JPS62175109A - 動力式草刈機における刈取草の巻付き防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ９発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は動力式草刈機において、その回転駆動軸に刈取
草が巻付きにくいようにした動力式草刈機における刈取
草の巻付き防止装置に関するものである。

（２）従来の技術 草刈機本体に原動機を設け、この原動機によりカソク付
ブレードを固着し、該ブレードを水平面内で回転させる
ことにより、草を刈取るようにした動力式草刈機は従来
よりよく知られている。

（３）発明が解決しようとする問題点 ところで従来の動力式草刈機において、草刈効率を向上
させるには、切刃付ブレードの捩れを減少させることが
好ましいが、このようにすると刈取った草がブレードハ
ウジング内に進入し易くなってブレードの回転軸に巻付
きこれが原動機の駆動抵抗を増大させ、遂には原動機の
回転か停止するに至るという問題がある。

本発明は上記実情にかんがみてなされたもので、カッタ
付主ブレードの捩れを減少させても該ブレードの回転軸
に刈取った草が巻付きにくくなるようにした、構成簡単
な動力式草刈機における刈取草の巻付き防止装置を提供
することを目的とするものである。

Ｂ１発明の構成 （１）問題点を解決するための手段 本発明によれば前記目的達成のため、草刈機本体に設け
られる原動機と、この原動機に連結されて前記草刈機本
体のブレードハウジング内を水平面内で回転される切刃
付主ブレードと、該主ブレード上に設けられこれととも
に回転する補助ブレードとを備え、前記主ブレードと補
助ブレーｉ：とは、それらの回転時に主ブレードが先行
するようにそれらの回転方向に位相をずらし、また前記
主ブレードの外端部と補助ブレードの外端部は、それら
の少なくとも一部が相互に重合され、かつそれらの回転
軸線方向に相互に末広状に拡開されてそれらの間に刈取
草の挟持空間が形成される。

（２）作　用 前記構成によれば、カッタ付主ブレードの外端部と、補
助ブレードの外端部間に形成される挟持空間には、ケー
シング内を飛散する刈取られた草が挟まれてそこに滞留
、蓄積させることができ、回転軸に巻付きにくい。

（３）実施例 以下、第１〜３図により本発明の第１実施例について説
明する。

第１図において、動力式草刈機は草刈機本体１と、その
本体１の後側より斜め上向きに後方に延びるハンドルボ
スト２と、前記草刈機本体１から一体に後方に延設され
るミッションケース４に軸架される左右一対の駆動輪３
，３とを備える。

前記草刈機本体１は、そのセンタハウジング５上に原動
機、すなわちバーチカル型エンジン６が搭載され、また
センタハウジング５の開放下面にブレードハウジング７
が一体に設けられる。

前記エンジン６のクランクケース８にはボール軸受９．
１０を介して略鉛直方向に延びるクランク軸１１が回転
自在に支承され、このクランク軸１１は前記センタハウ
ジング５を貫通してその下端が前記ブレードハウジング
７内に達している。

クランク軸１１の下部には中空の回転軸１２が支持ボル
ト１３により固着される。

センタハウジング５内において、クランク軸１１と一体
の回転軸１２には、駆動プーリ１４が固着され、この駆
動プーリ１４は前記ミソションケ−ス４内に収容される
従来公知の伝動機構１５を介して駆動車輪３．３に連結
されている。

前記回転軸１２の下端には、ブレード支持板１６が溶着
され、このブレード支持板１６に補助ブレード１７およ
び主ブレード１８が上下に重合されて連結ポル１−１９
．１９を以て一体に結合され、それらのブレード１７，
１．８はエンジン６の駆動により第３図時計方向（矢印
方向）に一体に回転駆動される。

第３図に示すように主ブレード１８と補助ブレード１７
はそれらの回転時に主ブレード１８が補助ブレード１７
よりも先行するようにそれらの回転方向に位相がずれて
おり、主ブレード１８の縦中心線Ｌ　＋　　　Ｌ　＋　
と補助ブレード１７の縦中心線Ｌ２　　Ｌ２　とのなす
角θは約２０°でそれらの一部が回転方向に互いに重合
される。

主ブレード１８は、第３図に示すように平面細長い長方
形状に形成されており、クランク軸１１に固着される略
水平な中央部１８．と、該中央部］８．の外端より外方
に向かって下向きに傾斜する中間部１８□、１８□と該
中間部１８゜、１８２より外方に向かって下向きに、該
中間部１８゜、１８□よりも緩い傾斜角で傾斜する外端
部１８３．１８３とより構成されて該外端部１８，１．
１８３の回転方向側の側縁には切刃２０．２０がそれぞ
れ形成される。また前記補助ブレード１７も主ブレード
１８と略同形の細長い長方形状に形成されており、主ブ
レード１８の中央部］８１と接合する中央部１７．と、
主ブレード１８の中間部１８□、１８□と接合する中間
部１７□、１７□と、該中間部１７２．１７□の外端よ
り外方に向って上向きに傾斜する外端部１７．，１７３
とより構成される。而して主ブレード１８の外端部１８
３．１８．と、補助ブレード１７の外端部１７−．１７
３とは、軸方向に相互に末広状に拡開されて、それらの
間に刈取草の挟持空間Ｓが形成されており、主ブレード
１８の外端部１８３の面と補助ブレード１７の外端部１
７３の面とのなす角αは約１０°である。

補助ブレード１７の外端部１７３．，１７３の回転方向
側の側縁には本実施例では切刃が形成されていないが、
そこには主ブレードと同じように切刃を形成してもよい
。

前記支持ボルト１３の下端には、ブレードハウジング−
の開放下面よりも下方に突出する接地板２１がボール軸
受２４を介して回転自在に支承される。

第３図に示すようにブレードハウジング７は主ブレード
１８および補助ブレード１７の外端縁との間に空隙を形
成して千面略円筒状に形成され、その−側には外端に出
口２３を開口した放出筒２２が一体に形成される。

次に第１〜３図に示す本発明の第１実施例の作用につい
て説明する。

いま草刈機を運転すべく、エンジン６を駆動すれば、ク
ランク軸１１の回転により、駆動プーリ１４が駆動され
伝動機構１５を介して一対の駆動輪３，３が駆動される
と同時に主ブレード１８と補助ブレード１７とが一体と
なって第３図時計方向く矢印方向）に回転駆動され、主
ブレード１８外周部の切刃２０．２０によって草を刈取
ることができ、刈取られた草は放出筒２２を通り出口２
３より草刈機本体１の側方に排出される。

而して前述のように主として主ブレード１８による草刈
が進行するにつれてブレードハウジング７内を飛散する
未排出の刈取草が主ブレード１８の外端部１８．，１８
３と補助ブレード１７の外端部１７ｚ、１７３間の挟持
空間Ｓ、Ｓに次第に滞留、蓄積して遂にはブレードハウ
ジング７の内周面にも達してブレードハウジング７と主
および補助ブレード１８．１７の外端部ＬＬ、１７３間
に刈取草による壁を作り、これがブレードハウジング７
内において刈取草が回転軸１２方向へ飛散するのを防止
してこれが回転軸に巻付く割合を可及的に低減する。

草刈作業の終了後、草刈機本体１を後退させるか、ある
いは該本体１を上方に持上げることにより、ブレードハ
ウジング７と、主ブレード１８および補助ブレード１７
間に蓄積した刈取草を外部に放出することができる。

第４図には本発明の第２実施例が示される。

この第２実施例では補助ブレード１７の外端部１７３．
１７３を略直角に上方に屈曲して該補助ブレード１７の
外端部１７３，１７３の裏面と主ブレード１８の外端部
１８３．１８１の表面との間の角αが約９０°の刈取草
の挟持空間Ｓ′が形成される。

この第２実施例も前記第１実施例と同じくブレードハウ
ジング７内に飛散する刈取草はその刈取草の挟持空間Ｓ
′に滞留してそこに蓄積し、ブレードハウジング７の内
周面に沿って刈取草の壁が形成される。

Ｃ０発明の効果 以上の実施例により明らかなように、本発明によれば、
動力式草刈機において、回転軸に一体回転できるように
設けられる主ブレードと補助ブレードとは、それらの回
転時に主ブレートが先行するようにそれらの回転方向に
位相をずらし、また前記主ブレードの外端部と補助ブレ
ートの外端部は、それらの少なくとも一部が相互に重合
され、かつそれらの回転軸線方向に相互に末広状に拡開
されてそれらの間に刈取草の挟持空間が形成されるので
、ブレードハウジング内に飛散する刈草を前記刈取草挟
持空間に積極的に滞留、蓄積させるとともにブレードハ
ウジングの内周面と主および補助ブレード間に刈取草に
よる壁を作り、これにより飛散刈草の回転軸への巻付を
可及的に低減することができ、草刈性能の大幅な向上を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図は本発明の第１実施例を示すもので、第１図
は本発明装置を備えた動力式草刈機の側面図、第２図は
草刈機本体の要部縦断側面図、第３図は、第２図Ｉ−Ｉ
線に沿う横断面図、第４図は本発明装置の第２実施例を
示すもので、主ブレードおよび補助ブレードの外端部の
側面図である。 ｓ、ｓ’・・・刈草の挟持空間、 １・・・草刈機本体、６・・・原動機としてのエンジン
、７・・・ブレードハウジング、１７・・・補助ブレー
ド、１７３・・・外端部、１８・・・主ブレード、１８
３・・・外端部、２０・・・切刃

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 草刈機本体（１）に設けられる原動機（６）と、この原
   動機（６）に連結されて前記草刈機本体（１）のブレー
   ドハウジング（７）内を水平面内で回転される切刃（２
   ０）付主ブレード（１８）と、該主ブレード（１８）上
   に設けられこれとともに回転する補助ブレード（１７）
   とを備え、前記主ブレード（１８）と補助ブレード（１
   ７）とは、それらの回転時に主ブレード（１８）が先行
   するようにそれらの回転方向に位相をずらし、また前記
   主ブレード（１８）の外端部（１８＿３）と補助ブレー
   ド（１７）の外端部（１７＿３）は、それらの少なくと
   も一部が相互に重合され、かつそれらの回転軸線方向に
   相互に末広状に拡開されてそれらの間に刈取草の挟持空
   間（Ｓ、Ｓ′）が形成されることを特徴とする動力式草
   刈機における刈取草の巻付き防止装置。