTr1が導通して発光ダイオードLE
D1が点灯する。
負荷が段々に増加するにつれて、オペアンプOP2.O
P3が順次に出力を生じ、発光ダイオードLED2.L
ED3が順次点灯される。このようにして、発光ダイオ
ードLED1〜LED3の点灯状態を見れば、ドリルモ
ータEDが軽負荷、通常負荷および重負荷のいずれの負
荷状態にあるかを知ることができる。
以上では、本発明を個別論理素子の組み合せによるハー
ドロジックによって実施した例について述べたが、当業
者には明らかなように、本発明はコンピュータを用いる
ソフトロジック(ソフトウェア)によって実施すること
もできる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つぎ
のような効果が達成される。
(1)通常の穿孔過程においては、ドリルモータの負荷
に応じた最適の送り速度制御が実現されるので、環状刃
物の寸法(径)を広い範囲で選択することができる。
(2)通常の穿孔過程において、ドリルモータが過負荷
になったときは、全波駆動の中の特定の半波部分で送り
モータ駆動電流の位相制御が行なわれて送り速度の制御
が行なわれ、さらに過負荷の程度がいちじるしいときは
送りモータが半波駆動の微速駆動となるので、極めて円
滑で、しかも高能率な穿孔制御が実現される。
(3)穿孔作業が完了したときは、自動的にドリルモー
タおよび送りモータが停止されるので、ドリルの折損事
故が無くなり、消費電力の節減ができる。
(4)穿孔作業の全工程において、ドリルモータEDの
負荷に見合った最適、最高の送り速度制御が実現される
ので、穿孔機の撮り回しなどを生ずることなしに、最高
の作業能率が実現される。それ故に、比較的小型のドリ
ルモータを用いて、高負荷の一換言すれば、大径の穿孔
を、安全かつ高能率で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック線図、第2図はそ
の動作を説明するためのタイムチャート、第3図は本発
明を適用するのに好適な機構部分の全体構成を示す概略
斜視図、第4図はその右側図面である。 ED・・・ドリルモータ、FM・・・送りモータ、MG
・・・電磁マグネット、PS・・・電源スィッチ、R2
O・・・整流平滑装置、SSR・・・リレー、STB・
・・定電圧装置、TRC・・・トライアック代理人 弁
理士 平木通人 外1名 第  3 図 第4図 e    e     739 .37           又ベヱウ36    、
 39 51      困 、、PS  ヘ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交流電源に接続されるドリルモータおよび送り制
    御用モータを別途有する電気ドリルと、前記電気ドリル
    を被工作物に固定する電磁ベースとを備えた穿孔機の制
    御装置であって、 送り制御用モータへの給電を制御するスイッチング手段
    と、ドリルモータの負荷電流を表わす負荷信号を検出す
    る手段と、前記交流電源周波数の2倍の周波数を有する
    鋸歯状波信号を発生する手段と、 前記負荷信号が小さいほどデューティ比が大きくなる第
    1パルスを発生する手段と、 前記鋸歯状波信号に同期し、かつ、ドリルモータの起動
    からの時間経過にしたがってデューティ比が大きくなる
    第2パルスを発生する手段と、前記第1および第2パル
    スの論理積にしたがって送り制御用モータへの交流電圧
    印加のタイミングを制御する手段と、ドリルモータの負
    荷が第1予定値を越えたときは、他の条件とは無関係に
    第2パルスのデューティ比を小さくするように制御する
    手段とを有することを特徴とする穿孔機制御装置。
  2. (2)交流電源に接続されるドリルモータおよび送り制
    御用モータを別途有する電気ドリルと、前記電気ドリル
    を工作物に固定する電磁ベースとを備えた穿孔機の制御
    装置であって、 送りモータへの給電を制御するスイッチング手段と、ド
    リルモータの負荷電流を表わす負荷信号を検出する手段
    と、前記交流電源周波数の2倍の周波数を有する鋸歯状
    波信号を発生する手段と、前記負荷信号が小さいほどデ
    ューティ比が大きくなる第1パルスを発生する手段と、 前記交流電源に同期し、かつ、ドリルモータの起動から
    の時間経過にしたがってデューティ比が大きくなる第2
    パルスを発生する手段と、 前記第1および第2パルスの論理積にしたがって送り制
    御用モータへの交流電圧印加のタイミングを制御する手
    段と、ドリルモータの負荷が第1予定値を越えたときは
    、他の条件とは無関係に第2パルスのデューティ比を小
    さくするように制御する手段と、ドリルモータの負荷が
    第2予定値を越えたときは、他の条件とは無関係にドリ
    ルモータおよび送り制御用モータへの給電を遮断する手
    段とを有することを特徴とする穿孔機制御装置。
  3. (3)第1パルスおよび第2パルスは、交流電源の電圧
    波形に同期していることを特徴とする前記特許請求の範
    囲第2項記載の穿孔機制御装置。
  4. (4)第2パルスのデューティ比は、0と1との間で変
    化することを特徴とする前記特許請求の範囲第2項また
    は第3項記載の穿孔機制御装置。
  5. (5)第2パルスのデーユーティ比は、その前縁の立上
    がりタイミングを進めさせ、または遅れさせて制御され
    ることを特徴とする前記特許請求の範囲第4項記載の穿
    孔機制御装置。
JP3502686A 1986-02-21 1986-02-21 電磁ベ−スで工作物に固定可能な穿孔機の制御装置 Granted JPS62193715A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6437441A (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Nippon Chemical Ind Slag-treating agent
JPH03221305A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Nitto Giken Kk ドリル装置

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JPS6437441A (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Nippon Chemical Ind Slag-treating agent
JPH062609B2 (ja) * 1987-08-04 1994-01-12 日本化学工業株式会社 スラグ処理剤
JPH03221305A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Nitto Giken Kk ドリル装置

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