JPS62180746A - 反応装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は高粘度流体、スラリー状物質、　ｔｌＡ体など
の各種状態の物質を撹拌混和するための反応装置に係り
、特に、オレフィン系、共役ジエン系炭化水素などの重
合性有機化合物を付加重金により重合体を得たり、ポリ
アミド、ポリエステルなどの重縮合系重合体を製造する
ための重合反応装置及び重合体から溶剤、単量体を取り
除く々めの装置等の重合体製造に適したものに関する。

［背景の技術］ 一般に、重合反応装置な、どの高粘度流体、スラリー状
物質、粉体等の各種被処理物質の反応装置は、充分な混
合作用と共に、大きな伝熱、速度が要求され、ざらに反
応機能等に支障を来たすｔｆｆｉ物の付着を防止する機
能を有したものが要ψされる。

このような付着物としては、例、えば重質油類をルロ熱
・分解すると、熱分解現、象が生じて、ガラス。

軽質油等の重質分とピッチ、コーク等の重質分が生成さ
れ、そのうち特に重質分を生成する重縮合過程において
、ピッチ、コークが反応壁、加熱管壁等に析出したコー
キングと称するものが問題となる。そのため、従来より
、上記各種の要請を満足させる手段として複数のスクリ
ュー状に撹拌板を組合わせてセルフクリーニング作用を
生起させる型式などが提案されている。

ところが、従来のこの種の装置では、いずれのものも反
応容器内のセルフクリーニングを対象とする構成のもの
であって、容器の被処理物質出口及びその近傍のセルフ
クリーニングを行なうことが不□可能なために、出口及
びその近傍にコーキングが発生して配管及び制御弁等が
閉塞するという問題：を有していた。

［発明が解決しようとする問題点１ 本弁→は、上記の点に鑑みてなされたもので、容器ア出
口及びその近傍におけるコーキングの防止を図り、確実
なセルフクリーニングを実現し得るようにした反応装置
を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は容器の入口及び出口の中間部に撹拌板に対応し
て所定の間隔に突設された仕切板と、この仕切板にそれ
ぞれ実装される温度検出手段と、この温度検出手段に応
動して被処理物質の前記出口における温度をコーキング
発生防止温度域に制御する温度制御手段とを備えたこと
を特徴とする。

［作　用］ すなわち、本発明は仕切板を介して処理物質の容器の各
点における温度を検出し、その検出温度に応じて容器の
出口及びその近傍の被処理物質の温度をコーキング発生
防止温度域に制御することにより、出口配管及び制御弁
等の閉１の要因となるコーキングの発生を防止するよう
にしたものである。

［実施例］ 以下、本発明の実施例についての、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る反応装置を示すもので
、入口１１及び出口１２を両端部に有してた筒体状容器
１０には撹拌体を構成する例えば２本の回転軸１３及び
１４が軸受１５，１６及び１７、′１８を介して軸支さ
れて挿着される。この回転軸１３及び１４は図示しない
回転駆動部により、それぞれ同一方向に同一回転角速度
で回転駆動され、□その容器１０内部において複数個ず
つ肉厚内：板形の撹拌板１９及び２０がそれぞれ串差し
状に取着される。この撹拌板１９及び２０は例えばその
回転軸１３及び１４の中心間距離に等しい直径を有する
円であり、それぞれの中心を回転芯として同一方向、同
一回転角速度で回転する場合、相互に自転ｌ動を妨げる
ことが６いようにして送り機能反び撹拌機能を有するよ
ろに配列される。

すなわモ、り窃撹拌板１９及び企Ｏはそのうち人口１１
近傍め所定の数が上記回転軸１３および１４め向転辷連
動して被処理物置を出口方向に移送せしめる被処理物質
送り作用が生起されるように例えば螺旋階段状に配列さ
れ、その他の撹拌板１９及び２０が撹拌機能のみを有す
るように配列されている。なお、上記容器１０はその内
壁断面形状がそれぞれ対応される撹拌板１つ及び２０の
最外端回転軌跡またはそれに近い形状に形成されており
、撹拌板１９および２０の回転運動に連動してセルフク
リーニングされる。

また、上記容器１０には複数の仕切板２１乃至２８が上
記撹拌板１９及び、・２０間に所定の間隔を有し・て位
置するように突設される。この仕切板２１乃至２８はそ
れぞれ撹拌板・１９及び２０の自転運動を妨げることな
く、軽く接触するかあるいは所定の間隙を有して配設さ
れ、そのうち仕切板２１゜２４．２６．２８にはそれ、
ぞれ上記容器１０の一端に取着された第１の温度惟出部
２９に対応される第２乃至第５の温度検出部３０乃至３
３が実装されている。そして、この第１乃至第５の温度
検出部２９乃至３３の各出力端は第１乃至第５の温度制
御部３４乃至３８に接、続され、このＭｌ乃至第５の温
度制御Ｎｌ３４乃至３８は第１乃至第５の駆動部３９乃
至４３を介して上記第１乃至第５の温度検出部２９乃至
３３に対応して上記容器１０にそれぞれ配設されて温度
制御用の第１乃至第５のヒータ４４乃至４８に接続され
る。なお、上記仕切＃ｉ２１乃至２８はそれぞれ撹拌板
１９及び２０の回転運動に連動して、該撹拌板１９及び
２０によりセルフクリーニングされる。

すなわち、上記反応装置は上記回転駆動部（図示せず）
が駆動されて回転軸１３及び１４が回転駆動されると、
その撹拌板１９及び２０の作用により、容器１０内の被
処理物質を仕切板２１乃至２日を乗り越えさせて出口方
向に移送しながら攪拌して混合あるいは反応を行ないせ
しめる。このとき、第１乃至第５の温度検出部２９乃至
３３はそれぞれ容器１０の一端の温度、仕切板２１゜２
４．２６．２’８の位置における被処理物質の温度を検
出して各検出信号をそれぞれ第１乃至第５の温度制御部
３４乃至３８に出力する。すると、この第１乃至第５の
温度制御部３４乃至３８はそれぞれ第１乃至第５の駆動
部３９乃至４３を介して第１乃至第５のヒータ４４乃至
４８を駆動制御し、第１乃至第４の温度検出部２９乃至
３２における温度を混合あるいは反応に適した温度（例
えば４５０℃程度）に制砥するとともに、第５の温度検
出部３３における温度をコーキング発生防止温度域（例
えば３５０℃程度）に制御せしめる。

これにより、上記容器１０は出口１２及びその近傍にお
いても、被処理物質がコーキング発生防止温度域に制御
されていることで、撹拌板１つ及び２０のセルフクリー
ニング作用による内壁部と同様にコーキングの発生が防
止される。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形を実施し得ることはいうまでもないことである。

［発明の効果コ 以上詳述したように、本発明によれば仕切板を介して処
理物質の容器の各点における温度を検出し、その検出温
度に応じて容器の出口及びその近傍の処理物質のｍ度を
コーキング発生防止温度域に制御するように構成したの
で、容器の出口及びその近傍におけるコーキングの防止
が図れて確実なセルフクリーニングが実現された反応装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る反応装置を示す構成
説明図である。 １０・・・容器、１１・・・入口、１２・・・出口、１
３゜１４・・・回転軸、１５，１６，１７．１８・・・
軸受、１９．２０・・・撹拌板、２１乃至２８・・・仕
切板、２つ乃至３３・・・第１乃至第５の温度検出部、
３４乃至３８・・・第１乃至第５の温度制御部、３９乃
至４３・・・第１乃至第５の駆動部、４４乃至４８・・
・第１乃至第５のヒータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに平行に配列された複数の回転軸と、各回転軸にそ
   れぞれ板面を垂直に串差し状に連結した複数の撹拌板で
   構成された撹拌体と、前記回転軸と撹拌体を収納してな
   るもので、被処理物質の入口及び出口を有し、かつ撹拌
   体の最外端軌跡に等しいか又は僅かに大きい内腔を有す
   る容器とからなり前記被処理物質を循環させながら混合
   あるいは反応させてなる反応装置において、前記容器の
   入口及び出口の中間部に前記撹拌板に対応して所定の間
   隔に突設された仕切板と、この仕切板にそれぞれ実装さ
   れる温度検出手段と、この温度検出手段に応動して前記
   被処理物質の前記出口における温度をコーキング発生防
   止温度域に制御する温度制御手段とを具備したことを特
   徴とする反応装置。