JPS6214985A - リンの除去方法 - Google Patents
リンの除去方法Info
- Publication number
- JPS6214985A JPS6214985A JP15420285A JP15420285A JPS6214985A JP S6214985 A JPS6214985 A JP S6214985A JP 15420285 A JP15420285 A JP 15420285A JP 15420285 A JP15420285 A JP 15420285A JP S6214985 A JPS6214985 A JP S6214985A
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- sewage
- slag
- phosphorus
- coal
- adsorbent
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- Pending
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は水中のリンの除去方法、詳しくは吸着処理法に
よる脱リン処理方法に関する。
よる脱リン処理方法に関する。
海水圏および淡水圏において、水を富栄養化する成分で
あるリンの除去は、環境保全対策上、きわめて重要な問
題である。脱リン処理法は大別して（１）凝集沈殿法と
（２）吸着処理法とにわけられる。凝集沈殿処理法には
硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、消石灰、塩
化第二鉄等を用いる方法があるが、いずれの方法も凝集
剤を多量に必要とし、結果として大量のスラッジが発生
するため、処理コストとスラッジ処理対策からみて実用
上器しい問題がある。これに対し、吸着処理法は脱リン
処理法の本命と考えられるが、吸着剤の開発が遅れてい
るため、はとんど実用化されていないのが現状である。
あるリンの除去は、環境保全対策上、きわめて重要な問
題である。脱リン処理法は大別して（１）凝集沈殿法と
（２）吸着処理法とにわけられる。凝集沈殿処理法には
硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、消石灰、塩
化第二鉄等を用いる方法があるが、いずれの方法も凝集
剤を多量に必要とし、結果として大量のスラッジが発生
するため、処理コストとスラッジ処理対策からみて実用
上器しい問題がある。これに対し、吸着処理法は脱リン
処理法の本命と考えられるが、吸着剤の開発が遅れてい
るため、はとんど実用化されていないのが現状である。
すなわち、従来公知のリン吸着剤としてはジルコニウム
酸化物、チタン酸化物、活性炭、活性アルミナ、カオリ
ン、イライト等の粘土鉱物、火山礫、フライアッシュ等
がある。これらの中で比較的リンの吸着性能が良いもの
は活性アルミナ、ケイ酸塩系のイライト、ある種の火山
礫等であるが、低濃度リンに対する吸着速度が小さく、
実用上問題が多かった。
酸化物、チタン酸化物、活性炭、活性アルミナ、カオリ
ン、イライト等の粘土鉱物、火山礫、フライアッシュ等
がある。これらの中で比較的リンの吸着性能が良いもの
は活性アルミナ、ケイ酸塩系のイライト、ある種の火山
礫等であるが、低濃度リンに対する吸着速度が小さく、
実用上問題が多かった。
本発明の目的は高性能で、かつ低コストのリンの除去方
法を提供することにある。
法を提供することにある。
本発明者等は排水中のリンの大部分を占めるすン酸イオ
ンに対する選択性が高く、かつ安価で、工業的に有用な
吸着剤について種々検討した結果、石炭ガス化プラント
から出るスラグまたは、その粉砕品が有効であり、かつ
ｐＨ５以下の酸性側で脱リンの効果が顕著に大きいこと
を発見して本発明を完成した。
ンに対する選択性が高く、かつ安価で、工業的に有用な
吸着剤について種々検討した結果、石炭ガス化プラント
から出るスラグまたは、その粉砕品が有効であり、かつ
ｐＨ５以下の酸性側で脱リンの効果が顕著に大きいこと
を発見して本発明を完成した。
すなわち、本発明は処理すべきリンを含有する水、とり
わけ下水または下水の１〜２次処理水〔以後下水等と略
称する。〕のｐＨを５以下、特に好ましくは３ないし４
に調整したのち、石炭ガス′化スラグと接触させて、含
有リン分を吸着せしめることによるリンの除去方法であ
る。
わけ下水または下水の１〜２次処理水〔以後下水等と略
称する。〕のｐＨを５以下、特に好ましくは３ないし４
に調整したのち、石炭ガス′化スラグと接触させて、含
有リン分を吸着せしめることによるリンの除去方法であ
る。
本発明で使用する石炭ガス化スラグとは近年開発された
石炭のガス化プロセス、即ち高温、加圧下の炉内で微粉
炭を液状にしたものに水蒸気と酸素とを吹きつけて水素
と一酸化炭素とを作るプロセスで生成するスラグまたは
その微粉砕品〔以後石炭ガス化スラグと略称する〕であ
る。石炭ガス化スラグは粉状のまま、または粒状に成形
したものが用いられる。
石炭のガス化プロセス、即ち高温、加圧下の炉内で微粉
炭を液状にしたものに水蒸気と酸素とを吹きつけて水素
と一酸化炭素とを作るプロセスで生成するスラグまたは
その微粉砕品〔以後石炭ガス化スラグと略称する〕であ
る。石炭ガス化スラグは粉状のまま、または粒状に成形
したものが用いられる。
本発明が対象とする下水とは一般的な都市下水のほか、
産業排水等の総称で、下水の１〜２次処理水とは下水を
１次処理（予備処理、沈殿処理等）ないし２次処理（生
物化学的、物理化学的処理等）したものを指す。以上を
下水等と総称する。
産業排水等の総称で、下水の１〜２次処理水とは下水を
１次処理（予備処理、沈殿処理等）ないし２次処理（生
物化学的、物理化学的処理等）したものを指す。以上を
下水等と総称する。
本発明においてはｐＨを５以下に調整するが、ｐＨの調
節には一般的な酸またはアルカリが用いられる。特にｐ
Ｈを下げる目的には、豊富に存在する工場の廃酸な利用
できるので、有利である。
節には一般的な酸またはアルカリが用いられる。特にｐ
Ｈを下げる目的には、豊富に存在する工場の廃酸な利用
できるので、有利である。
本発明の処理条件としてはｐＨ以外に特に臨界的な条件
はないが、処理条件のめやすとしては被処理水中のリン
（Ｐ０４換算）に対し重量比で２倍ないし数１０倍程度
のスラグを使用するのが好ましい。温度は特に加熱ない
し冷却は必要でなく常＠（２０〜４０℃程度）で、３０
分〜２０時間、好ましくは２時間〜１０開俵程度地理す
れば充分である。
はないが、処理条件のめやすとしては被処理水中のリン
（Ｐ０４換算）に対し重量比で２倍ないし数１０倍程度
のスラグを使用するのが好ましい。温度は特に加熱ない
し冷却は必要でなく常＠（２０〜４０℃程度）で、３０
分〜２０時間、好ましくは２時間〜１０開俵程度地理す
れば充分である。
下水等と吸着剤との反応方式としては槽式、格式（固定
床または移動床）または管式の一般的な方式によること
ができる。
床または移動床）または管式の一般的な方式によること
ができる。
リンを吸着した石炭ガス化スラグはアルカリ処理等の方
法で再生することができるが、スラグが安価なため、通
常は再生することなく、廃棄処分にするか、土壌改良剤
等に有効利用することができる。
法で再生することができるが、スラグが安価なため、通
常は再生することなく、廃棄処分にするか、土壌改良剤
等に有効利用することができる。
るが、発生源により性能に大差がある。これに対めで安
定しており、安価で、リン吸着後のスラッジは土壌改良
剤としても利用可能でリン吸着剤としてすぐれたもので
ある。
定しており、安価で、リン吸着後のスラッジは土壌改良
剤としても利用可能でリン吸着剤としてすぐれたもので
ある。
本発明の方法によれば、経済的に、効率よく、下水等の
リンを除去することができるので、その効果は顕著であ
る。
リンを除去することができるので、その効果は顕著であ
る。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例１
ｌ１００ｐｐのＰＯニーを含有するリン酸第−カリウム
およびリン酸第二カリウムの混合水溶液（ｐＨ７，０）
５０−を容器にとり、吸着剤として石炭ガス化スラグの
微粉砕品０．５ｇを加えた。
およびリン酸第二カリウムの混合水溶液（ｐＨ７，０）
５０−を容器にとり、吸着剤として石炭ガス化スラグの
微粉砕品０．５ｇを加えた。
なお、供試した石炭ガス化スラグの粒度は３２５メツシ
ュ通過品で、組成分析値は次の通りである（数字は重量
％） Ｓ １０２４０．１４、ＡｌｔＯｓ ２５．７９
、ＣａＯ１６，７３、Ｍ２Ｏ３，１２、Ｔｉｅ２１．２
５、Ｆ ｅ２０３ ７．２１、Ｎａ２Ｏ１，７８、Ｋ２
Ｏ０，４０、Ｃｒ２ｏ３０．０２３これに０．１ないし
ＩＮの硫酸またはカセイソーダを加えてｐＨを調節した
のち吸着剤を日別し、口液のｐＨおよびＰＯニーの測定
を行った。ｐｏニー初期濃度は８５．３ｐｐｍｏ 口
液を０．ＩＮ硫酸またはカセイソーダでｐＨ７，０付近
に中和したのち、ｐｏニーを定量した。ＰＯニーの分析
はリンモリブデン酸吸光光度法（ＪＩＳ ＫＯ１０２）
によった。測定結果は表１の通りで、ｐＨ５，０以下の
酸性側でＰＯニーの吸着が顕著であることがわかった。
ュ通過品で、組成分析値は次の通りである（数字は重量
％） Ｓ １０２４０．１４、ＡｌｔＯｓ ２５．７９
、ＣａＯ１６，７３、Ｍ２Ｏ３，１２、Ｔｉｅ２１．２
５、Ｆ ｅ２０３ ７．２１、Ｎａ２Ｏ１，７８、Ｋ２
Ｏ０，４０、Ｃｒ２ｏ３０．０２３これに０．１ないし
ＩＮの硫酸またはカセイソーダを加えてｐＨを調節した
のち吸着剤を日別し、口液のｐＨおよびＰＯニーの測定
を行った。ｐｏニー初期濃度は８５．３ｐｐｍｏ 口
液を０．ＩＮ硫酸またはカセイソーダでｐＨ７，０付近
に中和したのち、ｐｏニーを定量した。ＰＯニーの分析
はリンモリブデン酸吸光光度法（ＪＩＳ ＫＯ１０２）
によった。測定結果は表１の通りで、ｐＨ５，０以下の
酸性側でＰＯニーの吸着が顕著であることがわかった。
表 １
比較例１
吸着剤として石炭ガス化スラグの代りに火力発電所のフ
ライアッシュを用いたほかは実施例１に準じて行った結
果は表２の通りでｐＨを変えてもＰＯニーの吸着率は低
かった。なおＰＯＦ初期濃度は８６．２ ｐｐｍであっ
た。
ライアッシュを用いたほかは実施例１に準じて行った結
果は表２の通りでｐＨを変えてもＰＯニーの吸着率は低
かった。なおＰＯＦ初期濃度は８６．２ ｐｐｍであっ
た。
表 ２
実施例２
下水２次処理水（ＰＯニー濃度３．８ｐｐｍ）を攪拌機
付角型反応槽（プロペラ羽根２股付、実容量的０．５
、（）に入れ、実施例１と同じ吸着剤石炭ガス化スラグ
５００ｍｙ／ｌを加え、ｐＨを３．５付近に調整したの
ち１時間攪拌した。吸着剤を日別し、白液のＰＯニーを
分析した結果はｏ、ｓｐｐｍに減少していた。
付角型反応槽（プロペラ羽根２股付、実容量的０．５
、（）に入れ、実施例１と同じ吸着剤石炭ガス化スラグ
５００ｍｙ／ｌを加え、ｐＨを３．５付近に調整したの
ち１時間攪拌した。吸着剤を日別し、白液のＰＯニーを
分析した結果はｏ、ｓｐｐｍに減少していた。
Claims (1)
- 吸着処理法による水中のリンの除去方法において、吸着
剤として、石炭ガス化プラントから出るスラグまたはそ
の粉砕品を用い、ｐＨ５以下の酸性域で吸着処理を行う
ことを特徴とするリンの除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15420285A JPS6214985A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | リンの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15420285A JPS6214985A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | リンの除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6214985A true JPS6214985A (ja) | 1987-01-23 |
Family
ID=15579071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15420285A Pending JPS6214985A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | リンの除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6214985A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6418490A (en) * | 1987-07-11 | 1989-01-23 | Yoshiya Yoshino | Method for removing eutrophied salts from water using water-granulated slag and zeolite |
| JPH03183A (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 石炭灰を利用したｃｏｄ除去方法 |
| CN110407352A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-11-05 | 湖南省林业科学院 | 一种生物质热解水溶液产物处理方法 |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP15420285A patent/JPS6214985A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6418490A (en) * | 1987-07-11 | 1989-01-23 | Yoshiya Yoshino | Method for removing eutrophied salts from water using water-granulated slag and zeolite |
| JPH03183A (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 石炭灰を利用したｃｏｄ除去方法 |
| CN110407352A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-11-05 | 湖南省林业科学院 | 一种生物质热解水溶液产物处理方法 |
| CN110407352B (zh) * | 2019-04-24 | 2021-09-21 | 湖南省林业科学院 | 一种生物质热解水溶液产物处理方法 |
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