JPS62163846A

JPS62163846A - 乗物用雨傘収納装置

Info

Publication number: JPS62163846A
Application number: JP61003195A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Fujiki; 広幸藤木; Yoshiharu Michiura; 道浦　吉晴; Masabumi Abe; 阿部　正文
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1986-01-10
Filing date: 1986-01-10
Publication date: 1987-07-20
Also published as: US4700848A; GB8700572D0; JPH0567459B2; GB2185225B; GB2185225A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、例えば、自動車等の乗物に装備して使用す
る乗物用雨傘収納装置に関するものである。

（従来の技術）従来の自動車には、第１３図及び第１４図に示した如く
、ドア１のドアトリム２にドアポケット３を設けたタイ
プのものがある。このタイプの自動車においては、ドア
ポケット３に雨傘４等の物品を収納することができるが
、このドアポケット３の長手方向の長さは余り長くない
。このため、ドアポケット３内には、折畳式の短い雨傘
４を収納できても、折畳不能な長い雨傘を収納すること
ができないものであった。しかも、雨傘４をドアポケッ
ト３内に収納した場合には、ドアポケット３内に他の小
物が収納できなくなるという問題があった。

これらの点を解消するものとしては１例えば、実開昭５
７−１４２６５２号公報又は実公昭５６−１６１４６号
公報に開示された様なものがある。これらの公報には、
一対の細長い板状部材が長手方向に伸縮調整可能に一端
部同志で結合され、一方の板状部材の他端部に雨傘の先
端部挿入用の筒部が設けられ、他方の板状部材の他端部
に全保持手段が設けられた雨傘支持装置が開示されてい
る。この雨傘支持装置によれば、一対の板状部材を伸縮
調整して雨傘の長さに対応させた後、雨傘の先端部を筒
部に挿入して、雨傘の基部を全保持手段で保持させるこ
とにより、雨傘を一対の板状部材間で支持できる。従っ
て、この様な雨傘支持装置を自動車のシート側方に位置
する車体パネル等に取り付けておけば、雨傘を其の長短
に拘らず車体に支持できる。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、雨傘は露出した状態でシート側方の車体
パネルに支持されるため、外観が損われる。しかも、雨
傘支持装置は乗員が触れ易いところに設置されるため、
雨傘が濡れたり又は汚れたりしていると１乗員の衣服が
濡れたり汚れたりするという問題があった。　また、一
対の板状部材は互いに固定ネジで固定される様になって
いたため、その伸縮調整時に固定ネジを緩めたり締め付
けたりしなければならず１手間がかかるものであった・そこで、この発明は、外観が損われることがなく、衣服
が濡れたり汚れたりすることを確実に防止でき、しかも
、長さの調整をすることなく簡易に雨傘の収納・取り出
しができる乗物用１１１傘収納装置を提供することを目
的とするものである。

（問題点を解決するための手段）この目的を達成するため、この発明は、一端に傘出入口
が設けられた外筒の他端部側に傘支持部材を所定範囲内
で進退する様に配設し、前記傘支持部材を外筒の他端側
に押圧変位させるとロックし且つ傘支持部材を更に押圧
又は外筒の周方向に回動させるとアンロック状態となる
ロック装置を前記外筒と傘支持部材との間に介装し、前
記傘支持部材を此の傘支持部材と外筒との間に介装した
付勢手段で、前記傘支持部材を押圧変位させる二とによ
り傘出入口側に付勢した乗物用雨傘収納装置としたこと
を特徴とするものである。

（作　用）この様な構成によれば、雨傘を全挿入口から外筒の内部
に挿入して、雨傘の先端部を傘支持部材に係合させた後
、更に雨傘を内方に押し込んで傘支持部材を外筒の他端
側に押圧変位させると、雨傘が外筒内に収納されて、ロ
ック装置がロックする。一方、この状態から、雨傘を押
圧又は外筒の周方向に回動させることにより、この雨傘
で傘支持部材を押圧又は回動させると、ロック装置のロ
ックが解除されて、傘支持部材が付勢手段の付勢力によ
り傘出入口側に変位させられて、雨傘の握り部が外筒の
傘出入口から外方に進出してくる。

（実施例）以下、この発明の実施例を第１図〜第１２図に基づいて
説明する。

第１図〜第９図は、この発明の第１実施例を示したもの
である。この第９図において、５は自動車の車体、６は
車体５後部のりャフェンダである。このリヤフェンダ６
は、第３図に示した如く、アウタパネル７とインナパネ
ル８を備えている。このインナパネル８には、この発明
に係る乗物用雨傘収納装置９が装着されている。

この乗物用雨傘収納′！Ａ置９は、前後に延びる外筒１
０を有する。この外筒１０は、第１図、第２図に示した
如く、一端（重縮）に傘出入口１１を有し、他端に端壁
１２を有する。この傘出入口１１の下部には蓋体１３が
枢軸１４を中心に開閉自在に装着され、傘出入口１１の
上部には４係止部材１５が設けられ、この４係止部材１
５には蓋体１３の係止爪１６を係合させる係合溝１７が
形成されている。図中、１３ａは、蓋体１３の操作ツマ
ミである。また、外筒１０の他端部下端には排水口１８
が形成され、この排水口１８にはドレインホース１９の
一端部が接続されていて、このドレインホース１９の他
端部はりャフェンダ６の後部下方に開口している。

外筒１０の上端部には長手方向（前後方向）に延びるガ
イド溝２０が形成され、外筒１０の後部側内側面には前
後に延びる支持突起２１　、２２が一体に設けられ、　
この支持突起２１　、２２の対向端には円弧部２１ａ。

２２ａが形成されている。　そして、この円弧部２１ａ
。

２２ａ間には筒状容器２３が前後動自在に保持されてい
る。この筒状容器２３の前部側には括れ部２４が形成さ
れ、括れ部２４の前部にはテーパ状の挿入筒部２３ａが
形成され、括れ部２４の内面にはリング状のスリップ防
止ラバー２６が添着さ拉、筒状容器２：３の後部には上
方に開すする断面四角形のガイド孔２３ｂが形成されて
いる。

この様な外ＷＪ１０のガイド溝２０と筒状容器２３との
間には、ロック装置としてのラチェット機構２６が介装
されている。

このラチェット機構２６は、ガイド溝２０の後端部近傍
に前後に間隔をおいて一体に形成されたストッパ２７．
２８と、このストッパ２７．２８間に配列され且つ外筒
１０と一体に形成された複数のラチェツト歯２９．３０
．３１と、傾斜面３２ａを有するガイド突起３２を有す
る。そして、ストッパ２７はガイド溝２０の幅方向全体
に形成され、ストッパ２８及びラチェツト歯２９．３０
，３１はガイド溝２０の一側部から幅方向中央部付近ま
で設けられ、ガイド突起３２はラチェツト歯２９．３０
．３１に沿ってガイド溝２０の幅方向中央部に設けられ
ている。また、このガイド溝２０の他側部との間には復
帰通路３３が形成されていて、ストッパ２７とラチェツ
ト歯２９との間の空間３４の側方は復帰通路３３に開放
させられている。

また、ラチェット機構２６は、ガイド孔２３ｂに上下動
自在に嵌合された四角柱状のラチェツト爪３５と、この
ラチェツト爪３５の基部３５ａと筒状容器２３の下端部
との間に介装された圧縮コイルスプリング３６を有する
。この筒状容器２３の後端部と外筒１０の端壁１１との
間には、復帰バネ３７が介装されている。

次に、この様な構成の乗物用雨傘収納装置の作用を説明
する。

先ず、蓋体１３を開くと共に、雨傘３８を傘出入口１１
から外筒ｌＯ内に挿入して、雨傘３８のテーパ状先端部
３８ａを筒状容器２３の挿入筒部２３ａに挿入すると共
に、テーパ状先端部３８ａを括れ部２４のスリップ防止
ラバー２５に係合させる。この後、雨傘３８を外筒１０
内に押し込んで、筒状容器２３を外筒１０の端壁１１側
に復帰バネ３７のバネ力に抗して変位させる。

この際、ラチェツト爪３５は、筒状容器２３と一体に端
壁１１側に変位させられて、上下動しながらラチェット
歯２９，３０．３１を乗り越える。この様にして雨傘３
８全体が外筒１０内に入った位置で、この雨傘３８から
押圧力を除去すると、ラチェツト爪３５が復帰バネ３７
のバネ力によりラチェット歯２９，３０．３１の対応す
るものに係止させられる。

この状態で蓋体１３を閉じれば、雨傘３８は外筒１０内
に完全に収納されて、外観が損われる様なことはなくな
ると共に、雨傘３８が乗員に触れることがなくなる。ま
た、外筒１０の下部に滴下した雨滴はドレインホース１
９を介して車体下方に排水される。

一方、蓋体１３を開いて、雨傘３８の把持部３８ｂを復
帰通路３３側に回動させると、　ラチェツト爪３５がガ
イド突起３２の傾斜面３２ａに案内されて復帰通路３３
内に移動する。この位置では、筒状容器２３が復帰バネ
３７のバネ力によりストッパ２７側に復帰させられて、
雨傘３８の把持部３８ｂが外筒１０の傘出入口１１から
外部に突出する。

以上説明した実施例では、付勢手段としての復帰バネ３
７を外筒ｌＯ内に配設した例を示したが、必ずしも此れ
に限定されるものではない。例えば、第１０図、第１１
図に示した様に外筒１０の下部にスリット３９を設け、
筒状容器２３と一体のアーム４０をスリット３９から下
方に吐出させ、外筒１０下部の突起４１とアーム４０と
の間に引っ張りコイルスプリング４２を復帰バネとして
介装しても良い。

また、付勢手段としては上述した復帰バネ３７に限定さ
れるものではなく、例えば、第１２図に示した如く、筒
状容器２３と一体のピストン４３を外筒１０の後端部内
に摺動自在に嵌合して、ピストン４３と外筒１０の端壁
１１との間に密閉室４４を形成し、このピストン４３に
シールリング４５を嵌着することにより、密閉室４４に
挿入されたガス又はエアを復帰手段としてもよい。

更に１以上説明した実施例では、ラチェット機構２６を
ロック装置として外筒１０と筒状容器２３との間に介装
して、外筒１０と筒状容器２３とのロック及びアンロッ
クをさせる様にしたが、必ずしも此れに限定されるもの
ではない。例えば、スイッチ等に用いられているブツシ
ュオン・ブツシュリリース式のカム構造、すなわち、「
最初の押圧では押圧変位された位置でロックし、次の押
圧ではロックが解除されて現状に復帰するタイプのカム
構造」をロック装置として外筒１０と筒状容器２３との
間に介装して、外筒１０と筒状容器２３とのロック及び
アンロックをさせる様にしても良い。

（発明の効果）この発明は、以上説明したように、一端に傘出入口が設
けられた外筒の他端部側に傘支持部材を所定範囲内で進
退する様に配設し、前記傘支持部材を外筒の他端側に押
圧変位させるとロックし且つ傘支持部材を更に押圧又は
外筒の周方向に回動させるとアンロック状態となるロッ
ク装置を前記外筒と傘支持部材との間に介装し、前記過
支持部材を此の傘支持部材と外筒との間に介装した付勢
手段で、前記傘支持部材を押圧変位させることにより傘
出入口側に付勢したので、外観が損われることがなく、
衣服が濡れたり汚れたりすることを確実に防止でき、し
かも、長さの調整をすることなく簡易に雨傘の収納・取
り出しができる。

【図面の簡単な説明】第１図はこの発明に係る乗物用雨傘収納装置の第１実施
例を示す断面図、第２図は第１図の雨傘を収納した状態
を示す説明図、第３図は第９図のｎｔ−■■、腺に沿う
断面図、第４図は第１図の部分拡大図、第５図は第１図
のラチェツト歯の部分の拡大斜視図。第６図は第３図のガイド突起の部分の拡大図、第７図は
第１図の筒状容器の斜視図、第８図は第３図の■−■線
に沿う断面図、第９図は第１図〜第８図に示した乗物用
雨傘収納装置を備える自動車の斜視図。第１０図はこの発明に係る乗物用雨傘収納装置の第２実
施例を示す断面図、第１１図は第１０図のスリット部の
斜視図、第１２図はこの発明に係る乗物用雨傘収納装置
の第２実施例を示す断面図、第１３図は従来のドアポケ
ットを備えるドアの斜視図、第１４図は第】３図のｘｍ
−ｘｍ線に沿う断面図である。９・・・乗物用雨傘収納装置。１０・・・外筒、１１・・・傘出入口、２３・・・筒状容器（傘支持部材）、２６・・・ラチェット機構（ロック装置）、３７・・・
復帰バネ（付勢手段）３８・・・雨傘、

Claims

【特許請求の範囲】

一端に傘出入口が設けられた外筒の他端部側に傘支持部
材を所定範囲内で進退する様に配設し、前記傘支持部材
を外筒の他端側に押圧変位させるとロックし且つ傘支持
部材を更に押圧又は外筒の周方向に回動させるとアンロ
ック状態となるロック装置を前記外筒と傘支持部材との
間に介装し、前記傘支持部材を此の傘支持部材と外筒と
の間に介装した付勢手段で、前記傘支持部材を押圧変位
させることにより傘出入口側に付勢したことを特徴とす
る乗物用雨傘収納装置。