JPS62142Y2 - - Google Patents

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JPS62142Y2
JPS62142Y2 JP409579U JP409579U JPS62142Y2 JP S62142 Y2 JPS62142 Y2 JP S62142Y2 JP 409579 U JP409579 U JP 409579U JP 409579 U JP409579 U JP 409579U JP S62142 Y2 JPS62142 Y2 JP S62142Y2
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voltage
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lid
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JP409579U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば変電所等の送電線側に使用する
SF6ガスギヤツプ装置に係り、特にケースと接地
する接地側電極の接地端子部を改良したSF6ガス
ギヤツプ装置に関する。
SF6ガスギヤツプ装置は無保守、無点検および
絶縁特性等の点ですぐれた特長をもつている。こ
のため、近年では空気絶縁開閉所に代つてSF6
ス絶縁開閉所が多く実用化されている。
ところで、従来の気中棒一棒ジヤツプ装置は第
1図に示すv−t特性図から明らかなように開閉
所機器を過電圧から保護できない問題がある。即
ち、第1図において1は気中棒一棒ジヤツプ装置
のv−t特性曲線であり、2はSF6ガスギヤツプ
装置のv−t特性曲線である。この気中棒一棒ギ
ヤツプ装置のv−t特性曲線1では、電圧傾斜が
激しいので時間の遅い領域で開閉所機器を保護し
ようとすれば、時間の早い領域で保護することが
できない。逆に、時間の早い領域で開閉所機器を
保護しようとすれば、時間の遅い領域で気中棒一
棒ギヤツプ装置の放電々圧が低くなりすぎて保護
ギヤツプの役目を果さなくなつてしまう。
そこで、かかる不都合を補う機器として避電器
がある。しかし、この避電器は、過電圧の保護ひ
いては要求性能を満足する点ですぐれているが、
価格的に高くなる欠点がある。従つて、以上の理
由から経済性にすぐれ、かつ平担なv−t特性曲
線2を有するSF6ガスギヤツプ装置の開発が行な
われ実用に供されつつある。
ところが、SF6ガスギヤツプ装置の開発中に次
の点が明らかにされた、SF6ガスギヤツプ装置の
放電時、そのギヤツプ装置の低圧側電極の接地端
子部が絶縁特性上問題となる点である。これにつ
いて種々研究した結果、SF6ガスギヤツプ装置の
放電時間が極めて短かく、放電時に極めて急峻な
電流が接地端子部に流れるため、極く短い時間で
ある低圧側電極の接地端子部に過電圧の発生する
ことが判明された。
次に、以上のようなSF6ガスギヤツプ装置を変
電所に適用した例について第2図ないし第4図を
参照して説明する。先ず、第2図において3は送
電線のサージインピーダンス、4はSF6ガス開閉
所のサージインピーダンスを示し、これらの送電
線およびSF6ガス開閉所間にしや断器5を介挿し
ている。6はSF6ガスギヤツプ装置を示し、これ
は高圧側電極6a、低圧側電極6bおよび低圧側
電極6bの接地端子部6cを備えている。6dは
ギヤツプ装置の金属ケース、7は金属ケース6d
の接地線、8は接地線7のサージインピーダンス
である。9はメツシユワイヤである。
而して、第2図のような構成を彩つた場合、送
電線側から雷サージが侵入すると、放電々圧設定
値に応じてSF6ガスギヤツプ装置6は放電を開始
する。この放電前後を電気的に表わすと、第3図
の等価回路に置き換えることができる。今、送電
線のサージインピーダンスZ1の送電線に落雷があ
り、VOなる電圧が侵入して電極6a,6b間の
第4図aのような放電々圧VOGが生じたとする
と、この放電々圧VOGは送電線のサージインピー
ダンスZ1と接地線8のサージインピーダンスZ2
分圧され、低圧側電極の接地端子部6cにZ/Z
OGなる電圧VOEを発生する。この電圧V1Eは接
地点で反射を繰返して第4図bに示すような波形
となる。例えばVOG=2000Kv、Z1=350Ω、Z2
20Ωとすれば、接地端子6cの電圧VIEは108Kv
となる。この電圧VIEは低圧側電極の接地端子部
6cの絶縁にとつて非常に高いものであつて、接
地端子6cの絶縁破壊或いは近接低圧制御ケーブ
ルへの誘導ノイズといつた障害を発生させる。
これを防ぐ手段として、接地端子部6cと金属
ケース6dとの間にコンデンサを挿入してサージ
電圧VIEを抑制することが考えられるが、コンデ
ンサ容量を小さくするとサージ抑制効果がなく、
反対にコンデンサ容量を大きくすればサージを押
えることができるが、コンデンサを通して流れる
急峻な電流によつて近接低圧制御ケーブルに誘導
導を引き起す不都合がある。
本考案は上記実情にかんがみてなされたもので
あつて、低圧側電極を支持する支持棒を固定支持
する導電体部と金属ケースの蓋体との間の絶縁体
部に同軸状に複数の非直線抵抗体を配置し、放電
時の急峻な電流を前記非直線抵抗体の特性により
金属ケースに流すようにし、これにより低圧側電
極の接地端子部のサージ保護と低圧制御ケーブル
への誘導ノイズの低減化を図るようにするSF6
スギヤツプ装置を提供するものである。
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。第5図はSF6ガスギヤツプ装置の低
圧側電極部分を示す縦断面図であつて、同図にお
いて11および12は高圧側電極および低圧側電
極を示し、これら両電極11,12でギヤツプ部
を形成している。この両電極11,12はSF6
スを充填してなる筒状の金属ケース13に収納さ
れ、前記低圧側電極12の支棒14は金属ケース
13の端部を閉塞する蓋体15の貫通孔15aを
所定隙間を有して挿通される。16は低圧側電極
12の支持棒14を支持固定し、かつ支持棒14
を通す蓋体貫通孔15aを気密に閉塞する接地端
子部である。
次に、第6図は第5図の接地端子部16を詳細
に示した図である。即ち、この接地端子部16
は、支持棒14を支持固定する導電体部161の
内側に、所望の肉厚を有し同軸状に複数の穴部1
62a,162b…を設けた絶縁体部163を配
置する。従つて、絶縁体部163は蓋体15と導
電体部161とで挾持された状態となる。そし
て、絶縁体部163の穴部162a,162b…
に金属酸化物を主体とした非直線抵抗体164
a,164b…を収納し、これをばね165a,
165b…および166a,166b…により支
持するとともに蓋体15と導電体部161に対し
て電気的に接続している。167,168はSF6
ガスギを密封するためのパツキングである。
而して、上記構成のSF6ガスギヤツプ装置は、
第7図のような電気的等価回路で表わすことがで
きる。即ち、第2図の接地線8のサージインピー
ダンスZ2に対し非直線抵抗体164a,164b
…が並列に接続された構成である。なお、この非
直線抵抗体164a,164b…は同時にキヤパ
シタンスをもつている。
この結果、本考案のSF6ガスギヤツプ装置は従
来のSF6ガスギヤツプ装置と比較し第8図に示す
ような動作上の差異を生ずる。第8図は雷電圧
VoによるSF6ガスギヤツプ装置の放電前後の電圧
を示しているが、従来のように非直線抵抗体16
4a,164b…のない場合、電極11,12間
に表われる放電々圧VOGは同図aの点線のように
減衰し、同様に低圧側電圧VIEの接地端子部16
に同図Bの点線のような電圧が発生する。
これに対し、非直線抵抗体164a,164b
…を設けた場合、電圧VOG,VIEは第8図a,b
の実線のような電圧波形となる。このことは、放
電開始時に放電々流の一部を非直線抵抗体164
a,164b…を用いて流したためであつて、こ
の電流Iは第8図cの実線のような波頭しゆん度
の緩慢な波形となる。接地線8のサージインピー
ダンスZ2にコンデンサのみ並設することが考えら
れるが、この場合は第8図cの点線のような電流
が流れる。
特に、第8図cのように電流波高値が小さくか
つ波頭しゆん度の緩慢な電流波形の得られる理由
は、非直線抵抗体164a,164b…が第9図
のような特性を持つていることをを起因する。つ
まり、非直線抵抗体164a,164b…は、第
9図aのようなV−I曲線の履歴特性が見られ、
従つて同図bのような急峻な電圧の印加に際し、
最初比較的抵抗値が高いために電流が流れず、そ
の後徐々に増加していく。ステツプ電圧を印加し
た場合でもなだらかに増加する電流しか流ない。
実際に、500Kv級SF6ガスギヤツプ装置につい
て実験を試みたところ、接地端子部16の電圧は
従来のSF6ガスギヤツプ装置の1/15以下であり、
さらに5000PFのココンデンサを付加した時の制
御ケーブルへの誘導電圧と非直線抵抗体164
a,164b…を付加したときの制御ケーブルの
誘導電圧の比は1/100以下であつた。この結果、
接地端子部16の絶縁は10号〜120号程度の構造
的要求性能を満たす絶縁で充分であり、しかも制
御ケーブルの誘導ノイズも全く問題とならなくな
る。また、実験結果から非直線抵抗体は1個では
効果が少なく、複数個の非直線抵抗体164a,
164b…を同軸状に分散した時に格段に効果を
発揮することが判明された。
以上詳記したように本考案によれば、低圧側電
極の接地端子部を、低圧側電極の支持棒を支持す
る導電体部の内側にv−i曲線の履歴特性を有す
る複数の非直線抵抗体を同軸状に分散配置して金
属ケースの端部を閉塞する蓋体と電気的に接続す
る構成としたので、接地線のサージインピーダン
スに非直線抵抗体が並列に入つた状態となつてギ
ヤツプ放電開始時のサージ電圧がが抑制され接地
端子部の絶縁破壊を回避できる。さらに非直線抵
抗体は放電開始時に比較的高抵抗を示して電流を
阻止し、徐々に電流増加をもたらすので急峻な電
流がケースに流れることがなく、近接する低圧制
御ケーブルへの誘導ノイズも問題にならない程小
さくなり、誘導ノイズの障害を除去できる。
さらにに、サージ電圧の抑制によつて絶縁の問
題を解決できるばかりでなく、経済的に安価であ
る特徴も維持でき、益々SF6ガスギヤツプ装置の
実用的価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気中棒ギヤツプ装置およびSF6
ガスギヤツプ装置のv−t特性図、第2図は変電
所の送電線側に適用した従来のSF6ガスギヤツプ
装置の構成図、第3図は従来のSF6ガスギヤツプ
装置の等価回路図、第4図a,bは雷サージの侵
入における発生電圧の波形図、第5図ないし第9
図a,bは本考案に係るSF6ガスギヤツプ装置の
一実施例を説明するためのものであつて、第5図
は低圧側電極部分を示す縦断面図、第6図は低圧
側電極の接地端子部を詳細に示す縦断面図、第7
図はSF6ガスギヤツプ装置の等価回路図、第8図
a〜cは非直線抵抗体の有る場合と無い場合の電
圧、電流の比較波形図、第9図a,bは非直線抵
抗体のi−v特性および電圧に対する電流の変化
状態を示す図である。 3……送電線のサージインピーダンス、8……
接地線のサージインピーダンス、11……高圧側
電極、12……低圧側電極、13……金属ケー
ス、15……金属ケースを構成する蓋体、16…
…接地端子部、161……導電体部、163……
絶縁体部、164a,164b……非直線抵抗
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧線路に接続される高圧側電極と、これと所
    定間隙を存して対向配置される低圧側電極とを
    SF6、ガスが封入されかつ接地された金属ケース
    内に収納してなる過電圧保護用SF6ガスギヤツプ
    装置において、前記金属ケースの端部を閉塞する
    蓋体の貫通孔に前記低圧側電極を支持する支持棒
    が挿通され、この支持棒を支持固定する導電体部
    を前記蓋体の貫通孔近くに配置し、前記導電体部
    と前記蓋体との間に、前記支持棒に対して複数の
    非直線抵抗体を同軸状に収納配置可能な収納部を
    有する絶縁体部を気密に設けるとともに、この絶
    縁体部の収納部に複数の非直線抵抗体を前記支持
    棒に対してそれぞれ同軸状に収納し、かつ前記導
    電体部および金属ケースの蓋体との間を電気的に
    接続したことを特徴とするSF6ガスギヤツプ装
    置。
JP409579U 1979-01-17 1979-01-17 Expired JPS62142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP409579U JPS62142Y2 (ja) 1979-01-17 1979-01-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP409579U JPS62142Y2 (ja) 1979-01-17 1979-01-17

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Publication Number Publication Date
JPS55104291U JPS55104291U (ja) 1980-07-21
JPS62142Y2 true JPS62142Y2 (ja) 1987-01-06

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JP409579U Expired JPS62142Y2 (ja) 1979-01-17 1979-01-17

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