JPS62146890A - 四方向エレベ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、立体駐車場、物品格納庫等に最適な周囲四方
向から利用できるエレベータに関する。

「従来の技術」 限られた空間に数多くの自動車を格納する駐車施設とし
て、機械装置を用いた立体駐車場がある。

そして、この種の立体駐車場には、大別して、垂直循環
方式、多層循環方式、エレベータ方式、エレベータスラ
イド方式、その他水平循環方式、平面往復方式、二段方
式等がある。

「発明が解決しようとする問題点」 しかし、これらの立体駐車場は、 ・膨大な設備費を要する。

・収容台数が少ない。

・収容効率が未だ低い。

・自動車の出し入れに時間が係る。

・消費電力が太き（、経費が高い。

・保守が容易で々い。

・山留が困難なことから地下への設置ができない。

等々の欠点がある。

本発明は、これらの欠点を一掃しようとするものであり
、また、立体駐車場だけでなく、物品格納庫等にも有効
に利用できるようにしようとするものである。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、かごの昇降を案内するガイドレールを昇降路
のコーナー部分に設けて、かごの周囲四面を全て開放し
、該かごとワイヤロープで連なるカウンタウェイトの昇
降路を、格納床を越えた外の位置に設けたものである。

「作用」 如上の構成であるから、かごは、周囲四面のいずれかの
方向からも利用でき、したがって、例えば建物の中央部
に設置することによって、各階の格納床においてかごと
の間に四方からの迅速な受は渡しが可能となり、各階の
格納床に無駄な空間を残すことなく全面的に有効な格納
が可能となり、エレベータが占る空間の割合を最小限に
することが可能となる。

「実施例」 （その１） 第１図乃至第７図は、第１の実施例を示す。

図示のものは、地下立体駐車場であり、第１図において
、１は、地下構築物、２は、該地下構築物の中央に設置
したエレベータ、３は、該エレベータに通じる地上の路
面である。

地下構築物１は、鉄骨鉄筋コンクリート造等から成り、
他層の格納床１１・・・を備えている。そして、各階の
格納床の中央部に方形孔１２・・・を穿設して、エレベ
ータのかご用昇降路２１を貫通させている。また、周壁
１３の外側、つまり、各階の格納床の外の位置に、縦方
向に空胴１４を形成して、これをエレベータのカウンタ
ウェイト用昇降路２２としている。

エレベータ２は、上記かご用昇降路２１の四隅にそれぞ
れガイドレール２３・・・を設け、そのかご用昇降路２
１内に、各階の格納床１１・・・に適合するかご２４を
昇降自在に内装し、該かごの四隅をそれぞれガイドレー
ル２３・・・に係合させ、周囲四面にいずれも出入口を
設けて四面全てを開放している。また、上記カウンタウ
ェイト用昇降２＆２２内に、カウンタウェイト２５を昇
降自在に内装している。

かご用昇降路２１の上端には、駆動装置（図示せず）に
連なるドラム２７を、カウンタウェイト用昇降路２２の
上端には、定滑車２８を、また、かご２４の上面とカウ
ンタウェイト２５の上面にそれぞれ動滑車２９．２９を
設け、これらのドラム２７及び滑車２８，２９．２９に
ワイヤロープ２６をかけて、かご２４とカウンタウェイ
ト２５を連係し、ドラム２７の正・逆回転に伴いかご２
４とカウンタウェイト２５を相対的に昇降させるように
している。

而して、地下構築物１の上面は、地上に表出させて地上
の路面３に連ね、エレベータ２の上部、つまり、かご用
昇降路２１の上部は、地上に突出させて核部に路面３に
通じる出入口２０を設けている。

如上の構成であり、自動車の格納に当たっては、エレベ
ータ２の出入口２０付近の路面３上で自動車をパレット
４（第２図参照）に乗せ、運転者の下車後、その出入口
２０の前に待機させ、次いで、出入口２０に送り込み、
該出入口に位置するかご２４へ搬送する。このかご２４
は、ドラム２７の回転により予め選定された階の格納床
１１まで下降させ停止させる。そこで、所定の格納箇所
へと四方いずれか最短距離の方向に搬出し、その格納所
箇所へ納める。格納された自動車を路面３へ戻すときは
、以上の逆行程とする。

パレット４は、前後左右に任意に移動し得るものとする
。また、パレット４は、自走或いは自動車の動力を利用
して走行するものとしてもよいし、各所においてワイヤ
ーロープ、油圧シリンダ、リンク機構等により他動的に
移動されるようにしてもよい。後者の場合、各格納床１
１・・・及びかご２４にそれらの設備を設ける必要があ
る。

パレット４は、特定方向のみ移動するようにしても、或
いは、全く移動し得ないようにしてもよく、このような
場合は、第３図に示すように、格納床１１・・・を油圧
シリンダ等により移動させるか、又は、各格納床１１・
・・及びかご２４に適宜コンベヤ手段、ターンテーブル
手段等を講じればよい。

パレット４の移動及びかご２４の昇降は、コンピュータ
により自動制御するとよい。

各格納床１１・・・における自動車の収納状況について
説明すると、１基のエレベータ２では、第４図に示すよ
うに、エレベータ２の周りに無用な空間を残すことなく
８台の自動車を収納でき、２基のエレベータ２，２では
、第５図、第６図に示すように、１基の場合の２倍乃至
それ以上の収納となる。また、第７図に示すように、１
基のエレベータ２の周り２重に格納するものとすれば、
２４台の収納が可能となる。

周囲の土圧に対しては、第６図に示すように、周壁１３
を円形にする方が有利である。

（その２） 第８図乃至第１０図は、第２の実施例を示す。

図示のものは、地下立体駐車場であり、第８図において
、１は、地下構築物、２は、該地下構築物の中央に設置
したエレベータ、３は、該エレベータに通じる地上の路
面である。

地下構築物１は、鉄骨鉄筋コンクリート造等から成り、
多層の格納床１１・・・を備えている。そして、各階の
格納床の中央部に方形孔１２・・・を穿設して、エレベ
ータのかご用昇降路２１を貫通させている。また、周壁
１３の外側、つまり、各階の格納床の外の位置に、縦方
向に空洞１４を形成して、これをエレベータのカウンタ
ウェイト用昇降路２２としている。

エレベータ２は、上記かご用昇降路２１の四隅にそれぞ
れガイドレール２３・・・を設け、そのかご用昇降路２
１内に、各階の格納床１１・・・に適合する３つのかご
２４　ａ、　　２４　ｂ、　　２４　ｃを上・中・下に
各々昇降自在に内装して、各かごの四隅をそれぞれガイ
ドレール２３・・・に係合させ、それらのかごの周囲四
面にいずれも出入口を設けて四面全てを開放している。

また、上記カウンタウェイト用昇降路２２内に、各かご
に対応する３つのカウンタウェイト２５ａ、２５ｂ、２
５ｃを昇降自在に内装している。

第９図にも示すように、かご用昇降路２１の上端には、
３つのかご２４ａ、２４ｂ、２４ｃと３つのカウンタウ
ェイト２５　ａ、　　２５　ｂ、　　２５　ｃに対応さ
せて、各々駆動装置（図示せず）に連なる３つのドラム
２７　ａ、　　２７　ｂ、　　２７　ｃを、カウンタウ
ェイト用昇降路２２の上端には、３つの定滑車２８ａ、
２８ｂ、２８ｃを、また、下層のかご２４ａの上面に一
方の対角にて一対の動滑車２９ａ。

２９ａを、中層のかご２４ｂの上面に他方の対角にて一
対の動滑車２９ｂ、２９ｂを、上層のかご２４ｃの上面
に中央にて１つの動滑車２９Ｃを、そして、これらのか
ごに対応する各カウンタウェイトの上面にそれぞれ動滑
車２９ｄ、　２９ｅ＋　２９ｆを設けており、それらの
ドラムと滑車に各々ワイヤロープ２６ａ、２６ｂ、２６
ｃをかけて、各かごとカウンタウェイトとを連係し、下
層と中層とのかごのワイヤロープは、上方に位置するか
ごのコーナー部分に貫通させている。これにより、各ド
ラム　２７ａ、２７ｂ、２７ｃの正・逆回転に伴い各か
ご２４ａ、２４ｂ、２４ｃとこれに対応する各カウンタ
ウェイト２５ａ、２５ｂ、２５ｅを相対的に昇降させる
ようにしている。

而して、地上構築物１の上面は、地上に表出させ、エレ
ベータ２の上部、つまり、かご用昇降路２１の上部は、
地上に３階相当突出させて、各階に出入口２０　ａ、　
　２０　ｂ、　　２０　ｃを設け、また、地上に設けた
路面をエレベータ近傍で三方に分岐させて、これらを各
陰画入口２０ａ、　２０ｂ、　２０ｃに連ねている。な
お、出入口を１階のみとすることも可能である。

如上の構成であり、自動車の格納に当たっては、分岐直
前の路面３上で自動車をパレット４に乗セ、運転者の下
車後、順次下階出入口２０ａ、中陰出入口２０ｂ、上階
出入口２０ｃの前へと移動させてここに待機させ、それ
ぞれ出入口に送り込んでかご２４ａ、２４ｂ、２４ｃへ
搬入する。これらのかごは、ドラム２７ａ、２７ｂ、２
７　ｃの回転により予め選定された階の格納床１１・・
・まで下降させ停止させる。そこで、所定の格納箇所へ
と四方いずれか最短距離の方向に搬出し、その格納箇所
へ納める。格納された自動車を路面３へ戻すときは、以
上の逆行程をとる。

パレット４は、前後左右に任意に移動し得るものとする
。また、パレット４は、自走或いは自動車の動力を利用
して走行するものとしてもよいし、各所においてワイヤ
ーロープ、油圧シリンダ、リンク機構等により他動的に
移動されるようにしてもよい、後者の場合、各格納床１
１・・・及びかご２４ａ。

２４ｂ、２４Ｃにそれらの設備を設ける必要がある。

パレット４は、特定方向のみ移動するようにしても、或
いは、全く移動し得ないようにしてもよく、このような
場合は、前例の第３図に示すように、格納床１１・・・
を油圧シリンダ等により移動させるか、又は、各格納床
１１・・・及びかご２４ａ。

２４ｂ、２４ｃに適宜コンベヤ手段、ターンテーブル手
段等を講じればよい。

パレット４の移動及びかご２４ａ、　２４ｂ、　２４ｃ
の昇降は、コンピュータにより自動制御するとよい。

各格納床１１・・・における自動車の収納状況について
は、前例と同じであり、省略する。

次に、自動車の収納に関するタイミングチャートを示す
と、第１０図のようになる。図において、（イ）は、１
つのかごを用いた場合、（ロ）は、３つのかごを用いた
場合である。後者の場合、前者に比べて格段のスピード
アップが図れる。

なお、以上の実施例は、地下立体駐車場を対象としてい
るが、勿論、地上の立体駐車場としてもよい。また、同
様にして、物品格納庫等を構成す１す ることも可能である。

「発明の効果」 本発明によれば、かごの昇降を案内するガイドレールを
昇降路のコーナー部分に設けて、かごの周囲四面を全て
開放しているので、かごにおける格納物の搬入、搬出が
格納床の収納状況に対応して任意に選択でき、各階の格
納床に無駄な空間を残すことなく前面的に有効な格納が
でき、エレベータが占める空間の割合を最小限にでき、
また、カウンタウェイトの昇降路を、格納床を越えた外
の位置に設けているので、これが−切邪魔となることは
ない。

したがって、立体駐車場、物品格納庫等に最適で、格納
物の収納、搬出がきわめて迅速に行え、格納物の高密度
収納、多量収納が可能になり、収納効率を格段に向上さ
せることができ、設備費、経費を割安にでき、保守が容
易である。

更に、かごの昇降路を建物の中央部に設けることができ
るので、建物強度を力学的に強力なものにできて、建物
を地中に設けても強固に山留ができ、建造の際には格納
床を切梁に兼用できて仮設を不要とすることもできる。

勿論、同様にして地上建築物にも有効に通用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は、本発明の第１の実施例で、第１図
は、截断斜視図、第２図は、要部の構成要領説明図、第
３図は、要部の他の例を示す構成要領説明図、第４図乃
至第７図は、それぞれ配置要領平面図、第８図乃至第１
０図は、本発明の第２の実施例で、第８図は、截断斜視
図、第９図は、要部の構成要領説明図、第１０図は、タ
イミングチャートである。 １・・・地下構築物　　　２・・・エレベータ３・・・
地上の路面　　　４・・・パレット１１・・・格納床　
　　　２１・・・かご用昇降路２２・・・カウンタウェ
イト用昇降路 ２３・・・ガイドレール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. かごの昇降を案内するガイドレールを昇降路のコーナー
   部分に設けて、かごの周囲四面を全て開放し、該かごと
   ワイヤロープで連なるカウンタウェイトの昇降路を、格
   納床を越えた外の位置に設けたことを特徴とする四方向
   エレベータ。