JPS62161410A - 圧延機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、圧延板の形状制御を容易に行い得るようにし
た圧延機に関するものである。

［従来の技術］ 従来、圧延機では圧延板に耳延びや中延びが生じたりエ
ツジドロップが生じたりすることがないよう圧延板の形
状制御が種々行われている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来の圧延機では、例えばワークロール
を小径化すると水平剛性が低下して曲り易くなるため、
圧延板に掛かる張力の影響によってロールが水平方向へ
曲り、これによって上下ワークロール間のギャップか微
妙に変化し、圧延板断面形状悪化の原因となっている。

又４段圧延機の場合は、ワークロールはバックアップロ
ールに直接接触しているため、垂直方向のインクリーズ
ロールベンディング制御をやりにくい。

本発明は上述の実情に鑑み、圧延板の形状制御を容易に
行い１ｑるようにすることを目的としてなしたものであ
る。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上下一対の作業ロールと上下一対のバックア
ップロールのうち少くとも何れか一方のワークロールと
バックアップロールとの間に、ワークロール回転中心に
対して圧延板進行方向の前方及び後方にオフセットされ
た２本の中間ロールを介在せしめると共に、該中間ロー
ルの圧延板進行方向と平行な方向の水平位置を制御する
水平位置制御装置、中間ロールの両端軸部に水平ロール
ベンディングを与える水平ロールベンディング装置、中
間ロール長手方向に対して複数に分割された分割ロール
により中間ロールに水平ロールベンディングを与える水
平ロールベンディング装置、ワークロールに垂直ロール
ベンディングを与える垂直ロールベンディング装置、上
下のワークロールを長手方向へ互に逆方向へ移動させる
ロールシフト装置のうち少くとも何れかひとつの装置を
備えた構成を備えている。

［作　　用］ 中間ロールが、水平位置制御装置によって圧延板進行方
向に対して平行な方向の位置を制御され、或いは軸端部
に水平ロールベンディングを与える水平ロールベンディ
ング装置により水平ロールベンディングを与えられ、又
は分割ロールを備えた水平ロールベンディング装置によ
り水平ロールベンディングを与えられ、若しくはワーク
ロールは垂直ロールベンディング装置によって垂直ロー
ルベンディングを与えられ、或いはワークロールを長手
方向ヘシフトする、という各種制御のうち少くともひと
つの制御が行われつつ圧延が行われる。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図は本発明の一実施例で、上下一対の小径のワーク
ロール１，２とバックアップロール３゜４との間には、
ワークロール１，２やバックアップロール３，４と平行
に上下夫々２本ずつの中間ロール５，６が配設され、圧
延荷重をバックアップロール３，４から中間ロール５．
６を介してワークロール１，２へ伝え１ｑるようになっ
ており、各中間ロール５，６を支持する軸箱には、中間
ロール５，６の圧延板１６進行方向と平行な方向の位置
を制御するための水平位置制御装置７，８或いは中間ロ
ール５．６ＮＩｉ部に水平ロールベンディングを付与す
る水平ロールベンディング装置７’、８’か取付けられ
ている。

中間ロール５，６の前後には、中間ロール５，６と平行
で且つ長手方向へ複数に分割された分割ロール９，１０
が回転自在に配設され、該分割ロール９，１０には、夫
々該ロール９，１０が単独で圧延板１６進行方向と平行
な方向へ移動し得るよう流体圧シリンダ１１．１２か接
続され、流体圧シリンダ１１、１２を作動させて分割ロ
ール９，１０により中間ロール５，６に水平ロールベン
ディングを付与し得るようになっており、分割ロール９
，１０、流体圧シリンダ１１．１２等によって水平ロー
ルベンディング装置１３．１４が形成されている。

ワークロール１，２を支持する軸箱部には、該ワークロ
ール１，２に垂直ロールベンディングを付与する垂直ロ
ールベンディング装置１５が配設されており、又ワーク
ロール１．？は図示してないロールシフ１〜装置によっ
て長手方向ヘシフトし得るようになっている。

上記圧延機では、水平位置制御装置７．８或いは水平ロ
ールベンディング装置Ｌ８１　、分割ロール９，１０に
よる水平ロールベンディング装置１３゜１４、垂直ロー
ルベンディング装置１５、ロールシフｌ−装置のうち少
くとも１つの装置を装備すれば良く、その組み合わせは
任意でおり、勿論、全ての装置を装備しても良い。

次に上記圧延機による圧延板１６の形状制御について説
明する。

中間ロール５，６の水平位置制御を行う場合には、水平
位置制御装置７，８により中間ロール５゜６を圧延板１
６進行方向と平行な方向へ移動させる。中間ロール５，
６の水平位置制御としては、例えば、第２図のように中
間ロール５，６を平行に移動させ、中間ロール５，５．
６．６間のギャップＧを左右で等しくなるよう調整した
り、第３図のように中間ロール５，５．６．６のギャッ
プＧが左右で異なるように調整したり、第４図のように
上部の中間ロール５と下部の中間ロール６が平面的に見
てクロスするよう調整したりできる。

第２図に示す水平位置制御では、ワークロール１，２の
ギャップも左右で略等しくなるよう制御され、第３図に
示す水平位置制御ではワークロール１，２間のギャップ
は左右で異なるよう制御され、第４図に示す水平位置制
御ではワークロール１，２が平面的に児てクロスするよ
う制御される。

中間ロール５，６の水平ロールベンディング制御を水平
ロールベンディング装置７’、８’により行う場合には
、第４図に示すように水平ロールベンディング装置７’
、８’　によりワークロール５゜６に水平ロールベンデ
ィングを与える。第５図のように中間ロール５．６の長
手方向中央部か互に近接し両端か離れる方向へ水平ロー
ルベンディングを与えると、ワークロール１，２間のキ
ャップはワークロール１，２長手方向中央部のギャップ
が小さく両端部のギャップか大きくなるよう制御される
。

中間ロール５，６の水平ロールベンディング制御を水平
ロールベンディング装置１３．１４の分割ロール９．１
０により行う場合には、例えば第６図に示すように中間
ロール５，６の長手方向中央部及び両端部が互に離反し
長手方向中央部と両端部との間が互に近接するよう水平
ロールベンディングを与えると、ワークロール１．２間
のギャップは中央部及び両端部が大きくその中間部は小
ざくなるよう制御される。

垂直ロールベンディング装置１５によりワークロール１
，２の制御を行う場合には、垂直ロールベンディング装
置１５を作動させてワークロール１．２にインクリーズ
ロールベンディング若しくはデクリーズロールベンディ
ングを与えることによりワークロール１，２間のギャッ
プを制御する。

ロールシフト装置により制御を行う場合は、ワークロー
ル１．２を長手方向へ互に反対方向へ移動させ、ワーク
ロール１の一端部を圧延板１６の一方の幅端部近傍に位
置させ、ワークロール２のワークロール１とは反対側の
一端部を圧延機１６の他方の幅端部近傍に位置させ圧延
を行う。

上述の圧延機では、ワークロール１．２は前後から中間
ロール５，６によって押えているため、その水平剛性が
大きくなり、又ワークロール１゜２の中心を通る垂線上
に中間ロール５．６の中心がないためワークロール１，
２の垂直剛性が下り、ワークロールのロールベンディン
グ制御が容易となり、更に上述の制御を何れかひとつ或
いは適宜組み合わせて行うことにより複雑な形状制御が
可能となる。

第７図は本発明の他の実施例で、本実施例では、小径の
ワークロール１側では第１図の場合と同様中間ロール５
、水平位置制御装置７或いは水平ロールベンディング装
置７′、水平ロールベンディング装＠１３等を設けてい
るが、ワークロール２側ではワークロール２を大径ロー
ルとし、中間ロール及び中間ロールまわりに装備する装
置を省略している。斯かる溝成とすることによってもワ
ークロール１側では、第１図の場合と同様の制御を行う
ことができる。

なお、本発明の実施例では、中間ロール及び中間ロール
を制御する装置を上下ワークロールの両方或いは上ワー
クロール側に設ける場合について説明したが、下ワーク
ロール側にのみ設けても実施し１ｑること、その伯、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
と、等は勿論である。

［発明の効果］ 本発明の圧延機によれば、上下一対のワークロールと上
下一対のバックアップロールのうち少くとも何れか一方
のワークロールとハツクアツブロールとの間に、ワーク
ロールに対してオフセットされた２本の中間ロールを備
え、且つ該中間ロールの水平位置を制御する水平位置制
御装置、中間ロールの両端軸部に水平ロールベンディン
グを与える水平ロールベンディング装置、中間ロール長
手方向に対して複数に分割された分割ロールにより中間
ロールに水平ロールベンディングを与える水平ロールベ
ンディング装置、ワークロールに垂直ロールベンディン
グを与える垂直ロールベンディング装置、上下のワーク
ロールを長手方向へ互に逆方向へ移動させるロールシフ
ト装置のうち少くとも何れかひとつの装置を備えている
ため、ワークロールは水平剛性が大きく垂直剛性が下り
、種々の形状制御を容易に行うことができる結果、圧延
板表裏面に耳延びや中延びが生じたり或いは圧延板幅端
部にエツジドロップが生じることを防止でき、断面形状
を正確な矩形状に圧延することができて良好な品質の製
品を得ることができる、等種々の優れた効果を奏し得る
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の圧延機の一実施例の説明図、第２図〜
第６図は第１図の圧延機での中間ロールを制御する場合
の説明図、第７図は本発明の圧延機の他の実施例の説明
図である。 図中１，２はワークロール、５，６は中間ロール、７．
８は水平位置制御装置、７’、８’　は水平ロールベン
ディング装置、９，１０は分割ロール、１３．１４は水
平ロールベンディング装置、１５は垂直ロールベンディ
ング装置を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）上下一対の作業ロールと上下一対のバックアップロ
   ールのうち少くとも何れか一方のワークロールとバック
   アップロールとの間に、ワークロール回転中心に対して
   圧延板進行方向の前方及び後方にオフセットされた２本
   の中間ロールを介在せしめると共に、該中間ロールの圧
   延板進行方向と平行な方向の水平位置を制御する水平位
   置制御装置、中間ロールの両端軸部に水平ロールベンデ
   ィングを与える水平ロールベンディング装置、中間ロー
   ル長手方向に対して複数に分割された分割ロールにより
   中間ロールに水平ロールベンディングを与える水平ロー
   ルベンディング装置、ワークロールに垂直ロールベンデ
   ィングを与える垂直ロールベンディング装置、上下のワ
   ークロールを長手方向へ互に逆方向へ移動させるロール
   シフト装置のうち少くとも何れかひとつの装置を備えた
   ことを特徴とする圧延機。