JPS62141149A - テ−パ−ベルト及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、物の運搬や固定或いは装飾に使われるテーパ
ーベルト及びその製造方法に関するものである。

［従来の技術］ 従来、テーパーベルトの成形を行う場合、特にテーパー
ベルトの巾を変える場合には、織機を変えるか或いは織
り方を変えるか、多くは巾の違うテーパーベルトを金具
等でつなぐ事が行われていた。この為、なだらかに巾の
変わるものはなかったし、同素材によるものがほとんど
で、色彩的にも単純なものが多かった。

［発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、従来の織機で織れる、カラフルで、所定の巾
を持ち、更に所定の曲がりをも持った、継なぎ目のない
テーパーベルト及びその製造方法を提供するものである
。

［問題点を解決するための手段と作用］この問題を解決
する一手段として、例えば第１図に示すテーパーベルト
１は横系を所定の温度で熱収縮する繊維２で、縦糸は前
記温度では熱収縮しにくい繊維３で織ったもので、巾の
狭い部分４は所定の時間熱を加えることによって横系が
熱収縮して出来たものである。

第３図はテーパーベルト１の製造方法のフロー図であっ
て、 ステップＳ１は織機による通常のテーパーベルトの作成
、 ステップＳ２は加熱による所定部分の熱収縮。

ステップＳ３はチー・バーベルトが所定の熱収縮をした
かのチェックである。

［実施例］ 第１図は横系に熱収縮を行うポリプロピレン等の繊維を
使用した例である。

ポリプロピレン等のｔｏｏ”ｃ〜１４０′″Ｃの熱を加
えると熱収縮する繊維２を横糸に、アクリル等の前記温
度では熱収縮をおこさないｉａ維３を縦糸にして、通常
のテーパーベルト１を織る。

前記同じ巾のストレートなテーパーベルト１の収縮部４
に、前記１００＠Ｃ〜１４０°Ｃの熱を加えるとテーパ
ーベルト１は巾が収縮する。加熱の時間を調節すること
により任意の巾に収縮出来る。第１図の収縮部４の様に
加熱の時間を連続的に変化させると、太い巾から細い巾
へのスムーズな８行が達成出来る。

第２図は縦糸に熱収縮を行う繊維を使用した例である。

第２図中、下から上に加熱の時間を連続的に変化させる
と、テーパーベルト１には任意の曲がりを達成出来る。

尚、本例では横糸及び縦糸のみに熱収縮を行う繊維を使
用したが、組み合わせを種々変えると、変化のある装飾
用のテーパーベルトも作成出来る。又、横系及び縦糸の
みであっても加熱の時間や場所を組み合わせることで前
記同様の効果が得られる。

第３図はテーパーベルトの製造方向を示すフロー図であ
る。又、第４図、第５図はテーパーベルトへの加熱を行
う装置の例示図である。

まず、第３図ステップＳ１では熱収縮をする繊維と熱収
縮をしない繊維を、その用途に応じて、前記２種の繊維
を組み合わせて通常の織機によって間中のストレートの
テーパーベルトを織る。

ステップＳ２で前記ステップＳ１で作成されたテーパー
ベルトは第４図、第５図に示す加熱装置によって所定の
熱収縮を与えられる。

ステップＳ３では目標の収縮が出来たがどうかがチェッ
クされて、所定の収縮が行われていなければ更にステッ
プＳ２で加熱が行われる。

ステップＳ３で目標の収縮が達成するとテーパーベルト
の作成が終了する。

尚、第３図フローではテーパーベルトの一部の作成しか
示されていない。実際にはテーパーベルトは加熱装置を
８勤するし、又、織られたテーパーベルトが自動釣に加
熱装置を通ることも考えられる。

第４図はテーパーベルト加熱装置側口である。

ステップＳ１で織り終った、テーパーベルト４４の収縮
を行う部分が、テーパーベルト加熱装置４０の固定台４
２上に置かれる。

複数の加熱部４３を収納したカバー４１が下りて、テー
パーベルト４４に接合してテーパーベルト４４に熱を加
え、テーパーベルト４４を熱収縮させる。収縮量の調整
は、複数の加熱部４３のそれぞれの加熱時間を制御する
ことによって達成される。

第５図は他のテーパーベルト加熱装置側口である。

ステップＳ１で織り終ったテーパーベルト５４は、織り
終った部分から順に固定第５２上に送られる。テーパー
ベルト５４はローラ５５によって送られるが、前記ロー
ラ５５は回転数を調整出来るモータ５７によってベルト
５６で回転する。

テーパーベルト加熱装置５０の固定台５２上には、テー
パーベルト５４が通過できる所定の隙間を隔てて、加熱
部５３を収納した突起部５１があって、加熱部５３は常
に一定温度である。このテーパーベルト加熱装置５０に
よる収縮量の調整はモータ５７の回転数の制御によって
行われる。

テーパーベルト加熱装置５０は図示しない織機を連動し
ても良い。

以上の様に織機を選ばず、繊維の素材を種々変えること
でテーパーベルトの巾の変化や曲がりを作ることが出来
る。このことはテーパーベルトの模様も通常の織機で織
れるものであれば、作れることを意味する。

尚、本実施例では、熱収縮率の異なる素材について述べ
たが、熱膨張率や他の熱変化率の異なる素材でもよい。

［発明の効果］ 本発明によれば、カラフルで所定の巾を持ち、更に所定
の曲がりをも持った、継なぎ目のないテーパーベルト及
びその製造方法を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は横系に熱収縮をする繊維を使用したテーパーベ
ルト図、 第２図は縦糸に熱収縮をする繊維を使用したテーパーベ
ルト図、 第３図はテーパーベルト作成フロー図、第４図、第５図
はテーパーベルト加熱装置側口である。 図中、１・・・テーパーベルト、２・・・熱収縮をする
織１．（■、３・・・熱収縮しない繊維である。

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱変化率の異なる少なくとも２つの素材で方向を
   変えて織られたベルトで、所定の加熱処理を施されたこ
   とによつて、１つの方向に所定の変化をしていることを
   特徴とするテーパーベルト。
2. （２）熱変化の量は、加熱の時間に対応していることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテーパーベルト
   。
3. （３）素材の１つは、ポリプロピレンであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のテーパーベルト。
4. （４）素材の１つは、ナイロンであることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のテーパーベルト。
5. （５）素材の１つは、アクリル繊維であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のテーパーベルト。
6. （６）所定の温度で熱変化する素材が横糸に使用されて
   いることにより、巾に変化を持つていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のテーパーベルト。
7. （７）所定の温度で熱変化する素材が縦糸に使用されて
   いることにより、曲がつていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載のテーパーベルト。
8. （８）熱変化率の異なる少なくとも２つの素材を使つて
   、前記素材の方向を変えてベルトを織り、該ベルトに所
   定の加熱処理を施すことによつて、１つの方向に所定の
   変化を与えることを特徴とするテーパーベルトの製造方
   法。
9. （９）熱変化の量は、加熱の時間に対応することを特徴
   とする特許請求の範囲第８項記載のテーパーベルトの製
   造方法。
10. （１０）加熱の時間は、ベルトの位置に対応することを
    特徴とする特許請求の範囲第９項記載のテーパーベルト
    の製造方法。
11. （１１）加熱の時間は、ベルトの移動速度に対応するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第９項記載のテーパーベ
    ルトの製造方法。
12. （１２）加熱の温度は、１００℃から１４０°Ｃの間で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第８項乃至第１１
    項記載のテーパーベルトの製造方法。。
13. （１３）素材の１つは、ポリプロピレンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第８項記載のテーパーベルトの
    製造方法。
14. （１４）素材の１つは、ナイロンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第８項記載のテーパーベルトの製造方
    法。
15. （１５）素材の１つは、アクリル繊維であることを特徴
    とする特許請求の範囲第８項記載のテーパーベルトの製
    造方法。
16. （１６）所定の温度で熱変化する素材を横糸に使用する
    ことにより、ベルトの巾に変化を持たせることを特徴と
    する特許請求の範囲第８項記載のテーパーベルトの製造
    方法。
17. （１７）所定の温度で熱変化する素材を縦糸に使用する
    ことにより、ベルトを曲げることを特徴とする特許請求
    の範囲第８項記載のテーパーベルトの製造方法。
18. （１８）熱変化率の異なる少なくとも２つの素材で方向
    を変えて織られたことを特徴とするテーパーベルト。
19. （１９）素材の１つは、ポリプロピレンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第１８項記載のテーパーベルト
    の製造方法。
20. （２０）素材の１つは、ナイロンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第１８項記載のテーパーベルトの製造
    方法。
21. （２１）素材の１つは、アクリル繊維であることを特徴
    とする特許請求の範囲第１８項記載のテーパーベルトの
    製造方法。