JPS62173136A - 加工部位位置決め機構 - Google Patents

加工部位位置決め機構

Info

Publication number
JPS62173136A
JPS62173136A JP1550486A JP1550486A JPS62173136A JP S62173136 A JPS62173136 A JP S62173136A JP 1550486 A JP1550486 A JP 1550486A JP 1550486 A JP1550486 A JP 1550486A JP S62173136 A JPS62173136 A JP S62173136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning
workpiece
positioning pin
pin
positioning mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1550486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0555262B2 (ja
Inventor
Tsugio Ueno
上野 二男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1550486A priority Critical patent/JPS62173136A/ja
Publication of JPS62173136A publication Critical patent/JPS62173136A/ja
Publication of JPH0555262B2 publication Critical patent/JPH0555262B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加工部位位置決め機構に関し、一層詳細には、
例えば、自動車のホイールディスクを加工する際に前記
ホイールディスクの加工部位を工具に対して正確に位置
決めすると共に、前記工具による加工作業時に前記加工
部位から好適に退避可能に構成した加工部位位置決め機
構に関する。
一般に、自動車産業において、自動車を構成する種々の
部品は工場内でライン生産工程により大量生産されてい
る。例えば、車輌を構成するホイールディスクは鋳造成
形された後、エンジンに連結する駆動軸側に取り付ける
ための孔部並びにチューブバルブを取り付けるための孔
部等の加工が施されている。この場合、前記ホイールデ
ィスクを位置決め固定するために種々の治具装置が採用
されており、この種の治具装置の一例を第1図に示す。
すなわち、参照符号2は従来技術に係る治具装置を構成
する基台を示す。前記基台2の中央部にはワーク位置決
め用棒体4が立設されており、前記棒体4の両側部にク
ランプ機構6a、6bが設けられている。前記クランプ
機構68.6bを構成するクランプシリンダ8a、8b
から延在するロッド10a、10bにはアーム12a。
12bの一端部が係着されており、前記アーム12a、
12bは夫々の略中間部を支点13a、13bを介し一
□       ており、一方、基台2には前記押圧部
材14a、て揺動可能に支承されている。前記アーム1
2a、12bの他端部に押圧部材14a、14bが固着
され14bに対応するように受台16a、16bが設け
られている。また、棒体4には孔部位置決め機構20を
構成するシリンダ21が係着されており、前記シリンダ
21からロッド22が延在している。
このようにして構成される治具装置にワークW(例えば
、アルミ製ホイールディスク)を位置決め固定する。前
記ワークWの中央部には既に基準孔24が形成されてお
り、前記基準孔24を囲繞するようにして複数個、例え
ば、4個の段付孔部26が鋳造成形されている。前記段
付孔部26はワークWを駆動軸側に取り付けるためのボ
ルト挿入用孔部であり、面取り加工等を行うため夫々の
段付孔部26にはその両側において夫々所定の工具によ
る第1および第2の加工が施される。
そこで、基準孔24に棒体4を嵌合すると共にシリンダ
21を駆動してロッド22を−の段付孔部26に嵌合す
る。これによってワークW並びに段付孔部26の位置決
めを行う0次いで、クランプ機構6a、6bを構成する
クランプシリンダ8as8bを駆動してロッドlQa、
10bを、図中、上方に変位させてアーム12a、12
bを揺動させ、押圧部材14a、14bと受台15a、
16bとにより前記ワークWの一側外周部28aを押圧
保持する。
このようにして、ワークWを治具装置に位置決め保持し
て後、孔部位置決め機構20を構成するシリンダ21を
駆動してロッド22を下方向に変位させ、−の段付孔部
26からこのロッド22を離脱させる。そして、回転工
具29により複数の段付孔部26に第1の加工を行う。
前記ワークWに第1加工を施して後、クランプ機構6a
 、6bを駆動して押圧部材14a、 14bと受台1
5a、16bとによる外周部28aへのクランプ作用を
解除し、次いで、ワークWを治具装置から取り外してこ
のワークWを反転させ、他の治具装置(図示せず)に位
置決め固定する。
この場合、前記他の治具装置は第1図に示す治具装置と
同様に構成されており、クランプ機構6a、6bの間隔
、押圧部材14a、14bおよび受台16a、16bの
形状はワークWの他側外周部28bに対応して選択して
いる。
そこで、ワークWを他の治具装置に反転させた状態で固
定して後、段付孔部26を図示しない回転工具により第
1加工とは逆方向から第2の加工を行って夫々の段付孔
部26の加工を終了する。
このように、従来の治具装置では、ワークを治具装置に
位置決め保持して第1の加工を行って後、前記ワークを
反転させて他の治具装置に位置決め保持し、次いで、第
2の加工を行っている。このため、単一のワークを2回
ずつ夫々の治具装置に取り付けなければならず、前記ワ
ークの装着作業が煩雑なものとなると共に、このワーク
の加工に相当な時間を要するという欠点が露呈する。
また、ワークを反転させて固定するために第1の加工と
第2の加工とではクランプする個所が異なり、前記第1
並びに第2加工を同軸的に且つ正確に行うことが極めて
困難なものとなる。
そこで、ワークを治具装置に装着した状態で前記ワーク
に対し多方面からの加工が可能となれば、前記の不都合
は一掃されるものであるが、前述した従来の治具装置で
はこのような要請に対応することが出来ない。すなわち
、第1図に示すように、ワークWの段付孔部26は回転
工具29に対して正確に位置決めされなければならず、
このため、孔部位置決め機構20が設けられている。従
って、複数個の段付孔部26の中、ロッド22を介して
位置決めされる少なくとも−の孔部では、図中、下方か
ら加工することが不可能となってしまう。結局、このよ
うな孔部位置決め機構を設けた治具装置では、ワークを
加工毎に反転させる作業から解放されることが出来ない
本発明は前記の欠点に鑑みなされたものであって、例え
ば、ホイールディスク等のワークの加工部位に係合して
前記加工部位を回転工具に対して位置決めをすると共に
、前記回転工具で加工を行う際にはこの回転工具の軸線
上から退避するよう構成することにより、ワークを一度
位置決め固定するだけで前記加工部位を両側から加工す
ることが出来、これによって、前記ワークの取付作業が
面素化して前記加工を短時間で行い、より一層効率的な
加工工程を達成することを可能にした加工部位位置決め
機構を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はワークの加工部
位に係合して前記加工部位を回転工具に対して位置決め
する位置決め部材と、前記位置決め部材を前記回転工具
の軸線上から退避させる退避手段とを含み、前記位置決
め部材で加工部位を位置決めすると共に、回転工具によ
る加工に先立ち前記退避手段の作用下に位置決め部材を
加工部位から退避させて前記回転工具に前記加工部位を
対向させて加工可能に構成することを特徴とする。
次に、本発明に係る加工部位位置決め機構についてこれ
を組み込む治具装置との関係において好適な実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号30は当該治具装置を配設す
る両頭式1作機械を示す。前記両頭式1作機械30を構
成する基台32上には、図中、左右両側に夫々進退動作
可能に搬送台34a、34bが載設される。前記搬送台
34a、34bには夫々対峙して第1および第2の工具
装置35a、36bが設けられる。
そこで、基台32上の略中央部に治具装置40が配設さ
れる。この場合、前記治具装置40を構成する治具台4
2はベース44上に載設されており、前記ベース44は
基台32に固着される軸46に対して回動自在に支持さ
れる。
第3図および第4図において、治具台42は前記ベース
44に複数のボルト47を介して固着される基台部48
と、前記基台部48の一端部側にこれと直交するように
して立設される支持部50とを含む。前記支持部50の
両側部には夫々第1のガイド用円筒部52a、52bを
水平方向に膨出形成すると共に、前記円筒部52a、5
2bの上方に第2のガイド用円筒部55a、56bを形
成する。この場合、前記円筒部56a、56bは夫々の
円筒部52a、52bとは反対方向に膨出している(第
4図参照)。さらに、支持部50の上部には円筒部52
a、52bと同一方向に膨出して取付台58が形成され
る。
第4図および第5図に示すように、取付台58の中央部
には軸線方向に指向して孔部60を形成し、前記孔部6
0の端部には段部を介して大径となるシリンダ室62が
連通ずる。前記シリンダ室62には図示しない流体供給
用ポートが設けられており、このシリンダ室62の端部
には段部を介してこれより大径となる孔部が連通ずる(
図示せず)。また、取付台58には孔部60の中心から
半径方向外方にあって等間隔離間し且つ軸線方向に沿っ
て溝部64a乃至64dを形成しく第3図参照)、前記
溝部64a乃至64dは支持部50の裏面から外部に連
通状態にある。前記取付台58の先端部には板体66を
図示しないボルトを介して固着し、前記板体66の中央
部には段付孔部68が形成される。さらに、この板体6
6には図示しないボルトを介してワーク当接用プレート
70が係着される。そして、板体66の段付孔部68に
嵌合するようにチャック機構72が配設される。
前記チャック機構72を構成するコレット74には前記
段付孔部68に対応する段部76を形成し、このコレッ
ト74の外周部には軸線方向に指向して複数のスリット
78が形成される。また、前記コレット74の一端部内
周部には半径方向内方に指向して傾斜する傾斜面80を
設けている。そこで、前記コレット74にスリーブ部材
82を嵌合する。前記スリーブ部材82の外周一端部に
は取付台58のシリンダ室62に嵌合するピストン部8
4を形成し、前記ピストン部84の一端部には段部を介
して小径となる円筒部85を形成する。前記円筒部85
は孔部60に嵌合するものであり、その一端部にコレッ
ト74の傾斜面80に対応する傾斜面86を形成してお
く。
一方、シリンダ室62に連通ずる図示しない孔部にはク
ランプ機構88を構成するシリンダ部材89を嵌合装着
する。前記シリンダ部材89の中央部にはシリンダ室9
0を形成すると共に、このシリンダ室90の一端部に小
径な孔部を介して取付用孔部92が連通ずる。前記孔部
92にはロフト部材94の一端を嵌合し、図示しないボ
ルトを介して前記ロッド部材94をシリンダ部材89に
固着する。ロッド部材94はスリーブ部材82に嵌合す
る円筒部96と、前記円筒部96の一端部に形成される
大径部98とを含み、この場合、前記大径部98の直径
は後述するワークの基準孔の直径より小さく選択される
。前記ロッド部材94の中央部にはその軸線方向に沿っ
て孔部100を形成し、前記孔部100はこれより大径
な孔部102と連通ずる。また、大径部98では軸線方
向に沿って所定の長さに亘り切り欠くと共に、半径方向
に対して偏心し且つ対称となる位置に夫々溝部104a
、104bを形成する(第5図参照)。
そこで、シリンダ部材89にピストン部材106を配設
する。前記ピストン部材106の一端から延在する第1
のロッド108はロッド部材94の孔部100に嵌合す
ると共に、その先端部に外周部両側から切り欠いて板状
部109を形成する。前記板状部109の図示しない孔
部に係合ピン110を嵌合してこの保合ピン110にク
ランプアーム112aS112bを係合する(第5図お
よび第6図a1b参照)。
前記クランプアーム112a、 112bは板状に形成
され、夫々の略中央部をピン部材114a、 114b
を介してロッド部材94の大径部98に揺動自在に支承
される。また、夫々のクランプアーム112a。
112bの一端には押圧面部116a、116bを形成
し、前記押圧面部116a、116bに対応する他端部
には半長円状の開口部118a、 118bを形成する
。この°  場合、前記開口部118a、118bは係
合ビン110を嵌合するものであり、このため、ピスト
ン部材106を矢印A、B方向に変位させると夫々のク
ランプアーム112a、112bはビン部材114a、
114bを支点として揺動可能である。
一方、ピストン部材106の他端部から延在する第2の
ロッド120の端部にはピン部材122を介してアーム
部材124の一端が係合する。前記アーム部材124は
支持部50に揺動自在に支持されており、その他端が前
記支持部50の上部に設けられるリミットスイッチ12
6に保合可能に構成されている。
さらにまた、支持部50には本発明に係る孔部位置決め
機構128が設けられる。第7図に示すように、孔部位
置決め機構128を構成する固定軸130は支持部50
にその一端部を固着され、前記固定軸130の外周部に
はガイド溝132が形成される。この場合、前記ガイド
溝132は固定軸130の軸線方向に所定長さ延在して
後、図中、反時計方向に湾曲する。そして、この固定軸
130には位置決めピンホルダ134を装着する。前記
位置決めビンホルダ134は前記固定軸130を嵌合す
る円筒部136と、この円筒部136の外周部から外方
に膨出する取付部138と、前記円筒部136の上部側
に設けられるガイド部140とを含む。
円筒部136の外周先端部には所定の角度に亘って溝部
142を形成すると共にこの円筒部136の先端部に円
ji143を係着し、一方、取付部138の先端部には
位置決めビン144を固着する。さらに、ガイド部14
0にはガイドピン146が配設され、このガイドピン1
46は固定軸130のガイド溝132に嵌合する。前記
ガイド部140の上部後端部側には一対のガイド板14
8a、 148bを形成し、夫々のガイド板148a、
 148bの間には支持部50に固着されるキー150
が臨入している。なお、前記キー150の近傍にはリミ
ットスイッチ152を設けておく。
一方、固定軸130の下方にはシリンダ154が配設さ
れ、前記シリンダ154から延在するピストンロッド1
56は蓋体158を貫通している。前記蓋体158には
ガイドバー160の一端が固着され、このガイドバー1
60はピストンロッド15Gの先端に係着される移動板
162に嵌合してこの移動板162の回転を阻止してい
る。前記移動板162の一端には円筒部136の溝部1
42に係合する幅狭な係止部164を形成する。
本発明に係る孔部位置決め機構を組み込む治具装置は基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
作用並びに効果について説明する。
そこで、当該冶具装置40によりワークW(ホイールデ
ィスク)を位置決め固定する作業について説明する。
先ず、ワークWを人手若しくはロボットのハンド等によ
り把持し、ロッド部材94の大径部98に前記ワークW
の基準孔166を遊嵌させるようにしてこのワークWの
基準面172をワーク当接用プレート70に当接させる
。さらに、前記ワークWの段付孔部168a乃至168
dのいずれか−〇孔部に位置決めピン144を嵌合する
。その際、第7図に示すように、位置決めピンホルダ1
34に設けられるガイド板148a、 148b間にキ
ー150が臨入しているため、前記位置決めビンホルダ
134は回転することがなく、ワーク位置決めビン14
4は前記−の孔部に好適に嵌合する。
次いで、取付台58内のシリンダ室62に図示しない通
路から流体を供給すると、スリーブ部材82が矢印A方
向に変位し、このスリーブ部材82の先端部に形成され
る傾斜面86がコレット74の傾斜面80に係合して前
記コレット74の先端部が半径方向外方に押圧される。
このため、スリット78を介してコレ・ノド74の直径
が増大して前記コレット74の外周面部がワークWの基
準孔166の内周面部を押圧し、結果的に、チャック機
構72により前記ワークWの位置決めが行われる。
そこで、シリンダ部材89内のシリンダ室90に圧力流
体を導入すれば、ピストン部材106が矢印A方向に変
位する。従って、第10ンド108の先端部に形成され
る板状部109の係合ピン110に保合するクランプア
ーム112a、112bはピン部材114a、114b
を支点として回動し、押圧面部116a、116bが大
径部98の外部に露呈する。さらに、ピストン部材10
6を矢印A方向に変位させると、クランプアーム112
a、112bの押圧面部116a、 116bはワーク
Wを矢印B方向に押圧し、結果的に、前記ワークWはワ
ーク当接用プレート70とクランプアーム112a、 
112bに押圧保持される(第6図a参照)。
すなわち、ワークWはチャック機構72により基準孔1
66を介してその中心部分を正確に位置決めされると共
に、クランプ機構88により取付台58に対ししっかり
と固定される。さらに、当該孔部位置決め機構128を
介して前記ワークWの段付孔部168a乃至168dの
位置決めが行われることになる。
このようにして、治具装置40にワークWを固定し、後
述するように位置決めピン144をワークWから離間さ
せて後、第1Iltl送台34aを移動させて第1工具
装置36aを当該治具装置40側に変位させる。この場
合、前記第1工具装置36aのガイドバー174a、 
174bが前記治具装置40のガイド用円筒部56a、
56b内に嵌合してこの第1工具装置36aに設けられ
る第1の回転工具175をワークWに対し正確に案内す
る。そして、前記第1回転工具175を回転させながら
、例えば、支持部50の溝部64aにこの第1回転工具
175を挿通して前記ワークWの段付孔部168aに所
定の加工を施す。
前記段付孔部168aの加工を終了した後、搬送台34
aを矢印B方向に変位させて第1工具装置36aを治具
装置40から離間させる。この場合、前記第1工具装置
36aにはギヤングヘッドの如く段付孔部168a乃至
168dに対応する複数の第1回転工具175が装着さ
れており、夫々の第1回転工具175を介して前記段付
孔部168a乃至168dに面取り加工並びに荒加工等
を行うものである。
次いで、搬送台34bを矢印B方向に移動して第2工具
装置36bを治具装置40側に変位させる。
前記第2工具装置36bにはガイドバー1768.17
6bが設けられており、夫々のガイドバー176a。
176bを支持部50のガイド用円筒部52a、52b
内に嵌合して第2の回転工具178をワークWに対し正
確に案内する。そこで、前記第2回転工具178を回転
させて荒切削加工終了後の段付孔部168aに仕上切削
加工を施す。第2工具装置36bには第1工具装置36
aと同様にして複数の第2回転工具178を装着してお
り、夫々の第2回転工具178により段付孔部168a
乃至168dの仕上切削加工を行う。
ところで、この場合、ワークWの段付孔部168a乃至
168dのいずれか−の孔部には位置決めピン144が
嵌合して前記段付孔部168a乃至168dの位置決め
を行うものであるが、前記位置決めピン144は前記−
の孔部から離脱して夫々の段付孔部168a乃至168
dの加工を妨げることはない。
すなわち、ワークWを取付台58に位置決め固定して後
、第7図に示すように、シリンダ154を駆動してピス
トンロッド156を矢印方向に変位させると、前記ピス
トンロッド156に固着される移動板162がガイドバ
ー160に案内されて同様に矢印方向に変位する。この
ため、前記移動板162の一端部に形成される係止部1
64を介して位置決めピンホルダ134が矢印方向に押
圧され、前記位置決めピンホルダ134はガイドピン1
46とガイド溝132に案内されて所定の距離だけワー
クWから退勤変位すると共に、キー150がガイド板1
48a、 148bの間から離脱する。前記位置決めピ
ンホルダ134をさらに矢印方向に押圧すると、ガイド
ピン146が屈曲するガイド溝132に沿って反時計方
向(矢印C方向)に偏位し、このため、位置決めピンホ
ルダ134が反時計方向に回転する。従って、取付部1
38が位置決めピン144と一体的に所定角度反時計方
向に偏位し、前記取付部138並びに位置決めピン14
4はワークWの段付孔部168a乃至168dのいずれ
の軸線上からも好適に退避することになる。結果的に、
第1並びに第2工具装置36a、36bによるワークW
の加工時において孔部位置決め機構128は夫々の加工
作業を阻止されることがない。
一方、位置決めピン144でワークWの段付孔部168
a乃至168dを位置決めする際には、シリンダ154
を駆動して移動板162を矢印とは逆方向に変位させる
。前記移動板162の係止部164は溝部142内に係
合して円板143を矢印とは逆方向に押圧する。このた
め、位置決めピンホルダ134がガイドピン146とガ
イド溝132に案内されて時計方向に回転して後、固定
軸130の軸線方向に変位して位置決めピン144がワ
ークWの段付孔部168a乃至168dのいずれか一つ
の孔部に嵌合すると共に、ガイド板148a、 L48
bの間にキー150が臨入する。なお、位置決めピン1
44を、例えば、段付孔部168dに嵌合してワークW
の加工部位の位置決めを行う場合、他の段付孔部168
a乃至168cおよび図示しないチューブバルブ取付用
孔部を加工する際に前記位置決めピン144をこの段付
孔部168dに嵌合しておけば、前記加工作業において
ワークWが回転することがなく、好適な加工が行われる
効果が得られる。
このようにして、ワークWの加工を終了して後、シリン
ダ部材89のシリンダ室90内に図示しない他方の通路
から流体を導入すれば、ピストン部材106は矢印B方
向に変位して第10ンド108の先端部に固着される係
合ピン110が同様にして矢印B方向に変位する。この
ため、クランプアーム112a、112bはピン部材1
14a、 114bを支点にして回動し、夫々の押圧面
部116a、116bはロッド部材94の大径部98内
に収納されてワークWのクランプ作用が解除される(第
6図す参照)。
さらにまた、シリンダ室62内に供給される圧力流体を
介してピストン部84を矢印B方向に変位させると、ス
リーブ部材82の先端部に形成される傾斜面86はコレ
ット74の傾斜面80から離間して前記コレット74の
直径が縮小する。従って、コレット74の外周面部によ
る基準孔166の内周面部への押圧作用が解除される(
第6図す参照)。
そこで、このワークWをロボットのアーム等により把持
して取付台58から取り外して後、新たなワークWを前
述した手順に従ってこの取付台58に位置決め装着する
次に、本発明に係る位置決め機構の他の実施例をこれを
組み込む治具装置との関係において以下に説明する。
なお、前記した第1の実施例と同一の構成要素には同一
の参照数字にaを付してその詳細な説明は省略する。
第8図および第9図において、参照符号180は第2の
実施例に係る孔部位置決め機構を示す。
この場合、孔部位置決め機構180を構成するシリンダ
182は取付台58aに固着されており、前記シリンダ
182から延在するピストンロッド184の先端部には
ラック部材186を係着する。前記ラック部材186は
ピニオン部材188に噛合しており、前記ピニオン部材
188の中央部から軸線方向に延在する軸190a、1
90bは取付台58aに対し回転自在に支承される。前
記ピニオン部材188にはキー191を介して位置決め
ピンホルダ192が係着する。位置決めピンホルダ19
2には夫々の軸190a、190bと直交する方向に位
置決めピン194を嵌合し、前記位置決めピン194は
ばね196を介して前記位置決めピンホルダ192に対
し所定距離変位可能に構成される。
このような構成において、第1の実施例において前述し
たように、当該治具袋240 aにワークWを位置決め
固定するものである。この場合、前記ワークWの段付孔
部168a乃至168dのいずれか−の孔部には当該孔
部位置決め機構180を構成する位置決めピン194を
嵌合して前記段付孔部168a乃至168dの位置決め
を行う。
すなわち、シリンダ182を駆動してピストンロッド1
84を矢印B方向に変位させると、ラック部材186に
噛合するピニオン部材188を介して位置決めピンホル
ダ192が矢印E方向に揺動する。このため、前記位置
決めピンホルダ192に装着されている位置決めピン1
94はワークWの段付孔部168a乃至168dのいず
れか−の孔部に嵌合して前記段付孔部168a乃至16
8dの位置決めがなされる。その際、位置決めピン19
4がばね196を介して位置決めピンホルダ192に対
し変位自在に装着されているため、前記位置決めピン1
94は前記−の孔部に好適に嵌合することが出来る。
次いで、段付孔部168a乃至168dの加工を行う際
には、シリンダ182を駆動してピストンロッド184
を矢印A方向に変位させる。従って、ピストンロッド1
84の先端部に固着されるラック部材186が同様にし
て矢印A方向に変位し、このラック部材186に噛合す
るピニオン部材188を介して位置決めビンホルダ19
2が矢印り方向に揺動する。そこで、位置決めピンホル
ダ192が、第8図中、破線に示すように位置決め時の
状態に対して90°偏位した位置においてシリンダ18
2の駆動を停止する。結果的に、位置決めピンホルダ1
92並びに位置決めピン194は第1回転工具175a
の軸線上から好適に退避することが出来、第1の実施例
と同様にして夫々の回転工具175a、 178aによ
り段付孔部168a乃至168dには荒切削加工並びに
仕上切削加工が行われることは容易に諒解されよう。
以上のように本発明によれば、位置決め部材をワークの
加工部位に嵌合して前記加工部位の位置決めを行うと共
に、この加工部位から前記位置決め部材を離脱する際に
は加工作業の妨げにならないよう回転工具の軸線上から
好適に退避可能に構成している。このため、前記ワーク
を治具装置に正確に取り付けることが出来、しかも、治
具装置に一部ワークを固定するだけで、例えば、加工部
位を両側から加工することが可能となる。従って、効率
的なワークの加工作業が容易に達成されるという効果が
得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る治具装置の概略説明図、 第2図は本発明に係る孔部位置決め機構を組み込む治具
装置を配設する両頭式1作機械の概略を示す側面図、 第3図は本発明に係る位置決め機構を組み込む治具装置
の斜視図、 第4図は当該治具装置の一部省略縦断面図、第5図は当
該治具装置の一部拡大図、 第6図aおよびbは当該治具装置によりワークをクラン
プする際の説明図、 第7図は本発明に係る孔部位置決め機構の一部断面斜視
図、 2        決め機構を組み込む治具装置の一部
省略縦面図第8図は本発明に係る他の実施例の孔部位置
面図、 第9図は第8図に示す他の実施例の位置決め機構の一部
省略斜視図である。 40・・・治具装置      42・・・治具台58
・・・取付台       64a〜64d・・・溝部
70・・・ワーク当接用プレート 72・・・チャック機構    74・・・コレット8
2・・・スリーブ部材    88・・・クランプ機構
94・・・ロッド部材     98・・・大径部10
6・・・ピストン部材   110・・・係合ビン11
2a、 112b・・・クランプアーム128・・・孔
部位置決め機構 130・・・固定軸134・・・位置
決めピンホルダ 144・・・位置決めピン 180・・・孔部位置決め機構 192・・・位置決めピンホルダ 194・・・位置決めピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワークの加工部位に係合して前記加工部位を回転
    工具に対して位置決めする位置決め部材と、前記位置決
    め部材を前記回転工具の軸線上から退避させる退避手段
    とを含み、前記位置決め部材で加工部位を位置決めする
    と共に、回転工具による加工に先立ち前記退避手段の作
    用下に位置決め部材を加工部位から退避させて前記回転
    工具に前記加工部位を対向させて加工可能に構成するこ
    とを特徴とする加工部位位置決め機構。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の位置決め機構におい
    て、退避手段は一端部を装置本体に固着され且つその外
    周部に軸線方向に対して周回するように所定長さ延在す
    る傾斜ガイド溝を形成してなる固定軸と、位置決め部材
    を構成する位置決めピンを前記固定軸と平行に固着し且
    つ前記ガイド溝に係合するガイドピンを設けて前記固定
    軸に外嵌するホルダ部材と、アクチュエータに係着され
    て前記ホルダ部材を変位させる移動板とを含み、前記ア
    クチュエータの作用下に前記移動板を介してホルダ部材
    を一方向に変位させ前記位置決めピンをワークの加工部
    位に嵌合し、一方、前記アクチュエータの作用下に前記
    ホルダ部材を他方向に変位させて前記ガイドピンとガイ
    ド溝とにより前記位置決めピンを偏位させ、これによっ
    て前記位置決めピンを回転工具の軸線上から退避させて
    なる加工部位位置決め機構。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の位置決め機構におい
    て、ホルダ部材と装置本体とに回転阻止手段を設け、位
    置決めピンをワークの加工部位に嵌合する際に、前記回
    転阻止手段の作用下に前記位置決めピンの回転動作を阻
    止してなる加工部位位置決め機構。
  4. (4)特許請求の範囲第2項記載の位置決め機構におい
    て、退避手段はシリンダに係着されるラック部材と、前
    記ラック部材に噛合するピニオン部材と、前記ピニオン
    部材に一端を固着すると共に他端に位置決めピンを設け
    るホルダ部材とを含み、前記シリンダの作用下にラック
    部材とピニオン部材とを介して前記ホルダ部材を一方向
    に揺動し、前記位置決めピンをワークの加工部位に嵌合
    して前記加工部位の位置決めを行い、一方、シリンダの
    作用下に前記ホルダ部材を他方向に揺動して前記位置決
    めピンを回転工具の軸線上から退避させてなる加工部位
    位置決め機構。
  5. (5)特許請求の範囲第4項記載の位置決め機構におい
    て、位置決めピンとホルダ部材にばね部材を介装し、前
    記位置決めピンをホルダ部材に付して変位可能に構成し
    てなる加工部位位置決め機構。
JP1550486A 1986-01-27 1986-01-27 加工部位位置決め機構 Granted JPS62173136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1550486A JPS62173136A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 加工部位位置決め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1550486A JPS62173136A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 加工部位位置決め機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62173136A true JPS62173136A (ja) 1987-07-30
JPH0555262B2 JPH0555262B2 (ja) 1993-08-16

Family

ID=11890637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1550486A Granted JPS62173136A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 加工部位位置決め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62173136A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016074033A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 ハンラ ビステオン クライメット コントロール コーポレーション 粗度改善のためのパンチング加工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59124537A (ja) * 1982-12-29 1984-07-18 Fujitsu Ltd 自動心出し方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59124537A (ja) * 1982-12-29 1984-07-18 Fujitsu Ltd 自動心出し方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016074033A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 ハンラ ビステオン クライメット コントロール コーポレーション 粗度改善のためのパンチング加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0555262B2 (ja) 1993-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6359820B2 (ja)
JPS625741B2 (ja)
JPH0238322B2 (ja)
JPS62173136A (ja) 加工部位位置決め機構
US4054081A (en) Machining method
JP2000052172A (ja) 工作機械の駆動装置
JPH03277408A (ja) 薄肉ワーク加工用チャック
JPH0555260B2 (ja)
JPH0451922Y2 (ja)
JPS6031621B2 (ja) 二軸研削盤
JPS62173131A (ja) 治具装置
JP2556521B2 (ja) 内径加工用チヤツク
JPS6049535B2 (ja) ワ−ク供給装置
JPH0349810A (ja) ワーク加工装置
JPH0637841Y2 (ja) 旋盤用ワーク搬送装置
JPH0735696Y2 (ja) 軸物のチャック装置
US2619710A (en) Machine tool for machining articles having holed annular flanges and the like
JPH078128Y2 (ja) ホーニング治具
JP3284579B2 (ja) フィンガーチャック
JPH0318086Y2 (ja)
JPH0639844Y2 (ja) ワ−ク反転装置
JPS6214364B2 (ja)
JPH0118249Y2 (ja)
US5244192A (en) Interior centerline based seating apparatus
JPH0596407A (ja) クランプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees